治療により低下していたPSAが再び上昇(PSA再発)したり、リンパ節または他臓器に転移や新病変がみられたとき(臨床的再発)をいいます。再発を確認する検査としては現在、PSA値の推移を確認していくことが一般的です。手術のあとも内分泌療法を継続しているなど、併用療法のない場合には、PSA値の上昇は再発の最初の兆候として現れます。このような条件ではPSA値の上昇がなれば、特殊な前立腺がんを除いて、それ以上の画像検査や触診は不要とされています。
PSA値に関しては時に誤差がでることがあり、手術療法のみを受けたあとでは一般的にPSA値が0.2ng/mlを超えると再発の疑いがあると考えられています。逆に言えば、それ以下の微細な値の変化についてはあまり気にしすぎるのは好ましいこととは思われません。また放射線治療のみを受けたあとでは1.0ng/mlを超えると再発の疑いがあるとされています。手術あるいは放射線治療の後、併用療法を施行されている場合にはこの定義はあてはまりません。
PSA再発後の治療についてはPSAが測定可能となっても、そのことがすぐ寿命に影響するかどうかははっきりしていません。従ってPSAが測定可能となった場合でも上昇率を見定めてから治療を行うことが現実的ではと考えられています。具体的には手術療法のあとPSAが2倍になる時間(PSA倍加時間)が6ヵ月以下、あるいは年間PSAが2.0ng/ml以上上昇するような場合には将来的に遠隔転移が出現する可能性が高く、最終的に癌死につながる危険性があると考えられています。手術療法のあとPSA再発が確認された場合には局所への放射線治療あるいは病態、年齢によっては内分泌療法が選択されます。放射線治療で再発した場合には内分泌療法が選択されます。いずれの病態でも当面、経過観察という選択肢もあります。
内分泌療法を施行していてPSA値が上昇した場合あるいは臨床的再発をした場合には再燃と呼ばれ、この場合には内分泌療法の種類を変更したりします。しかしいずれ効果が無くなり緩和治療の対象となります。
7.治癒率?生存率
生存率は、通常、がんの進行度や治療内容別に算出しますが、患者さんの年齢や合併症(糖尿病などがん以外の病気)の有無などの影響も受けます。用いるデータによってこうした他の要素の分布(頻度)が異なるため、生存率の値が異なる可能性があります。ここにお示しする生存率は、これまでの国立がんセンターのホームページに掲載されていたものです。生存率の値そのものでなく、ある一定の幅(データによって異なりますが±5%とか10%等)をもたせて、大まかな目安としてお考え下さい。
前立腺がんの予後は、全身状態、年齢、病期およびがん細胞の性質(分化度)、さらには選択された治療法などにより決まります。全体として前立腺がんは進行が遅く、10年生存率はそれぞれ、前立腺内に限局している場合で手術療法を施行された場合、90%以上、放射線治療が施行された場合80%以上が期待されます。内分泌療法単独の場合にはそれ以下となります。前立腺周囲に拡がっている場合は手術を中心とし内分泌療法などを併用した場合、10年生存率は90%程度、放射線治療を中心とした場合、8年生存率で75~85%、内分泌療法では8年生存率は80%というデータがあります。ただこれらのデータは当然10年以上前の治療による結果であり、近年の手術療法あるいは放射線治療の技術の進歩に伴い更なる向上が期待されます。遠隔転移のある前立腺癌は転移のない前立腺癌と比較すると予後不良で5年生存率は20~30%となっています。
診断
発見しやすい癌
胃がんは、日ごろの健康診断やがん検診によって、自覚症状がないうちに発見できるケースも増えてきました。また胃炎や胃潰瘍などの炎症を起こしやすいため、吐き気、胸焼け、出血などの症状が出て発見されます。
見過ごしてしまう癌
上記しまたように炎症が起きやすいため、消化性の潰瘍と思い込み一般薬の常用で発見が遅れ、進行がんになってから発見されることもまた多い癌です。特にヘリコバクター?ピロリ菌は、胃がんのリスク要因とされていますので保菌者は定期的な健康診断は不可欠です。
スキルス胃がんは別物
スキルス胃がんは、特異な進み方をしながら進行も早いので、悪性度が高いと言われています。診断された時点で、すでに60%程度の人が腹膜転移や遠隔のリンパ節転移があり、切除しても再発率が高いとされています。
治療法
手術療法
現在の西洋医学の治療方法は1)手術。2)抗がん剤。3)放射線となります。大半の胃がんでは、手術が最も有効となっています。早期がんでは、内視鏡的粘膜切除が行え、それ以外では、腹腔鏡手術、縮小手術、定型手術になります。手術が不可能とされた場合でも、症状を改善するための手術が行われることもあります。
抗がん剤が中程度効く癌
最近の情報では、手術単独に比べ、TSー1を服用した方は死亡の危険性は3割低くなる事が明らかになりました。手術できない場合は、抗がん剤治療によって延命をはかります。
放射線治療が難しい癌
転移が起きやすい第3群のリンパ節は腎臓の近くにあり、放射線を照射すると腎臓障害が起きる危険性が高いので、日本ではあまり行われていません。
スキルス胃がんの手術は再発しやすい
手術による切除が不可能な場合が多く、また再発しやすいため、抗がん剤治療が主な治療になります。
病状
症状が出やすい癌
早期がんは手術によって、病状は改善されることが多いのですが、2期以降では、摂食障害が起きやすく、手術後も通過障害や、食欲不振、出血などが継続される場合があります。スキルス胃がんでは、抗がん剤での副作用が強く出やすいため、吐き気、食欲不振が継続され、飲食が不可能になり、著しく体力が低下することが多くなります。
転移の大多数が腹腔内
早期がんの場合でも、リンパ節転移が起こりますが、手術によって切除可能です。進行がんでは、腹膜転移(腹膜播種)や肝転移がみられます。
転移のルート
リンパによる転移→胃の周辺のリンパ節へ。
血液による転移→胃の静脈から肝臓、腎臓、肺へ。
浸潤による転移→外側の胃壁から膵臓、脾臓、腹膜播種、小腸、大腸、膀胱へ。
転移による病状
肝転移による肝性脳症や胆管狭窄による黄疸、腹膜播種による腹水、小腸、大腸転移による腸閉塞。肺転移による胸水や呼吸不全などがみられます。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
体的具な薬剤活用方法
西洋の抗癌剤を受ける時
サポートとして、A)副作用を抑える。B)抗癌剤の効果を高める。C)癌の進行を抑える。
西洋の抗癌剤ができない時。
主役として、癌の進行をくいとめる。
症状別の対応策
腹水、胸水→利尿剤以外の方法があります、
黄疸→ステント以外の方法があります、
痛み→モルヒネ以外の方法があります、体力低下?食欲不振→ステロイド以外の方法があります、
ポイント
出発点【画像?血液検査以外+体力+意欲】TOTALで考えましょう!
胃癌は早期であれば生存率は高い癌ですが、それに比べ、進行がんやスキルス胃がんでは体力が著しく低下します。単独での抗癌剤治療が難しい場合があります。攻撃ばかりではなく、体の守りも行っていくべきです。
TS-1以外では、シスプラチン、イリノテカン、タキサン系などを組み合わせて、臨床がされていますが、完全なる標準治療にはなっていません。ただ、世界に向けると標準的に使用されている治療薬が残されています。広い視野で癌治療に取り組むべきです。
癌のみの治療ではなく、体の治療及び本人の生活環境、精神的なサポートを統合した視点で考えるべきです。
TS-1以外では、シスプラチン、イリノテカン、タキサン系などを組み合わせて、臨床がされていますが、完全なる標準治療にはなっていません。ただ、世界に向けると標準的に使用されている治療薬が残されています。広い視野で癌治療に取り組むべきです。
癌のみの治療ではなく、体の治療及び本人の生活環境、精神的なサポートを統合した視点で考えるべきです。
癌が縮小したことが、延命につながるかを考えるべきです。延命に繋がらない癌治療は意味がありません。判断基準を持っての取り組みを心がけるべきです。
胃の仕組みと働き
胃がんとは?
胃がんの原因
胃がんの症状
胃がんの検査
胃がんの病期
西洋医学の治療法と問題点
東洋医学の治療法
胃の仕組みと働き
胃液のペプシンと塩酸は食物の腐敗を防ぎ、腸を守る役目をしている。
胃に食物をためている間に,発酵したり腐敗したりしないように、たんぱく質を分解し、化学反応を抑えている。
胃癌(胃ガン)とは?
胃がん(胃がん)は日本人にもっとも多く発症するがんであり、40歳代頃から増え始める傾向があります。
以前は胃がんの死亡率もトップだったのですが、最近は徐々に死亡率が低下してきており、1998年には肺がんが死因のトップになりました。
胃がん(胃がん)の死亡率の低下には、なんといっても健康診断での早期発見が大きく貢献しています。 早期胃がんであれば90%以上が治る可能性があります。
ただし、スキルス胃がんというタイプの胃がんは胃の表面にでるのではなく、 胃壁の中を拡がって進行するタイプの胃がんであり、発見しにくく、また進行も早いため早期発見が難しいとされています。
粘膜下層までの胃がんを早期胃がん、 筋層まで達した胃がんは進行胃がんといいます。
胃癌(胃ガン)の原因
胃がんは粘膜内の分泌細胞や分泌液の導管部分の細胞から発生します。
慢性的な胃炎を起こす要因が胃がんの原因にもなります。 <塩分過多><タバコ>などは危険因子です。一方でビタミンCやカロチンを豊富に含む野菜や果物を取る方には胃がんが少ないことがわかっています。
塩分の摂取量が多い地域(東北地方や日本海に面した地域)では胃がん(胃がん)の発症率も高いことが分かっていますので塩分は控えめにしましょう。他に焼肉や焼き魚のおこげ、野菜や漬物、飲料水に含まれる亜硝酸もリスクを高める要因となります。 タラコや塩辛など塩分の多い海産物加工食品の摂取頻度で分析すると、これらの食品を毎日食べる人はほとんど食べない人に比べ男女とも3倍ほど胃がんになりやすいというデータが出ています。
胃がんの原因の一つといわれているヘリコバクター?ピロリ菌は50歳代以上の日本人では8割以上が保菌しているといわれています。ピロリ菌によって慢性の胃炎や胃潰瘍が起こるため徐々に胃の粘膜が萎縮して慢性萎縮性胃炎と呼ばれる状態になり、さらに症状が進むと胃が腸上皮化生という腸の粘膜に似た状態になり、胃がんを起こす下地になると考えられています。
胃癌(胃ガン)の症状
早期胃がんの場合には特徴的な症状はほとんどありません。 健康診断やがん検診の普及により自覚症状が無いうちに胃がんを発見できるケースも増えています。 胃がんの多くは胃潰瘍ができるため「胸焼け」や「胃がむかむかする」といった症状を訴える人もいます。
他に「消化不良」「膨満感」「食欲不振」などが起こることもあります。 また、出血(吐血したり血便がでたり)することもあります。 進行した胃がんでは痛みや出血が現れます。また「食べ物が喉を通りにくい」、「体重減少」、「貧血」などの症状が出てくることが多いので異常に気が付いたときには医療機関を受診することをお勧めいたします。
胃癌(胃ガン)の検査
胃がんの場合、早期がんの治癒率は90%を超えますが、がんが進行すればするほど治癒率は下がりますので、 検診の重要性がお分かりいただけるかと思います。
肝臓がん漢方
また、早く胃がんがみつかれば、内視鏡を使った治療が可能であり、 開腹手術によって胃を切除する必要がなくなる可能性もあり、負担も大幅に減ります。
胃がんの検診方法としては、X線検査(バリウム)が一般的ですが、最初から内視鏡検査を施
肝臓がん漢方
行する病院もあります。 バリウムの検診だけを毎年受けていても進行がんとなって発見される場合が稀にあります。
以下の方法で検査します。
肝臓がん漢方
内視鏡検査
超音波内視鏡
CT検査
肝臓がん漢方
腹部超音波検査
腹部超音波検査
腫瘍マーカー
肝臓がん漢方
内視鏡検査
病理組織検査で診断 転移の有無を調べるため全身の検査をします。
早期がんは内視鏡で治療も可能。基本的に手術で転移があれば化学療法。
肝臓がん漢方
内視鏡を口から胃の中に送り込み胃の粘膜を直接観察する検査で、胃がんの大部分を見つけることができます。がんが疑われる場合には粘膜の一部を採取して顕微鏡を使って生検が行われ、確定診断が下されます。
肝臓がん漢方
超音波内視鏡
内視鏡の先端に超小型の超音波断層装置をつけて内視鏡検査と同様に検査を行いますが、胃
肝臓がん漢方
壁の断層像からがんの深達度を判断することができたり、粘膜下層より深い部分に薄く拡がるスキルス胃がんの浸潤の範囲を調べることができます。
胃がんが確定された場合には続いて病変の広がりと肉眼的分類、深達度が判定されます。
2014年6月28日土曜日
2014年6月27日金曜日
肝臓がん転移
内視鏡検査は病巣(びょうそう)部を直接観察できることが大きな特徴です。主病巣の位置や大きさだけでなく、病巣の拡がりや表面の形状(隆起(りゅうき)や陥凹(かんお))、色調などから、病巣の数やある程度の深達度(しんたつど)が判断できます。もう1つの内視鏡検査の大きなメリットは、直接細胞を採り(生検)、病理検査ができるため、病気の判定に役立っています。
大腸内視鏡検査は、事前に腸内を空にしてから行います。肛門から大腸内視鏡を挿入し、腸粘膜表面の様子をモニターで観察します。大腸がん、大腸ポリープ、大腸炎などの疑いがあれば、一部を採取し組織検査をします。進行型大腸がんの約80%は潰瘍型なので、潰瘍とそれを囲む堤防様にがんができていることが発見できます。しかし、全体像をとらえにくく、がんで腸管のなかが狭くなってしまっている場合は、挿入不可能なこともあります。また、大きな腫瘤(しゅりゅう)型がんの場合は接触して出血することもあります。さらに、粘膜下層への進行の深さを調べるため、大腸用超音波内視鏡が用いられることもあります。
CT検査?MRI検査?超音波検査
CT検査は身体にあらゆる角度からX線照射し、得られた情報をコンピューターで解析するものです。造影剤を使う場合と使わない場合がありますが、造影剤を用いる方法では病変がより鮮明に描き出され、検査したい臓器やその周辺をミリ単位の断層写真として観察できます。CT検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と総合的に判断することに役立っています。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)の効果の把握などにも用いられています。
MRI検査は磁気による核磁気共鳴現象を利用して画像に描き出すものです。患者さんが被爆しないこと、いろいろな断層面が撮影できるというメリットがありますが、血液の流れや呼吸、消化管の動きがノイズとなって影響し、画質が劣化する欠点もあります。
超音波検査は、手術前、手術後(再発)、がんの壁外への進展や肝臓への転移などの判定に役立つ検査法です。CT検査やMRI検査、超音波検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と複合して、総合的な診断を行うことができます。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)中に効果がどのくらいでているか、などの判断要素も得られ、その後の治療方針を選択するうえでの重要な情報をえられます。大腸がんにおいては、腹部の超音波検査、胸部?腹部のCT検査、あるいはMRI検査で肺転移、肝臓転移、がん性腹膜炎、リンパ節転移、卵巣転移、骨転移などについて調べます。大腸がんでは特に肝臓に転移する確率が高いので、治療後も注意深く経過観察していきます。
大腸癌(大腸ガン)の病期
大腸がんには、Dukes(デュークス)分類とステージ分類が使われます。がんの大きさではなく、大腸の壁の中にがんがどの程度深く入っているか、及びリンパ節転移、遠隔転移の有無によって進行度が規定されています。各病期の手術後の5年生存率を括弧内に記載しています。
I期 がんが大腸壁にとどまるもの
II期 がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器におよんでいないもの
III期 がんが隣接臓器に浸潤(しんじゅん:周囲に拡がること)しているか、リンパ節転移のあるもの
IV期 腹膜、肝、肺などへの遠隔転移のあるもの
2つの分類にはわずかな違いがあるのみで、デュークスAは0?I期に、デュークスBはII期に、デュークスCはIII期に、デュークスDはIV期に相当するものと考えて差し支えありません。デュークス分類は、国際的に広く用いられているものです。
西洋医学の治療法と問題点
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症状緩和と延命を目指して化学療法中心に行います。
肝臓など遠隔臓器に転移した4期、あるいは再発の場合。延命治療という意味では、抗がん剤が中心になります。大腸がんは肝臓に転移することが多いのですが、手術で完全に摘出できれば治る可能性もあります。手術後には化学療法が行われます。しかし、こうしたケースはそう多くはありません。
1)内視鏡的治療
内視鏡で観察し、ポリープがあれば切除します。茎のあるポリープはスネアと呼ばれる針金を、首の部分に引っかけ電気で焼き切ります。この方法をスネアポリペクトミーと呼びます。
無茎性、つまり平坦なポリープの場合は、周辺の粘膜を浮き上がらせて広い範囲の粘膜を焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)で摘出します。
スネアポリペクトミーでは入院は不要ですが、EMRでは出血や穿孔の可能性もあるため短期間の入院が必要となる場合があります。
摘出したポリープの病理学的(顕微鏡)検査が重要です。ポリープ(腺腫)や粘膜内にとどまる早期のがんは、これらの方法で簡単に治療することができますが、病理検査で病変が深くまで(粘膜筋板を越えて)拡がっていれば、リンパ節転移の危険性が10%前後生じるため外科療法が必要となります。
腹腔鏡手術
小さく腹部を切開し、炭酸ガスで腹部を膨らませて腹腔鏡を挿入し、画像を見ながら切除術を行います。多少手術時間もかかり、訓練された医師による手術が必要ですが、開腹手術に比べて負担は少なく、術後の痛みも少なく回復も早いため、入院期間も短くてすみます。 2)外科療法
結腸がんの手術
大腸がんの治療は外科療法が基本で、早期がんの場合でも7割は開腹手術が必要です。結腸がんの場合、どの部位の手術でも手術自体は2時間前後で行うことができます。切除する結腸の量が多くても、術後の機能障害はほとんどおこりません。リンパ節郭清(かくせい)と呼ばれるリンパ節の切除とともに結腸切除術が行われます。
直腸がんの手術
直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、直腸の周囲には前立腺?膀胱?子宮?卵巣などの泌尿生殖器があります。排便、排尿、性機能など日常生活の上で極めて重要な機能は、骨盤内の自律神経という細い神経繊維によって支配されています。進んでいない直腸がんには、自律神経をすべて完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残すことも可能です。しかし、自律神経の近くに進行している直腸がんでは、神経を犠牲にした確実な手術も必要となります。直腸がん手術は、進行度に応じたさまざまな手術法があります。代表的な手術である自律神経温存術、肛門括約筋温存術、局所切除、人工肛門について説明します。
一方、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも放射線療法と化学療法が中心的な治療となります。
甲状腺がん手術の合併症
甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はまったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミンD3を服用する必要があります。
1.甲状腺がんの治療成績
未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんにくらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療
成績はきわめて悪く今後の研究課題です。
遺伝子異常の診断、治療への応用 遺伝子の異常は、正常細胞をがん細胞へと変化させる大変都合の悪い現象ですが、別の見方をすれば、正常細胞とがん細胞を見分けるための決定的な証拠にもなります。したがって、遺伝子異常を応用して、がんの診断や治療ができないかという研究が進んでいます。 例えば大腸がんの早期発見のために、便中に存在する微量のがん細胞の異常DNAや、血中を流れている微量のがん細胞の異常DNAを検出する試みです。がん細胞である決定的証拠の遺伝子突然変異やエピジェネティックな変異を検出することで、がん細胞を見つけようとするものです。 また、がん細胞に生じた遺伝子異常によってでき上がる、異常蛋白質を標的とした治療法の開発も進んでいます。この異常蛋白質を、極めて特異的に認識したり抑制したりすることで、正常細胞に影響を及ぼさず、がん細胞だけを特異的に攻撃できる薬の開発が可能になると考えられています。事実、グリベックという白血病の治療薬は、白血病細胞に生じた異常蛋白質を特異的に抑制することで、白血病という血液のがんを治療することができた最初の例です。 小児がんとはがん患者さん全体のなかで、子どもが占める割合は1%程度です。日本では、年間約2,500人の子どもにがんが発生しています。現在では、約7割の小児がんの子どもたちが治癒するようになってきており、人口1,000人あたり1人くらいが小児がんの既往歴をもち、成人に達するようになるといわれています。一方で小児がんは、小児期の死亡原因の2位となっています。 主な小児がんは、白血病、神経芽腫、脳腫瘍、悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)などです。血液のがんである白血病や悪性リンパ腫を除き、大人ではまれなものばかりです。胃がんや肺がんなどは、子どもにはみられません。神経芽腫、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)、肝芽腫など「芽腫」と呼ばれるがんの原因は、胎児の体の神経や腎臓、肝臓、網膜などになるはずだった細胞が、胎児の体ができあがった後も残っていて、異常な細胞に変化し増えていった結果と考えられています。大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、網膜芽腫やウィルムス腫瘍のように、遺伝するものもあります。 小児がんの多くは、好発年齢が乳幼児期にあり、学童期、思春期と成長するにつれ次第に減少します。乳児期~幼児期前半(2歳くらいまで)に多いのは神経芽腫、網膜芽腫、ウィルムス腫瘍、肝芽腫などです。幼児期(2~6歳くらい)では白血病、横紋筋肉腫を含む軟部肉腫、10歳以後思春期にかけては成長に伴い、骨肉腫、軟部肉腫、睾丸や卵巣から生じる胚細胞性腫瘍が多くなります。 小児がんは発見が難しく、がんの増殖も速いのですが、大人に比べて化学療法や放射線療法に対する効果が極めて高いのも特徴です。治療自体は決して楽なものではありませんが、長期にわたる治療期間にも子どもが成長発達できるよう、入院中から退院後の生活を視野に入れて過ごすことが大切になります治療を受けるのは子ども自身ですから、保護者が治療に同意しているだけでなく、子どもが自分に行われる医療行為について納得していることが重要です。説明の方法は、保護者と医療スタッフ(医師?看護師)が、何を、どのように、どのタイミングで話すのがよいかを十分に相談しながら行われます。子ども自身の意思を尊重しながらわかりやすく説明することで、子ども自身が持つ病気に立ち向かう力を引き出し、本人が納得して前向きに治療にのぞめると考えられています。お子さまが小児がんと診だけくりぬくようなことはできません。
しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。
[注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、 でしょうか。)が、とても便利な日本語です。]
では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので?便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは?人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。
ています。
脳腫瘍の治療が、白血病のような血液腫瘍に比べて困難であるのはなぜでしょうか? 理由はいくつか考えられます。
白血病のような血液がんは血液中に存在し、固まりを作らず、細胞も均一な性質を有しています。一方、脳腫瘍は固まりを作る実質性腫瘍であり、内部組織が均一ではありません。また、脳腫瘍という一つの腫瘍があるわけではなく、極めて多くの種類の腫瘍からなっており、それぞれの性質が異なります。
血液から脳への薬物移行を制限する血液?脳関門という特殊な性質があるために、血液中に投与した薬が脳腫瘍に十分に行き渡りません。
脳腫瘍の細胞自体が薬剤に抵抗性を有しています。
発達期にある脳が、治療手段である放射線や薬剤によって障害されやすいために、治療に制限があります。また、脳の解剖学的構造は複雑であり、外科的治療が困難です。
腫瘍が小さいうちは症状がありません
最初は自覚症状がほとんどなく、現われるのは血尿です。
診断に際しては、尿に悪性細胞が含まれているかどうかを見る細胞診、膀胱鏡検査、正検、膀胱?尿道造影検査、リンパ管造影検査などが行われています。
癌の性質や病状によっても治療法は異なります
手術に関しても膀胱を残せるかどうかで内容が異なってきます。
膀胱を摘出すると尿をためておく袋が無くなるので尿路変更術が必要になってきます。
手術後の再発予防に抗がん剤の膀胱内注入療法も実施されます。また放射線療法を用いることもあります。
初期では、膀胱刺激症状(痛みや頻尿)を伴わない血尿が現われます。約75%に、目で見ても分かる肉眼的血尿がみられ、顕微鏡的血尿も含めると血尿は必ず起こる症状です。
進行すると排尿障害、排尿痛、膀胱部の痛み、頻尿などが見られ、さらに進行すると貧血や全身衰弱などが出てきます。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守
肝臓がん転移
り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に
肝臓がん転移
共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
肝臓がん転移
早期は症状がありません
早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿
肝臓がん転移
の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。
手術とホルモン療法
肝臓がん転移
前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。
そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行いま
肝臓がん転移
す。
早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。
肝臓がん転移
病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。
肝臓がん転移
血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。
大腸内視鏡検査は、事前に腸内を空にしてから行います。肛門から大腸内視鏡を挿入し、腸粘膜表面の様子をモニターで観察します。大腸がん、大腸ポリープ、大腸炎などの疑いがあれば、一部を採取し組織検査をします。進行型大腸がんの約80%は潰瘍型なので、潰瘍とそれを囲む堤防様にがんができていることが発見できます。しかし、全体像をとらえにくく、がんで腸管のなかが狭くなってしまっている場合は、挿入不可能なこともあります。また、大きな腫瘤(しゅりゅう)型がんの場合は接触して出血することもあります。さらに、粘膜下層への進行の深さを調べるため、大腸用超音波内視鏡が用いられることもあります。
CT検査?MRI検査?超音波検査
CT検査は身体にあらゆる角度からX線照射し、得られた情報をコンピューターで解析するものです。造影剤を使う場合と使わない場合がありますが、造影剤を用いる方法では病変がより鮮明に描き出され、検査したい臓器やその周辺をミリ単位の断層写真として観察できます。CT検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と総合的に判断することに役立っています。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)の効果の把握などにも用いられています。
MRI検査は磁気による核磁気共鳴現象を利用して画像に描き出すものです。患者さんが被爆しないこと、いろいろな断層面が撮影できるというメリットがありますが、血液の流れや呼吸、消化管の動きがノイズとなって影響し、画質が劣化する欠点もあります。
超音波検査は、手術前、手術後(再発)、がんの壁外への進展や肝臓への転移などの判定に役立つ検査法です。CT検査やMRI検査、超音波検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と複合して、総合的な診断を行うことができます。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)中に効果がどのくらいでているか、などの判断要素も得られ、その後の治療方針を選択するうえでの重要な情報をえられます。大腸がんにおいては、腹部の超音波検査、胸部?腹部のCT検査、あるいはMRI検査で肺転移、肝臓転移、がん性腹膜炎、リンパ節転移、卵巣転移、骨転移などについて調べます。大腸がんでは特に肝臓に転移する確率が高いので、治療後も注意深く経過観察していきます。
大腸癌(大腸ガン)の病期
大腸がんには、Dukes(デュークス)分類とステージ分類が使われます。がんの大きさではなく、大腸の壁の中にがんがどの程度深く入っているか、及びリンパ節転移、遠隔転移の有無によって進行度が規定されています。各病期の手術後の5年生存率を括弧内に記載しています。
I期 がんが大腸壁にとどまるもの
II期 がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器におよんでいないもの
III期 がんが隣接臓器に浸潤(しんじゅん:周囲に拡がること)しているか、リンパ節転移のあるもの
IV期 腹膜、肝、肺などへの遠隔転移のあるもの
2つの分類にはわずかな違いがあるのみで、デュークスAは0?I期に、デュークスBはII期に、デュークスCはIII期に、デュークスDはIV期に相当するものと考えて差し支えありません。デュークス分類は、国際的に広く用いられているものです。
西洋医学の治療法と問題点
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症状緩和と延命を目指して化学療法中心に行います。
肝臓など遠隔臓器に転移した4期、あるいは再発の場合。延命治療という意味では、抗がん剤が中心になります。大腸がんは肝臓に転移することが多いのですが、手術で完全に摘出できれば治る可能性もあります。手術後には化学療法が行われます。しかし、こうしたケースはそう多くはありません。
1)内視鏡的治療
内視鏡で観察し、ポリープがあれば切除します。茎のあるポリープはスネアと呼ばれる針金を、首の部分に引っかけ電気で焼き切ります。この方法をスネアポリペクトミーと呼びます。
無茎性、つまり平坦なポリープの場合は、周辺の粘膜を浮き上がらせて広い範囲の粘膜を焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)で摘出します。
スネアポリペクトミーでは入院は不要ですが、EMRでは出血や穿孔の可能性もあるため短期間の入院が必要となる場合があります。
摘出したポリープの病理学的(顕微鏡)検査が重要です。ポリープ(腺腫)や粘膜内にとどまる早期のがんは、これらの方法で簡単に治療することができますが、病理検査で病変が深くまで(粘膜筋板を越えて)拡がっていれば、リンパ節転移の危険性が10%前後生じるため外科療法が必要となります。
腹腔鏡手術
小さく腹部を切開し、炭酸ガスで腹部を膨らませて腹腔鏡を挿入し、画像を見ながら切除術を行います。多少手術時間もかかり、訓練された医師による手術が必要ですが、開腹手術に比べて負担は少なく、術後の痛みも少なく回復も早いため、入院期間も短くてすみます。 2)外科療法
結腸がんの手術
大腸がんの治療は外科療法が基本で、早期がんの場合でも7割は開腹手術が必要です。結腸がんの場合、どの部位の手術でも手術自体は2時間前後で行うことができます。切除する結腸の量が多くても、術後の機能障害はほとんどおこりません。リンパ節郭清(かくせい)と呼ばれるリンパ節の切除とともに結腸切除術が行われます。
直腸がんの手術
直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、直腸の周囲には前立腺?膀胱?子宮?卵巣などの泌尿生殖器があります。排便、排尿、性機能など日常生活の上で極めて重要な機能は、骨盤内の自律神経という細い神経繊維によって支配されています。進んでいない直腸がんには、自律神経をすべて完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残すことも可能です。しかし、自律神経の近くに進行している直腸がんでは、神経を犠牲にした確実な手術も必要となります。直腸がん手術は、進行度に応じたさまざまな手術法があります。代表的な手術である自律神経温存術、肛門括約筋温存術、局所切除、人工肛門について説明します。
一方、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも放射線療法と化学療法が中心的な治療となります。
甲状腺がん手術の合併症
甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はまったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミンD3を服用する必要があります。
1.甲状腺がんの治療成績
未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんにくらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療
成績はきわめて悪く今後の研究課題です。
遺伝子異常の診断、治療への応用 遺伝子の異常は、正常細胞をがん細胞へと変化させる大変都合の悪い現象ですが、別の見方をすれば、正常細胞とがん細胞を見分けるための決定的な証拠にもなります。したがって、遺伝子異常を応用して、がんの診断や治療ができないかという研究が進んでいます。 例えば大腸がんの早期発見のために、便中に存在する微量のがん細胞の異常DNAや、血中を流れている微量のがん細胞の異常DNAを検出する試みです。がん細胞である決定的証拠の遺伝子突然変異やエピジェネティックな変異を検出することで、がん細胞を見つけようとするものです。 また、がん細胞に生じた遺伝子異常によってでき上がる、異常蛋白質を標的とした治療法の開発も進んでいます。この異常蛋白質を、極めて特異的に認識したり抑制したりすることで、正常細胞に影響を及ぼさず、がん細胞だけを特異的に攻撃できる薬の開発が可能になると考えられています。事実、グリベックという白血病の治療薬は、白血病細胞に生じた異常蛋白質を特異的に抑制することで、白血病という血液のがんを治療することができた最初の例です。 小児がんとはがん患者さん全体のなかで、子どもが占める割合は1%程度です。日本では、年間約2,500人の子どもにがんが発生しています。現在では、約7割の小児がんの子どもたちが治癒するようになってきており、人口1,000人あたり1人くらいが小児がんの既往歴をもち、成人に達するようになるといわれています。一方で小児がんは、小児期の死亡原因の2位となっています。 主な小児がんは、白血病、神経芽腫、脳腫瘍、悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)などです。血液のがんである白血病や悪性リンパ腫を除き、大人ではまれなものばかりです。胃がんや肺がんなどは、子どもにはみられません。神経芽腫、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)、肝芽腫など「芽腫」と呼ばれるがんの原因は、胎児の体の神経や腎臓、肝臓、網膜などになるはずだった細胞が、胎児の体ができあがった後も残っていて、異常な細胞に変化し増えていった結果と考えられています。大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、網膜芽腫やウィルムス腫瘍のように、遺伝するものもあります。 小児がんの多くは、好発年齢が乳幼児期にあり、学童期、思春期と成長するにつれ次第に減少します。乳児期~幼児期前半(2歳くらいまで)に多いのは神経芽腫、網膜芽腫、ウィルムス腫瘍、肝芽腫などです。幼児期(2~6歳くらい)では白血病、横紋筋肉腫を含む軟部肉腫、10歳以後思春期にかけては成長に伴い、骨肉腫、軟部肉腫、睾丸や卵巣から生じる胚細胞性腫瘍が多くなります。 小児がんは発見が難しく、がんの増殖も速いのですが、大人に比べて化学療法や放射線療法に対する効果が極めて高いのも特徴です。治療自体は決して楽なものではありませんが、長期にわたる治療期間にも子どもが成長発達できるよう、入院中から退院後の生活を視野に入れて過ごすことが大切になります治療を受けるのは子ども自身ですから、保護者が治療に同意しているだけでなく、子どもが自分に行われる医療行為について納得していることが重要です。説明の方法は、保護者と医療スタッフ(医師?看護師)が、何を、どのように、どのタイミングで話すのがよいかを十分に相談しながら行われます。子ども自身の意思を尊重しながらわかりやすく説明することで、子ども自身が持つ病気に立ち向かう力を引き出し、本人が納得して前向きに治療にのぞめると考えられています。お子さまが小児がんと診だけくりぬくようなことはできません。
しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。
[注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、 でしょうか。)が、とても便利な日本語です。]
では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので?便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは?人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。
ています。
脳腫瘍の治療が、白血病のような血液腫瘍に比べて困難であるのはなぜでしょうか? 理由はいくつか考えられます。
白血病のような血液がんは血液中に存在し、固まりを作らず、細胞も均一な性質を有しています。一方、脳腫瘍は固まりを作る実質性腫瘍であり、内部組織が均一ではありません。また、脳腫瘍という一つの腫瘍があるわけではなく、極めて多くの種類の腫瘍からなっており、それぞれの性質が異なります。
血液から脳への薬物移行を制限する血液?脳関門という特殊な性質があるために、血液中に投与した薬が脳腫瘍に十分に行き渡りません。
脳腫瘍の細胞自体が薬剤に抵抗性を有しています。
発達期にある脳が、治療手段である放射線や薬剤によって障害されやすいために、治療に制限があります。また、脳の解剖学的構造は複雑であり、外科的治療が困難です。
腫瘍が小さいうちは症状がありません
最初は自覚症状がほとんどなく、現われるのは血尿です。
診断に際しては、尿に悪性細胞が含まれているかどうかを見る細胞診、膀胱鏡検査、正検、膀胱?尿道造影検査、リンパ管造影検査などが行われています。
癌の性質や病状によっても治療法は異なります
手術に関しても膀胱を残せるかどうかで内容が異なってきます。
膀胱を摘出すると尿をためておく袋が無くなるので尿路変更術が必要になってきます。
手術後の再発予防に抗がん剤の膀胱内注入療法も実施されます。また放射線療法を用いることもあります。
初期では、膀胱刺激症状(痛みや頻尿)を伴わない血尿が現われます。約75%に、目で見ても分かる肉眼的血尿がみられ、顕微鏡的血尿も含めると血尿は必ず起こる症状です。
進行すると排尿障害、排尿痛、膀胱部の痛み、頻尿などが見られ、さらに進行すると貧血や全身衰弱などが出てきます。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守
肝臓がん転移
り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に
肝臓がん転移
共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
肝臓がん転移
早期は症状がありません
早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿
肝臓がん転移
の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。
手術とホルモン療法
肝臓がん転移
前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。
そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行いま
肝臓がん転移
す。
早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。
肝臓がん転移
病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。
肝臓がん転移
血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。
2014年6月26日木曜日
肝臓がん転移先
化学療法のみでは通常診断後約4年で移行期を経て急性転化し死亡します。家族ドナーからの造血幹細胞移植療法により50%以上は長期生存します。IFN が奏効してPhが減少する症例の予後は造血幹細胞移植療法に匹敵しています。イマチニブも短期的にはIFNを上回る治療成績をあげています。
慢性リンパ性白血病理由は不明ですが、慢性リンパ性白血病は欧米に比し日本では1/10程度の発症率しかない稀な白血病です。高齢者に多く、発症は緩やかであり、進行しないと症状は現れません。微熱、夜間盗汗、倦怠感、リンパ節腫大等を主訴として医師を訪れ、検査の結果診断されることが多いのですが、最近では、定期健康診断や他の病気の検査時に、白血球増加が見つかり、偶然発見されることの方が多くなっています。全身のリンパ節腫大、扁桃腫大、肝?脾腫がみられ、進行例では貧血や血小板減少をみます。
治療は日本では市販されていないクロラムブシルを使いますが、最近、それよりもよく効くフルダラビン(フルダラ)が作られ、日本でも市販されています。
成人T細胞白血病?リンパ腫
慢性リンパ性白血病とは逆に我が国に特徴的に多く、レトロウイルスであるHTLV-1により発症し、母乳による母子間、夫から妻への夫婦間や輸血で感染します。流行地の九州南部、沖縄、五島列島などの長崎県西部、南四国では地域によっては25% 近い感染率を示し、これらの地域の出身者を中心にわが国の大都市でも0.7%程度の感染率があります。ウイルス感染者がすべて発病する訳ではなく、先に述べたように、ウイルスは発がんのきっかけになっているのです。感染者千数百人より年間一人の割で発病しています。末梢血中に白血病細胞が10万 /μL 以上に増加していても、骨髄生検では骨髄中に白血病細胞の見られない症例もあり、最初の定義で述べた白血病とは異なります。そのため、骨髄外原発の悪性リンパ腫が白血化したものと理解するのが妥当であり、そのため、新WHO分類でも成人T細胞白血病?リンパ腫と呼ばれるようになりました。
4型に分類され、急性型は定型的なATLLで、末梢血中に核にクローバ様の分葉や切れ込みのある特徴的な細胞が出現し、リンパ節腫大、皮疹、肝?脾腫、高カルシウム血症や免疫能低下による感染症を伴い、予後は不良で通常1年以内に死亡します。慢性型は急性型へ転化しないかぎり予後は良好です。くすぶり型では白血球数は正常ですが、異常細胞は見つかります。悪性度は低く長期の経過をたどります。リンパ腫型は悪性リンパ腫であり、急性型へ移行しやすく急性型についで予後不良です。HTLV-1抗体陽性、特徴あるリンパ球の出現、出身地などにより診断は容易です。
ATLLは薬物治療に抵抗性であり、スタンダードな良い治療法はありません。悪性リンパ腫と同様に治療しますが、免疫不全状態がより強いために合併症が多発するため、強力治療が行えません。中?高年者に発症することから造血幹細胞移植療法もほとんどできません。ソブゾキサン(ペラゾリン)やペントスタチン(コホリン)が有効な症例も一部あります。
骨髄異形成症候群は、骨髄では造血細胞は十分生産されているにもかかわらず、末梢血液中ではむしろ赤血球?白血球?血小板が減っている病気です。骨髄中の血液細胞は形態学的に異形成すなわち出来損ないのような形をしていますので、骨髄異形成症候群という難しい名前が付けられています。我々は単に MDSと略しています。若年者や小児にも見られるものの、高齢者に多い病気です。
しばしば急性白血病に移行することより、その本態は幹細胞レベルでのがん化によるものと考えられています。したがって、前白血病状態とも説明されます。がんであるとの根拠はMDS の半数以上に染色体異常があることと、白血病のように1個の細胞から増えているというクローン性が証明されているためです。
末梢血や骨髄の芽球比率や骨髄中の環状鉄芽球比率により、表1のように4種類に分類します。芽球が5%未満と比較的少ないものを不応性貧血(RA)と環状鉄芽球を伴う不応性貧血(RARS)に分けます。つぎに芽球が5%以上となったものを芽球増加を伴う不応性貧血 (RAEB)とします。さらに、芽球が20%以上になるとRAEB in transformation (RAEB-t) と称されましたが、分類の所で書きましたように、新しいWHO分類では、芽球が20%以上のものは急性白血病と分類されるようになったため、RAEB-tはなくなりました。また、単球の増加を伴うものを慢性骨髄単球性白血病(CMMoL) とよびます。
MDS はすべて急性白血病に移行する訳でなく、移行率は10-20%と言われています。しかし、血球減少症のための感染症や出血などにより死亡される患者さんもあります。生存期間は中央値で3-5年程度ですが、10年以上の長期生存例もみられます。一般的にRA, RARSの段階で留まるならば予後は比較的良好ですが、芽球の増加するRAEBや CMMoLは現在は治療には難反応性であり予後は不良です。
白血病について、なるべくわかりやすく解説したつもりですが、やっぱり難しくなってしまったようです。逆に、ちょっと物足りないと思われた方は、下記の参考書を読んでください。
白血病の治療は日進月歩しています。1999年版でも、今から5年以上も前の治療の成績はですから、今はもっと進歩しているとお考え下さい。毎月各出版社から出されている医学関係の月刊誌の中から、白血病に関する特集を捜されるのがよいと思います。
このページを読んでおられる方の多くは患者さんかその家族ではないかと推察しています。どうか、白血病になったからといって絶望することなく、最良の治療を受けることが出来るよう、血液専門医のいる病院を訪れて下さい。
現状では、ほとんどの患者さんを治癒させることのできる白血病は、小児の急性リンパ性白血病と小児?成人の急性前骨髄球性白血病に限られています。慢性骨髄性白血病も多分その仲間入りをしつつあると思います。その他の白血病は、より高い治癒率を得るためには、どの治療法がよいかを模索しているのが現状です。小児急性リンパ性白血病、急性前骨髄球性白血病や慢性骨髄性白血病でさえ、より高い治癒率と最良の治療法を目指して模索が続けられています。
どの治療法がよいかを決めるには、大規模な比較研究が必要です。日本では成人白血病に関してはJapan Adult Leukemia Study Group (JALSG)のみが大規模研究を行っています。小児に関しては幾つかのグループがあり、比較研究を行っています。
もし、主治医から比較研究に参加して下さいと頼まれたら、ぜひ参加していただきたいと思います。自分のためにも、そして自分と同じ病気に罹る人のためにも、どの治療がよいかというエビデンス(証拠)を作ることが必要なのです。逆に、比較研究の話が出なかったら、その病院は白血病の専門病院ではないかもしれません。真の専門医なら日本でのエビデンスを真剣に求め、自らも参加し苦労して得たエビデンスを自分の患者さんの診療に当てはめようと努力しているからです。JALSG 参加施設は、JALSG のホームページ (http://miwa.hama-med.ac.jp/jalsg/)に載っていますから見て下さい。
治癒を得るためには初期治療が最も大切です。再発後は治癒をもたらすような治療法は造血幹細胞移植療法を除いてほとんどないと思って下さい。初期治療をキッチリやってくれる専門病院にかかることが必要です。
私達はEメールでのご相談はお断りしています。患者さんの情報が十分でないこともあり誤解を生ずる可能性が大きいと思われるためです。しかし、今はセカンド?オピニオンと言って、他の専門医の意見を聞くことがむしろ推奨されています。もし治療に疑問があれば、主治医に正直に疑問点を話し、セカンド?オピニオンを聞くための紹介状を書いてもらい、それを持って専門医の所に相談に行かれるとよいと思います。愛知県がんセンターでは、慢性
肝臓がん転移先
骨髄性白血病にかぎって、予約制のセカンド?オピニオン外来を毎週開いていますので、愛
知県がんセンター、
肝臓がん転移先
なお、再発したり標準的治療法に難反応性となっている場合は、現在では、治癒につながるような治療法は、どの病院にもないことは知っておいて下さい。
肝臓がん転移先
新聞や雑誌などで、がんや白血病が奇蹟的に治るようなセンセ-ショナルな宣伝文句をならべて、本や薬を売ろうとしていることがよくあります。私達も、いわゆる民間療法が白血病
肝臓がん転移先
に効くかどうかの質問をよく受けます。科学的な比較研究によって確かめられていないかぎり、そのような治療法や薬はまず効きません。いわゆる民間治療法の中で、比較研究によっ
肝臓がん転移先
て、白血病に対して効果が確かめられたものは、私達の知るかぎりありません。民間療法を行っても、専門医の治療を止めたりしないかぎり、多くの場合は特に害はありません。しか
肝臓がん転移先
し、効かない薬に大金を使われるなら、音楽会に行ったり、おいしい物を食べたり、旅行にでも出掛けられたり、研究を推進するために寄付して頂く方が、より有効なお金の使い道で
肝臓がん転移先
あると思っています。
急性前骨髄球性白血病に対するレチノイン酸療法や慢性骨髄性白血病に対するイマチニブの
肝臓がん転移先
出現でもお判りのように、医学は日進月歩しています。どうか希望を棄てないでがんばってください。
慢性リンパ性白血病理由は不明ですが、慢性リンパ性白血病は欧米に比し日本では1/10程度の発症率しかない稀な白血病です。高齢者に多く、発症は緩やかであり、進行しないと症状は現れません。微熱、夜間盗汗、倦怠感、リンパ節腫大等を主訴として医師を訪れ、検査の結果診断されることが多いのですが、最近では、定期健康診断や他の病気の検査時に、白血球増加が見つかり、偶然発見されることの方が多くなっています。全身のリンパ節腫大、扁桃腫大、肝?脾腫がみられ、進行例では貧血や血小板減少をみます。
治療は日本では市販されていないクロラムブシルを使いますが、最近、それよりもよく効くフルダラビン(フルダラ)が作られ、日本でも市販されています。
成人T細胞白血病?リンパ腫
慢性リンパ性白血病とは逆に我が国に特徴的に多く、レトロウイルスであるHTLV-1により発症し、母乳による母子間、夫から妻への夫婦間や輸血で感染します。流行地の九州南部、沖縄、五島列島などの長崎県西部、南四国では地域によっては25% 近い感染率を示し、これらの地域の出身者を中心にわが国の大都市でも0.7%程度の感染率があります。ウイルス感染者がすべて発病する訳ではなく、先に述べたように、ウイルスは発がんのきっかけになっているのです。感染者千数百人より年間一人の割で発病しています。末梢血中に白血病細胞が10万 /μL 以上に増加していても、骨髄生検では骨髄中に白血病細胞の見られない症例もあり、最初の定義で述べた白血病とは異なります。そのため、骨髄外原発の悪性リンパ腫が白血化したものと理解するのが妥当であり、そのため、新WHO分類でも成人T細胞白血病?リンパ腫と呼ばれるようになりました。
4型に分類され、急性型は定型的なATLLで、末梢血中に核にクローバ様の分葉や切れ込みのある特徴的な細胞が出現し、リンパ節腫大、皮疹、肝?脾腫、高カルシウム血症や免疫能低下による感染症を伴い、予後は不良で通常1年以内に死亡します。慢性型は急性型へ転化しないかぎり予後は良好です。くすぶり型では白血球数は正常ですが、異常細胞は見つかります。悪性度は低く長期の経過をたどります。リンパ腫型は悪性リンパ腫であり、急性型へ移行しやすく急性型についで予後不良です。HTLV-1抗体陽性、特徴あるリンパ球の出現、出身地などにより診断は容易です。
ATLLは薬物治療に抵抗性であり、スタンダードな良い治療法はありません。悪性リンパ腫と同様に治療しますが、免疫不全状態がより強いために合併症が多発するため、強力治療が行えません。中?高年者に発症することから造血幹細胞移植療法もほとんどできません。ソブゾキサン(ペラゾリン)やペントスタチン(コホリン)が有効な症例も一部あります。
骨髄異形成症候群は、骨髄では造血細胞は十分生産されているにもかかわらず、末梢血液中ではむしろ赤血球?白血球?血小板が減っている病気です。骨髄中の血液細胞は形態学的に異形成すなわち出来損ないのような形をしていますので、骨髄異形成症候群という難しい名前が付けられています。我々は単に MDSと略しています。若年者や小児にも見られるものの、高齢者に多い病気です。
しばしば急性白血病に移行することより、その本態は幹細胞レベルでのがん化によるものと考えられています。したがって、前白血病状態とも説明されます。がんであるとの根拠はMDS の半数以上に染色体異常があることと、白血病のように1個の細胞から増えているというクローン性が証明されているためです。
末梢血や骨髄の芽球比率や骨髄中の環状鉄芽球比率により、表1のように4種類に分類します。芽球が5%未満と比較的少ないものを不応性貧血(RA)と環状鉄芽球を伴う不応性貧血(RARS)に分けます。つぎに芽球が5%以上となったものを芽球増加を伴う不応性貧血 (RAEB)とします。さらに、芽球が20%以上になるとRAEB in transformation (RAEB-t) と称されましたが、分類の所で書きましたように、新しいWHO分類では、芽球が20%以上のものは急性白血病と分類されるようになったため、RAEB-tはなくなりました。また、単球の増加を伴うものを慢性骨髄単球性白血病(CMMoL) とよびます。
MDS はすべて急性白血病に移行する訳でなく、移行率は10-20%と言われています。しかし、血球減少症のための感染症や出血などにより死亡される患者さんもあります。生存期間は中央値で3-5年程度ですが、10年以上の長期生存例もみられます。一般的にRA, RARSの段階で留まるならば予後は比較的良好ですが、芽球の増加するRAEBや CMMoLは現在は治療には難反応性であり予後は不良です。
白血病について、なるべくわかりやすく解説したつもりですが、やっぱり難しくなってしまったようです。逆に、ちょっと物足りないと思われた方は、下記の参考書を読んでください。
白血病の治療は日進月歩しています。1999年版でも、今から5年以上も前の治療の成績はですから、今はもっと進歩しているとお考え下さい。毎月各出版社から出されている医学関係の月刊誌の中から、白血病に関する特集を捜されるのがよいと思います。
このページを読んでおられる方の多くは患者さんかその家族ではないかと推察しています。どうか、白血病になったからといって絶望することなく、最良の治療を受けることが出来るよう、血液専門医のいる病院を訪れて下さい。
現状では、ほとんどの患者さんを治癒させることのできる白血病は、小児の急性リンパ性白血病と小児?成人の急性前骨髄球性白血病に限られています。慢性骨髄性白血病も多分その仲間入りをしつつあると思います。その他の白血病は、より高い治癒率を得るためには、どの治療法がよいかを模索しているのが現状です。小児急性リンパ性白血病、急性前骨髄球性白血病や慢性骨髄性白血病でさえ、より高い治癒率と最良の治療法を目指して模索が続けられています。
どの治療法がよいかを決めるには、大規模な比較研究が必要です。日本では成人白血病に関してはJapan Adult Leukemia Study Group (JALSG)のみが大規模研究を行っています。小児に関しては幾つかのグループがあり、比較研究を行っています。
もし、主治医から比較研究に参加して下さいと頼まれたら、ぜひ参加していただきたいと思います。自分のためにも、そして自分と同じ病気に罹る人のためにも、どの治療がよいかというエビデンス(証拠)を作ることが必要なのです。逆に、比較研究の話が出なかったら、その病院は白血病の専門病院ではないかもしれません。真の専門医なら日本でのエビデンスを真剣に求め、自らも参加し苦労して得たエビデンスを自分の患者さんの診療に当てはめようと努力しているからです。JALSG 参加施設は、JALSG のホームページ (http://miwa.hama-med.ac.jp/jalsg/)に載っていますから見て下さい。
治癒を得るためには初期治療が最も大切です。再発後は治癒をもたらすような治療法は造血幹細胞移植療法を除いてほとんどないと思って下さい。初期治療をキッチリやってくれる専門病院にかかることが必要です。
私達はEメールでのご相談はお断りしています。患者さんの情報が十分でないこともあり誤解を生ずる可能性が大きいと思われるためです。しかし、今はセカンド?オピニオンと言って、他の専門医の意見を聞くことがむしろ推奨されています。もし治療に疑問があれば、主治医に正直に疑問点を話し、セカンド?オピニオンを聞くための紹介状を書いてもらい、それを持って専門医の所に相談に行かれるとよいと思います。愛知県がんセンターでは、慢性
肝臓がん転移先
骨髄性白血病にかぎって、予約制のセカンド?オピニオン外来を毎週開いていますので、愛
知県がんセンター、
肝臓がん転移先
なお、再発したり標準的治療法に難反応性となっている場合は、現在では、治癒につながるような治療法は、どの病院にもないことは知っておいて下さい。
肝臓がん転移先
新聞や雑誌などで、がんや白血病が奇蹟的に治るようなセンセ-ショナルな宣伝文句をならべて、本や薬を売ろうとしていることがよくあります。私達も、いわゆる民間療法が白血病
肝臓がん転移先
に効くかどうかの質問をよく受けます。科学的な比較研究によって確かめられていないかぎり、そのような治療法や薬はまず効きません。いわゆる民間治療法の中で、比較研究によっ
肝臓がん転移先
て、白血病に対して効果が確かめられたものは、私達の知るかぎりありません。民間療法を行っても、専門医の治療を止めたりしないかぎり、多くの場合は特に害はありません。しか
肝臓がん転移先
し、効かない薬に大金を使われるなら、音楽会に行ったり、おいしい物を食べたり、旅行にでも出掛けられたり、研究を推進するために寄付して頂く方が、より有効なお金の使い道で
肝臓がん転移先
あると思っています。
急性前骨髄球性白血病に対するレチノイン酸療法や慢性骨髄性白血病に対するイマチニブの
肝臓がん転移先
出現でもお判りのように、医学は日進月歩しています。どうか希望を棄てないでがんばってください。
2014年6月24日火曜日
肝臓がん病院
める薬剤)等を使う化学療法が、これに相当します。症状を和らげるためのいろいろな薬剤、鎮痛剤、制吐剤等も薬物療法の1つです。ここでは主に、抗がん剤、ホルモン剤を使う化学療法について説明します。2.局所療法と全身療法がんの治療は、「局所療法」と「全身療法」に分けることができます。 局所療法と全身療法の違いは、例えば田んぼの雑草(がん細胞)を刈り取るか、薬をまくかの違いに似ています。雑草が一部分であれば、正常な作物ごと刈り取ることも可能です(局所療法ー手術など)。しかし、田んぼのあちこちに雑草が生えてきた場合は、雑草をすべて刈り取ることは不可能なので、田んぼ全体に薬をまき、除草します(全身療法ー薬物療法)。1)局所療法外科療法、放射線療法等があります。 外科療法は、がんを含めて正常細胞の一部を切り取って、がんをなくしてしまう治療法ですから、原発巣(がんが最初にできたところ)にがんがとどまっている場合には完全に治すことができます。 がんのあるところへ高エネルギーの放射線を照射したり、あるいは小さな放射線源をがんの近くの体内に埋め込んで、がんをなくす方法です。放射線療法も同様に、原発巣にとどまっているがんの場合には完全に治すことができる場合もあります。基本的に、外科療法も放射線療法も治療目的で行う場合は、がんが局所(原発巣)にとどまっている場合に適応となります。それ以外にも、症状緩和の目的で使われる場合もあります。例えば、骨転移などによって患者さんの疼痛(とうつう)が非常に強い場合には、その部分への放射線照射によって痛みを緩和することができます。 局所への効果をねらって行う薬物療法もあります。例えば、がんが必要とする栄養を送っている血管(栄養動脈)に、選択的に抗がん剤を注入する「動注療法」も局所療法に当たります。2)全身療法抗がん剤やホルモン剤等の薬剤を、静脈内注射や内服等の方法で投与する薬物療法が主体になります。がんには、抗がん剤によく反応するタイプのものと、そうでないものがあります。白血病、睾丸腫瘍等のがんに対しては、薬物療法によって完全に治すことが期待できます。完全に治すことができない場合でも、がんの大きさを小さくすることで、延命効果や痛みなどの症状を和らげることが期待できます。しかし、薬物療法で使われる抗がん剤の多くは副作用を伴うことが多く、その使用には高度の専門知識が必要です。3.がんの化学療法とは化学療法とは、20世紀の初頭にドイツのエールリッヒ博士がはじめて使った言葉です。がんの化学療法は、化学物質(抗がん剤)を用いてがん細胞の分裂を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。抗がん剤は、投与後血液中に入り、全身をめぐって体内のがん細胞を攻撃し、破壊します。どこにがん細胞があってもそれを壊滅させる力を持っているので、全身的な効果があります。がんは全身病と呼ばれるように、早期にはある部位に限定している局所の病巣が、次第に全身に広がって(転移)、全身的な病気になります。主ながんの治療法のうち、外科療法と放射線療法は局所的ながんの治療には強力なのですが、放射線を全身に照射することは、副作用が強すぎて不可能ですし、全身に散らばったがん細胞のすべてを手術で取り出すことはできません。全身病を治すということからすると、化学療法は全身くまなく治療できる点で、より適した治療法と考えられます。 抗がん剤のそれぞれの長所を生かし、いくつかを組み合わせて併用することで、手術の不可能な進行がんも治療できるようになりました。これからも新薬の開発と併せて、併用療法(抗がん剤を2剤以上組み合わせて行う治療法)の研究が重要になると考えられます。4.「抗がん剤」とはがんに対する薬は現在約100種類近くあり、その中には飲み薬(経口薬)もあれば、注射(注射薬)もあります。また、その投与期間や作用機序もさまざまです。がんに対する薬のタイプを2つに分類してみると、わかりやすいかもしれません。1つは、それ自身ががんを殺す能力を持ったもので、抗がん剤が相当します。一方、自分自身はがんを殺すことはできないけれども、がんを殺すものを助ける機能を持つ薬で、免疫賦活剤と呼ばれるものがそれに当たります。 「薬」は、一般に「効果」と「薬物有害反応(副作用)」の2つの作用があります。通常、私たちが薬として使っているものは、効果のほうがずっと強くて、薬物有害反応がほとんどないか、軽度です(例:風邪薬に対する胃もたれ)。しかし、「抗がん剤」と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、「副作用ばかりが強くて全然効果がない」ということかもしれません。例にあげた風邪薬は、大半の人に非常によく効いて薬物有害反応がほとんどありませんので、効果と薬物有害反応のバランスが取れています。しかし抗がん剤の場合は、効果と薬物有害反応が同じくらいという場合もありますし、また効果よりも薬物有害反応のほうが多い場合もあります。したがって、普通の薬と違って非常に使いにくく、治療を受ける側にとっては困った薬であるといえます。抗がん剤の薬物有害反応が、他の薬に比べて非常に強いことは確かです。悪心(おしん)、嘔吐(おうと)、脱毛、白血球減少、血小板減少、肝機能障害、腎機能障害等の症状が現れます。薬によって薬物有害反応の種類や程度は異なり、また個人差もあります。これらの薬物有害反応を何とか軽くしようという努力、あるいは一人一人の状態での薬物有害反応を予測し、軽く済ませるための努力が行われていますが、完全になくすことはまだできていません。 なぜ、普通に使われる薬と抗がん剤とではそんなに違うのでしょうか。薬は一般に、投与量を増やすと効果が出てきます。もっともっと投与量を増やすと、今度は薬物有害反応が出てきます。この、効果と薬物有害反応が出現する投与量の幅が非常に広いのが、一般の薬です。通常量の10倍くらい投与しても、それによって命を落とすことはありません。 遺伝子の傷は、その突然変異によるものばかりであると思われてきました。しかし、遺伝子突然変異以外にも、細胞が分裂しても薄まることなく、新しくできた細胞に伝達される異常があることがわかってきました。それがエピジェネティックな変異で、具体的には、「DNAメチル化」と「ヒストン修飾」の変化です。特に、DNAメチル化の変化はヒトがんの多くで認められ、多段階発がんのステップとして関与している場合もあることが知られています。 遺伝子の暗号のもとであるG、A、T、Cの4つの文字は、細胞が分裂するときには、そのとおりに新しい細胞に受け継がれます。DNAメチル化(図の中の赤丸印)も、塩基配列と同じように、もとのとおりに受け継がれます。 これに対して抗がん剤は、効果を表す量と薬物有害反応を出す量がほぼ同じ、あるいは場合によっては、これが逆転している場合さえあります。 すなわち、投与量が少ないところですでに薬物有害反応が出て、さらに投与すればやっと効果が出るといったような場合です。したがって、抗がん剤で効果を得るためには、薬物殖えることにより、「myc遺伝子」によりつくられる蛋白質が増えすぎて、際限ない細胞増殖を引き起こすことがわかっています。また、「ras」と呼ばれる一群のがん遺伝子は、特定の場所に傷がつくと働きが過剰な状態になり、やはり際限ない細胞増殖を引き起こすと考えられています。 このようにがん遺伝子の変化は、特定の蛋白質の働きを異常に強めることにより、がんにつながる増殖異常を引き起こします。したがって、その蛋白質の作用をうまく抑えるような薬を見つければ、細胞ががん化することを防いだり、すでにできているがんの増殖を抑えたりすることができます。4.がん抑制遺伝子 がん遺伝子が車のアクセルとすると、そのブレーキにあたる遺伝子が、がん抑制遺伝子です。がん抑制遺伝子は細胞の増殖を抑制したり、細胞のDNAに生じた傷を修復したり、細胞にアポトーシス(細胞死)を誘導したりする働きをします。DNAの傷が蓄積するとがん化に結びつくので、修復が必要です。異常細胞が無限に増殖すると大変ですので、異常を感知して、その細胞に細胞死を誘導することも必要です。このように、がん抑制遺伝子はブレーキの働きをしていると考えられます。 がんの種類と名称について教えてください一般的には、発生した臓器、組織による分類が行われていて記載されているがんの名前には、がんと呼ばれるものの大部分が記載されていますが、すべてではありません。それは、分類方法(発生した臓器、組織による分類、顕微鏡的に見た組織分類等)によって名前が違ってくるからです。 基本的に、すべての臓器、組織にがんが発生します。私たちの体は、それぞれ固有の働きをする臓器固有細胞と、それを支持する組織からなります。 がんは、造血器でできるもの、上皮細胞でできる「癌(がん:癌腫とも呼び、英語ではcancer,carcinomaといいます)」と非上皮性細胞(間質細胞:支持組織を構成する細胞)からなる「肉腫(にくしゅ:英語ではsarcoma)」に大きく分類されます。まれに、1つの腫瘍の中に両者が混在する「癌肉腫」というものも発生します。発生頻度は、肉腫に比べ癌腫のほうが圧倒的に多く発生します。 これ抽出されました。適応は、子宮頸部がんにおける放射線療法との併用に限定されています。 (7)Levamisole(レバミゾール)本来、駆虫薬として開発された物質(イミダゾール化合物)で、免疫増強効果があることが判明しました。肺がんや大腸がんの術後において、フルオロウラシル(抗がん剤の1つ)との併用で延命効果が得られたとの報告がありますが、臨床効果は確立されていません。 [効果]上記のとおりで、一部のがんで有効性が認められています。 [副作用]一部のBRM療法で発熱や白血球増多が認められますが、重篤な副作用は報告されていません。 [問題点]特定の免疫担当細胞にのみ作用するわけではないので、作用機序が必ずしも明確でありません。作用機序の科学的な解明や、評価法の見直しが必要と考えられます。6.抗体療法抗体とは、抗原に対して特異的に結合できるタンパク質で免疫グロブリンと呼ばれ、B細胞が産生します。多種多様の抗原に対して、特異的な抗体が存在します。ある抗原に対して特異的な単一の抗体を、モノクローナル抗体と呼びます。近年、モノクローナル抗体を作製する方法が確立され、この技術は医学や生物学の分野で多大な貢献をもたらしました。がんに特異的な抗原に対するモノクローナル抗体なども多数つくられ、がんの研究、治療に広く用いられてきています。 抗体は一般に、補体(抗体の反応を補って、殺菌や溶血反応を起こす血清中の因子)を介して抗体が結合した細胞や細菌等を破壊したり、マクロファージやキラー細胞による細胞の破壊を助けるなどの働きがあります。モノクローナル抗体は、ある特定のがん細胞にだけそうした作用を及ぼすわけです。また、がん細胞のモノクローナル抗体を用いた治療としては、増殖を抑える働きのあるモノクローナル抗体も存在します。 がん細胞に特異的なモノクローナル抗体に細胞毒、抗がん剤あるいはアイソトープを結合させ、がん細胞を殺してしまおうという治療(ミサイル療法)が試みられています。また、ある種の白血病や乳がんに対する抗体療法も行われています。さらにがん組織にがん細胞を殺す作用のあるT細胞やNK細胞を集結させるため、T細胞やNK細胞とがん細胞の両方に対する抗体(双特異性抗体)なども開発されています。 [効果]造血系がんである白血病に対し、細胞表面抗原に対する抗体療法が行われています。その中の報告で、成人T細胞白血病において、IL-2レセプターα鎖に対する抗体療法によって、一部の症例が完全寛解したというものがあります。また、大腸がん細胞由来のがん抗原に対するモノクローナル抗体(17-1A)を用いた、大腸がんおよび膵臓(すいぞう)がんの治療例も報告されています。そして、大腸がん手術後の補助療法として有効であったとの報告もあります。最近、がん遺伝子の1つであるErb-B2に対するモノクローナル抗体を用いた臨床応用がはじまり、注目されています。わが国でも、臨床試験が現在進行中です。 [副作用、問題点]モノクローナル抗体は、全身投与すると肝臓などの臓器に集積し、がん組織への特異的な集積の低下が認められています。また、モノクローナル抗体はマウスなどの動物を使って作製されるので、これを患者さんに投与すると、異種由来のモノクローナル抗体に対する患者さん自身の抗体(ヒト抗マウス抗体)が産生されてしまいます。2回目以降の投与ではモノクローナル抗体が体内から除去されやすくなるために効果が激減したり、アナフィラキシーショック(異種のタンパクを投与することによるショック症状)が起こる可能性がある等の問題点があります。そこで、ヒト型抗体の作製などの試みがなされています。 近年、遺伝子治療が難治性疾患に対する新たな治療法として、注目を浴びてきています。 免疫療法の分野でも、抗がん免疫にかかわる遺伝子を用いて抗がん免疫を誘導、増強することを目的とした研究が盛んに行われ、欧米ではすでに臨床応用も開始されています。ここでは、欧米における免疫遺伝子治療の現状を紹介します。 現在までに、研究および臨床に応用されている免疫遺伝子治療は、大きく2つに分けられます。1つは、抗がん活性を持つリンパ球に、その効果を高める遺伝子を導入して生体内に戻す受動免疫強化療法です。もう1つは、がん細胞にサイトカインなどの遺伝子を導入したり、がん特異的抗原の遺伝子を正常細胞に導入して、がん抗原特異的な免疫を誘導するワクチン療法です。1)受動免疫強化療法 リンパ球からがんに特異的リンパ球(TILなど)を取り出して増やし、そこに抗がん効果を増強する遺伝子を導入して患者さんの体内に戻すことによって、抗がん免疫の効果を増強する試みがなされています。 喉頭がん治療 現在までに、TILにTNFやIL-2等の遺伝子を導入した後に患者さんに戻すという遺伝子治療が行われてますが、現時点では臨床的に意義のある治療効果は得られていません。 がん細胞に、免疫反応を増強するような遺伝子を導入してそれを接種する腫瘍ワクチン療法と、がん特異的抗原の遺伝子を直接、体内に接種するDNA(RNA)ワクチン療法に分けられます。粒子線治療の現況と将来国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。 定位放射線照射とは、病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法です。通常の放射線治療に比較し、周囲の正常組織に当たる線量を極力減少させることが可能です。定位放射線照射には、ガンマナイフに代表される1回照射の定位手術的照射と、数回に分割して照射する定位放射線治療に大別されます。定位放射線照射では、治療装置や患者さんを固定する精度をmm単位で管理しています。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。 治療法は、「レクセルのフレーム」という金属
の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、
肝臓がん病院
放射線を照射する部位を決め、その部位に正確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセ
肝臓がん病院
ルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動
肝臓がん病院
静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、こ
肝臓がん病院
の治療が徐々に脳循環の状態を変えるため、外科療法や異常血管塞栓療法(いじょうけっかんそくせんりょうほう)に比べて危険性は少なく、おおよそこの治療を受けた90%の患者さ
肝臓がん病院
んで有効性を認めています。近年の画像診断やコンピュータの技術進歩により、複雑な形状の病巣に対しても治療が可能になり、現在は転移性脳腫瘍などがんの治療にも応用されてい
肝臓がん病院
ます。わが国では、平成8年4月1日に保険適用になっています。2.リニアックを用いた定位放射線照射ガンマナイフによる治療は線量の集中性がよく、優れた治療成績をあげまし
肝臓がん病院
た。これを参考にして、一般の病院にすでに普及した放射線治療装置である直線加速器(リニアック)を用いて、病巣に放射線を集中させる治療を行う試みが開発されました。実際に
肝臓がん病院
はこの治療は、1980年代になってから主として動静脈奇形を対象にはじめられ、1980年代後半には、
の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、
肝臓がん病院
放射線を照射する部位を決め、その部位に正確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセ
肝臓がん病院
ルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動
肝臓がん病院
静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、こ
肝臓がん病院
の治療が徐々に脳循環の状態を変えるため、外科療法や異常血管塞栓療法(いじょうけっかんそくせんりょうほう)に比べて危険性は少なく、おおよそこの治療を受けた90%の患者さ
肝臓がん病院
んで有効性を認めています。近年の画像診断やコンピュータの技術進歩により、複雑な形状の病巣に対しても治療が可能になり、現在は転移性脳腫瘍などがんの治療にも応用されてい
肝臓がん病院
ます。わが国では、平成8年4月1日に保険適用になっています。2.リニアックを用いた定位放射線照射ガンマナイフによる治療は線量の集中性がよく、優れた治療成績をあげまし
肝臓がん病院
た。これを参考にして、一般の病院にすでに普及した放射線治療装置である直線加速器(リニアック)を用いて、病巣に放射線を集中させる治療を行う試みが開発されました。実際に
肝臓がん病院
はこの治療は、1980年代になってから主として動静脈奇形を対象にはじめられ、1980年代後半には、
2014年6月22日日曜日
肝臓がん権威
外科療法(根治的前立腺全摘除術)
前立腺を精嚢と共に摘除し、膀胱と尿道をつなぐ手術です。
局所療法ですから適応は、転移のないステージAとB、それにCの一部の方です。下腹部を切る恥骨後式と股の間を切る会陰式があり、最近では腹腔鏡を用いた術式も行なわれています。
当院では恥骨後式を行ない、平均的に、入院期間は3~4週間、過去10年間の平均手術時間は2時間40分、出血量は900mlです。希望者には自己血貯血を行なっています。
前立腺がんの摘除標本:耳のようなものは精嚢、
小さな角のようなものは精管膨大部の断端放射線療法
外照射当院ではリニアックを用いた外照射を行なっています。
1日2Gy(グレイ)を35回、7週間で治療します。
通常は、通院治療です。局所療法ですから、適応はやはりステージA~Cとなります。
小線源治療(組織内照射)
125I(ヨー素)という線源を入れる微小な針を会陰部から前立腺の中に刺入します。
腰椎麻酔下に行い、4日間の入院(個室)が必要です。
ホルモン治療
LHRHアゴニスト(注射)もしくは女性ホルモン剤(エストロゲン)の投与による内科的去勢、抗男性ホルモン(アンチアンドロゲン)剤の内服、および手術により両側の睾丸(精巣)を摘除する外科的去勢とがあります。
これらを併用する場合もあります。全身療法ですから転移のあるステージDが適応となります。局所進行がん(ステージC)では手術もしくは放射線治療の前に6~8ヶ月間ホルモン治療を併用する合併治療をしばしば行ないます。
経過観察
なんら治療せずに厳重に経過観察のみを行なう方法です。
治療法にはそれぞれ副作用が必ず伴いますから、現在の生活の質を大切にしたい場合、がんが微少で病理学的悪性度が低い場合、症状のない超高齢者の場合などが適応となります。
病状の進行が心配される場合にはもちろん治療を開始しますが、前立腺がんは一般的に進行が遅いためこの方法が適応となる患者さんはそれほど少なくありません。
化学療法
いわゆる抗がん剤による治療です。
副作用が強く、その割に効果が乏しいので積極的には行ないません。
ホルモン療法の効果が見られなくなった進行がんの患者さんに考慮します。稀ですが、神経内分泌がんという非常に悪性で進行の速いがんは当初より適応となります。
再発の診断と治療再発にはPSA再発と臨床的再発の2つがあります。
PSA再発
治療を行ない、正常化した血中PSA値が再び上昇してきた場合です。
限局がん(ステージA、B)では臨床的再発(リンパ節や骨への転移など)が見られる数カ月ないし数年前からみられます。PSA再発に対する標準的治療法はまだ確立していません。経過観察、放射線、ホルモン治療、化学療法などが状況に応じて考えられます。
臨床的再発
限局がんでは治療後に局所再発や遠隔転移が新たに出現した場合、進行がんでは治療により落ち着いていた病巣が再び増大したり、新しい転移巣が見られた場合です。ほとんどの場合、PSAの再上昇を伴います。治療はやはり状況に応じていろいろです。
治療の副作用と対策手術
インポテンス(ED)と尿失禁が主なものです。
EDは勃起神経温存手術により防止できる可能性がありますが、がんが大きい場合や広がっている場合は非常に危険です。尿失禁は3ヶ月で50%の人が、6ヶ月で90%の人がおおむね改善しますが、1日数枚のパッドを要する方が10%弱見られます。
放射線
1.外照射
治療中に見られる急性のものと治療後数年たってから見られる 晩期障害とがあります。
治療中の後半から尿が近い、出にくいなどの排尿障害がしばしば見られますが、これは一過性です。
晩期合併症としては放射線性膀胱炎や直腸炎による血尿、血便や痛みなどです。痔のひどい人は直腸、肛門の副作用が強くみられるようです。
2.小線源治療
治療直後の排尿困難は外照射より高度で尿閉状態になることもあります。晩期障害は軽度です。
ホルモン治療
治療方法がなんであれ、男性ホルモン欠落症状として、ED、ホットフラッシュ(ほてり:カッと熱くなり汗が出ること)、筋力低下、骨粗鬆症、うつ状態などいろいろ見られます。
女性ホルモン剤では血液凝固能の亢進、これに伴い心、血管系障害が起こることがあります。
生存率
ステージにより大きく異なり、他のがんと同様にステージが進むほど悪くなります。
しかし、前立腺がんは一般に進行が遅く、いろいろな治療法があるため5年以内に前立腺がんのために命を失う確率は、ステージA、Bでは10%以下、Cでは20%以下と低い数字です。
転移があると数字は大きく下がりますが、骨転移があっても5年生存率は30%くらいです。また、転移があっても、転移巣が小さいほど生存率が良好な結果が見られていますので、ステージDといえども早期発見、早期治療は重要です。
膀胱の解剖
膀胱は尿をためたり排泄する臓器です。
腎臓で作られた尿は尿管を通過して膀胱に入り、貯えられ、尿意を感じた時に尿道をとおして排泄されます。膀胱は表面の粘膜と厚い筋肉層からできており、粘膜上皮細胞からできた悪性腫瘍をがんと呼びます。筋肉や脂肪細胞からできた悪性腫瘍は肉腫と呼びます。
膀胱がんの統計
わが国では、膀胱がんは人口10万人あたり10人程度の発生率と思われます。
膀胱がんは症状が早期より出やすいため早期発見率が高く、また悪性度の低い乳頭状がんと呼ばれるものの割り合いが多いため、比較的死亡率の低いがんです。男女比は3対1と男に多く、60歳以降の高齢者に多く見られ、また、若年者より高齢者の方に悪性度の高いがんが多いのが特徴です。
膀胱がんの発生
喫煙は現在、膀胱発がんの最大の原因です。
ゴム、皮革、織物や色素工場で使用されるアニリン色素、ナフチラミンやベンチジンなどの染料への慢性接触も重要な発がん要因です。食べ物ではワラビ、ゼンマイ、医薬品では抗がん剤のシクロフォスファミド、最近、発売禁止された鎮痛剤(頭痛薬)フェナセチンなどがあります。中東、北アフリカの地方病である住血吸虫症への感染も危険因子です。
これらの発がん物質との接触により9番染色体や17番染色体などにあるがん抑制遺伝子が変異を来し、それが膀胱がんの発生と進展に関わっていると考えられています。
膀胱がんは形態学的に、大きく乳頭状と非乳頭状にわけられます。前者の多くは表在性(早期)がんであるのに対し、後者はその多くが浸潤性(進行)がんですが、一部には上皮内がんと呼ばれる扁平な初期がんもあります。また、膀胱がんはがんの中で最も多発しやすいという特徴を有しています。
膀胱がんの予防
上にあげた発がん要因を遠ざけることが重要です。また、水分を多くとる人はそうでない人に比べ、有意に膀胱発がん率が低いといわれています。尿中の発がん物質を希釈すると共に、膀胱内から早く排泄することに意味があるものと思われます。
症状他のがんと違って、比較的早期より症状が出やすいのが特徴です。
血尿および頻尿、排尿痛などの膀胱炎症状が2大症状です。約80%の患者さんは無症候性(痛みなどのない)肉眼的血尿を呈し、膀胱炎症状は20~30%の人に見られます。血尿の出かたは尿全体が赤くなる全血尿より排尿の終わり頃が赤くなる終末時血尿が多く、血の塊もしばしば排出されます。
一部は無症状で、検診における顕微鏡的血尿の精密検査などにより発見されます。膀胱がんが転移の症状で発見されることは比較的稀です。
診断膀胱鏡検査
現在では最も確実性の高い検査です。尿道から硬性もしくは軟性のファイバースコープを挿入して膀胱内を観察する検査で、男性では多少とも痛みを伴うのが難点です。
下記の(図1)にいろいろな膀胱がんの内視鏡写真を示します。
図1:膀胱がんの内視鏡写真
膀胱浸潤がん実質性、広基性 膀胱上皮内がん扁平な腫瘍 膀胱乳頭状がん(単発)
尿細胞診
尿中に剥離したがん細胞の有無を見る検査です。排泄物である尿を用いるため患者さんに負担がかからず、繰り返し行えるのが利点です。
全体では70%の陽性率で、30%の患者さんではがんがあっても陰性です。感度の高い検査とはいえませんが、悪性ながんでは早期より陽性率が高いため、臨床的には極めて有用性の高い検査です。
特に、内視鏡で分かりにくい扁平ながん(上皮内がん)の診断では膀胱鏡よりも感度が高いことが分かっています(図2)。図2:尿細胞にみられる悪性な膀胱がん細胞
レントゲン検査
静脈性尿路造影検査、膀胱造影検査がありますが、腫瘍が大きくないと中々診断できません。
超音波検査
1cm以上の腫瘍であればおおむね診断可能ですが、がんの存在部位により死角があるのが難点です。
CT?MRI検査
がんの存在診断よりがんの浸潤度、進行度の診断に有用です。一次検査としては行いません。
鑑別診断
血尿や膀胱炎症状を呈する疾患との鑑別が重要です。数日間、抗生物質を内服しても改善しない、あるいはたびたびくり返す膀胱炎症状はがんの場合のみならず下記の疾患でも見られます 慢性膀胱炎女性に多く、薬剤アレルギーのこともあります。
間質性膀胱炎やはり女性に多く、未だ、原因は明らかではありません。
膀胱結石表面が石灰化したがんとの鑑別に注意が必要です。
膀胱結核通常の抗生物質の治療には難治性です。
二次性膀胱腫瘍
直腸、子宮、前立腺などに発生したがんが膀胱に進行してきた場合です。
病期診断(ステージング)原発巣の進行度診断
膀胱鏡、双手診、経尿道的エコー、MRIなどを用いて行います。
図3のように9段階に細かく分類されます。
転移の診断腹部CT、MRI、肺のレントゲン写真、骨シンチグラムなどで診断します。
病期分類
上皮内がん(Tis)。扁平で悪性度の高い初期がん。
乳頭状の形態を示す非浸潤性、もしくは粘膜下浸潤がん(Ta、T1)
膀胱の筋肉層に浸潤したがん(T2a、T2b)
筋肉層を超えて膀胱周囲の脂肪組織に浸潤したがん(T3a、T3b)
前立腺、子宮、直腸などの近接臓器に浸潤(T4a、T4b)、もしくはリンパ節や肺、肝、骨などの遠隔臓器に転移したがん
なお、進行度は表在性(Tis、Ta、T1)と浸潤性(T2、T3、T4)の2つに大きく分けることができます。
治療法
治療法の選択は、主にがんの進行度と悪性度に基づいて決めます。進行度に応じた治療法は以下のごとくです。
表在性(早期)がんの治療
1.経尿道的腫瘍切除術(TUR-Bt)
腫瘍の悪性度が低く、多発傾向の乏しい場合、TURによる単独治療とし、通常、補助療法は行いません。
2.TUR-Bt+膀胱内注入療法
腫瘍の悪性度が高いか、多発傾向の強い場 合には、TURのあとで再発予防を目的とした注入療法を行います。注入療法に用いる薬剤としては、BCGもしくはマイトマイシンCやアドリアマイシンなどの抗がん剤です。
BCGの方が有効性は高いのですが、副作用が強いのが欠点です。
3.膀胱全摘除術
早期がんでも、腫瘍が広範囲に多発していたり、再発をくり返す場合には、膀胱全摘除術を考慮します。
浸潤性がんの治療膀胱全摘除術+尿路変向術
膀胱を全摘した場合には尿の始末をつけることが必要になり,これを尿路変向といいます(図4)。方法としては回腸導管造設術が一般的です。しかし、最近では長め(約60cm)の腸管を利用して代用膀胱を造設し、残した尿道とつないで自排尿を可能にする方法(ネオブラダー造設)もよく行われます。膀胱がんが多発性の場合は尿道がんの再発リスクが高くなるので注意が必要です。
がんが膀胱壁を貫いている場合(T3~4)やリンパ節転移がある場合は術後補助化学療法を奨めています。当院では3コース行っています。大変つらい治療ですが、再発の抑制に有用な結果が得られています (生存率の項参照)。
膀胱尿道全摘標本:多発性乳頭状がん図4:尿路変向法いろいろ
2.化学療法と放射線治療の併用
まだ研究的な側面がありますが、患者さんのQOLの改善を目指し、試みられています。
進行転移がんの治療全身化学療法
化学療法単独では治癒する確率が低いので有効例には外科的治療や放射線治療を併用する集学的治療を考慮します。リンパ節転移だけなら治癒が期待できますが、肝や骨などに遠隔転移がある場合、現状はかなり悲観的です。
肝臓がん権威
2.対症療法
患者さんの全身状態が良くない場合などは、つらい化学療法を行うより、まずは最善の支持
肝臓がん権威
療法により症状緩和を目指します。
再発の診断と治療
肝臓がん権威
膀胱内再発
表在性がんではTUR後、1年目は3ヶ月ごとに内視鏡検査と尿細胞診検査を行います。
肝臓がん権威
再発がなければその後の2~5年間は6ヶ月ごとに行います。5年以降は1年に1回ですが、原則として10年以上続けます。腎臓(腎盂)?尿管などの上部尿路腫瘍発生に対する診断検査は1年
肝臓がん権威
に1回くらいです。
膀胱内再発が見られたら再びTURを行うことが多いのですが、場合によってはBCGや抗がん剤
肝臓がん権威
の膀胱内注入療法を行います。注入療法に抵抗性を示し、腫瘍が広範囲に再発したり、尿道や下部尿管に進展したり、浸潤がんに進行したりした場合は膀胱全摘除術を考慮します。
肝臓がん権威
遠隔転移浸潤がんの治療後には最も注意すべきできごとです。
腹部CT、肺のレントゲン写真などで診断します。転移が認められたら、化学療法が第一選択
肝臓がん権威
の治療となりますが、場合によっては手術や放射線治療、もしくはこれらの併用治療などを考慮します。
前立腺を精嚢と共に摘除し、膀胱と尿道をつなぐ手術です。
局所療法ですから適応は、転移のないステージAとB、それにCの一部の方です。下腹部を切る恥骨後式と股の間を切る会陰式があり、最近では腹腔鏡を用いた術式も行なわれています。
当院では恥骨後式を行ない、平均的に、入院期間は3~4週間、過去10年間の平均手術時間は2時間40分、出血量は900mlです。希望者には自己血貯血を行なっています。
前立腺がんの摘除標本:耳のようなものは精嚢、
小さな角のようなものは精管膨大部の断端放射線療法
外照射当院ではリニアックを用いた外照射を行なっています。
1日2Gy(グレイ)を35回、7週間で治療します。
通常は、通院治療です。局所療法ですから、適応はやはりステージA~Cとなります。
小線源治療(組織内照射)
125I(ヨー素)という線源を入れる微小な針を会陰部から前立腺の中に刺入します。
腰椎麻酔下に行い、4日間の入院(個室)が必要です。
ホルモン治療
LHRHアゴニスト(注射)もしくは女性ホルモン剤(エストロゲン)の投与による内科的去勢、抗男性ホルモン(アンチアンドロゲン)剤の内服、および手術により両側の睾丸(精巣)を摘除する外科的去勢とがあります。
これらを併用する場合もあります。全身療法ですから転移のあるステージDが適応となります。局所進行がん(ステージC)では手術もしくは放射線治療の前に6~8ヶ月間ホルモン治療を併用する合併治療をしばしば行ないます。
経過観察
なんら治療せずに厳重に経過観察のみを行なう方法です。
治療法にはそれぞれ副作用が必ず伴いますから、現在の生活の質を大切にしたい場合、がんが微少で病理学的悪性度が低い場合、症状のない超高齢者の場合などが適応となります。
病状の進行が心配される場合にはもちろん治療を開始しますが、前立腺がんは一般的に進行が遅いためこの方法が適応となる患者さんはそれほど少なくありません。
化学療法
いわゆる抗がん剤による治療です。
副作用が強く、その割に効果が乏しいので積極的には行ないません。
ホルモン療法の効果が見られなくなった進行がんの患者さんに考慮します。稀ですが、神経内分泌がんという非常に悪性で進行の速いがんは当初より適応となります。
再発の診断と治療再発にはPSA再発と臨床的再発の2つがあります。
PSA再発
治療を行ない、正常化した血中PSA値が再び上昇してきた場合です。
限局がん(ステージA、B)では臨床的再発(リンパ節や骨への転移など)が見られる数カ月ないし数年前からみられます。PSA再発に対する標準的治療法はまだ確立していません。経過観察、放射線、ホルモン治療、化学療法などが状況に応じて考えられます。
臨床的再発
限局がんでは治療後に局所再発や遠隔転移が新たに出現した場合、進行がんでは治療により落ち着いていた病巣が再び増大したり、新しい転移巣が見られた場合です。ほとんどの場合、PSAの再上昇を伴います。治療はやはり状況に応じていろいろです。
治療の副作用と対策手術
インポテンス(ED)と尿失禁が主なものです。
EDは勃起神経温存手術により防止できる可能性がありますが、がんが大きい場合や広がっている場合は非常に危険です。尿失禁は3ヶ月で50%の人が、6ヶ月で90%の人がおおむね改善しますが、1日数枚のパッドを要する方が10%弱見られます。
放射線
1.外照射
治療中に見られる急性のものと治療後数年たってから見られる 晩期障害とがあります。
治療中の後半から尿が近い、出にくいなどの排尿障害がしばしば見られますが、これは一過性です。
晩期合併症としては放射線性膀胱炎や直腸炎による血尿、血便や痛みなどです。痔のひどい人は直腸、肛門の副作用が強くみられるようです。
2.小線源治療
治療直後の排尿困難は外照射より高度で尿閉状態になることもあります。晩期障害は軽度です。
ホルモン治療
治療方法がなんであれ、男性ホルモン欠落症状として、ED、ホットフラッシュ(ほてり:カッと熱くなり汗が出ること)、筋力低下、骨粗鬆症、うつ状態などいろいろ見られます。
女性ホルモン剤では血液凝固能の亢進、これに伴い心、血管系障害が起こることがあります。
生存率
ステージにより大きく異なり、他のがんと同様にステージが進むほど悪くなります。
しかし、前立腺がんは一般に進行が遅く、いろいろな治療法があるため5年以内に前立腺がんのために命を失う確率は、ステージA、Bでは10%以下、Cでは20%以下と低い数字です。
転移があると数字は大きく下がりますが、骨転移があっても5年生存率は30%くらいです。また、転移があっても、転移巣が小さいほど生存率が良好な結果が見られていますので、ステージDといえども早期発見、早期治療は重要です。
膀胱の解剖
膀胱は尿をためたり排泄する臓器です。
腎臓で作られた尿は尿管を通過して膀胱に入り、貯えられ、尿意を感じた時に尿道をとおして排泄されます。膀胱は表面の粘膜と厚い筋肉層からできており、粘膜上皮細胞からできた悪性腫瘍をがんと呼びます。筋肉や脂肪細胞からできた悪性腫瘍は肉腫と呼びます。
膀胱がんの統計
わが国では、膀胱がんは人口10万人あたり10人程度の発生率と思われます。
膀胱がんは症状が早期より出やすいため早期発見率が高く、また悪性度の低い乳頭状がんと呼ばれるものの割り合いが多いため、比較的死亡率の低いがんです。男女比は3対1と男に多く、60歳以降の高齢者に多く見られ、また、若年者より高齢者の方に悪性度の高いがんが多いのが特徴です。
膀胱がんの発生
喫煙は現在、膀胱発がんの最大の原因です。
ゴム、皮革、織物や色素工場で使用されるアニリン色素、ナフチラミンやベンチジンなどの染料への慢性接触も重要な発がん要因です。食べ物ではワラビ、ゼンマイ、医薬品では抗がん剤のシクロフォスファミド、最近、発売禁止された鎮痛剤(頭痛薬)フェナセチンなどがあります。中東、北アフリカの地方病である住血吸虫症への感染も危険因子です。
これらの発がん物質との接触により9番染色体や17番染色体などにあるがん抑制遺伝子が変異を来し、それが膀胱がんの発生と進展に関わっていると考えられています。
膀胱がんは形態学的に、大きく乳頭状と非乳頭状にわけられます。前者の多くは表在性(早期)がんであるのに対し、後者はその多くが浸潤性(進行)がんですが、一部には上皮内がんと呼ばれる扁平な初期がんもあります。また、膀胱がんはがんの中で最も多発しやすいという特徴を有しています。
膀胱がんの予防
上にあげた発がん要因を遠ざけることが重要です。また、水分を多くとる人はそうでない人に比べ、有意に膀胱発がん率が低いといわれています。尿中の発がん物質を希釈すると共に、膀胱内から早く排泄することに意味があるものと思われます。
症状他のがんと違って、比較的早期より症状が出やすいのが特徴です。
血尿および頻尿、排尿痛などの膀胱炎症状が2大症状です。約80%の患者さんは無症候性(痛みなどのない)肉眼的血尿を呈し、膀胱炎症状は20~30%の人に見られます。血尿の出かたは尿全体が赤くなる全血尿より排尿の終わり頃が赤くなる終末時血尿が多く、血の塊もしばしば排出されます。
一部は無症状で、検診における顕微鏡的血尿の精密検査などにより発見されます。膀胱がんが転移の症状で発見されることは比較的稀です。
診断膀胱鏡検査
現在では最も確実性の高い検査です。尿道から硬性もしくは軟性のファイバースコープを挿入して膀胱内を観察する検査で、男性では多少とも痛みを伴うのが難点です。
下記の(図1)にいろいろな膀胱がんの内視鏡写真を示します。
図1:膀胱がんの内視鏡写真
膀胱浸潤がん実質性、広基性 膀胱上皮内がん扁平な腫瘍 膀胱乳頭状がん(単発)
尿細胞診
尿中に剥離したがん細胞の有無を見る検査です。排泄物である尿を用いるため患者さんに負担がかからず、繰り返し行えるのが利点です。
全体では70%の陽性率で、30%の患者さんではがんがあっても陰性です。感度の高い検査とはいえませんが、悪性ながんでは早期より陽性率が高いため、臨床的には極めて有用性の高い検査です。
特に、内視鏡で分かりにくい扁平ながん(上皮内がん)の診断では膀胱鏡よりも感度が高いことが分かっています(図2)。図2:尿細胞にみられる悪性な膀胱がん細胞
レントゲン検査
静脈性尿路造影検査、膀胱造影検査がありますが、腫瘍が大きくないと中々診断できません。
超音波検査
1cm以上の腫瘍であればおおむね診断可能ですが、がんの存在部位により死角があるのが難点です。
CT?MRI検査
がんの存在診断よりがんの浸潤度、進行度の診断に有用です。一次検査としては行いません。
鑑別診断
血尿や膀胱炎症状を呈する疾患との鑑別が重要です。数日間、抗生物質を内服しても改善しない、あるいはたびたびくり返す膀胱炎症状はがんの場合のみならず下記の疾患でも見られます 慢性膀胱炎女性に多く、薬剤アレルギーのこともあります。
間質性膀胱炎やはり女性に多く、未だ、原因は明らかではありません。
膀胱結石表面が石灰化したがんとの鑑別に注意が必要です。
膀胱結核通常の抗生物質の治療には難治性です。
二次性膀胱腫瘍
直腸、子宮、前立腺などに発生したがんが膀胱に進行してきた場合です。
病期診断(ステージング)原発巣の進行度診断
膀胱鏡、双手診、経尿道的エコー、MRIなどを用いて行います。
図3のように9段階に細かく分類されます。
転移の診断腹部CT、MRI、肺のレントゲン写真、骨シンチグラムなどで診断します。
病期分類
上皮内がん(Tis)。扁平で悪性度の高い初期がん。
乳頭状の形態を示す非浸潤性、もしくは粘膜下浸潤がん(Ta、T1)
膀胱の筋肉層に浸潤したがん(T2a、T2b)
筋肉層を超えて膀胱周囲の脂肪組織に浸潤したがん(T3a、T3b)
前立腺、子宮、直腸などの近接臓器に浸潤(T4a、T4b)、もしくはリンパ節や肺、肝、骨などの遠隔臓器に転移したがん
なお、進行度は表在性(Tis、Ta、T1)と浸潤性(T2、T3、T4)の2つに大きく分けることができます。
治療法
治療法の選択は、主にがんの進行度と悪性度に基づいて決めます。進行度に応じた治療法は以下のごとくです。
表在性(早期)がんの治療
1.経尿道的腫瘍切除術(TUR-Bt)
腫瘍の悪性度が低く、多発傾向の乏しい場合、TURによる単独治療とし、通常、補助療法は行いません。
2.TUR-Bt+膀胱内注入療法
腫瘍の悪性度が高いか、多発傾向の強い場 合には、TURのあとで再発予防を目的とした注入療法を行います。注入療法に用いる薬剤としては、BCGもしくはマイトマイシンCやアドリアマイシンなどの抗がん剤です。
BCGの方が有効性は高いのですが、副作用が強いのが欠点です。
3.膀胱全摘除術
早期がんでも、腫瘍が広範囲に多発していたり、再発をくり返す場合には、膀胱全摘除術を考慮します。
浸潤性がんの治療膀胱全摘除術+尿路変向術
膀胱を全摘した場合には尿の始末をつけることが必要になり,これを尿路変向といいます(図4)。方法としては回腸導管造設術が一般的です。しかし、最近では長め(約60cm)の腸管を利用して代用膀胱を造設し、残した尿道とつないで自排尿を可能にする方法(ネオブラダー造設)もよく行われます。膀胱がんが多発性の場合は尿道がんの再発リスクが高くなるので注意が必要です。
がんが膀胱壁を貫いている場合(T3~4)やリンパ節転移がある場合は術後補助化学療法を奨めています。当院では3コース行っています。大変つらい治療ですが、再発の抑制に有用な結果が得られています (生存率の項参照)。
膀胱尿道全摘標本:多発性乳頭状がん図4:尿路変向法いろいろ
2.化学療法と放射線治療の併用
まだ研究的な側面がありますが、患者さんのQOLの改善を目指し、試みられています。
進行転移がんの治療全身化学療法
化学療法単独では治癒する確率が低いので有効例には外科的治療や放射線治療を併用する集学的治療を考慮します。リンパ節転移だけなら治癒が期待できますが、肝や骨などに遠隔転移がある場合、現状はかなり悲観的です。
肝臓がん権威
2.対症療法
患者さんの全身状態が良くない場合などは、つらい化学療法を行うより、まずは最善の支持
肝臓がん権威
療法により症状緩和を目指します。
再発の診断と治療
肝臓がん権威
膀胱内再発
表在性がんではTUR後、1年目は3ヶ月ごとに内視鏡検査と尿細胞診検査を行います。
肝臓がん権威
再発がなければその後の2~5年間は6ヶ月ごとに行います。5年以降は1年に1回ですが、原則として10年以上続けます。腎臓(腎盂)?尿管などの上部尿路腫瘍発生に対する診断検査は1年
肝臓がん権威
に1回くらいです。
膀胱内再発が見られたら再びTURを行うことが多いのですが、場合によってはBCGや抗がん剤
肝臓がん権威
の膀胱内注入療法を行います。注入療法に抵抗性を示し、腫瘍が広範囲に再発したり、尿道や下部尿管に進展したり、浸潤がんに進行したりした場合は膀胱全摘除術を考慮します。
肝臓がん権威
遠隔転移浸潤がんの治療後には最も注意すべきできごとです。
腹部CT、肺のレントゲン写真などで診断します。転移が認められたら、化学療法が第一選択
肝臓がん権威
の治療となりますが、場合によっては手術や放射線治療、もしくはこれらの併用治療などを考慮します。
2014年6月21日土曜日
肝臓がん転移
測定し、超音波検査(エコー検査)を始めとする画像診断を定期的に行う(スクリーニング)ことが重要です。
ウイルス性肝炎や肝硬変にかかっている人は、肝臓がんになりやすいわけですから、定期的に血液検査(腫瘍マーカーの測定)と画像検査を受けることです。
その他の画像診断として、CT、MRI、血管造影などがあり、現在では約1cm程度のがんでも発見できます。
まず超音波検査やCTで肝臓の検査を行い、これらで異常所見が疑われれば、MRIや血管造影を行います。最近では血管造影とCTを組合せた血管造影下CTや、造影剤を用いた超音波検査が盛んになってきました。
がんの治療が成功したか否かは5年生存率であらわされます。これは有名な話ですからあなたもご存知のはずです。
最近ではがんの治療成績とかが発表されてきていますが、症例のばらつきが大きいのでなかなか単純な比較は出来ません。
早期がん専門に治療すれば治療成績は上がります。こういったことも踏まえて病院を選択したいものです。
さて、この他にも、肝臓がんの場合には、がんの状態もさることながら、その背景にある肝機能の状態に左右される部分が大きいのです。
肝硬変から進行して出来たがんではなお更で、体力勝負のところも大きいのです。
|URL |home| 胆管細胞がん肝臓原発がんの90%以上は肝細胞がんで、大部分がウイルス性肝炎を伴い発生の仕組みはよく解明されています。ウイルス性肝炎のキャリアは、がん予備軍としてがんの発生を監視できますので、早期がんのうちに発見されやすいのです。早期がんなら、治療法も手術だけではなく様々な方法が確立されてきていますので希望が持てます。
しかし、胆管細胞がんは違います。
胆管細胞がんは肝臓がんのなかでは2位ですが、3%にすぎずその原因や病態は十分解明されていません。肝細胞がんとは違って難しい病気です。
胆管細胞がんは、ウイルス性肝炎とかアルコールとかに関係なく全ての人に発生します。
そのため、がん予備軍として監視されるわけでもなく、発見されたときはすでに手遅れで進行がんであることが多いのです。
そして胆管細胞がんは手術で切除する以外に根本的治療法はなく、手術を受けても早期に再発することが多いのです。再発すれば、残った肝臓ばかりでなくリンパ節や他の臓器へ転移して再発するため、有効な治療方法がありません。こうしてみると胆管細胞がんは、症例こそ少ないものの最悪のがんです。
胆管細胞がんの唯一の根治治療は手術ですが、進行がんで発見されるため大量の肝切除が必要です。しかも高率でリンパ節に転移しますので、肝臓のまわりのリンパ節を広範囲に切除しなくてはならず大手術になってしまいます。
それでも再発する場合は少なからずあるわけで胆管細胞がんとの戦いはまだまだこれからといったところです。
|URL |home| 肝臓がんの治療肝臓がんによる死亡者数は、肺がん、胃がん、大腸がんに次いで4番目です。
男女別では、男性のほうが女性に比べてはるかに多く約2.3倍で男性は要注意です。
肝臓がんは直接肝臓にできるがん(原発性がん)と、ほかの臓器のがんが転移してできるがん(転移性がん)の2つがあります。
原発性肝臓がんへの対策はよく知られています。原発性の肝臓がんは、何らかの肝障害のあとに起こりますので肝障害は早く治しておくことです。
C型やB型の肝炎ウイルスに感染し慢性肝炎や肝硬変といった持続性の肝炎を持つ人はブラックですし、アルコールの過飲も危険因子の1つです。飲酒は適量におさえ休肝日は必ず設定しましょう。
原発性肝臓がんの治療は、まず手術によってがんを切り取ることですが、肝硬変を伴っている例が多いので、肝機能からみて切除可能な範囲を超えてがんが進展している場合は、肝動脈をつめる肝動脈塞栓術をおこないます。
がんは小さいが肝機能不良のために手術ができない場合は、60歳以下では肝移植、60歳以上ではアルコール注入やラジオ波が適当な治療法です。
転移性肝臓がんでも、第一の治療法は切除です。
転移性肝臓がんではほとんど肝硬変を合併していませんので、手術も容易でたとえ転移が多数あっても全安に切除できるようになりました。
肝臓外に転移のある場合は静脈から全身に抗がん薬を注入します。大腸がんからの肝臓への転移は特に切除後の成績がよく積極的に切除します。大腸がんでは肝臓だけではなく肺転移も切除の対象です。再発しても再切除をすればよいのであきらめてはなりません。
膵臓の働きには主に2つあり、1つはアミラーゼなどの大切な消化酵素を大量に含んだ膵液という消化液を分泌する働き(外分泌)、 もう1つは血糖をコントロールするインスリンやグルカゴンというホルモンを分泌する働き(内分泌)です。膵臓は、あまり目立たない臓器ですが、私たちが生きていくうえで非常に重要なはたらきをもっています。
膵臓がん(膵臓癌)は外分泌の働きを持つ細胞、特に膵液が流れる膵管の細胞から発生する癌で、膵臓にできるがんの90%以上がこのタイプのがんで、内分泌の働きを持つ細胞にできる腫瘍(膵内分泌腫瘍)とは区別されます。
膵臓は胃の後ろにある長さが20cm程度の細長い洋ナシを横に置いたような形をした臓器で、 右側は広く広がった形をしており、膵頭部と呼んでいます。一方左側は狭くすぼまっており膵尾部と呼びます。 その間が膵体部と呼ばれる部分になります。がんの発生部位により頭部がん、体部がん、尾部がんと呼びます。 膵臓がんでは膵頭部に発生するがんがもっとも多くおおよそ半数が膵頭部がんです。
膵臓は身体の真ん中にあり胃や十二指腸、脾臓、小腸、大腸、肝臓、胆嚢など多くの臓器に囲まれているため膵臓 がんが発生しても見つけることが非常に困難であり、また膵臓がんは、がんが小さなうちから他の臓器に拡がったり、 転移を起こしやすいという性質があるため膵臓がんの早期発見は非常に困難です。
膵臓がん(膵臓癌)の発生は年々増加してきており、今後も増えていくであろうと予想されていますが、 発生の原因がはっきりと分かっていません。また膵臓がんは難治性がんの代表で早期診断が難しく、 外科切除術以外は有効な治療法が確立されていません。膵臓がん(膵臓癌)の場合、たとえ外科手術ができたとしても小さな がんが他の臓器に浸潤していたり転移していることが多く再発することが良くあります。
そのため膵臓がんとわかった時にはすでに手遅れということが多いのです。 早期発見はどのような治療よりも治癒率の向上に貢献しますので、 どうしたら早く発見できるかという研究が意欲的に続けられているのが現状です。
膵臓がんの増加に、食文化の欧米化があるという説もあり、実際患者さんの多くに動物性脂肪やタンパク質を多く摂取している人が多いことは事実です。
【膵臓がん(膵臓癌)の症状】
早期の段階の膵臓がんには特徴的な症状はほとんどありません。症状があったとしてもお腹の痛みや、 食欲が出ないなどの漫然としたもので膵臓がんだけに見られる症状ではありませんし、一般的な検査をしても身体の真ん中にある臓器であるためがんが見つかることは稀です膵臓がんが進行してくると、体重の急激な減少や背中の痛み、腹部の腫れ、みぞおちの辺りの痛みが出てきます。 膵頭部がんの場合には胆管が詰まることによって白目や手足などが黄
色くなる黄疸がでることがあります。 黄疸に気づく前には尿が赤くなります。黄疸時には身体のかゆみや尿の色が濃くなったり、胆汁が十二指腸に流れなくなるため便が白くなりま
す。
膵臓がん(膵臓癌)になると食欲不振や体重の減少がしばしば起こりますが、これらの症状
は、食物が分解され、吸収されて栄養となるのに必要な消化酵素を含んだ膵液が出せなくなることで消化不良を起こすためにでる症状です。
膵臓がん(膵臓癌)による背中や腹部の痛みは、がんが周囲の神経に浸潤した場合や、膵臓に炎症が起きた場合、肝臓が腫れる場合などに起こります。
膵臓は血糖をコントロールするホルモンを分泌しているため、膵臓がんになると血糖値のコントロールができなくなり急に糖尿病になったり、すでに糖尿病であった人は状態が急に悪
化することがあります。血糖値のコントロールができなくなったことからす膵臓がんが発見されることもあります。
がんが大きくなって胃や十二指腸に浸潤したばあい、その部分が出血するために吐血や下血が起こることもあります。また食物の通りが悪くなることもあります。
肝臓がんの症状肝臓は沈黙の臓器です。非常に我慢強い臓器なのでほとんどのダメージをあらわしません。痛みは通常感じないので、異常の発見も遅れがちです。
肝炎も脂肪肝も肝硬変ですら、ほとんど自覚症状はありません。
末期の肝硬変や劇症肝炎で初めて自覚症状らしきものが出ます。疲れやすい、体がだるい、といったことですね。肝臓がんも同じように自覚症状が無いので、その目になって疑うことをしないと肝臓がんの発見は難しいです。
肝臓がんの症状は、肝炎や肝硬変から進行してくるため、比較的初期では食欲不振、全身倦怠感、体重の減少、上腹部の重苦しい感じなどです。
疲れたときや風邪気味なら毎度おなじみの症状なので、よほど肝臓がんを疑って検査を受けないとまず発見は難しいでしょう。で、がんが進んで来ます。
進行肝臓がんの症状は、黄疸、腹水、腹痛、発熱、などの典型的な症状が多いのです。食道の静脈が破れて(食道静脈瘤破裂)大量の吐血をみることもあります。
こういってしまうと、「じゃ、肝臓がんの発見は運に任せるしかないのか?」と思ってしまいがちですが、最近では医学の進歩で肝臓がんはかなり発見が容易になってきています。
肝臓がんは、B型肝炎およびC型肝炎というリスクファクターがはっきりわかっているので、B型肝炎およびC型肝炎患者さんに肝臓がんの重点的な検診が可能です。何も無い状態でいきなり肝臓がんが発生することは無いと思われています。
B型肝炎およびC型肝炎から肝硬変に進み、肝硬変から肝臓がんになる、というのが一般的な肝臓がんの発生の仕組みです。
このように、最近は肝炎、肝硬変で通院中の定期的なチェックで、無症状のうちに肝臓がんが発見されることが多くなりました。
|URL |home| 肝臓がんの早期発見は困難?肝臓は、かなり具合が悪くなってもほとんど症状が出ませんから、病気が進んだ状態まで元気でいられますが、進行するまで病気に気がつきません。
これはものすごく怖いことです。ようやく気がついた自覚症状が黄疸や腹水では完全な手遅れです。黄疸や腹水は末期症状です。黄疸や腹水の症状がでてからではもう手の施しようがありません。
これを言い換えますと、「治療可能な肝臓がんには自覚症状はない」となります。
これだけですとお先真っ暗ですが、そうでもないのですよ。
自覚症状がなくても原発性の肝臓がんになる人は、ほとんどがB型やC型肝炎のウイルスをもっているので、そうした人に定期的に超音波検査やCTをおこない、α‐フェトプロテインやピブカIIといった腫瘍マーカーの検査で、ほとんどの例で直径2cmぐらいになる前に肝臓がんを発見できます。
肝臓にできるがんは、「原発性(肝臓自身から発生する)の肝臓がん」と「転移性(他のがんが肝臓に転移してできた)の肝臓がん」の二つです。
原発性の肝臓がんは、肝細胞から発生する「肝細胞がん」と、胆汁の通り道である胆管の細胞から発生する「胆管細胞がん」の二つです。
原発性肝臓がん全体の中で、肝細胞がんが95.6%、胆管細胞がんは3.1%を占め、原発性肝がんの大部分は肝細胞がんですので、日本で肝臓がんといえば肝細胞がんのことです。
肝細胞がんは、他のがんと二つの点で違います。
まず肝細胞がんは、B型肝炎およびC型肝炎のウイルスによる慢性の肝臓障害、なかでも肝硬
肝臓がん転移
変を併発しています。肝細胞がんの原因の大部分は肝炎ウイルスに感染した結果です。
で、肝細胞がんの治療では肝細胞がんの進行程度と慢性肝炎に注意しなければなりません。
肝臓がん転移
二つ目は、肝細胞がんは残肝再発を繰り返すことです。
残肝再発とは、肝臓の肝細胞がんの部分を切り取って、後に残した正常な肝臓に再びがんが
肝臓がん転移
発生することを言います。
このように肝細胞がんの治療では、肝臓切除等の手術を施行したあとでも残った肝臓に対す
肝臓がん転移
る治療が重要となっています。
|URL |home| 肝臓がんの検査 早期診断のために肝臓がんに限らず、がんを治すには、
肝臓がん転移
早期診断、早期発見、早期治療が肝腎です。
肝臓がんの受診の際、初診に適した科としては内科、消化器内科、外科、消化器外科など
肝臓がん転移
で、検査装置の整った大学病院のような大きな病院が宜しいでしょう。
最近の医療は検査装置の優劣勝負のところがあり、検査装置の貧しい医療機関では限界があ
肝臓がん転移
ります。
早期診断では、ウイルス性肝炎や肝硬変にかかっている肝臓がんになりやすい人達について
肝臓がん転移
血液検査でAFP(アルファフェトプロティン)やPIVKA-IIなどの肝臓がん特有の腫瘍マーカーを
ウイルス性肝炎や肝硬変にかかっている人は、肝臓がんになりやすいわけですから、定期的に血液検査(腫瘍マーカーの測定)と画像検査を受けることです。
その他の画像診断として、CT、MRI、血管造影などがあり、現在では約1cm程度のがんでも発見できます。
まず超音波検査やCTで肝臓の検査を行い、これらで異常所見が疑われれば、MRIや血管造影を行います。最近では血管造影とCTを組合せた血管造影下CTや、造影剤を用いた超音波検査が盛んになってきました。
がんの治療が成功したか否かは5年生存率であらわされます。これは有名な話ですからあなたもご存知のはずです。
最近ではがんの治療成績とかが発表されてきていますが、症例のばらつきが大きいのでなかなか単純な比較は出来ません。
早期がん専門に治療すれば治療成績は上がります。こういったことも踏まえて病院を選択したいものです。
さて、この他にも、肝臓がんの場合には、がんの状態もさることながら、その背景にある肝機能の状態に左右される部分が大きいのです。
肝硬変から進行して出来たがんではなお更で、体力勝負のところも大きいのです。
|URL |home| 胆管細胞がん肝臓原発がんの90%以上は肝細胞がんで、大部分がウイルス性肝炎を伴い発生の仕組みはよく解明されています。ウイルス性肝炎のキャリアは、がん予備軍としてがんの発生を監視できますので、早期がんのうちに発見されやすいのです。早期がんなら、治療法も手術だけではなく様々な方法が確立されてきていますので希望が持てます。
しかし、胆管細胞がんは違います。
胆管細胞がんは肝臓がんのなかでは2位ですが、3%にすぎずその原因や病態は十分解明されていません。肝細胞がんとは違って難しい病気です。
胆管細胞がんは、ウイルス性肝炎とかアルコールとかに関係なく全ての人に発生します。
そのため、がん予備軍として監視されるわけでもなく、発見されたときはすでに手遅れで進行がんであることが多いのです。
そして胆管細胞がんは手術で切除する以外に根本的治療法はなく、手術を受けても早期に再発することが多いのです。再発すれば、残った肝臓ばかりでなくリンパ節や他の臓器へ転移して再発するため、有効な治療方法がありません。こうしてみると胆管細胞がんは、症例こそ少ないものの最悪のがんです。
胆管細胞がんの唯一の根治治療は手術ですが、進行がんで発見されるため大量の肝切除が必要です。しかも高率でリンパ節に転移しますので、肝臓のまわりのリンパ節を広範囲に切除しなくてはならず大手術になってしまいます。
それでも再発する場合は少なからずあるわけで胆管細胞がんとの戦いはまだまだこれからといったところです。
|URL |home| 肝臓がんの治療肝臓がんによる死亡者数は、肺がん、胃がん、大腸がんに次いで4番目です。
男女別では、男性のほうが女性に比べてはるかに多く約2.3倍で男性は要注意です。
肝臓がんは直接肝臓にできるがん(原発性がん)と、ほかの臓器のがんが転移してできるがん(転移性がん)の2つがあります。
原発性肝臓がんへの対策はよく知られています。原発性の肝臓がんは、何らかの肝障害のあとに起こりますので肝障害は早く治しておくことです。
C型やB型の肝炎ウイルスに感染し慢性肝炎や肝硬変といった持続性の肝炎を持つ人はブラックですし、アルコールの過飲も危険因子の1つです。飲酒は適量におさえ休肝日は必ず設定しましょう。
原発性肝臓がんの治療は、まず手術によってがんを切り取ることですが、肝硬変を伴っている例が多いので、肝機能からみて切除可能な範囲を超えてがんが進展している場合は、肝動脈をつめる肝動脈塞栓術をおこないます。
がんは小さいが肝機能不良のために手術ができない場合は、60歳以下では肝移植、60歳以上ではアルコール注入やラジオ波が適当な治療法です。
転移性肝臓がんでも、第一の治療法は切除です。
転移性肝臓がんではほとんど肝硬変を合併していませんので、手術も容易でたとえ転移が多数あっても全安に切除できるようになりました。
肝臓外に転移のある場合は静脈から全身に抗がん薬を注入します。大腸がんからの肝臓への転移は特に切除後の成績がよく積極的に切除します。大腸がんでは肝臓だけではなく肺転移も切除の対象です。再発しても再切除をすればよいのであきらめてはなりません。
膵臓の働きには主に2つあり、1つはアミラーゼなどの大切な消化酵素を大量に含んだ膵液という消化液を分泌する働き(外分泌)、 もう1つは血糖をコントロールするインスリンやグルカゴンというホルモンを分泌する働き(内分泌)です。膵臓は、あまり目立たない臓器ですが、私たちが生きていくうえで非常に重要なはたらきをもっています。
膵臓がん(膵臓癌)は外分泌の働きを持つ細胞、特に膵液が流れる膵管の細胞から発生する癌で、膵臓にできるがんの90%以上がこのタイプのがんで、内分泌の働きを持つ細胞にできる腫瘍(膵内分泌腫瘍)とは区別されます。
膵臓は胃の後ろにある長さが20cm程度の細長い洋ナシを横に置いたような形をした臓器で、 右側は広く広がった形をしており、膵頭部と呼んでいます。一方左側は狭くすぼまっており膵尾部と呼びます。 その間が膵体部と呼ばれる部分になります。がんの発生部位により頭部がん、体部がん、尾部がんと呼びます。 膵臓がんでは膵頭部に発生するがんがもっとも多くおおよそ半数が膵頭部がんです。
膵臓は身体の真ん中にあり胃や十二指腸、脾臓、小腸、大腸、肝臓、胆嚢など多くの臓器に囲まれているため膵臓 がんが発生しても見つけることが非常に困難であり、また膵臓がんは、がんが小さなうちから他の臓器に拡がったり、 転移を起こしやすいという性質があるため膵臓がんの早期発見は非常に困難です。
膵臓がん(膵臓癌)の発生は年々増加してきており、今後も増えていくであろうと予想されていますが、 発生の原因がはっきりと分かっていません。また膵臓がんは難治性がんの代表で早期診断が難しく、 外科切除術以外は有効な治療法が確立されていません。膵臓がん(膵臓癌)の場合、たとえ外科手術ができたとしても小さな がんが他の臓器に浸潤していたり転移していることが多く再発することが良くあります。
そのため膵臓がんとわかった時にはすでに手遅れということが多いのです。 早期発見はどのような治療よりも治癒率の向上に貢献しますので、 どうしたら早く発見できるかという研究が意欲的に続けられているのが現状です。
膵臓がんの増加に、食文化の欧米化があるという説もあり、実際患者さんの多くに動物性脂肪やタンパク質を多く摂取している人が多いことは事実です。
【膵臓がん(膵臓癌)の症状】
早期の段階の膵臓がんには特徴的な症状はほとんどありません。症状があったとしてもお腹の痛みや、 食欲が出ないなどの漫然としたもので膵臓がんだけに見られる症状ではありませんし、一般的な検査をしても身体の真ん中にある臓器であるためがんが見つかることは稀です膵臓がんが進行してくると、体重の急激な減少や背中の痛み、腹部の腫れ、みぞおちの辺りの痛みが出てきます。 膵頭部がんの場合には胆管が詰まることによって白目や手足などが黄
色くなる黄疸がでることがあります。 黄疸に気づく前には尿が赤くなります。黄疸時には身体のかゆみや尿の色が濃くなったり、胆汁が十二指腸に流れなくなるため便が白くなりま
す。
膵臓がん(膵臓癌)になると食欲不振や体重の減少がしばしば起こりますが、これらの症状
は、食物が分解され、吸収されて栄養となるのに必要な消化酵素を含んだ膵液が出せなくなることで消化不良を起こすためにでる症状です。
膵臓がん(膵臓癌)による背中や腹部の痛みは、がんが周囲の神経に浸潤した場合や、膵臓に炎症が起きた場合、肝臓が腫れる場合などに起こります。
膵臓は血糖をコントロールするホルモンを分泌しているため、膵臓がんになると血糖値のコントロールができなくなり急に糖尿病になったり、すでに糖尿病であった人は状態が急に悪
化することがあります。血糖値のコントロールができなくなったことからす膵臓がんが発見されることもあります。
がんが大きくなって胃や十二指腸に浸潤したばあい、その部分が出血するために吐血や下血が起こることもあります。また食物の通りが悪くなることもあります。
肝臓がんの症状肝臓は沈黙の臓器です。非常に我慢強い臓器なのでほとんどのダメージをあらわしません。痛みは通常感じないので、異常の発見も遅れがちです。
肝炎も脂肪肝も肝硬変ですら、ほとんど自覚症状はありません。
末期の肝硬変や劇症肝炎で初めて自覚症状らしきものが出ます。疲れやすい、体がだるい、といったことですね。肝臓がんも同じように自覚症状が無いので、その目になって疑うことをしないと肝臓がんの発見は難しいです。
肝臓がんの症状は、肝炎や肝硬変から進行してくるため、比較的初期では食欲不振、全身倦怠感、体重の減少、上腹部の重苦しい感じなどです。
疲れたときや風邪気味なら毎度おなじみの症状なので、よほど肝臓がんを疑って検査を受けないとまず発見は難しいでしょう。で、がんが進んで来ます。
進行肝臓がんの症状は、黄疸、腹水、腹痛、発熱、などの典型的な症状が多いのです。食道の静脈が破れて(食道静脈瘤破裂)大量の吐血をみることもあります。
こういってしまうと、「じゃ、肝臓がんの発見は運に任せるしかないのか?」と思ってしまいがちですが、最近では医学の進歩で肝臓がんはかなり発見が容易になってきています。
肝臓がんは、B型肝炎およびC型肝炎というリスクファクターがはっきりわかっているので、B型肝炎およびC型肝炎患者さんに肝臓がんの重点的な検診が可能です。何も無い状態でいきなり肝臓がんが発生することは無いと思われています。
B型肝炎およびC型肝炎から肝硬変に進み、肝硬変から肝臓がんになる、というのが一般的な肝臓がんの発生の仕組みです。
このように、最近は肝炎、肝硬変で通院中の定期的なチェックで、無症状のうちに肝臓がんが発見されることが多くなりました。
|URL |home| 肝臓がんの早期発見は困難?肝臓は、かなり具合が悪くなってもほとんど症状が出ませんから、病気が進んだ状態まで元気でいられますが、進行するまで病気に気がつきません。
これはものすごく怖いことです。ようやく気がついた自覚症状が黄疸や腹水では完全な手遅れです。黄疸や腹水は末期症状です。黄疸や腹水の症状がでてからではもう手の施しようがありません。
これを言い換えますと、「治療可能な肝臓がんには自覚症状はない」となります。
これだけですとお先真っ暗ですが、そうでもないのですよ。
自覚症状がなくても原発性の肝臓がんになる人は、ほとんどがB型やC型肝炎のウイルスをもっているので、そうした人に定期的に超音波検査やCTをおこない、α‐フェトプロテインやピブカIIといった腫瘍マーカーの検査で、ほとんどの例で直径2cmぐらいになる前に肝臓がんを発見できます。
肝臓にできるがんは、「原発性(肝臓自身から発生する)の肝臓がん」と「転移性(他のがんが肝臓に転移してできた)の肝臓がん」の二つです。
原発性の肝臓がんは、肝細胞から発生する「肝細胞がん」と、胆汁の通り道である胆管の細胞から発生する「胆管細胞がん」の二つです。
原発性肝臓がん全体の中で、肝細胞がんが95.6%、胆管細胞がんは3.1%を占め、原発性肝がんの大部分は肝細胞がんですので、日本で肝臓がんといえば肝細胞がんのことです。
肝細胞がんは、他のがんと二つの点で違います。
まず肝細胞がんは、B型肝炎およびC型肝炎のウイルスによる慢性の肝臓障害、なかでも肝硬
肝臓がん転移
変を併発しています。肝細胞がんの原因の大部分は肝炎ウイルスに感染した結果です。
で、肝細胞がんの治療では肝細胞がんの進行程度と慢性肝炎に注意しなければなりません。
肝臓がん転移
二つ目は、肝細胞がんは残肝再発を繰り返すことです。
残肝再発とは、肝臓の肝細胞がんの部分を切り取って、後に残した正常な肝臓に再びがんが
肝臓がん転移
発生することを言います。
このように肝細胞がんの治療では、肝臓切除等の手術を施行したあとでも残った肝臓に対す
肝臓がん転移
る治療が重要となっています。
|URL |home| 肝臓がんの検査 早期診断のために肝臓がんに限らず、がんを治すには、
肝臓がん転移
早期診断、早期発見、早期治療が肝腎です。
肝臓がんの受診の際、初診に適した科としては内科、消化器内科、外科、消化器外科など
肝臓がん転移
で、検査装置の整った大学病院のような大きな病院が宜しいでしょう。
最近の医療は検査装置の優劣勝負のところがあり、検査装置の貧しい医療機関では限界があ
肝臓がん転移
ります。
早期診断では、ウイルス性肝炎や肝硬変にかかっている肝臓がんになりやすい人達について
肝臓がん転移
血液検査でAFP(アルファフェトプロティン)やPIVKA-IIなどの肝臓がん特有の腫瘍マーカーを
肝臓がん名医
それ以外の甲状腺がんについては、遺伝によると思われるものはほとんどありません。橋本病やバセドウ病、腺腫様甲状腺腫がある家系に集中して生じることが知られています。
これまで述べたこと以外では、甲状腺の病気と因果関係が明らかな生活習慣などはあまりわかっていません。お酒やタバコなどもとくに甲状腺がんの原因にはならないようです。とはいえ、大量の喫煙?飲酒は全般的にみて健康を損ないますので注意してください。
甲状腺の病気
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。
例外的に甲状腺にできたしこりがホルモンを勝手につくりすぎることがあります(機能性甲状腺結節)が、日本人には稀です。
一般に甲状腺の病気は女性に多い傾向がありますが、男性にもおこることがあります。
年齢的にもこどもから高齢者まであらゆる年代の人に起こります。
甲状腺ホルモン異常
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。例外的に甲状腺にできたしこりがホルモンを勝手につくりすぎることがあります(機能性甲状腺結節)が、日本人には稀です。
一般に甲状腺の病気は女性に多い傾向がありますが、男性にもおこることがあります。
年齢的にもこどもから高齢者まであらゆる年代の人に起こります。
甲状腺ホルモンが不足する病気―甲状腺機能低下症
橋本病
その他(放射線照射後など)
甲状腺ホルモンが過剰になる病気―甲状腺機能亢進症
バセドウ病
無痛性甲状腺炎(橋本病における一過性甲状腺機能亢進症)
亜急性甲状腺炎甲状腺の検査法
甲状腺の病気の種類により必要な検査も当然変わってきます。
甲状腺ホルモンが増えたり減ったりする病気では血液検査が、甲状腺腫瘍では超音波検査と細胞診が検査の中心になります。
血液検査甲状腺ホルモン(F-T4、F-T3)
甲状腺刺激ホルモン(TSH)
脳下垂体から出る、甲状腺ホルモンの分泌を調節するホルモン。血液中の甲状腺ホルモンが不足すると、甲状腺刺激ホルモンは増加し、逆に甲状腺ホルモンが過剰になると、甲状腺刺激ホルモンは減少する。
甲状腺自己抗体(マイクロゾームテスト、サイロイドテスト、TgAb、TPOAb、TRAb(TSAb)):
橋本病やバセドウ病の原因となるもの。
サイログロブリン
甲状腺から分泌されるたんぱく質の中にだけある特殊な物質で、普通は血液中にあまり出てこないが、色々な甲状腺疾患の場合に上昇する。甲状腺腫瘍の性質の推定、手術後の再発のチェックなどに有用。
CEA、カルシトニン甲状腺髄様がんの場合に上昇する。
血沈亜急性甲状腺炎で亢進する。
コレステロール
甲状腺機能亢進で低下、甲状腺機能低下で上昇する傾向がある。
など超音波(エコー)検査(US)
放射線の被曝なしに、甲状腺の大きさや内部の様子、リンパ節腫大の様子を、痛み無く診断できる。ただし、検査を行うものの技量により得られる情報に差が出やすい。
穿刺吸引細胞診(ABC)
注射針で問題となる甲状腺の部分を穿刺し、細胞を吸い出して診断する。多くの甲状腺がん、良性腫瘍の診断に有効。
最近は超音波検査と同時に行うことでより正確な診断が可能になっている。
その他頸部CT、MRI 甲状腺がんやリンパ節転移の広がり、周囲組織(気管、食道など)との関係を知るのに有用。
胸部レントゲン、肺CT 甲状腺がん肺転移の有無を知りたい場合などに行う。
シンチグラフィ検査(放射性ヨード、タリウム、ガリウムなど)
診断の難しい甲状腺機能(ホルモン)異常の場合や甲状腺がんの性質、遠隔転移の検索に有用な場合がある。
内視鏡検査
甲状腺がんが声帯や気管、食道に影響を及ぼしているか確認するために行うことがある。
病理組織検査(生検)
甲状腺悪性リンパ腫や未分化がんなど比較的稀な甲状腺腫瘍が疑われ、診断が困難な場合に行うことがある。
子宮頚がんと子宮体がん
女性の生殖臓器である子宮は骨盤の中央に位置しており、その両側には左右の卵巣があります。子宮は、解剖学的に子宮の下部、つまり子宮の出口にあたる子宮頚部と、子宮の上部、子宮の袋の部分に相当する子宮体部より構成されています。子宮がんとは子宮の上皮性悪性腫瘍を指し、子宮頚部に発生する子宮頚がんと子宮体部に発生する子宮体がんに大別されます。
前者は全体の約7割を占めているが、子宮がん検診の普及により減少傾向にあり、また上皮内がん(0期)を始めとする、ごく早期のがんが主体をなしてきています。これに対して後者は増加傾向にあり、上皮内がんの段階で発見されることは稀です。また、子宮体がんがほとんど全て腺がん(内膜腺由来)であるのに対して、子宮頚がんは扁平上皮がんと腺がんに分類されます。かつては大多数を扁平上皮がんが占めていたが、ここでも腺がんが近年急速に数を増やし、進行子宮頚がんのかなりの割合を占めるに至っています。
年令分布
子宮頚がんと子宮体がんにおける患者年令分布、発症頻度を(図1)示しました。
最も注目されるのは、子宮頚がんの発症が、20才台より急速に増加している点で、この病気が若い妊孕性を有する世代に重大な影響を及ぼしていることがわかります。幸いにしてこの世代の病変はほとんどが早期がんであるため、子宮温存が可能である場合が多いと考えられます。
これに対して、老年期に発見される子宮頚がんは、多くの場合が進行がんの形をとります。
一方、子宮体がんでは、50-60才を明確なピークとしており、閉経期前後から閉経期以降比較的早い時期の疾患であることがわかります。
病因
子宮頚がんの原因はヒトパピローマウイルスによる感染であることがかなり明確になってきています。
この感染に何らかの他の要因が加わり、発がんすると考えられています。感染は性行為によって発生し、それ以外の感染は極めて稀とされます。現在までのところ、感染から何年で発症するかは諸説があり、はっきりしていませんが、先(さき)の患者年令分布は性行為の開始年令と大きな関係があるとされます。
前がん病変である子宮頚部異形成(軽度、中等度、高度の3段階がある)を経て、がん化すると考えられており、がん組織はもちろん、異形成の組織よりも高率にヒトパピローマウイルスが証明されます。
なお、ヒトパピローマウイルスには100種類以上の型があり、一般にハイリスク型(16,33,52,58型など)とローリスク型(6,11型など)に分けられます。個々の症例における型決定は、子宮頚部細胞の採取(PCR法)などにより可能です。もちろんハイリスク型がより病変の進行を誘発しますが、異形成でハイリスク型のウイルスが検出された場合でも、がん化する確率は20%程度ではないか(諸説がある)と見られており、それほど高いものではないと考えられます。癌研有明病院婦人科は、厚生労働省が指定する「高度先進医療」によって「子宮頸部前がん病変患者のHPV型判定」を外来で実施しています。この検査方法についてのわかりやすい説明(HPV型説明)とより詳しい解説(HPV型解説)を掲載しました。
一方、子宮体がんの原因はこれとは全く異なっており、ホルモン環境が主たる因子とされます。従来より子宮体がん患者には、未婚、未妊、ホルモン剤服用などの因子が多いことが知られていましたが、何らかの原因による高エストロゲン状態が、発症に大きな影響を与えると考えられています。子宮体がんの場合も、前がん病変として子宮内膜増殖症が注目されています。現在、子宮内膜増殖症は単純型子宮内膜増殖症、複雑型子宮内膜増殖症、単純型子宮内膜異型増殖症、複雑型子宮内膜異型増殖症の4つに分類されています。このうち子宮内膜異型増殖症複合型は子宮体がんの前段階と考えられており、このタイプの増殖症が、がん組織と共に存在していることもしばしば認められます。これ以外の3つの増殖症は、いずれもがん化率は低いと考えられています。
診断臨床症状
子宮頚がんでは、不正出血、接触出血が主体ですが、初期の場合は無症状のことがむしろ普通と考えられます。これら無症状患者の多くは子宮がん検診で発見されています。子宮体がんでは圧倒的に不正出血が多く、特に閉経期以降の出血という形で発見される場合が多いとされます。子宮内腔に腫瘍が存在するため異常な帯下を主訴とする場合もありますが、集団検診で発見される場合には無症状のことも多いとされます。
検査細胞診
子宮がんにおける細胞診の役割は極めて大きいものがあります。婦人科領域における細胞診は子宮頚部(膣部)に対するものと子宮体部に対するものに分けることができます。
一般に、集団検診では、子宮頚部に対してのみ細胞診が行われる事が多く、子宮頚がんにおける診断率は99%以上という信頼性です。検査結果は通常5段階(クラスI-クラスV)に表示され、I, 2は正常を、3aは軽度ないし中等度の異形成を、3bは高度異形成を、IVは上皮内がんを、Vは浸潤がんをそれぞれ想定しています(表1)。子宮体がんに関しては、頚部のみの検索では不十分で、その場合の発見率は約50%にすぎません(図2)。
従って、近年増加傾向にある、子宮体がんの早期発見の向上ためには、集団検診での体部の細胞検査が必須となりますが、コストの問題に加え手技上の問題もあり、あまり普及していません。子宮体部細胞診の子宮体がんの正診率は約90%とされています。子宮体がんではクラスI 2が正常を、3は子宮内膜増殖症を、IV、Vはがんを概(おおむ)ね想定しています。
実際の手技には、増淵式吸引法、エンドサイト法などがあり、いずれも何らかの器具を子宮内腔まで挿入する必要があります。なお、子宮体がんの細胞診では、経卵管的な悪性細胞の採取が見られ、卵巣がんの13%前後、卵管がんの約50%が発見可能とされ、その他の腹腔内悪性腫瘍が偶発的に発見される場合もあります。
2.コルポスコピーとヒステロスコピー
コルポスコピーは、通常頸部細胞診による疑陽性以上(クラス3以上)の症例に対して行われます。
子宮頚部(膣部)病変に対しては、コルポスコピー(膣拡大鏡)で病変の質的診断をするとともに、このガイド下に狙い組織診(パンチバイオプシー)を施行します。コルポスコピーは単に病変を拡大するだけではなく、酢酸処理をすることにより、病変部と健常部を識別させることができます。
ヒステロスコピー(子宮鏡)は子宮内腔を観察するものですが、子宮内腔は潜在的な空間であるため、通常は何らかの液体もしくはガスによる子宮内腔の拡張が観察には必要となります。子宮体部の組織検査は、このガイド下に行うことも可能ですが普及しておらず、ブラインド(盲目下)での部分掻爬あるいは全面掻爬が一般的です。
一般に子宮頚部の高度異形成、上皮内がん、微少浸潤がんを疑う症例を対象として行います。
子宮頚部の組織を円錐状に広範囲に切除し、得られた組織は連続的に切片が作成されるた
め、病変が全て切除されている場合は確定診断に至ります。
従って、この手技は、確定診断を導く検査法であると同時に、病変のマージン(辺縁)が十分
切除されていれば、この手技で治療を終えてしまうこともあります。
実際の臨床の場では、様々な器具が使用されていますが、通常のメス(コールドメス)で切除
し縫合する場合、レーザーメスを使用する場合、高周波電気(リープ)を使用する場合に大別されます。切除範囲、麻酔法、外来処置か入院処置かなどに関して施設間で大きな隔たりが
あります。なお、一部の施設では、子宮体がんの頚部浸潤の有無の判定にこの手技が用いられています。
4.画像診断
MRIは今日必須の検査で、明確な浸潤がんの治療前では、子宮がんのほぼ全例に施行される傾
向にあります。原発巣の状況、近接臓器(特に膀胱と直腸)との関係などががよく把握されるため、術前検査としての価値は極めて大きいと考えられます。CT及び超音波検査は、原発巣
に関する解析の他に、子宮外進展の有無に大きな情報を与えます。遠隔転移の存在は治療方針に重大な影響を与えるため、可能な限り綿密に行われます。
また近年、を術前に行う試みもあります。まだ、一般的でありませんが、微少がん病巣の発見及びその臨床応用に期待が持たれています。
甲状腺の位置と触診
甲状腺は頸の前側にあります。甲状軟骨?輪状軟骨(のどぼとけ)の下、気管の前に、蝶が羽根を広げたような形で位置し、大きさは4×4×1cmくらいの臓器です。食道や反回神経(声帯を動かす神経)にも接しています。男性は女性よりのどぼとけの位置が低く、甲状腺も下寄りにあるので、鎖骨?胸骨の陰に隠れて触診しにくいことがあります。
甲状腺は普通、触ってもわからないくらい軟らかいのですが、病気になると様々な腫れ方をします。ですから甲状腺の病気の多くは、熟練した医師の触診によっておおよその診断ができます。
甲状腺の右側を右葉、左側を左葉、中央部を峡(部)とよびます。峡部が上方へ伸びている人もあり、その場合、その部分は錐体葉と呼ばれます。
甲状腺ホルモン
甲状腺からは、小児期には成長などにも関わり、大人になってからは主にからだの新陳代謝の調節をする甲状腺ホルモンという物質(F-T4、F-T3)が分泌されます。
簡単にいうと、からだに元気をつける物質で、男女関わらず、一定の量が分泌されています。
女性では更年期以後、女性ホルモンは減少しますが、甲状腺ホルモンは生涯必要で、一生分泌され続けるのです。これが過剰になったり(甲状腺機能亢進)、不足したり(甲状腺機能低下)すると、体調が悪くなります。脳(下垂体)から出る甲状腺刺激ホルモン(TSH)が、甲状腺から出るホルモンの調節をしています。甲状腺の裏側にある副甲状腺(上皮小体)は、体内のカルシウムの調節をするホルモンを出します。
ホルモン
ある臓器(内分泌腺)で分泌され、血液の流れにのって、体内の色々な場所で様々な作用をする物質の総称です。甲状腺ホルモン、副甲状腺ホルモンのほか、成長ホルモン、男性および女性ホルモン、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)、インスリンなどなど、人間の体に
肝臓がん名医
は何十種類ものホルモンがあります。
ヨード摂取と甲状腺の病気
肝臓がん名医
海藻類などに多く含まれるヨードの摂取量によって甲状腺の病気のタイプが変わってきます。
肝臓がん名医
日本人は海藻をよく食べ、水道水などのヨードの含有量も高いので、どちらかというと性質のよい甲状腺の病気が多いのです(そのため欧米などヨード摂取量の不足している国では、食
肝臓がん名医
塩などにヨードを添加するようになりました)。ただし、ヨードの取りすぎ(とくにコンブ)は逆に甲状腺ホルモンを足りなくさせる作用があるので、注意が必要です。
肝臓がん名医
放射線照射と甲状腺の病気
若いときに、結核性リンパ節炎などの治療のために、頸部に放射線照射を受けられたような
肝臓がん名医
方に、甲状腺や副甲状腺の病気(良性や悪性の腫瘍)が増える傾向があります。チェルノブイリの原子力発電所事故では子供たちの甲状腺がんが大問題になりました。通常のレントゲン
肝臓がん名医
検査程度であれば、あまり問題ないと考えられています。
甲状腺の病気と遺伝
肝臓がん名医
甲状腺がんのうち、髄様がんの約半数は遺伝的に生じ、その原因となるがん遺伝子も特定されています。
これまで述べたこと以外では、甲状腺の病気と因果関係が明らかな生活習慣などはあまりわかっていません。お酒やタバコなどもとくに甲状腺がんの原因にはならないようです。とはいえ、大量の喫煙?飲酒は全般的にみて健康を損ないますので注意してください。
甲状腺の病気
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。
例外的に甲状腺にできたしこりがホルモンを勝手につくりすぎることがあります(機能性甲状腺結節)が、日本人には稀です。
一般に甲状腺の病気は女性に多い傾向がありますが、男性にもおこることがあります。
年齢的にもこどもから高齢者まであらゆる年代の人に起こります。
甲状腺ホルモン異常
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。例外的に甲状腺にできたしこりがホルモンを勝手につくりすぎることがあります(機能性甲状腺結節)が、日本人には稀です。
一般に甲状腺の病気は女性に多い傾向がありますが、男性にもおこることがあります。
年齢的にもこどもから高齢者まであらゆる年代の人に起こります。
甲状腺ホルモンが不足する病気―甲状腺機能低下症
橋本病
その他(放射線照射後など)
甲状腺ホルモンが過剰になる病気―甲状腺機能亢進症
バセドウ病
無痛性甲状腺炎(橋本病における一過性甲状腺機能亢進症)
亜急性甲状腺炎甲状腺の検査法
甲状腺の病気の種類により必要な検査も当然変わってきます。
甲状腺ホルモンが増えたり減ったりする病気では血液検査が、甲状腺腫瘍では超音波検査と細胞診が検査の中心になります。
血液検査甲状腺ホルモン(F-T4、F-T3)
甲状腺刺激ホルモン(TSH)
脳下垂体から出る、甲状腺ホルモンの分泌を調節するホルモン。血液中の甲状腺ホルモンが不足すると、甲状腺刺激ホルモンは増加し、逆に甲状腺ホルモンが過剰になると、甲状腺刺激ホルモンは減少する。
甲状腺自己抗体(マイクロゾームテスト、サイロイドテスト、TgAb、TPOAb、TRAb(TSAb)):
橋本病やバセドウ病の原因となるもの。
サイログロブリン
甲状腺から分泌されるたんぱく質の中にだけある特殊な物質で、普通は血液中にあまり出てこないが、色々な甲状腺疾患の場合に上昇する。甲状腺腫瘍の性質の推定、手術後の再発のチェックなどに有用。
CEA、カルシトニン甲状腺髄様がんの場合に上昇する。
血沈亜急性甲状腺炎で亢進する。
コレステロール
甲状腺機能亢進で低下、甲状腺機能低下で上昇する傾向がある。
など超音波(エコー)検査(US)
放射線の被曝なしに、甲状腺の大きさや内部の様子、リンパ節腫大の様子を、痛み無く診断できる。ただし、検査を行うものの技量により得られる情報に差が出やすい。
穿刺吸引細胞診(ABC)
注射針で問題となる甲状腺の部分を穿刺し、細胞を吸い出して診断する。多くの甲状腺がん、良性腫瘍の診断に有効。
最近は超音波検査と同時に行うことでより正確な診断が可能になっている。
その他頸部CT、MRI 甲状腺がんやリンパ節転移の広がり、周囲組織(気管、食道など)との関係を知るのに有用。
胸部レントゲン、肺CT 甲状腺がん肺転移の有無を知りたい場合などに行う。
シンチグラフィ検査(放射性ヨード、タリウム、ガリウムなど)
診断の難しい甲状腺機能(ホルモン)異常の場合や甲状腺がんの性質、遠隔転移の検索に有用な場合がある。
内視鏡検査
甲状腺がんが声帯や気管、食道に影響を及ぼしているか確認するために行うことがある。
病理組織検査(生検)
甲状腺悪性リンパ腫や未分化がんなど比較的稀な甲状腺腫瘍が疑われ、診断が困難な場合に行うことがある。
子宮頚がんと子宮体がん
女性の生殖臓器である子宮は骨盤の中央に位置しており、その両側には左右の卵巣があります。子宮は、解剖学的に子宮の下部、つまり子宮の出口にあたる子宮頚部と、子宮の上部、子宮の袋の部分に相当する子宮体部より構成されています。子宮がんとは子宮の上皮性悪性腫瘍を指し、子宮頚部に発生する子宮頚がんと子宮体部に発生する子宮体がんに大別されます。
前者は全体の約7割を占めているが、子宮がん検診の普及により減少傾向にあり、また上皮内がん(0期)を始めとする、ごく早期のがんが主体をなしてきています。これに対して後者は増加傾向にあり、上皮内がんの段階で発見されることは稀です。また、子宮体がんがほとんど全て腺がん(内膜腺由来)であるのに対して、子宮頚がんは扁平上皮がんと腺がんに分類されます。かつては大多数を扁平上皮がんが占めていたが、ここでも腺がんが近年急速に数を増やし、進行子宮頚がんのかなりの割合を占めるに至っています。
年令分布
子宮頚がんと子宮体がんにおける患者年令分布、発症頻度を(図1)示しました。
最も注目されるのは、子宮頚がんの発症が、20才台より急速に増加している点で、この病気が若い妊孕性を有する世代に重大な影響を及ぼしていることがわかります。幸いにしてこの世代の病変はほとんどが早期がんであるため、子宮温存が可能である場合が多いと考えられます。
これに対して、老年期に発見される子宮頚がんは、多くの場合が進行がんの形をとります。
一方、子宮体がんでは、50-60才を明確なピークとしており、閉経期前後から閉経期以降比較的早い時期の疾患であることがわかります。
病因
子宮頚がんの原因はヒトパピローマウイルスによる感染であることがかなり明確になってきています。
この感染に何らかの他の要因が加わり、発がんすると考えられています。感染は性行為によって発生し、それ以外の感染は極めて稀とされます。現在までのところ、感染から何年で発症するかは諸説があり、はっきりしていませんが、先(さき)の患者年令分布は性行為の開始年令と大きな関係があるとされます。
前がん病変である子宮頚部異形成(軽度、中等度、高度の3段階がある)を経て、がん化すると考えられており、がん組織はもちろん、異形成の組織よりも高率にヒトパピローマウイルスが証明されます。
なお、ヒトパピローマウイルスには100種類以上の型があり、一般にハイリスク型(16,33,52,58型など)とローリスク型(6,11型など)に分けられます。個々の症例における型決定は、子宮頚部細胞の採取(PCR法)などにより可能です。もちろんハイリスク型がより病変の進行を誘発しますが、異形成でハイリスク型のウイルスが検出された場合でも、がん化する確率は20%程度ではないか(諸説がある)と見られており、それほど高いものではないと考えられます。癌研有明病院婦人科は、厚生労働省が指定する「高度先進医療」によって「子宮頸部前がん病変患者のHPV型判定」を外来で実施しています。この検査方法についてのわかりやすい説明(HPV型説明)とより詳しい解説(HPV型解説)を掲載しました。
一方、子宮体がんの原因はこれとは全く異なっており、ホルモン環境が主たる因子とされます。従来より子宮体がん患者には、未婚、未妊、ホルモン剤服用などの因子が多いことが知られていましたが、何らかの原因による高エストロゲン状態が、発症に大きな影響を与えると考えられています。子宮体がんの場合も、前がん病変として子宮内膜増殖症が注目されています。現在、子宮内膜増殖症は単純型子宮内膜増殖症、複雑型子宮内膜増殖症、単純型子宮内膜異型増殖症、複雑型子宮内膜異型増殖症の4つに分類されています。このうち子宮内膜異型増殖症複合型は子宮体がんの前段階と考えられており、このタイプの増殖症が、がん組織と共に存在していることもしばしば認められます。これ以外の3つの増殖症は、いずれもがん化率は低いと考えられています。
診断臨床症状
子宮頚がんでは、不正出血、接触出血が主体ですが、初期の場合は無症状のことがむしろ普通と考えられます。これら無症状患者の多くは子宮がん検診で発見されています。子宮体がんでは圧倒的に不正出血が多く、特に閉経期以降の出血という形で発見される場合が多いとされます。子宮内腔に腫瘍が存在するため異常な帯下を主訴とする場合もありますが、集団検診で発見される場合には無症状のことも多いとされます。
検査細胞診
子宮がんにおける細胞診の役割は極めて大きいものがあります。婦人科領域における細胞診は子宮頚部(膣部)に対するものと子宮体部に対するものに分けることができます。
一般に、集団検診では、子宮頚部に対してのみ細胞診が行われる事が多く、子宮頚がんにおける診断率は99%以上という信頼性です。検査結果は通常5段階(クラスI-クラスV)に表示され、I, 2は正常を、3aは軽度ないし中等度の異形成を、3bは高度異形成を、IVは上皮内がんを、Vは浸潤がんをそれぞれ想定しています(表1)。子宮体がんに関しては、頚部のみの検索では不十分で、その場合の発見率は約50%にすぎません(図2)。
従って、近年増加傾向にある、子宮体がんの早期発見の向上ためには、集団検診での体部の細胞検査が必須となりますが、コストの問題に加え手技上の問題もあり、あまり普及していません。子宮体部細胞診の子宮体がんの正診率は約90%とされています。子宮体がんではクラスI 2が正常を、3は子宮内膜増殖症を、IV、Vはがんを概(おおむ)ね想定しています。
実際の手技には、増淵式吸引法、エンドサイト法などがあり、いずれも何らかの器具を子宮内腔まで挿入する必要があります。なお、子宮体がんの細胞診では、経卵管的な悪性細胞の採取が見られ、卵巣がんの13%前後、卵管がんの約50%が発見可能とされ、その他の腹腔内悪性腫瘍が偶発的に発見される場合もあります。
2.コルポスコピーとヒステロスコピー
コルポスコピーは、通常頸部細胞診による疑陽性以上(クラス3以上)の症例に対して行われます。
子宮頚部(膣部)病変に対しては、コルポスコピー(膣拡大鏡)で病変の質的診断をするとともに、このガイド下に狙い組織診(パンチバイオプシー)を施行します。コルポスコピーは単に病変を拡大するだけではなく、酢酸処理をすることにより、病変部と健常部を識別させることができます。
ヒステロスコピー(子宮鏡)は子宮内腔を観察するものですが、子宮内腔は潜在的な空間であるため、通常は何らかの液体もしくはガスによる子宮内腔の拡張が観察には必要となります。子宮体部の組織検査は、このガイド下に行うことも可能ですが普及しておらず、ブラインド(盲目下)での部分掻爬あるいは全面掻爬が一般的です。
一般に子宮頚部の高度異形成、上皮内がん、微少浸潤がんを疑う症例を対象として行います。
子宮頚部の組織を円錐状に広範囲に切除し、得られた組織は連続的に切片が作成されるた
め、病変が全て切除されている場合は確定診断に至ります。
従って、この手技は、確定診断を導く検査法であると同時に、病変のマージン(辺縁)が十分
切除されていれば、この手技で治療を終えてしまうこともあります。
実際の臨床の場では、様々な器具が使用されていますが、通常のメス(コールドメス)で切除
し縫合する場合、レーザーメスを使用する場合、高周波電気(リープ)を使用する場合に大別されます。切除範囲、麻酔法、外来処置か入院処置かなどに関して施設間で大きな隔たりが
あります。なお、一部の施設では、子宮体がんの頚部浸潤の有無の判定にこの手技が用いられています。
4.画像診断
MRIは今日必須の検査で、明確な浸潤がんの治療前では、子宮がんのほぼ全例に施行される傾
向にあります。原発巣の状況、近接臓器(特に膀胱と直腸)との関係などががよく把握されるため、術前検査としての価値は極めて大きいと考えられます。CT及び超音波検査は、原発巣
に関する解析の他に、子宮外進展の有無に大きな情報を与えます。遠隔転移の存在は治療方針に重大な影響を与えるため、可能な限り綿密に行われます。
また近年、を術前に行う試みもあります。まだ、一般的でありませんが、微少がん病巣の発見及びその臨床応用に期待が持たれています。
甲状腺の位置と触診
甲状腺は頸の前側にあります。甲状軟骨?輪状軟骨(のどぼとけ)の下、気管の前に、蝶が羽根を広げたような形で位置し、大きさは4×4×1cmくらいの臓器です。食道や反回神経(声帯を動かす神経)にも接しています。男性は女性よりのどぼとけの位置が低く、甲状腺も下寄りにあるので、鎖骨?胸骨の陰に隠れて触診しにくいことがあります。
甲状腺は普通、触ってもわからないくらい軟らかいのですが、病気になると様々な腫れ方をします。ですから甲状腺の病気の多くは、熟練した医師の触診によっておおよその診断ができます。
甲状腺の右側を右葉、左側を左葉、中央部を峡(部)とよびます。峡部が上方へ伸びている人もあり、その場合、その部分は錐体葉と呼ばれます。
甲状腺ホルモン
甲状腺からは、小児期には成長などにも関わり、大人になってからは主にからだの新陳代謝の調節をする甲状腺ホルモンという物質(F-T4、F-T3)が分泌されます。
簡単にいうと、からだに元気をつける物質で、男女関わらず、一定の量が分泌されています。
女性では更年期以後、女性ホルモンは減少しますが、甲状腺ホルモンは生涯必要で、一生分泌され続けるのです。これが過剰になったり(甲状腺機能亢進)、不足したり(甲状腺機能低下)すると、体調が悪くなります。脳(下垂体)から出る甲状腺刺激ホルモン(TSH)が、甲状腺から出るホルモンの調節をしています。甲状腺の裏側にある副甲状腺(上皮小体)は、体内のカルシウムの調節をするホルモンを出します。
ホルモン
ある臓器(内分泌腺)で分泌され、血液の流れにのって、体内の色々な場所で様々な作用をする物質の総称です。甲状腺ホルモン、副甲状腺ホルモンのほか、成長ホルモン、男性および女性ホルモン、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)、インスリンなどなど、人間の体に
肝臓がん名医
は何十種類ものホルモンがあります。
ヨード摂取と甲状腺の病気
肝臓がん名医
海藻類などに多く含まれるヨードの摂取量によって甲状腺の病気のタイプが変わってきます。
肝臓がん名医
日本人は海藻をよく食べ、水道水などのヨードの含有量も高いので、どちらかというと性質のよい甲状腺の病気が多いのです(そのため欧米などヨード摂取量の不足している国では、食
肝臓がん名医
塩などにヨードを添加するようになりました)。ただし、ヨードの取りすぎ(とくにコンブ)は逆に甲状腺ホルモンを足りなくさせる作用があるので、注意が必要です。
肝臓がん名医
放射線照射と甲状腺の病気
若いときに、結核性リンパ節炎などの治療のために、頸部に放射線照射を受けられたような
肝臓がん名医
方に、甲状腺や副甲状腺の病気(良性や悪性の腫瘍)が増える傾向があります。チェルノブイリの原子力発電所事故では子供たちの甲状腺がんが大問題になりました。通常のレントゲン
肝臓がん名医
検査程度であれば、あまり問題ないと考えられています。
甲状腺の病気と遺伝
肝臓がん名医
甲状腺がんのうち、髄様がんの約半数は遺伝的に生じ、その原因となるがん遺伝子も特定されています。
2014年6月19日木曜日
がん肝臓転移
確定
診断には内視鏡検査が必要となってきます。
内視鏡検査は発見に一番有力な検査です。図4は内視鏡写真です。
左側は通常の観察で発見された白色のポリープようの食道がんです。右側はルゴールという色素を散布した写真で、白色域が広がっているのがわかります。この白色域全部が食道がん
です。
このように、内視鏡検査では、正常な食道粘膜はルゴールに反応して黒く染まるという特
治療があります。前者は主に粘膜内にとどまる早期の癌に対して行われ、手術や放射線に較べて患者さんの身体的負担が格段に少ないのが特長ですが、食物の通過障害があるような進行癌には適用されません。
一方、放射線治療は早期癌から進行癌まで全ての病期の食道癌を治療することができます。1990年代初頭まで、放射線だけで治療を行っていた時代の放射線治療成績は不良でした。1990年代中期より抗癌剤と放射線治療の同時併用による「化学放射線療法」の成績が
手術群(S)30名
術前の治療を行わず、最初から手術を行う。
という2つの治療を行った群を比較しています。
以上のように化学放射線療法は手術に匹敵する治療法ですが、高齢であったり、内臓機能が悪かったりして抗癌剤が使えない場合があります。
図5は京大の西村らが1999年に米国の癌学会誌「Cancer」に発表したデータです。
T1食道癌(癌の進行が食道壁の粘膜下層までにとどまっている)という早期の食道癌患者さん13名(図2のstage Iに相当)について外照射+腔内照射という治療を行った結果を示しています。
を加えることにより手術の成績に匹敵する成績が得られていることがわかります。
これらのデータから 「手術をしなくても食道癌を治すことができる」ということがおわかりいただけたでしょうか。
これらの科学的な根拠があるにもかかわらず、主治医からの説明で「放射線は効かない手術
あります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
外照射。 組織内照射 高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
放射線療法の臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験に
ついての情報は入手できます。
II期の治療法は以下になります
通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
臨床経過観察。 ホルモン療法併用または非併用する外照射。 組織内照射。
ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
の治療法は以下になります: 外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
ホルモン療法。通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
臨床経過観察。 がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
ていないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4~10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には25~30%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることもあります。PSA値が10ng/mlを超える場合には50~80%にがんが発見されます。100ng/mlを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、さらには転移も疑われます。
PSA検査は前立腺がんのスクリーニング検査としてはもっとも有用と考えられています。検診としてPSA検査を受けて頂く場合、PSA値が正常値以下であった場合の再検診の時期は、
以下では年1回、1.0 ng/ml以下では3年ごとが推奨されています。(前立腺癌診療ガイドライン2006年版 日本泌尿器科学会編 金原出板)値に異常が認められる場合、専門医は肛門から指を挿入して前立腺の状態を確認する直腸診、あるいは肛門から専用の超音波器具を挿入する経直腸的前立腺超音波を行い前立腺がんの疑いがあるか検討します。
確定診断のための前立腺生検値あるいは直腸診、経直腸的前立腺超音波検査により前立腺がんの疑いがある場合、年齢も考慮しながら最終的な診断を行うために前立腺生検が実施されます。近年では超音波をガイドにして前立腺を描出しておき、細い針で前立腺を刺し、6ヵ所かそれ以上から組織を採取する「系統的生検」が一般的です。これは画像で異常がない場所からも前立腺がんが発見されることが多々あり、診断率を高めるためにある程度の本数が必要だからです。
顕微鏡検査で前立腺がんと診断された場合、前立腺がんは腫瘍の悪性度をわが国における食道がん罹患数は90年で男性8040人、女性1619人で男女比5対1で男性に多く、年齢層では男性60歳代、女性70歳代にピークがあります。
死亡率はほぼ横ばい状態で、人口10万人あたり80年は男性10人、女性2人、97年も男性10人、女性1?4人となっています。
しかし近年、診断技術のみならず手術術式や術後管理の進歩、さらに有効な治療法の開発より、食道がんの治療成績も飛躍的に向上しています。ですから早期発見、早期治療がきわめ
の方が治療成績が上」ということを言われる患者さんが多いようです。
確かに1990年代以前に発表された「放射線治療単独」の治療成績は手術の治療成績に及びませんでしたが(ただし、この時代には手術のできない高齢者や臓器機能に問題のある患者さんがもっぱら放射線治療を受けていたという経緯があり、放射線治療を受ける患者さんの背景に著しい偏りがあったことを忘れてはなりません)化学放射線療法が手術とほぼ同等の成績を上げていることはここにあるデータからも明らかです。
「手術の方が化学放射線療法より治療成績が上」であることを科学的に証明するには手術
前立腺がんとラテントがん
前立腺がんは、年をとることによって多くなるがんの代表です。前立腺がんの中には比較的進行がゆっくりしており、寿命に影響を来さないであろうと考えられるがんも存在します。もともと前立腺がんは欧米に多い病気ですが、実はこのようなおとなしいがんに関しては欧米でも日本でも地域差はないといわれています。他の原因で死亡した男性の前立腺を調べてみると日本人でも70歳を超えると2~3割、80歳を超えると実に3~4割に前立腺がんが発生しているとされています(このようながんをラテントがんと呼んでいます)。このような高齢者に発生する前立腺がんの25%から半数程度はおそらく寿命に影響を及ぼさないがんと考えられています。がんの中にもこのような生命に異常を来す可能性の低い場合もあるとい
うことです。一方で悪性度の高いがんは時間の経過とともに進行し、臨床的に診断されるようになります。この頻度には人種差があり、米国黒人ではもっとも頻度が高く、次に白人が
高いとされています。
前立腺がんの原因と予防
前立腺がんの確立したリスク要因は、年齢(高齢者)、人種(黒人)、前立腺がん家族歴とされています。動物実験などから、アンドロゲンが前立腺がん発生に重要な役割を果たして
いるのではないかと考えられてきましたが、現在のところ、疫学研究ではこの仮説に一致する結果は得られていません。最近では、IGF-1によってリスクが高くなる可能性が指摘され
ています。
食事?栄養素に関しても、現状では確立された要因はありませんが、リスク要因として脂
質、乳製品、カルシウム、予防要因として野菜?果物、カロテノイド(なかでもリコペン)ビタミンE、セレン、ビタミンD、イソフラボンなどが候補に挙げられています。喫煙、体
格身体活動についても、関連の可能性が探られています。
症状他のがんと同じように早期の前立腺がんに特有の症状はありません。あるとしてもその
多くはも考慮しながら最終的な診断を行うために前立腺生検が実施されます。近年では超
音波をガイドに
前立腺肥大症に伴う症状です。具体的には排尿困難(尿が出にくい)、頻尿(尿の回数が多い)、残尿感(排尿後、尿が出切らないで残った感じがする)、夜間多尿、尿意切迫(尿意を感じるとトイレに行くまでに排尿を我慢できない状態)、下腹部不快感などです。このような症状があり、たまたま病院を受診した際に前立腺がんの検診が併せて施行され、検査の結果、前立腺がんが発見されることがほとんどです。また前立腺がんが進行しても転移がない場合の症状は前立腺肥大症と大差はありません。
前立腺がんは進行すると骨に転移しやすいがんです。前立腺自体の症状はなく、たまたま腰痛などで骨の検査をうけ、前立腺がんが発見されることもあります。また肺転移によって発見されることもあります。
診断検査前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原(PSAピーエスエー)とよばれる腫瘍マーカーの採血です。PSAはとても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。ただPSA値が異常であれば、そのすべてががんになるというわけではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4~10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には25~30%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることもあります。PSA値が10ng/mlを超える場合には50~80%にがんが発見されます。100ng/mlを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、さらには転移も疑われます。
PSA検査は前立腺がんのスクリーニング検査としてはもっとも有用と考えられています。検診としてPSA検査を受けて頂く場合、PSA値が正常値以下であった場合の再検診の時期は、PSA値が1.1 ng/ml~正常値以下では年1回、1.0 ng/ml以下では3年ごとが推奨されています。(前立腺癌診療ガイドライン2006年版金原出板)
値に異常が認められる場合専門医は肛門から指を挿入して前立腺の状態を確認する直腸診、あるいは肛門から専用の超音波器具を挿入する経直腸的前立腺超音波を行い前立腺がんの疑いがあるか検討します。
確定診断のための前立腺生検値あるいは直腸診、経直腸的前立腺超音波検査により前立腺が
がん肝臓転移
んの疑いがある場合年齢て重要です。食道がんの自覚症状は
食道がんの自覚症状として最も多いものは、ものを飲み込んだときのつかえ感です。これ
がん肝臓転移
は、水やお茶などの液体は飲み込めますが、ご飯、肉や魚などの固形物がとおりにくいような症状のことです。
がん肝臓転移
進行がんではより強く症状がでることがあるので、早めに病院を受診する必要があります。
その他に比較的多くみられる症状は、嚥下障害(うまく飲み込めない)、胸の不快感、胸
がん肝臓転移
痛、吐きけや嘔吐、食欲低下、体重減少、声のかすれ、胸焼けなどです。何か気になる症状があれば、我慢せずに病院を受診することをお勧めします。
がん肝臓転移
また、とくに表在がん(早期がん)は、自覚症状がない段階で発見される患者さんが多いのも、食道がんの特徴です。これは検診、定期検査や他の病気の検査中に偶然みつかる場合が
がん肝臓転移
多いようです。
どうやって食道がんを発見するか
がん肝臓転移
食道がんを発見する方法として、代表的なものはレントゲン検査と内視鏡検査です。
レントゲン検査は、バリウムを飲んでレントゲンを撮る食道造影検査です。図3の造影写真
がん肝臓転移
にみられる約4?大のポリープようの病変が食道がん(表在がん)です。造影検査の診断は進行がんでは比較的容易ですが、早期がんでは難しいことがよくあります。したがって、
診断には内視鏡検査が必要となってきます。
内視鏡検査は発見に一番有力な検査です。図4は内視鏡写真です。
左側は通常の観察で発見された白色のポリープようの食道がんです。右側はルゴールという色素を散布した写真で、白色域が広がっているのがわかります。この白色域全部が食道がん
です。
このように、内視鏡検査では、正常な食道粘膜はルゴールに反応して黒く染まるという特
治療があります。前者は主に粘膜内にとどまる早期の癌に対して行われ、手術や放射線に較べて患者さんの身体的負担が格段に少ないのが特長ですが、食物の通過障害があるような進行癌には適用されません。
一方、放射線治療は早期癌から進行癌まで全ての病期の食道癌を治療することができます。1990年代初頭まで、放射線だけで治療を行っていた時代の放射線治療成績は不良でした。1990年代中期より抗癌剤と放射線治療の同時併用による「化学放射線療法」の成績が
手術群(S)30名
術前の治療を行わず、最初から手術を行う。
という2つの治療を行った群を比較しています。
以上のように化学放射線療法は手術に匹敵する治療法ですが、高齢であったり、内臓機能が悪かったりして抗癌剤が使えない場合があります。
図5は京大の西村らが1999年に米国の癌学会誌「Cancer」に発表したデータです。
T1食道癌(癌の進行が食道壁の粘膜下層までにとどまっている)という早期の食道癌患者さん13名(図2のstage Iに相当)について外照射+腔内照射という治療を行った結果を示しています。
を加えることにより手術の成績に匹敵する成績が得られていることがわかります。
これらのデータから 「手術をしなくても食道癌を治すことができる」ということがおわかりいただけたでしょうか。
これらの科学的な根拠があるにもかかわらず、主治医からの説明で「放射線は効かない手術
あります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
外照射。 組織内照射 高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
放射線療法の臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験に
ついての情報は入手できます。
II期の治療法は以下になります
通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
臨床経過観察。 ホルモン療法併用または非併用する外照射。 組織内照射。
ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
の治療法は以下になります: 外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
ホルモン療法。通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
臨床経過観察。 がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
ていないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4~10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には25~30%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることもあります。PSA値が10ng/mlを超える場合には50~80%にがんが発見されます。100ng/mlを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、さらには転移も疑われます。
PSA検査は前立腺がんのスクリーニング検査としてはもっとも有用と考えられています。検診としてPSA検査を受けて頂く場合、PSA値が正常値以下であった場合の再検診の時期は、
以下では年1回、1.0 ng/ml以下では3年ごとが推奨されています。(前立腺癌診療ガイドライン2006年版 日本泌尿器科学会編 金原出板)値に異常が認められる場合、専門医は肛門から指を挿入して前立腺の状態を確認する直腸診、あるいは肛門から専用の超音波器具を挿入する経直腸的前立腺超音波を行い前立腺がんの疑いがあるか検討します。
確定診断のための前立腺生検値あるいは直腸診、経直腸的前立腺超音波検査により前立腺がんの疑いがある場合、年齢も考慮しながら最終的な診断を行うために前立腺生検が実施されます。近年では超音波をガイドにして前立腺を描出しておき、細い針で前立腺を刺し、6ヵ所かそれ以上から組織を採取する「系統的生検」が一般的です。これは画像で異常がない場所からも前立腺がんが発見されることが多々あり、診断率を高めるためにある程度の本数が必要だからです。
顕微鏡検査で前立腺がんと診断された場合、前立腺がんは腫瘍の悪性度をわが国における食道がん罹患数は90年で男性8040人、女性1619人で男女比5対1で男性に多く、年齢層では男性60歳代、女性70歳代にピークがあります。
死亡率はほぼ横ばい状態で、人口10万人あたり80年は男性10人、女性2人、97年も男性10人、女性1?4人となっています。
しかし近年、診断技術のみならず手術術式や術後管理の進歩、さらに有効な治療法の開発より、食道がんの治療成績も飛躍的に向上しています。ですから早期発見、早期治療がきわめ
の方が治療成績が上」ということを言われる患者さんが多いようです。
確かに1990年代以前に発表された「放射線治療単独」の治療成績は手術の治療成績に及びませんでしたが(ただし、この時代には手術のできない高齢者や臓器機能に問題のある患者さんがもっぱら放射線治療を受けていたという経緯があり、放射線治療を受ける患者さんの背景に著しい偏りがあったことを忘れてはなりません)化学放射線療法が手術とほぼ同等の成績を上げていることはここにあるデータからも明らかです。
「手術の方が化学放射線療法より治療成績が上」であることを科学的に証明するには手術
前立腺がんとラテントがん
前立腺がんは、年をとることによって多くなるがんの代表です。前立腺がんの中には比較的進行がゆっくりしており、寿命に影響を来さないであろうと考えられるがんも存在します。もともと前立腺がんは欧米に多い病気ですが、実はこのようなおとなしいがんに関しては欧米でも日本でも地域差はないといわれています。他の原因で死亡した男性の前立腺を調べてみると日本人でも70歳を超えると2~3割、80歳を超えると実に3~4割に前立腺がんが発生しているとされています(このようながんをラテントがんと呼んでいます)。このような高齢者に発生する前立腺がんの25%から半数程度はおそらく寿命に影響を及ぼさないがんと考えられています。がんの中にもこのような生命に異常を来す可能性の低い場合もあるとい
うことです。一方で悪性度の高いがんは時間の経過とともに進行し、臨床的に診断されるようになります。この頻度には人種差があり、米国黒人ではもっとも頻度が高く、次に白人が
高いとされています。
前立腺がんの原因と予防
前立腺がんの確立したリスク要因は、年齢(高齢者)、人種(黒人)、前立腺がん家族歴とされています。動物実験などから、アンドロゲンが前立腺がん発生に重要な役割を果たして
いるのではないかと考えられてきましたが、現在のところ、疫学研究ではこの仮説に一致する結果は得られていません。最近では、IGF-1によってリスクが高くなる可能性が指摘され
ています。
食事?栄養素に関しても、現状では確立された要因はありませんが、リスク要因として脂
質、乳製品、カルシウム、予防要因として野菜?果物、カロテノイド(なかでもリコペン)ビタミンE、セレン、ビタミンD、イソフラボンなどが候補に挙げられています。喫煙、体
格身体活動についても、関連の可能性が探られています。
症状他のがんと同じように早期の前立腺がんに特有の症状はありません。あるとしてもその
多くはも考慮しながら最終的な診断を行うために前立腺生検が実施されます。近年では超
音波をガイドに
前立腺肥大症に伴う症状です。具体的には排尿困難(尿が出にくい)、頻尿(尿の回数が多い)、残尿感(排尿後、尿が出切らないで残った感じがする)、夜間多尿、尿意切迫(尿意を感じるとトイレに行くまでに排尿を我慢できない状態)、下腹部不快感などです。このような症状があり、たまたま病院を受診した際に前立腺がんの検診が併せて施行され、検査の結果、前立腺がんが発見されることがほとんどです。また前立腺がんが進行しても転移がない場合の症状は前立腺肥大症と大差はありません。
前立腺がんは進行すると骨に転移しやすいがんです。前立腺自体の症状はなく、たまたま腰痛などで骨の検査をうけ、前立腺がんが発見されることもあります。また肺転移によって発見されることもあります。
診断検査前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原(PSAピーエスエー)とよばれる腫瘍マーカーの採血です。PSAはとても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。ただPSA値が異常であれば、そのすべてががんになるというわけではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4~10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には25~30%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることもあります。PSA値が10ng/mlを超える場合には50~80%にがんが発見されます。100ng/mlを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、さらには転移も疑われます。
PSA検査は前立腺がんのスクリーニング検査としてはもっとも有用と考えられています。検診としてPSA検査を受けて頂く場合、PSA値が正常値以下であった場合の再検診の時期は、PSA値が1.1 ng/ml~正常値以下では年1回、1.0 ng/ml以下では3年ごとが推奨されています。(前立腺癌診療ガイドライン2006年版金原出板)
値に異常が認められる場合専門医は肛門から指を挿入して前立腺の状態を確認する直腸診、あるいは肛門から専用の超音波器具を挿入する経直腸的前立腺超音波を行い前立腺がんの疑いがあるか検討します。
確定診断のための前立腺生検値あるいは直腸診、経直腸的前立腺超音波検査により前立腺が
がん肝臓転移
んの疑いがある場合年齢て重要です。食道がんの自覚症状は
食道がんの自覚症状として最も多いものは、ものを飲み込んだときのつかえ感です。これ
がん肝臓転移
は、水やお茶などの液体は飲み込めますが、ご飯、肉や魚などの固形物がとおりにくいような症状のことです。
がん肝臓転移
進行がんではより強く症状がでることがあるので、早めに病院を受診する必要があります。
その他に比較的多くみられる症状は、嚥下障害(うまく飲み込めない)、胸の不快感、胸
がん肝臓転移
痛、吐きけや嘔吐、食欲低下、体重減少、声のかすれ、胸焼けなどです。何か気になる症状があれば、我慢せずに病院を受診することをお勧めします。
がん肝臓転移
また、とくに表在がん(早期がん)は、自覚症状がない段階で発見される患者さんが多いのも、食道がんの特徴です。これは検診、定期検査や他の病気の検査中に偶然みつかる場合が
がん肝臓転移
多いようです。
どうやって食道がんを発見するか
がん肝臓転移
食道がんを発見する方法として、代表的なものはレントゲン検査と内視鏡検査です。
レントゲン検査は、バリウムを飲んでレントゲンを撮る食道造影検査です。図3の造影写真
がん肝臓転移
にみられる約4?大のポリープようの病変が食道がん(表在がん)です。造影検査の診断は進行がんでは比較的容易ですが、早期がんでは難しいことがよくあります。したがって、
2014年6月15日日曜日
腹水肝臓がん
除去です。
その手術の前に、まだ子供を産んだことがない人は、子宮頚管(子宮の出口、子宮口)が硬く開きずらいので、前日の夕方子宮頚管にラミセル(硫酸マグネシウムを含む高分子材料。スポンジを圧縮したような棒)を入れます。その日は帰ってもらって、次の日の朝手術します。手術の時は、頚管は柔らかくなり拡張しやすくなっています。
子供を産んだことがある人は、頚管の状態で、入れないこともあります。この前処置は、子宮頚管を3mmぐらい開く必要があるため、痛みを伴います。しかし、この処置のおかげで、子宮頚管は開くやすくなり、手術が安全に行えます。
妊娠4ヵ月(妊娠12週)以上は、日帰りの手術は難しくなり、入院して子宮口を開いてから、陣痛をつけて分娩の形をとります。ですから、2-3日の入院が必要となり、金銭的にも精神的にも大変です。本院では、この12週を超える中絶は行っておりません。その時は、分娩をお願いしている病院へ紹介します。
第三回 低容量ピル
避妊目的に造られ、なるたけホルモン量を減らし、副作用を少なくしたのが、低容量ピルです。
この低容量ピルは、主な目的は避妊ですが、それ以外にも生理痛(月経困難症)の軽減と生理量の減少に効果があります。また、子宮内膜症の悪化、再発防止や自覚症状の改善に使われます。最近は、この使い方が増えてきました。子宮内膜症は、手術しても一時的には、改善しても、すぐ再発することが多く、手術後や、内膜症の保存治療後に低容量ピルを使います低容量ピルの作用メカニズム
だけくりぬくようなことはできません。
しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。
[注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、 でしょうか。)が、とても便利な日本語です。]
では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので?便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは?人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。
多くの方は、ストーマにビニール袋をつけて便をためます。近年は、装具[袋や皮膚保護剤]の発達が目覚しく、ストーマをつけた人々の生活は格段に改善されました。しかし、それでも、肛門を失うのは辛いことです。それが証拠に?直腸癌の手術方法は術後の排便機能が悪くなる危険をおかしても?出来る限り肛門を残す方向で発達してきました。出来るだけ肛門の近くで腸を吻合し、人工肛門にならないように、手術術式と手術器械が発達してきたのです。
しかし、それらの発達にもかかわらず、今でも、肛門を切除しなければならないような直腸癌の患者さんがいることは、事実です。そして、あなたが、その患者さんの、ひとりになるかもしれないと、主治医にいわれたのなら、手術によってお尻を失う可能性は高いでしょう。(かつて、そして今でも、医者は、患者さんに控えめに言うことが多いものです。)
もし、あなたもそういう方のひとりであるのなら?以下の手術方法は、あなたが選ぶ手術法の1つの選択肢となります。
つまり、手術によって失った肛門をもう1度作る手術です。
手術法に名前をつけるのは、開発者の特権と考えていますが、実は今も、この手術方に、決定的な名前をつけていません。(たぶん、手術法の名前を問うだけの無意味な試験問題に記憶力のなさで悩ませられ続けたの苦い思い出が、手術法に名前をつけることためらわせているのだと、私は自己分析しています。)
基礎研究が始まった、1990年代半ばには、?機能的会陰部人工肛門と呼んで発表していました。
その後、手術内容は異なるのですが、似た名前の手術法があったため、それと区別する必要から、「生理的直腸肛門再建術 と呼んで、専門誌に発表しました。
正確には、陰部神経を縫合して新しく作った肛門なので、近年では、手術方法を正しく表すためにその英語訳のの頭文字をとって、。
しかし、この手術はそれ以外の工夫も併用している手術法であるため、正確には、名は体を表す、という風には、なっていないのが現状です。
直腸癌は?癌(ガン)の中でも治りやすい癌です。当院のデーターを示します.下のグラフは、、前主任教授の金澤暁誉教授の退官を記念して出版したデータブックから引用した、1980年から1994年までの直腸癌(204例)の生存率のデータです。
グラフを説明します.
1番上のラインが Aという進行度の直腸癌の手術後の生存率を示しています.'Aとは、癌が壁を超えない大きさのものを意味します.術後10年目の生存率が、90%です.
2番目のラインが Bという進行度の直腸癌の手術後の生存率です.Dukes'Bは、既に壁を超えるぐらい大きくなってしまった癌ですが、5年生存率は、80%を超えます.
もっとも下のラインが Cという進行度で、既にリンパ節に転移が見られる程度に進行してしまった直腸癌の手術後の生存率です.このようにかなり進んだ直腸癌でも5年生存率で50%です.10年目のデータはなぜか悪いのですが、(統計上の理由に過ぎないとおもいますが、)9年生存率でさえ、40%に近い結果です.
(さらに、強調したいことは、現在ではこの当時と比べ物にならないほど、抗がん剤による化学療法が発達していることです。直腸癌の生存率はさらに改善しているのです。)
ここに示したように、かなり進んだ直腸癌 でも、他の癌に比較して、よく治るものなのです.もし、直腸癌がけして治らないものであったのなら?肛門を切除してまで、なぜ、大きい手術をする必要があるのでしょうか? 治りやすいガンだからこそ、必要十分のしっかりとした手術をすることが大事なのです。
治りやすい癌(ガン)だからこそ?治すための手術を、おろそかにしてはいけません。人工肛門がいやだからといって?再発率を上昇させるような手術(データに基づかない小さな切除範囲の手術)を選ぶ外科医がいるのだとしたら?あまり、信用してはいけないと思います。あなたの?人工肛門を恐れる心に迎合してそのような手術をするだけのことで?本来のあなたの希望する治療とはことなるはずです。あなたの希望は?癌は癌でしっかり治して?かつ、人工肛門も避けたいというものであるはずです。
私たちは、肛門として自然に働くような、新しい肛門を再建する手術を行っています.直腸癌に対する手術は、治癒を目指したしっかりとした手術を行
います.いままで行われていた手術方法と比べて、何ら、手術する範囲に縮小はありません.その上で、自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を演じる陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り、肛門のあっ
た場所に新たに肛門を作ります【直腸癌、大腸癌の解説】
わたしたちは、肛門として自然な働きをする、 「新しい肛門を再生する手術(新肛門手術)」を1995年から行なっています。
直腸癌(直腸がん、直腸ガン)に対する手術は、治癒を目指した、しっかりした手術を行ないます。いままで行なわれていた手術法と比べて?何ら?切除する範囲に手心を加えることはありません。つまり、直腸癌の治る可能性を損なうことはありません。(2003年6月6日札幌で開催された日本外科学会総会で発表済み.内容は後日発表しますが、その
要約は、2002年までに新肛門の手術をされた19名と同時期にぎりぎり肛門側から切除し肛門を残した19名との比較で、新肛門には切除部位近くの再発は1例もなかったのに比較し、ぎりぎりで肛門を残した19例中5例で局所再発が見られたというものです.これは、統計学的にも意味のある差(偶然の差ではないという意味です.)でした。)
低容量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの合剤です。外から投与すると、視床下部のホルモンが出てるよと命令がきます。そうすると下垂体から卵巣にホルモン刺激がなくなり、卵巣は、排卵も起きず、ホルモンも分泌せずに、お休みします。子宮は、卵巣からホルモンが出ないため、外から投与された低容量ピルのホルモンでコントロ-ルされます。このホルモンの作用で子宮内膜は、あまり増殖せず、その結果出血量は少なくなり、少なくなれば、子宮はそれほど収縮しなくてすみますから、生理痛が減ります。この子宮内膜が増殖しないことが、子宮内膜症にいいわけです。子宮内膜症は、異所性にある子宮内膜が増殖する病気ですから。
現在低容量ピルは、ホルモンの種類で3種類あります。卵胞ホルモンはすべて同じで、黄体ホルモンの違いです。
また、ホルモン量が一定のと三相性のとがあります。
あと21錠と28錠のタイプがあり、、ダミ-が7錠あります。、1週間休薬します。
人により、どれにするか相談します。こっち。に生理が来てほしくない人はこれ。生理調整が楽なのは、これ。というように。
また、低容量ピルは生理の調節がとっても楽です。早くするのも、遅らせるもの。低容量ピルを何錠飲むかで決めれます。
低容量ピルの副作用
クラミジアや淋病の予防はできません。あたりまえですね。低容量ピルを飲むと、吐き気や嘔吐、乳房の痛みやむくみがでることがあります。このような症状は一時的なことが多く飲み続けるとしだいになくなってきます。また、食直後に飲む方が、吐き気は比較的おきません。
血栓症が一番の問題です。心臓の血管につまれば、心筋梗塞ですし、頭では、脳梗塞です。しかし、その頻度は、あまり高くありません。また、肝臓で分解されるため、肝障害がありますが、低容量ピルでは、あまり起こりません。そして、低容量ピルで避妊ができるため、いろんな人と性交すれば、低容量ピルのためではなく、HPV(パピロ-マ ウイルス)の感染で子宮頸ガンが増えることがありますが、そんなことをしなければ、子宮頸ガンは増えません。
35才以上で、ヘビ-スモ-カ-(15本以上)の人は、血栓症の確率が、17倍ぐらい増えます。
低容量ピルの服用をやめれば、いつでも妊娠可能な状態にもどります。
結構、魅力的な薬ですよね。
第二回 最近多いおりものが臭いやつ
細菌性膣症について
正常な膣内の環境は、膣にいるという細菌により、酸性の状態にし、他の細菌の侵入を防いでいます。
何らかの原因でこれが破綻し、複数の細菌に置き換わった状態が細菌性膣症です。な生臭い悪臭があるおりものがある時もあります。しかし、さらっとした帯下のためには放置されています。なぜ膣炎でなく膣症かというと、膣の中は、真っ赤っかにもならず、はっきりとした炎症所見がないためです。
性交との関連は大きく、性交で膣内がアルカリ化が起こり、悪化します。精液が強アルカリのため、性交時は、骨盤内感染症や妊婦さんは、流早産の原因になります。
治療は、抗生剤の膣錠や抗菌剤の内服で治ります。
第一回 最近とても多い性行為感染症(性病)
トラコマチスは、約20年前のベトナム戦争ごろに流行し、日本に上陸した病原菌です。ベトナムなどのジャングルにすむ鳥の口中から発見されたとされています。クラミジアは、0.3ミクロン程度の大きさで、細菌とウイルスとの中間的な病原体(細菌の一種)です。クラミジアは現在3種類ありますが、性行為感染症の原因として問題になるのは、クラミジア?トラコマチスという種類です。
世界的に増加している性病、性行為感染症とも言います)で、世界中で今一番多い性病です。19歳以下の女性では、に感染があるというデータがあります。
ほぼ4人に1人ということです。あまり症状がでないため、どんどん広がっていきます。特に男性はあまり症状がでず、次から次の女の子に移します。女性も子宮の出口にいるときは、あまり症状がひどくなく、少しおりものが増
えたぐらいのことが多いようです。それが、子宮頚管、子宮内腔、卵管を通って卵管炎や、
骨盤内の炎症を起こすとお腹が痛くなります。ひどくなれば、入院したり、手術になこ
とがあります。もちろん不妊症の原因にもなります。この腹痛を虫垂炎と間違えて外科で
手術をしてしまった話は、時々あります。
特に最近増えている感染ルートは、風俗店で、口でするものがありますが、ここでもらう
ルートです(口でする場合は、)。忘年会の帰りなどに、気軽に行ってしまうケースがあるようです。クラミジア感染は、一度感染すると、ずっと骨盤内にとどまっています。
検査は、女性は、子宮頚管からクラミジアそのものをみる、抗原検査と血液
でクラミジアの抗体を見つける検査を同時に行うのが一番いいのですが、保険では、同時に
検査はできません。一方のみが保険適応です。そのため、抗原検査を始めに行うことが一般的です。
ヒトパピロ-マウイルスは、子宮頚癌の原因ウイルスであり、ほぼ全ての子宮頚癌の組織か
ら検出されます。ヒトではこれまで100以上の型が報告されていますが、HPVは型によ
り子宮頚癌に高率に検出される型(ハイリスク)から病因と関連性がないと報告されている型まで確認されています。病 状
1期では80%の生存率でも、2期、3期前半になると40%弱となってしまいます。
転移、浸潤が早く、また治療による副作用や後遺症で、飲食の摂取量が少なくなり、体力低下、感染症を引き起こしやすいためです。
早期発見、早期治療がきわめて重要です。
治療法
単独での治療成果が期待できない癌
現状の西洋医学の治療法は、手術、抗がん剤、科学放射線(抗がん剤と放射線の併用)がありますが、初期と後期については、単独治療が標準治療となっています。
しかし中期の治療については、生存率を上げるため、術後に抗がん剤治療を行います。
科学放射線治療の長短
科学放射線は、抗がん剤と放射線(3次元照射)を同時に併用していく治療法です。
最近では、タキサン系やシスプラチン誘導体(アクプラ)などの組み合わせの臨床試験が行われています。
抗がん剤や放射線の副作用も高く、耐えられるだけの体力が必要です。
再発しやすいため、照射量を落として手術の負担を軽くする方法がとられています。
病 状
1)転移しやすく、再発率の高い癌
周囲には、多くの血管とリンパ節があり、また周囲の臓器に浸潤が起きやすいため、診断された段階で、転移が多く見られます。
転移のルートリンパからの転移周辺のリンパ節
浸潤よる転移のど周辺から咽頭、甲状腺へ 横隔膜、胃、膵臓、脾臓へ
その他の病状
癌の進行の早さや抗がん剤、放射線の副作用による体重減少、体力低下。嚥下困難、消化障害。呼吸困難。胸水、骨転移による、頚椎の痛み。声帯の消失。
アドバイスQOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?
それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
大腸は盲腸から直腸までを言いますが、直腸に出来るのが直腸ガン。盲腸と直腸を除いた長い部分である結腸に出来るものを結腸ガンと読んでいます。
進行するまで自覚症状はほとんどありませんが、進行すると便が黒くなったり出血があります。
痔の出血と間違いやすいのですが、痔では便の表面だけに血がついていることが多いのに対して、大腸ガンでは便の中に血が含まれてる状態が多くあります。
また便秘と下痢が交互におこったり、腹痛や体重減少などがおこります。
仕組みと働き
甲状腺は気管前面、いわゆる「のど仏」の下方にあり、右葉?左葉に分かれ、中央で結合しています。のど仏の下部にちょうど蝶ネクタイ状に張り付いています。正常な状態では、かろうじて触れることができる程度ですが、甲状腺の病気の有無は熟練した医師の触診によっ
腹水肝臓がん
て、ほぼ判断ができます。
子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正
腹水肝臓がん
常。は、軽度異形成。高度異形成。は、上皮内癌。Vは、浸潤癌とクラス分けします。までが、良性。からが悪性となります。つまり軽度異形成は、ほぼHPVの感染所見のことが多
腹水肝臓がん
く、が自然治癒し、11%がくなり、最終的に0.3%が癌になります。32%が自然治癒し、56%が存続、14%が進行するとされています。HPVの型には、より子宮頚癌になりやすい型
腹水肝臓がん
(ハイリスク)とそうでない型があります。
そのハイリスク型は、。HPVの感染率は、統計により異なりますが、10~20代は、約5
腹水肝臓がん
0%、30~40代は、約30%。そのHPV陽性者の約半分にハイリスク型HPVが検出されております。HPV陰性例においては、異形成から癌の存在は、きわめてまれであるとされて
腹水肝臓がん
います。
このため、子宮頚癌検診では、特に細胞診と思われます。ですが、このHPV型測定は、保
腹水肝臓がん
険適応なく、で行っております。また、型はわかりませんが、ハイリスク群のみの測定は、第四回 人工妊娠中絶術
腹水肝臓がん
妊娠3ヵ月(妊娠11週6日)までは、通常、静脈麻酔下で日帰り手術を行っております。朝手術し、お昼過ぎに帰れます。手術は、吸引法による子宮内容
その手術の前に、まだ子供を産んだことがない人は、子宮頚管(子宮の出口、子宮口)が硬く開きずらいので、前日の夕方子宮頚管にラミセル(硫酸マグネシウムを含む高分子材料。スポンジを圧縮したような棒)を入れます。その日は帰ってもらって、次の日の朝手術します。手術の時は、頚管は柔らかくなり拡張しやすくなっています。
子供を産んだことがある人は、頚管の状態で、入れないこともあります。この前処置は、子宮頚管を3mmぐらい開く必要があるため、痛みを伴います。しかし、この処置のおかげで、子宮頚管は開くやすくなり、手術が安全に行えます。
妊娠4ヵ月(妊娠12週)以上は、日帰りの手術は難しくなり、入院して子宮口を開いてから、陣痛をつけて分娩の形をとります。ですから、2-3日の入院が必要となり、金銭的にも精神的にも大変です。本院では、この12週を超える中絶は行っておりません。その時は、分娩をお願いしている病院へ紹介します。
第三回 低容量ピル
避妊目的に造られ、なるたけホルモン量を減らし、副作用を少なくしたのが、低容量ピルです。
この低容量ピルは、主な目的は避妊ですが、それ以外にも生理痛(月経困難症)の軽減と生理量の減少に効果があります。また、子宮内膜症の悪化、再発防止や自覚症状の改善に使われます。最近は、この使い方が増えてきました。子宮内膜症は、手術しても一時的には、改善しても、すぐ再発することが多く、手術後や、内膜症の保存治療後に低容量ピルを使います低容量ピルの作用メカニズム
だけくりぬくようなことはできません。
しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。
[注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、 でしょうか。)が、とても便利な日本語です。]
では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので?便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは?人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。
多くの方は、ストーマにビニール袋をつけて便をためます。近年は、装具[袋や皮膚保護剤]の発達が目覚しく、ストーマをつけた人々の生活は格段に改善されました。しかし、それでも、肛門を失うのは辛いことです。それが証拠に?直腸癌の手術方法は術後の排便機能が悪くなる危険をおかしても?出来る限り肛門を残す方向で発達してきました。出来るだけ肛門の近くで腸を吻合し、人工肛門にならないように、手術術式と手術器械が発達してきたのです。
しかし、それらの発達にもかかわらず、今でも、肛門を切除しなければならないような直腸癌の患者さんがいることは、事実です。そして、あなたが、その患者さんの、ひとりになるかもしれないと、主治医にいわれたのなら、手術によってお尻を失う可能性は高いでしょう。(かつて、そして今でも、医者は、患者さんに控えめに言うことが多いものです。)
もし、あなたもそういう方のひとりであるのなら?以下の手術方法は、あなたが選ぶ手術法の1つの選択肢となります。
つまり、手術によって失った肛門をもう1度作る手術です。
手術法に名前をつけるのは、開発者の特権と考えていますが、実は今も、この手術方に、決定的な名前をつけていません。(たぶん、手術法の名前を問うだけの無意味な試験問題に記憶力のなさで悩ませられ続けたの苦い思い出が、手術法に名前をつけることためらわせているのだと、私は自己分析しています。)
基礎研究が始まった、1990年代半ばには、?機能的会陰部人工肛門と呼んで発表していました。
その後、手術内容は異なるのですが、似た名前の手術法があったため、それと区別する必要から、「生理的直腸肛門再建術 と呼んで、専門誌に発表しました。
正確には、陰部神経を縫合して新しく作った肛門なので、近年では、手術方法を正しく表すためにその英語訳のの頭文字をとって、。
しかし、この手術はそれ以外の工夫も併用している手術法であるため、正確には、名は体を表す、という風には、なっていないのが現状です。
直腸癌は?癌(ガン)の中でも治りやすい癌です。当院のデーターを示します.下のグラフは、、前主任教授の金澤暁誉教授の退官を記念して出版したデータブックから引用した、1980年から1994年までの直腸癌(204例)の生存率のデータです。
グラフを説明します.
1番上のラインが Aという進行度の直腸癌の手術後の生存率を示しています.'Aとは、癌が壁を超えない大きさのものを意味します.術後10年目の生存率が、90%です.
2番目のラインが Bという進行度の直腸癌の手術後の生存率です.Dukes'Bは、既に壁を超えるぐらい大きくなってしまった癌ですが、5年生存率は、80%を超えます.
もっとも下のラインが Cという進行度で、既にリンパ節に転移が見られる程度に進行してしまった直腸癌の手術後の生存率です.このようにかなり進んだ直腸癌でも5年生存率で50%です.10年目のデータはなぜか悪いのですが、(統計上の理由に過ぎないとおもいますが、)9年生存率でさえ、40%に近い結果です.
(さらに、強調したいことは、現在ではこの当時と比べ物にならないほど、抗がん剤による化学療法が発達していることです。直腸癌の生存率はさらに改善しているのです。)
ここに示したように、かなり進んだ直腸癌 でも、他の癌に比較して、よく治るものなのです.もし、直腸癌がけして治らないものであったのなら?肛門を切除してまで、なぜ、大きい手術をする必要があるのでしょうか? 治りやすいガンだからこそ、必要十分のしっかりとした手術をすることが大事なのです。
治りやすい癌(ガン)だからこそ?治すための手術を、おろそかにしてはいけません。人工肛門がいやだからといって?再発率を上昇させるような手術(データに基づかない小さな切除範囲の手術)を選ぶ外科医がいるのだとしたら?あまり、信用してはいけないと思います。あなたの?人工肛門を恐れる心に迎合してそのような手術をするだけのことで?本来のあなたの希望する治療とはことなるはずです。あなたの希望は?癌は癌でしっかり治して?かつ、人工肛門も避けたいというものであるはずです。
私たちは、肛門として自然に働くような、新しい肛門を再建する手術を行っています.直腸癌に対する手術は、治癒を目指したしっかりとした手術を行
います.いままで行われていた手術方法と比べて、何ら、手術する範囲に縮小はありません.その上で、自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を演じる陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り、肛門のあっ
た場所に新たに肛門を作ります【直腸癌、大腸癌の解説】
わたしたちは、肛門として自然な働きをする、 「新しい肛門を再生する手術(新肛門手術)」を1995年から行なっています。
直腸癌(直腸がん、直腸ガン)に対する手術は、治癒を目指した、しっかりした手術を行ないます。いままで行なわれていた手術法と比べて?何ら?切除する範囲に手心を加えることはありません。つまり、直腸癌の治る可能性を損なうことはありません。(2003年6月6日札幌で開催された日本外科学会総会で発表済み.内容は後日発表しますが、その
要約は、2002年までに新肛門の手術をされた19名と同時期にぎりぎり肛門側から切除し肛門を残した19名との比較で、新肛門には切除部位近くの再発は1例もなかったのに比較し、ぎりぎりで肛門を残した19例中5例で局所再発が見られたというものです.これは、統計学的にも意味のある差(偶然の差ではないという意味です.)でした。)
低容量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの合剤です。外から投与すると、視床下部のホルモンが出てるよと命令がきます。そうすると下垂体から卵巣にホルモン刺激がなくなり、卵巣は、排卵も起きず、ホルモンも分泌せずに、お休みします。子宮は、卵巣からホルモンが出ないため、外から投与された低容量ピルのホルモンでコントロ-ルされます。このホルモンの作用で子宮内膜は、あまり増殖せず、その結果出血量は少なくなり、少なくなれば、子宮はそれほど収縮しなくてすみますから、生理痛が減ります。この子宮内膜が増殖しないことが、子宮内膜症にいいわけです。子宮内膜症は、異所性にある子宮内膜が増殖する病気ですから。
現在低容量ピルは、ホルモンの種類で3種類あります。卵胞ホルモンはすべて同じで、黄体ホルモンの違いです。
また、ホルモン量が一定のと三相性のとがあります。
あと21錠と28錠のタイプがあり、、ダミ-が7錠あります。、1週間休薬します。
人により、どれにするか相談します。こっち。に生理が来てほしくない人はこれ。生理調整が楽なのは、これ。というように。
また、低容量ピルは生理の調節がとっても楽です。早くするのも、遅らせるもの。低容量ピルを何錠飲むかで決めれます。
低容量ピルの副作用
クラミジアや淋病の予防はできません。あたりまえですね。低容量ピルを飲むと、吐き気や嘔吐、乳房の痛みやむくみがでることがあります。このような症状は一時的なことが多く飲み続けるとしだいになくなってきます。また、食直後に飲む方が、吐き気は比較的おきません。
血栓症が一番の問題です。心臓の血管につまれば、心筋梗塞ですし、頭では、脳梗塞です。しかし、その頻度は、あまり高くありません。また、肝臓で分解されるため、肝障害がありますが、低容量ピルでは、あまり起こりません。そして、低容量ピルで避妊ができるため、いろんな人と性交すれば、低容量ピルのためではなく、HPV(パピロ-マ ウイルス)の感染で子宮頸ガンが増えることがありますが、そんなことをしなければ、子宮頸ガンは増えません。
35才以上で、ヘビ-スモ-カ-(15本以上)の人は、血栓症の確率が、17倍ぐらい増えます。
低容量ピルの服用をやめれば、いつでも妊娠可能な状態にもどります。
結構、魅力的な薬ですよね。
第二回 最近多いおりものが臭いやつ
細菌性膣症について
正常な膣内の環境は、膣にいるという細菌により、酸性の状態にし、他の細菌の侵入を防いでいます。
何らかの原因でこれが破綻し、複数の細菌に置き換わった状態が細菌性膣症です。な生臭い悪臭があるおりものがある時もあります。しかし、さらっとした帯下のためには放置されています。なぜ膣炎でなく膣症かというと、膣の中は、真っ赤っかにもならず、はっきりとした炎症所見がないためです。
性交との関連は大きく、性交で膣内がアルカリ化が起こり、悪化します。精液が強アルカリのため、性交時は、骨盤内感染症や妊婦さんは、流早産の原因になります。
治療は、抗生剤の膣錠や抗菌剤の内服で治ります。
第一回 最近とても多い性行為感染症(性病)
トラコマチスは、約20年前のベトナム戦争ごろに流行し、日本に上陸した病原菌です。ベトナムなどのジャングルにすむ鳥の口中から発見されたとされています。クラミジアは、0.3ミクロン程度の大きさで、細菌とウイルスとの中間的な病原体(細菌の一種)です。クラミジアは現在3種類ありますが、性行為感染症の原因として問題になるのは、クラミジア?トラコマチスという種類です。
世界的に増加している性病、性行為感染症とも言います)で、世界中で今一番多い性病です。19歳以下の女性では、に感染があるというデータがあります。
ほぼ4人に1人ということです。あまり症状がでないため、どんどん広がっていきます。特に男性はあまり症状がでず、次から次の女の子に移します。女性も子宮の出口にいるときは、あまり症状がひどくなく、少しおりものが増
えたぐらいのことが多いようです。それが、子宮頚管、子宮内腔、卵管を通って卵管炎や、
骨盤内の炎症を起こすとお腹が痛くなります。ひどくなれば、入院したり、手術になこ
とがあります。もちろん不妊症の原因にもなります。この腹痛を虫垂炎と間違えて外科で
手術をしてしまった話は、時々あります。
特に最近増えている感染ルートは、風俗店で、口でするものがありますが、ここでもらう
ルートです(口でする場合は、)。忘年会の帰りなどに、気軽に行ってしまうケースがあるようです。クラミジア感染は、一度感染すると、ずっと骨盤内にとどまっています。
検査は、女性は、子宮頚管からクラミジアそのものをみる、抗原検査と血液
でクラミジアの抗体を見つける検査を同時に行うのが一番いいのですが、保険では、同時に
検査はできません。一方のみが保険適応です。そのため、抗原検査を始めに行うことが一般的です。
ヒトパピロ-マウイルスは、子宮頚癌の原因ウイルスであり、ほぼ全ての子宮頚癌の組織か
ら検出されます。ヒトではこれまで100以上の型が報告されていますが、HPVは型によ
り子宮頚癌に高率に検出される型(ハイリスク)から病因と関連性がないと報告されている型まで確認されています。病 状
1期では80%の生存率でも、2期、3期前半になると40%弱となってしまいます。
転移、浸潤が早く、また治療による副作用や後遺症で、飲食の摂取量が少なくなり、体力低下、感染症を引き起こしやすいためです。
早期発見、早期治療がきわめて重要です。
治療法
単独での治療成果が期待できない癌
現状の西洋医学の治療法は、手術、抗がん剤、科学放射線(抗がん剤と放射線の併用)がありますが、初期と後期については、単独治療が標準治療となっています。
しかし中期の治療については、生存率を上げるため、術後に抗がん剤治療を行います。
科学放射線治療の長短
科学放射線は、抗がん剤と放射線(3次元照射)を同時に併用していく治療法です。
最近では、タキサン系やシスプラチン誘導体(アクプラ)などの組み合わせの臨床試験が行われています。
抗がん剤や放射線の副作用も高く、耐えられるだけの体力が必要です。
再発しやすいため、照射量を落として手術の負担を軽くする方法がとられています。
病 状
1)転移しやすく、再発率の高い癌
周囲には、多くの血管とリンパ節があり、また周囲の臓器に浸潤が起きやすいため、診断された段階で、転移が多く見られます。
転移のルートリンパからの転移周辺のリンパ節
浸潤よる転移のど周辺から咽頭、甲状腺へ 横隔膜、胃、膵臓、脾臓へ
その他の病状
癌の進行の早さや抗がん剤、放射線の副作用による体重減少、体力低下。嚥下困難、消化障害。呼吸困難。胸水、骨転移による、頚椎の痛み。声帯の消失。
アドバイスQOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?
それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
大腸は盲腸から直腸までを言いますが、直腸に出来るのが直腸ガン。盲腸と直腸を除いた長い部分である結腸に出来るものを結腸ガンと読んでいます。
進行するまで自覚症状はほとんどありませんが、進行すると便が黒くなったり出血があります。
痔の出血と間違いやすいのですが、痔では便の表面だけに血がついていることが多いのに対して、大腸ガンでは便の中に血が含まれてる状態が多くあります。
また便秘と下痢が交互におこったり、腹痛や体重減少などがおこります。
仕組みと働き
甲状腺は気管前面、いわゆる「のど仏」の下方にあり、右葉?左葉に分かれ、中央で結合しています。のど仏の下部にちょうど蝶ネクタイ状に張り付いています。正常な状態では、かろうじて触れることができる程度ですが、甲状腺の病気の有無は熟練した医師の触診によっ
腹水肝臓がん
て、ほぼ判断ができます。
子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正
腹水肝臓がん
常。は、軽度異形成。高度異形成。は、上皮内癌。Vは、浸潤癌とクラス分けします。までが、良性。からが悪性となります。つまり軽度異形成は、ほぼHPVの感染所見のことが多
腹水肝臓がん
く、が自然治癒し、11%がくなり、最終的に0.3%が癌になります。32%が自然治癒し、56%が存続、14%が進行するとされています。HPVの型には、より子宮頚癌になりやすい型
腹水肝臓がん
(ハイリスク)とそうでない型があります。
そのハイリスク型は、。HPVの感染率は、統計により異なりますが、10~20代は、約5
腹水肝臓がん
0%、30~40代は、約30%。そのHPV陽性者の約半分にハイリスク型HPVが検出されております。HPV陰性例においては、異形成から癌の存在は、きわめてまれであるとされて
腹水肝臓がん
います。
このため、子宮頚癌検診では、特に細胞診と思われます。ですが、このHPV型測定は、保
腹水肝臓がん
険適応なく、で行っております。また、型はわかりませんが、ハイリスク群のみの測定は、第四回 人工妊娠中絶術
腹水肝臓がん
妊娠3ヵ月(妊娠11週6日)までは、通常、静脈麻酔下で日帰り手術を行っております。朝手術し、お昼過ぎに帰れます。手術は、吸引法による子宮内容
2014年6月12日木曜日
肝臓がん治療方法
までにとどまっている)という比較的早期の食道癌患者さん66名について
化学放射線療法群(Pro)36名
まず5-FU、CDDPという2種類の抗癌剤と44Gyの放射線治療からなる「化学放射線療法」を行い、その時点で治療効果が良好なものは引き続き化学放射線療法を、効果が不良なもの(=そのまま化学放射線療法を続けても治癒に至らないと思われるもの)については手術を行う。この場合結局手術を受けたのは36名中4名と
手術群(S)30名
術前の治療を行わず、最初から手術を行う。
という2つの治療を行った群を比較しています。
以上のように化学放射線療法は手術に匹敵する治療法ですが、高齢であったり、内臓機能が悪かったりして抗癌剤が使えない場合があります。
図5は京大の西村らが1999年に米国の癌学会誌「Cancer」に発表したデータです。
T1食道癌(癌の進行が食道壁の粘膜下層までにとどまっている)という早期の食道癌患者さん13名(図2のstage Iに相当)について
外照射+腔内照射
という治療を行った結果を示しています。
外照射に腔内照射を加えることにより手術の成績に匹敵する成績が得られていることがわかります。
これらのデータから 「手術をしなくても食道癌を治すことができる」ということがおわかりいただけたでしょうか。
これらの科学的な根拠があるにもかかわらず、主治医からの説明で「放射線は効かない」「手術の方が治療成績が上」ということを言われる患者さんが多いようです。
確かに1990年代以前に発表された「放射線治療単独」の治療成績は手術の治療成績に及びませんでしたが(ただし、この時代には手術のできない高齢者や臓器機能に問題のある患者さんがもっぱら放射線治療を受けていたという経緯があり、放射線治療を受ける患者さんの背景に著しい偏りがあったことを忘れてはなりません)化学放射線療法が手術とほぼ同等の成績を上げていることはここにあるデータからも明らかです。
「手術の方が化学放射線療法より治療成績が上」であることを科学的に証明するには手術と化学放射線療法を無作為比較試験によって比較しなければなりませんが、このような臨床試験は存在しません。
京大病院の取り組み
京大病院では外科?消化器内科?放射線科の医師が共同して患者さんを診察し、治療するための「消化器腫瘍外来」の2003年内開設に向けて準備を進めています。患者さんには考え得る全ての選択肢が示され、内視鏡治療、手術、放射線治療の全てで最高のレベルの治療を行うことが目標です。
臨床経過観察。 がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
他のがんと同じように早期の前立腺がんに特有の症状はありません。あるとしてもその多くは3.診断
PSA検査
前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原(PSAピーエスエー)とよばれる腫瘍マーカーの採血です。PSAはとても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。ただPSA値が異常であれば、そのすべてががんになるというわけではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4~10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には25~30%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることも除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後
出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が
というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております図4は天理よろず相談所病院の村上らが1999年に米国放射線腫瘍学会誌 に発表したデータです。
T1(癌の進行が粘膜下層までにとどまっている)-T2食道癌(癌の進行が食道壁の筋層
食道は長さが約25cmで直径が2~3cmぐらいの,のどぼとけの下の輪状軟骨の下部から胃の噴門までの環状の臓器です。食道の壁はおおまかにわけると,内側から粘膜,筋層,外膜から構成されています。
日本における食道がんによる死亡者数は約1万人で,多くが50歳以上に集中し,高年齢ほど発症率が高くなっています。また女性と比較して男性の死亡者が多いのもこのがんの特徴です。この差は飲酒や喫煙量の差と考えられますが近年この差は縮小しています。
消化管の外側は漿膜(しょうまく)と呼ばれる丈夫な膜でおおわれています。この膜は内部で発症したがんの外部への広がりを抑える効果を持っています。しかし,食道にはこのような漿膜がないため,食道がんは周囲の臓器へ浸潤しやすく,血管やリンパ管を通して転移する率の高いがんであると言えます。
食道がんの90%以上は粘膜層から発症する扁平上皮がんで,他は粘液を分泌する腺から発症する腺がんです。また食道の発症部位により,「頸部食道がん」「胸部食道がん」「腹部食道がん」の3つに大別することができます。
食道がんの原因
食道がん発症のメカニズムはまだ解明されていません。しかし,統計学的には食道がん患者には喫煙や飲酒の習慣が長い人が多いことがわかっています。またかゆなど熱い飲食物を摂取する習慣のある地方でも食道がんは高い発症率を示しています。
近年の研究ではが第一段階で分解された後にできるアセトアルデヒトにより,
ゲン検査程度であれば、あまり問題ないと考えられています。
甲状腺の病気と遺伝
甲状腺がんのうち、髄様がんの約半数は遺伝的に生じ、その原因となるがん遺伝子も特定されています。
それ以外の甲状腺がんについては、遺伝によると思われるものはほとんどありません。橋本病やバセドウ病、腺腫様甲状腺腫がある家系に集中して生じることが知られています。
これまで述べたこと以外では、甲状腺の病気と因果関係が明らかな生活習慣などはあまりわかっていません。お酒やタバコなどもとくに甲状腺がんの原因にはならないようです。とは
いえ、大量の喫煙?飲酒は全般的にみて健康を損ないますので注意してください。
Chapter.2: 甲状腺の病気
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
肝臓がん治療方法
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。
肝臓がん治療方法
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、
肝臓がん治療方法
左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること) とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺
肝臓がん治療方法
がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行している
肝臓がん治療方法
機能や男性性機能障害を軽くするために自律神経を温存する手術、局所再発を予防しつつ機能温存手術の適応拡大を図るための術前の放射線療法、仙骨や子宮、膀胱などの直接的に波
肝臓がん治療方法
及した場合の拡大手術など、直腸がんの手術にはたくさんの課題が残されていますが、癌研有明病院ではこれらの課題をクリアするために日々努力を続けています。
肝臓がん治療方法
大腸がんの腹腔鏡手術
腹腔鏡手術は最近10年間の大腸がん手術の進歩で最も大きなものといえるでしょう。
肝臓がん治療方法
以前は大腸がんに対する手術では病気の進行度にかかわらず、腹部を大きく切開し(通常は15cm以上)、病変部位の大腸とリンパ節を摘出して、腸と腸とをつなぎ合わせる操作を行ってい
肝臓がん治療方法
ました。しかし、腹腔鏡手術では、腹部にできる創は、腹腔鏡を挿入するための穴、手術器具を挿入するための穴、切除した大腸を摘出するための小切開(通常は5cm程度)
化学放射線療法群(Pro)36名
まず5-FU、CDDPという2種類の抗癌剤と44Gyの放射線治療からなる「化学放射線療法」を行い、その時点で治療効果が良好なものは引き続き化学放射線療法を、効果が不良なもの(=そのまま化学放射線療法を続けても治癒に至らないと思われるもの)については手術を行う。この場合結局手術を受けたのは36名中4名と
手術群(S)30名
術前の治療を行わず、最初から手術を行う。
という2つの治療を行った群を比較しています。
以上のように化学放射線療法は手術に匹敵する治療法ですが、高齢であったり、内臓機能が悪かったりして抗癌剤が使えない場合があります。
図5は京大の西村らが1999年に米国の癌学会誌「Cancer」に発表したデータです。
T1食道癌(癌の進行が食道壁の粘膜下層までにとどまっている)という早期の食道癌患者さん13名(図2のstage Iに相当)について
外照射+腔内照射
という治療を行った結果を示しています。
外照射に腔内照射を加えることにより手術の成績に匹敵する成績が得られていることがわかります。
これらのデータから 「手術をしなくても食道癌を治すことができる」ということがおわかりいただけたでしょうか。
これらの科学的な根拠があるにもかかわらず、主治医からの説明で「放射線は効かない」「手術の方が治療成績が上」ということを言われる患者さんが多いようです。
確かに1990年代以前に発表された「放射線治療単独」の治療成績は手術の治療成績に及びませんでしたが(ただし、この時代には手術のできない高齢者や臓器機能に問題のある患者さんがもっぱら放射線治療を受けていたという経緯があり、放射線治療を受ける患者さんの背景に著しい偏りがあったことを忘れてはなりません)化学放射線療法が手術とほぼ同等の成績を上げていることはここにあるデータからも明らかです。
「手術の方が化学放射線療法より治療成績が上」であることを科学的に証明するには手術と化学放射線療法を無作為比較試験によって比較しなければなりませんが、このような臨床試験は存在しません。
京大病院の取り組み
京大病院では外科?消化器内科?放射線科の医師が共同して患者さんを診察し、治療するための「消化器腫瘍外来」の2003年内開設に向けて準備を進めています。患者さんには考え得る全ての選択肢が示され、内視鏡治療、手術、放射線治療の全てで最高のレベルの治療を行うことが目標です。
臨床経過観察。 がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
他のがんと同じように早期の前立腺がんに特有の症状はありません。あるとしてもその多くは3.診断
PSA検査
前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原(PSAピーエスエー)とよばれる腫瘍マーカーの採血です。PSAはとても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。ただPSA値が異常であれば、そのすべてががんになるというわけではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4~10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には25~30%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることも除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後
出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が
というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております図4は天理よろず相談所病院の村上らが1999年に米国放射線腫瘍学会誌 に発表したデータです。
T1(癌の進行が粘膜下層までにとどまっている)-T2食道癌(癌の進行が食道壁の筋層
食道は長さが約25cmで直径が2~3cmぐらいの,のどぼとけの下の輪状軟骨の下部から胃の噴門までの環状の臓器です。食道の壁はおおまかにわけると,内側から粘膜,筋層,外膜から構成されています。
日本における食道がんによる死亡者数は約1万人で,多くが50歳以上に集中し,高年齢ほど発症率が高くなっています。また女性と比較して男性の死亡者が多いのもこのがんの特徴です。この差は飲酒や喫煙量の差と考えられますが近年この差は縮小しています。
消化管の外側は漿膜(しょうまく)と呼ばれる丈夫な膜でおおわれています。この膜は内部で発症したがんの外部への広がりを抑える効果を持っています。しかし,食道にはこのような漿膜がないため,食道がんは周囲の臓器へ浸潤しやすく,血管やリンパ管を通して転移する率の高いがんであると言えます。
食道がんの90%以上は粘膜層から発症する扁平上皮がんで,他は粘液を分泌する腺から発症する腺がんです。また食道の発症部位により,「頸部食道がん」「胸部食道がん」「腹部食道がん」の3つに大別することができます。
食道がんの原因
食道がん発症のメカニズムはまだ解明されていません。しかし,統計学的には食道がん患者には喫煙や飲酒の習慣が長い人が多いことがわかっています。またかゆなど熱い飲食物を摂取する習慣のある地方でも食道がんは高い発症率を示しています。
近年の研究ではが第一段階で分解された後にできるアセトアルデヒトにより,
ゲン検査程度であれば、あまり問題ないと考えられています。
甲状腺の病気と遺伝
甲状腺がんのうち、髄様がんの約半数は遺伝的に生じ、その原因となるがん遺伝子も特定されています。
それ以外の甲状腺がんについては、遺伝によると思われるものはほとんどありません。橋本病やバセドウ病、腺腫様甲状腺腫がある家系に集中して生じることが知られています。
これまで述べたこと以外では、甲状腺の病気と因果関係が明らかな生活習慣などはあまりわかっていません。お酒やタバコなどもとくに甲状腺がんの原因にはならないようです。とは
いえ、大量の喫煙?飲酒は全般的にみて健康を損ないますので注意してください。
Chapter.2: 甲状腺の病気
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
肝臓がん治療方法
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。
肝臓がん治療方法
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、
肝臓がん治療方法
左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること) とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺
肝臓がん治療方法
がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行している
肝臓がん治療方法
機能や男性性機能障害を軽くするために自律神経を温存する手術、局所再発を予防しつつ機能温存手術の適応拡大を図るための術前の放射線療法、仙骨や子宮、膀胱などの直接的に波
肝臓がん治療方法
及した場合の拡大手術など、直腸がんの手術にはたくさんの課題が残されていますが、癌研有明病院ではこれらの課題をクリアするために日々努力を続けています。
肝臓がん治療方法
大腸がんの腹腔鏡手術
腹腔鏡手術は最近10年間の大腸がん手術の進歩で最も大きなものといえるでしょう。
肝臓がん治療方法
以前は大腸がんに対する手術では病気の進行度にかかわらず、腹部を大きく切開し(通常は15cm以上)、病変部位の大腸とリンパ節を摘出して、腸と腸とをつなぎ合わせる操作を行ってい
肝臓がん治療方法
ました。しかし、腹腔鏡手術では、腹部にできる創は、腹腔鏡を挿入するための穴、手術器具を挿入するための穴、切除した大腸を摘出するための小切開(通常は5cm程度)
2014年6月9日月曜日
肝臓がん進行
肺がんの検査
確定診断
がんであることの確定診断はがん細胞を確認することです。
喀痰の中のがん細胞を確認する場合(喀痰細胞診)、気管支経由で細胞を採取する器具を病変に挿入する場合(気管支鏡検査)と、体外から針を刺して病変から細胞を採取する方法(経皮的肺穿刺法)の3種類があります。これで診断がつかない時には、手術により診断をつける場合(開胸生検)があります。
喀痰細胞診
喀痰細胞診は血痰、継続する咳、痰などの呼吸器症状を訴える患者に対して、必須の検査です。
特に、太い気管支に発生した肺門部早期肺がんでは、胸部?線写真に異常がないことが多く、喀痰細胞診が発見手段となります。喀痰細胞診の陽性率は、回数を重ねるとともに向上するので最低3日間の検査が必要です。
2気管支鏡検
気管支鏡で病巣を観察しながらブラシなどで目的の部位を擦過する病巣擦過法、あるいは病巣を針で穿刺する経気管支的穿刺吸引細胞診を行います。気管支鏡の可視範囲外の末梢病巣に対しては、X線透視下にブラシや針を誘導?病巣から細胞を採取します。
よく気管支鏡検査は非常に苦しいといわれますが、決してそんなことはありません。喉に局所麻酔剤をよく効かせて検査を行いますので、胃カメラ検査よりも楽に検査ができます。
経皮的肺穿刺法
経気管支的に検索が困難な末梢病巣には、穿刺針を用いて細胞を採取します。
線透視下に病巣を確認しながら、皮膚を通して目的の部位まで穿刺針を挿入し、腫瘤に到達したら注射器で吸引します。
線透視で確認できない微小病変では、CTガイド下に穿刺をします。経皮針生検の場合は肺を覆っている胸膜に外から穴をあけることになりますので、そこから空気が漏れて、気胸という合併症をおこす可能性が10%ほどあります。
これに対応できるように、基本的には短期の入院が必要な検査です。
開胸生検
手術により直接腫瘍から組織をとり診断する方法です。近年は胸腔鏡という技術ができて、負担の少ない手術で診断がつくようになりました。
病期(ステージ)診断
がんは発生した部位で大きくなるのみではなく、リンパ節やいろいろな臓器に転移をおこす可能性があります。その程度によって適切な治療方法が異なります。すなわち肺がんの進行の程度を示す病期を決める検査です。これらを調べるために胸部のみならず、いろいろな臓器のCT、MR、超音波、アイソトープの検査などが目的に応じて行われます。詳しくは「病期(ステージ)」を参照して下さい。
耐術能検査
肺は生命の維持に必須の臓器であり、切除の限界は、肺機能の正常な人で左右の肺のどちらか一方を全部切除するところまでです。肺や胸膜の病気により肺活量が減少したり、肺気腫などの肺の疾患で肺から血液に酸素を取り入れる効率の低下したりしている時には、片方の肺全部を切除すると残りの肺では生きてゆくことが困難な場合もあります。
そこで、がんを治すために必要十分な切除の範囲を決定し、予定手術の術後にどれだけの肺機能になるかを正確に予測すること、また予定以上に進行していた場合には、どこまで手術を拡大できるかを把握しておくことは非常に重要なのです。
このために、通常の肺機能検査のほかに、肺血流シンチや肺換気シンチなどが行なわれます。
手術適応から外れる人にはここまで詳しく調べる必要はありません。
病期(ステージ)
がんの拡がりぐあいで治療方法が変わります。
肺がんが診断されると、がんが肺から他の臓器に拡がっているかどうか、病期診断の検査が必要になります。通常行われる検査は、脳MRI、胸部CT、腹部のCTあるいは超音波検査、骨シンチグラフィーなどです。
病期分類
がん細胞の拡がり具合で病気の進行を1~4期の病期に分類します。
1~3期は、さらにその病期の中で軽いものをA、重いものをBともう一段階細分化します。
肺がんの治療
治療法は原則的には病期により決定されます。
それに、がんの部位、組織型、年齢、既往歴、合併症、臓器の機能や一般的な健康状態に基づいて、慎重に治療の方法を選択します。肺がんの治療法には、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法、免疫療法、痛みや他の苦痛に対する症状緩和を目的とした治療(緩和治療)などがあります。
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること) とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行していると1側肺の全摘にることもあり、隣接臓器を合併切除する場合もあります。
非小細胞がんの場合、通常、I期から3A期が手術の対象となります。肺は切り取っても生えてくる臓器ではありませんので、残る予定の肺機能が悪いと手術ができないこともあります。術後の5年生存率は、術後病期で見てI期:80%、2期:60%、3期:40%、IV期:10%未満です。
小細胞がんでは抗がん剤の効果が大きいので、手術を行う場合でも、手術前あるいは手術後に抗がん剤による治療を行うのが原則です。
放射線療法
X線や他の高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺すものです。
非小細胞がんの場合手術できないI期、2期、胸水を認めない3期が対象です。小細胞がんの場合には限局型が対象となります。
肺がんの場合、通常、体外から肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的には1日1回週5回照射し、5週間から6週間の治療期間が必要です。最近では、1 日2回週10回照射する多分割照射も試みられています。症例によっては、副作用を軽減できて、十分な量の放射線照射の出来る3次元照射が出来る場合もあります。
化学療法
外科療法?放射線療法が局所治療であるのに対し、抗がん剤による化学療法は全身治療です。
小細胞がんには抗がん剤の効果が著しいことから、化学療法は小細胞がんに対するもっとも一般的な治療です。非小細胞がんに対する化学療法の対象は、原則的には手術適応がない3期とIV期の症例です。
抗がん剤は通常、2種類以上を使用します。治療期間は、通常3~4週を1コースとして複数回繰り返します。毎週抗がん剤を投与する治療も行われています。
一方、非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
抗がん剤による治療は化学単独で行うこともありますが、最近は、手術や放射線治療に化学療法を組み合わせる治療も積極的に行なわれるようになって来ました。このようにいろいろな治療法を組み合わせて行う治療を集学的治療と呼びますが、進行した肺がんの多くには集学的治療が必要です。
内視鏡治療(レーザー治療)
気管支鏡の可視範囲内の早期がんにはレーザー光線を照射して治療できるものがあります。
肺門型肺がんはヘビースモーカーのがんですので、高齢者や肺機能の悪い人が多く、また多発することも多く、手術ができない場合があり、レーザーを用いた「光線力学的療法」が開
発されました。
光線力学的療法」とは、がん組織に取り込まれやすく光に反応しやすい化学薬品を投与後、
レーザー光線を照射し、肺門部の早期肺がんを選択的に治療する方法です。
腫瘍に集まりやすい光感受性物質(ヘマトポルフィリン誘導体)を静脈注射してから腫瘍にレ
ーザー光を照射することにより、腫瘍細胞が選択的に破壊するという治療です。レーザー照射後は、壊死組織の器質化による気道の閉塞を防止するため、翌日より2~3日は連日、その後
1カ月間は1週間に1回、気管支鏡による壊死物質の除去が必要です。
免疫療法
疫は外敵(細菌やウイルス等)の排除に活躍していますが、体の中にできるがんに対しても作用します。
この体に備わった免疫力を強化してがんを克服しようとするのが免疫療法です。体の免疫機能を高めるとか、がん細胞を特異的に殺す免疫担当細胞を点滴するなどの種々の免疫療法が
試みられています。しかし、いずれも実験段階であり、現状では肺がんに有効な免疫療法はありません。
肺がんの症状
原発巣による症状
原発巣(最初に発生した部分で増殖しているがんの病巣)による症状としては、肺がんが肺のどの部分に発生したかで症状が異なります。
すなわち、肺門と呼ばれる肺の中心部の太い気管支に発生する肺門型肺がんと、肺野と呼ばれる肺の末梢に発生する肺野型肺がんの二つに分けて考えた方が理解しやすいのです。
肺門型肺がんは早い時期から咳、痰などの気管支の刺激症状や、がんの組織がくずれるための血痰などの症状がでます。
前述しましたが、この肺門型肺がんの代表的なものは扁平上皮がんで、圧倒的に男性に多く、喫煙者のがんです。ごく早期のうちにはレントゲン検査では発見できないのが特徴です。もう少し進行すると気管支の内側を狭くするように発育し、そのため気管支の浄化作用が障害され、閉塞性肺炎と呼ばれる肺炎を起こします。
この時は咳、発熱、時に胸痛などの症状がでます。さらに進行するとがんが気管支を塞いでしまい、閉塞した気管支の関連している領域の肺に空気の出入りがなくなる無気肺という状態になり、その範囲が広いと呼吸困難になります。
一方、肺野型肺がんの特徴は、早期のうちには自覚症状がないのが特徴で、胸部X線写真をとる以外に発見の方法のないことです。この代表的なもは腺がんで、女性にも少なくない肺がんです。肺野型肺がんが進行して、周囲の臓器に浸潤すると、そのための症状がでます。たとえば肋骨や脊椎に浸潤するとその部分の強い痛みが生じます。
転移による症状
胸膜に進展して、がん性胸膜炎になると胸痛や咳などの症状がでます。さらに進行して胸水が多量に溜まると呼吸困難を起こします。
骨に転移して進行するとその部分に強い痛みがでます。場所によってはその部分で骨折してしまいます。
脳に転移すると頭痛や嘔吐がおこったり、転移した部位の脳の働きが障害されて手足の麻痺や視力の障害が出たりするなど、傷害された脳の部位により症状が異なります。
リンパ節の転移が進行すると、咳がでたり、首のリンパ節を硬く触れたりするようになります。また縦隔(左右の肺ではさまれた部分を言い、心臓、大血管、気管、食道など重要な臓器が入っている場所)のリンパ節転移が大きくなって、上大静脈(頭と腕の静脈血を心臓にもどす太い血管)が圧迫されると、上半身がむくんで紫色になり呼吸困難をおこす上大静脈症候群という状態になります。
転移による症状は、転移がどの部分に起こったかによるので、その症状は様々です。必ずこのような症状が起きるというものではありません。
特殊な症状
がんによっては、ホルモンや特殊な物質を産生し、そのための症状がでることがあります。
食欲不振、ばち状指、手足の指が腫張、四肢の関節痛、発熱など様々な症状が出ることもありますが、肺がんに特徴的というものはありません。
肺がんの発見
肝臓がん進行
症状による発見
さきに述べた自覚症状によって肺がんが発見された場合、肺門型肺がんであれば良いのです
肝臓がん進行
が、肺野型肺がんの場合には一般には、治癒に結びつく治療は難しいのが現実です。さらに遠隔転移による症状で発見された肺がんの場合、基本的には治癒に結びつく治療はありませ
肝臓がん進行
ん。検診による発見
肺がん発見のための検査は喀痰細胞診と胸部レントゲン検査、CT検査(ヘリカルCT)です。
肝臓がん進行
肺門型肺がんではたんの中にがん細胞がでてくることが多いので、喀痰細胞診を行って発見します。早朝の痰を採取し痰の中にがん細胞が含まれているかどうかを検査するものです。
肝臓がん進行
肺門型肺がんは基本的には喫煙者の肺がんですので、タバコを吸わない人にはあまり意味がありません。
肝臓がん進行
一方、肺野型肺がんでは症状に乏しく、とくに初期にはほとんど症状がありません。胸部レントゲン検査で発見します。検診やほかの病気の検査の時に偶然発見されたりもします。
肝臓がん進行
これに対して、最近はへリカルCTといって、患者さんが呼吸を停止している間に目標とする部位の周囲を?線管球がグルグル回転し、その間に患者さんを検査台ごとスライドさせてすき
肝臓がん進行
間なく対象臓器の全体を検査する方法が開発され、通常のレントゲン写真では写りにくい部位の肺がんの発見や、小さい肺がんなどの発見に威力を発揮しはじめています。
確定診断
がんであることの確定診断はがん細胞を確認することです。
喀痰の中のがん細胞を確認する場合(喀痰細胞診)、気管支経由で細胞を採取する器具を病変に挿入する場合(気管支鏡検査)と、体外から針を刺して病変から細胞を採取する方法(経皮的肺穿刺法)の3種類があります。これで診断がつかない時には、手術により診断をつける場合(開胸生検)があります。
喀痰細胞診
喀痰細胞診は血痰、継続する咳、痰などの呼吸器症状を訴える患者に対して、必須の検査です。
特に、太い気管支に発生した肺門部早期肺がんでは、胸部?線写真に異常がないことが多く、喀痰細胞診が発見手段となります。喀痰細胞診の陽性率は、回数を重ねるとともに向上するので最低3日間の検査が必要です。
2気管支鏡検
気管支鏡で病巣を観察しながらブラシなどで目的の部位を擦過する病巣擦過法、あるいは病巣を針で穿刺する経気管支的穿刺吸引細胞診を行います。気管支鏡の可視範囲外の末梢病巣に対しては、X線透視下にブラシや針を誘導?病巣から細胞を採取します。
よく気管支鏡検査は非常に苦しいといわれますが、決してそんなことはありません。喉に局所麻酔剤をよく効かせて検査を行いますので、胃カメラ検査よりも楽に検査ができます。
経皮的肺穿刺法
経気管支的に検索が困難な末梢病巣には、穿刺針を用いて細胞を採取します。
線透視下に病巣を確認しながら、皮膚を通して目的の部位まで穿刺針を挿入し、腫瘤に到達したら注射器で吸引します。
線透視で確認できない微小病変では、CTガイド下に穿刺をします。経皮針生検の場合は肺を覆っている胸膜に外から穴をあけることになりますので、そこから空気が漏れて、気胸という合併症をおこす可能性が10%ほどあります。
これに対応できるように、基本的には短期の入院が必要な検査です。
開胸生検
手術により直接腫瘍から組織をとり診断する方法です。近年は胸腔鏡という技術ができて、負担の少ない手術で診断がつくようになりました。
病期(ステージ)診断
がんは発生した部位で大きくなるのみではなく、リンパ節やいろいろな臓器に転移をおこす可能性があります。その程度によって適切な治療方法が異なります。すなわち肺がんの進行の程度を示す病期を決める検査です。これらを調べるために胸部のみならず、いろいろな臓器のCT、MR、超音波、アイソトープの検査などが目的に応じて行われます。詳しくは「病期(ステージ)」を参照して下さい。
耐術能検査
肺は生命の維持に必須の臓器であり、切除の限界は、肺機能の正常な人で左右の肺のどちらか一方を全部切除するところまでです。肺や胸膜の病気により肺活量が減少したり、肺気腫などの肺の疾患で肺から血液に酸素を取り入れる効率の低下したりしている時には、片方の肺全部を切除すると残りの肺では生きてゆくことが困難な場合もあります。
そこで、がんを治すために必要十分な切除の範囲を決定し、予定手術の術後にどれだけの肺機能になるかを正確に予測すること、また予定以上に進行していた場合には、どこまで手術を拡大できるかを把握しておくことは非常に重要なのです。
このために、通常の肺機能検査のほかに、肺血流シンチや肺換気シンチなどが行なわれます。
手術適応から外れる人にはここまで詳しく調べる必要はありません。
病期(ステージ)
がんの拡がりぐあいで治療方法が変わります。
肺がんが診断されると、がんが肺から他の臓器に拡がっているかどうか、病期診断の検査が必要になります。通常行われる検査は、脳MRI、胸部CT、腹部のCTあるいは超音波検査、骨シンチグラフィーなどです。
病期分類
がん細胞の拡がり具合で病気の進行を1~4期の病期に分類します。
1~3期は、さらにその病期の中で軽いものをA、重いものをBともう一段階細分化します。
肺がんの治療
治療法は原則的には病期により決定されます。
それに、がんの部位、組織型、年齢、既往歴、合併症、臓器の機能や一般的な健康状態に基づいて、慎重に治療の方法を選択します。肺がんの治療法には、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法、免疫療法、痛みや他の苦痛に対する症状緩和を目的とした治療(緩和治療)などがあります。
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること) とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行していると1側肺の全摘にることもあり、隣接臓器を合併切除する場合もあります。
非小細胞がんの場合、通常、I期から3A期が手術の対象となります。肺は切り取っても生えてくる臓器ではありませんので、残る予定の肺機能が悪いと手術ができないこともあります。術後の5年生存率は、術後病期で見てI期:80%、2期:60%、3期:40%、IV期:10%未満です。
小細胞がんでは抗がん剤の効果が大きいので、手術を行う場合でも、手術前あるいは手術後に抗がん剤による治療を行うのが原則です。
放射線療法
X線や他の高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺すものです。
非小細胞がんの場合手術できないI期、2期、胸水を認めない3期が対象です。小細胞がんの場合には限局型が対象となります。
肺がんの場合、通常、体外から肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的には1日1回週5回照射し、5週間から6週間の治療期間が必要です。最近では、1 日2回週10回照射する多分割照射も試みられています。症例によっては、副作用を軽減できて、十分な量の放射線照射の出来る3次元照射が出来る場合もあります。
化学療法
外科療法?放射線療法が局所治療であるのに対し、抗がん剤による化学療法は全身治療です。
小細胞がんには抗がん剤の効果が著しいことから、化学療法は小細胞がんに対するもっとも一般的な治療です。非小細胞がんに対する化学療法の対象は、原則的には手術適応がない3期とIV期の症例です。
抗がん剤は通常、2種類以上を使用します。治療期間は、通常3~4週を1コースとして複数回繰り返します。毎週抗がん剤を投与する治療も行われています。
一方、非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
抗がん剤による治療は化学単独で行うこともありますが、最近は、手術や放射線治療に化学療法を組み合わせる治療も積極的に行なわれるようになって来ました。このようにいろいろな治療法を組み合わせて行う治療を集学的治療と呼びますが、進行した肺がんの多くには集学的治療が必要です。
内視鏡治療(レーザー治療)
気管支鏡の可視範囲内の早期がんにはレーザー光線を照射して治療できるものがあります。
肺門型肺がんはヘビースモーカーのがんですので、高齢者や肺機能の悪い人が多く、また多発することも多く、手術ができない場合があり、レーザーを用いた「光線力学的療法」が開
発されました。
光線力学的療法」とは、がん組織に取り込まれやすく光に反応しやすい化学薬品を投与後、
レーザー光線を照射し、肺門部の早期肺がんを選択的に治療する方法です。
腫瘍に集まりやすい光感受性物質(ヘマトポルフィリン誘導体)を静脈注射してから腫瘍にレ
ーザー光を照射することにより、腫瘍細胞が選択的に破壊するという治療です。レーザー照射後は、壊死組織の器質化による気道の閉塞を防止するため、翌日より2~3日は連日、その後
1カ月間は1週間に1回、気管支鏡による壊死物質の除去が必要です。
免疫療法
疫は外敵(細菌やウイルス等)の排除に活躍していますが、体の中にできるがんに対しても作用します。
この体に備わった免疫力を強化してがんを克服しようとするのが免疫療法です。体の免疫機能を高めるとか、がん細胞を特異的に殺す免疫担当細胞を点滴するなどの種々の免疫療法が
試みられています。しかし、いずれも実験段階であり、現状では肺がんに有効な免疫療法はありません。
肺がんの症状
原発巣による症状
原発巣(最初に発生した部分で増殖しているがんの病巣)による症状としては、肺がんが肺のどの部分に発生したかで症状が異なります。
すなわち、肺門と呼ばれる肺の中心部の太い気管支に発生する肺門型肺がんと、肺野と呼ばれる肺の末梢に発生する肺野型肺がんの二つに分けて考えた方が理解しやすいのです。
肺門型肺がんは早い時期から咳、痰などの気管支の刺激症状や、がんの組織がくずれるための血痰などの症状がでます。
前述しましたが、この肺門型肺がんの代表的なものは扁平上皮がんで、圧倒的に男性に多く、喫煙者のがんです。ごく早期のうちにはレントゲン検査では発見できないのが特徴です。もう少し進行すると気管支の内側を狭くするように発育し、そのため気管支の浄化作用が障害され、閉塞性肺炎と呼ばれる肺炎を起こします。
この時は咳、発熱、時に胸痛などの症状がでます。さらに進行するとがんが気管支を塞いでしまい、閉塞した気管支の関連している領域の肺に空気の出入りがなくなる無気肺という状態になり、その範囲が広いと呼吸困難になります。
一方、肺野型肺がんの特徴は、早期のうちには自覚症状がないのが特徴で、胸部X線写真をとる以外に発見の方法のないことです。この代表的なもは腺がんで、女性にも少なくない肺がんです。肺野型肺がんが進行して、周囲の臓器に浸潤すると、そのための症状がでます。たとえば肋骨や脊椎に浸潤するとその部分の強い痛みが生じます。
転移による症状
胸膜に進展して、がん性胸膜炎になると胸痛や咳などの症状がでます。さらに進行して胸水が多量に溜まると呼吸困難を起こします。
骨に転移して進行するとその部分に強い痛みがでます。場所によってはその部分で骨折してしまいます。
脳に転移すると頭痛や嘔吐がおこったり、転移した部位の脳の働きが障害されて手足の麻痺や視力の障害が出たりするなど、傷害された脳の部位により症状が異なります。
リンパ節の転移が進行すると、咳がでたり、首のリンパ節を硬く触れたりするようになります。また縦隔(左右の肺ではさまれた部分を言い、心臓、大血管、気管、食道など重要な臓器が入っている場所)のリンパ節転移が大きくなって、上大静脈(頭と腕の静脈血を心臓にもどす太い血管)が圧迫されると、上半身がむくんで紫色になり呼吸困難をおこす上大静脈症候群という状態になります。
転移による症状は、転移がどの部分に起こったかによるので、その症状は様々です。必ずこのような症状が起きるというものではありません。
特殊な症状
がんによっては、ホルモンや特殊な物質を産生し、そのための症状がでることがあります。
食欲不振、ばち状指、手足の指が腫張、四肢の関節痛、発熱など様々な症状が出ることもありますが、肺がんに特徴的というものはありません。
肺がんの発見
肝臓がん進行
症状による発見
さきに述べた自覚症状によって肺がんが発見された場合、肺門型肺がんであれば良いのです
肝臓がん進行
が、肺野型肺がんの場合には一般には、治癒に結びつく治療は難しいのが現実です。さらに遠隔転移による症状で発見された肺がんの場合、基本的には治癒に結びつく治療はありませ
肝臓がん進行
ん。検診による発見
肺がん発見のための検査は喀痰細胞診と胸部レントゲン検査、CT検査(ヘリカルCT)です。
肝臓がん進行
肺門型肺がんではたんの中にがん細胞がでてくることが多いので、喀痰細胞診を行って発見します。早朝の痰を採取し痰の中にがん細胞が含まれているかどうかを検査するものです。
肝臓がん進行
肺門型肺がんは基本的には喫煙者の肺がんですので、タバコを吸わない人にはあまり意味がありません。
肝臓がん進行
一方、肺野型肺がんでは症状に乏しく、とくに初期にはほとんど症状がありません。胸部レントゲン検査で発見します。検診やほかの病気の検査の時に偶然発見されたりもします。
肝臓がん進行
これに対して、最近はへリカルCTといって、患者さんが呼吸を停止している間に目標とする部位の周囲を?線管球がグルグル回転し、その間に患者さんを検査台ごとスライドさせてすき
肝臓がん進行
間なく対象臓器の全体を検査する方法が開発され、通常のレントゲン写真では写りにくい部位の肺がんの発見や、小さい肺がんなどの発見に威力を発揮しはじめています。
2014年6月4日水曜日
肝臓がん健康食品
と肝臓の出口付近にある胆管に しみこむように拡がり胆管が閉塞してしまい、黄疸が起きます。肝内胆管がんは非常に見つかりにくいがんであるため、 症状が出てから発見されることも珍しくなく、進行している場合が多いがんです。
肝臓がんの診断には血液検査と画像診断法が行われます。どちらか一方だけでは不十分です。また、血液検査や画像診断法を駆使しても「肝臓がん」と診断がつけられないこともあり、その場合は針生検といって、肝臓の腫瘍部分に針を刺して少量の組織片をとり、顕微鏡で調べることも行われます。
肝臓がんの検査に使用される血液検査と基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。
肝機能に異常がないかを調べるために血液中の「GOT(AST)」と「GPT(ALT)」の値を調べます。 こららは肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が壊されると血液中に大量に流れでてくるため数値が上昇します。 肝細胞がどの程度障害を受けているのかの指標になります。
血小板は血液を固めるために必要な血球成分です。肝硬変になると血液の中の血小板が減ってきてしまいます。 肝硬変の進行具合の指標になり10万/ul以下に低下すると肝臓がんの発症率が高くなります。
アルブミンは血液蛋白の一部で肝臓でしか作られないため肝機能が低下してくるとアルブミンの数値も低下してきます。 著しく低下してくると腹水や浮腫みがでます。
肝細胞に障害があるときにあがってくる数値で、血液中の総ビリルビンが増えると黄疸であるといわれます。
肝細胞がんのおよそ90%で陽性になる腫瘍マーカーです。元来は胎児の肝臓と卵黄嚢で産生される糖タンパクで出生後には急速に低下しますが、肝癌になるとこのタンパク質の合成が活発になるため陽性になります。
肝臓がんの腫瘍マーカー
肝細胞がんに特有の腫瘍マーカーで他の疾患では上昇することは少ないのですが、 ビタミンK欠乏の時にも上昇するのでワーファリンなどの薬を服用しているときにも上昇することがあります。
画像検査 超音波検査肝臓癌の検査
肝臓がんを早期に発見するうえで有効な検査になります。超音波診断装置を使用する検査で、 直径が1~2cm程度の小さな肝がんでも見つける事ができる確率が高く一般にも普及している検査です。
はいろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影しコンピュータを使って 非常に鮮明な画像を得ることができます。超音波検査で調べきれなかった場合でもがんを見つけることができます。
検査は磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。 放射線の被曝がなく超音波検査では見分けの付きにくいがんもMRI検査で診断できる場合があります。
肝血管造影検査
足の付け根かの動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を肝臓まで挿入し、造影剤を注入してエックス線撮影を行う検査です。
超音波検査の画像で肝臓がんの位置を確認しながら、体表から細い針をさして癌の組織の一部を採取し顕微鏡で詳しく検査する方法です。 ただし、針を刺すとがんが回りに散ってしまう危険性があるため血液検査や画像検査で診断が付かなかった場合のみ行われる検査になります。
肝臓がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに肝臓癌の治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くを求めることが必要な時代になってきました。
肝臓がんの治療には多数の選択しがあります。外科療法(手術)、肝動脈塞栓術、エタノール注入療法が中心となります。他にマイクロ波凝固療法、ラジオ波凝固療法、凍結療法、化学療法(抗がん剤)などもあります。
肝臓に放射線を照射すると正常や肝細胞が障害されてしまううえに発がんの恐れもあるため骨に転移した場合を 除いて放射線療法はあまり行われていません。ただ陽子線や重粒子線をつかった照射範囲を限定できる放射線治療は肝臓がんに有効であると考えられています。
肝臓がんの治療は、がんの進み具合(病期:ステージ。下記表参照)、患者さんの年齢?体力、 肝機能の状態、合併症の有無などから判断して治療法が選択されます。
このうち肝機能の状態はとても大切な判断材料になります。
肝臓は再生能力のとても高い臓器で、健康な肝臓は70%近くが切除されてもほぼ元通りの大きさに 戻るため切除しても機能的には問題がないと考えられています。
しかし、慢性肝炎や肝硬変を患っている場合には再生能力が低下してしまうため大きく切除してしまった場合に残った肝臓の機能が十分でなく命に関わる事態になることもあります。
基本的には外科手術によってがんを含む肝臓を切除する方法が取られるのですが、肝機能が低下しているなどの理由で切除する範囲が十分でない場合には移植や手術以外の方法が選択されることになります。肝切除はがんを含めて肝臓の一部を切り取る手術で、最大の利点はがんが治る可能性がもっとも高いということです。デメリットは合併症が起こる場合が少な
からずあり、1-2%ですが手術に起因する死亡があります。また入院期間が1-2ヶ月さらに退院してからの自宅療養が1-2ヶ月必要で長期に及ぶことがあげられます。
肝臓はひとかたまりの臓器ですが、肝臓内を走る血管の分布によっていくつかの区画に分けて考えられます。まず大きく左葉と右葉の二つに分かれます。左葉は外側区域と内側区域、
右葉は前区域と後区域に分かれます。さらに外側区域、前区域、後区域はさらに上下2つの亜区域に分かれ、これに内側区域と尾状葉(肝臓の後ろ側の小部分)を加えて合計8つの亜
区域に分かれます。
肝臓の切り取り方は、これら肝の区画の「どこ」を「どのくらい」切除するかによって表現
されます。がんが区域をまたいでいる場合には複数の区域を切除します。
肝機能が低下していて大きく切除できない場合には安全のために、亜区域切除や部分切除な
どより小さい取り方を選ぶのが普通です。がんでない肝臓をできるだけ残し、しかもがんを取り残さないのがよい手術ということになります。
残念ながら肝臓がんは再発の非常に多いがんであり、肝切除術により完全にがん細胞を切除したとしても3-5年後までに再発する確立は70%にも達してしまいます。しかし再発
た場合でも条件によっては再手術することもできますし、下記に記すように他にいくつかの治療法がありますので落ち着いてがんに対峙するようにしましょう。
日本人に肝臓がんが増えている要因は肝炎ウイルスの感染者の増加が主因といえます。
肝炎ウイルスのうちB型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルス、特にC型肝炎ウイルスに感染した人が肝臓がんになりやすく、肝臓がんを発病した患者さんのうち、これらのウイルスに感染している人は実に90%近くに達しています。
最新の全国調査(第11回全国原発性肝癌追跡調査報告、日本肝癌研究会)によると、肝臓がん患者の68.9%でHCV抗体が、17.8%でHBs抗原が陽性です。
いとされていますが、 日常的に酒量が多い人がウイルス性肝炎になり肝硬変になった場合には、かなり高い確率で肝臓がんが発生します。
したがって、肝炎ウイルスに感染しないことが肝臓がん予防にはとても大切であるといえます。
B型肝炎、C型肝炎ウイルスに感染している場合には定期的にチェックを受けることで、 仮に肝臓がんになっても初期の段階で癌を発見することができます。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているように、初期の肝臓がんには特有の症状は少なく、肝炎?肝硬変などによる肝臓の障害としての症状が主なものです。
肝硬変とは肝炎ウイルスなどにより肝細胞の破壊が進み、肝臓全体が萎縮してしまうことで肝機能が低下した状態をいいます。 多くの場合血小板の数値が10万程度と低くなっています。
肝硬変により肝機能が低下し、エネルギーの代謝や毒素の解毒といった肝臓の働きが悪くなってくることにより、 「食欲不振」や「全身の倦怠感」などの症状が現れてきます。
肝機能の低下がさらに進むと、血管やリンパ管から漏れ出した成分が腹部に溜まる「腹水」という状態が出てくることがあります。腹水は栄養成分であるためむやみやたらと抜くと体力の低下が起きますので慎重にすべきです。
肝臓がん(肝臓癌)が進行すると手足や顔、白目の部分が黄色くなる「黄疸」が現れることもあります。
さらに肝臓が腫れて血管を圧迫することで肝臓に送られる血液が胃や食道などの静脈に大量に流れるようになると静脈がこぶのように大きく膨らむ静脈瘤ができることがあります。静脈瘤が破裂すると「吐血」や「下血」を起こし、命を落とすことがあります。
肝臓がん健康食品
肝臓がん(肝臓癌)では血液が脾臓に流れ込むことで赤血球が壊され「貧血」になることもあります。貧血になるとめまいや冷や汗、脱力感などの症状が出ます。
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肝臓に血液を運ぶ血管のうち門脈が詰まると、小腸や大腸に血液が溜まり、腸がむくんでしまうことで「便秘や下痢」が続くことがあります。
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さらにがんが進行した状態では大きくなった肝がんが破裂して出血し「腹痛」を起こすこともあります。みぞおちあたりにグリグリとしたシコリが現れることもあります。
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肝臓は多少調子が悪くても症状が表に出にくく、気づいたときにはかなり進行していることが多いので、日頃から肝臓をいたわることが大切です。 肝臓の働きは主に、栄養の代謝と有
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害物質の解毒にあります。
肝臓をいたわるためには、良質なたんぱく質をしっかり取ること、ビタミン、ミネラルが多
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い 栄養バランスのとれた食事に心がけることです。そして、日頃から酒量の多い人はアルコールを控えること、 糖質や脂質の取りすぎには十分に注意すること、さらには化学薬品(合
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成着色料、保存料、食品添加物、農薬、防腐剤、医薬品等) の摂取をできるだけ控えることがとても大切です。
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肝内胆管がんにも症状は特にありません。肝内胆管がんは浸潤性の強いがんであるためじわじわ
肝臓がんの診断には血液検査と画像診断法が行われます。どちらか一方だけでは不十分です。また、血液検査や画像診断法を駆使しても「肝臓がん」と診断がつけられないこともあり、その場合は針生検といって、肝臓の腫瘍部分に針を刺して少量の組織片をとり、顕微鏡で調べることも行われます。
肝臓がんの検査に使用される血液検査と基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。
肝機能に異常がないかを調べるために血液中の「GOT(AST)」と「GPT(ALT)」の値を調べます。 こららは肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が壊されると血液中に大量に流れでてくるため数値が上昇します。 肝細胞がどの程度障害を受けているのかの指標になります。
血小板は血液を固めるために必要な血球成分です。肝硬変になると血液の中の血小板が減ってきてしまいます。 肝硬変の進行具合の指標になり10万/ul以下に低下すると肝臓がんの発症率が高くなります。
アルブミンは血液蛋白の一部で肝臓でしか作られないため肝機能が低下してくるとアルブミンの数値も低下してきます。 著しく低下してくると腹水や浮腫みがでます。
肝細胞に障害があるときにあがってくる数値で、血液中の総ビリルビンが増えると黄疸であるといわれます。
肝細胞がんのおよそ90%で陽性になる腫瘍マーカーです。元来は胎児の肝臓と卵黄嚢で産生される糖タンパクで出生後には急速に低下しますが、肝癌になるとこのタンパク質の合成が活発になるため陽性になります。
肝臓がんの腫瘍マーカー
肝細胞がんに特有の腫瘍マーカーで他の疾患では上昇することは少ないのですが、 ビタミンK欠乏の時にも上昇するのでワーファリンなどの薬を服用しているときにも上昇することがあります。
画像検査 超音波検査肝臓癌の検査
肝臓がんを早期に発見するうえで有効な検査になります。超音波診断装置を使用する検査で、 直径が1~2cm程度の小さな肝がんでも見つける事ができる確率が高く一般にも普及している検査です。
はいろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影しコンピュータを使って 非常に鮮明な画像を得ることができます。超音波検査で調べきれなかった場合でもがんを見つけることができます。
検査は磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。 放射線の被曝がなく超音波検査では見分けの付きにくいがんもMRI検査で診断できる場合があります。
肝血管造影検査
足の付け根かの動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を肝臓まで挿入し、造影剤を注入してエックス線撮影を行う検査です。
超音波検査の画像で肝臓がんの位置を確認しながら、体表から細い針をさして癌の組織の一部を採取し顕微鏡で詳しく検査する方法です。 ただし、針を刺すとがんが回りに散ってしまう危険性があるため血液検査や画像検査で診断が付かなかった場合のみ行われる検査になります。
肝臓がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに肝臓癌の治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くを求めることが必要な時代になってきました。
肝臓がんの治療には多数の選択しがあります。外科療法(手術)、肝動脈塞栓術、エタノール注入療法が中心となります。他にマイクロ波凝固療法、ラジオ波凝固療法、凍結療法、化学療法(抗がん剤)などもあります。
肝臓に放射線を照射すると正常や肝細胞が障害されてしまううえに発がんの恐れもあるため骨に転移した場合を 除いて放射線療法はあまり行われていません。ただ陽子線や重粒子線をつかった照射範囲を限定できる放射線治療は肝臓がんに有効であると考えられています。
肝臓がんの治療は、がんの進み具合(病期:ステージ。下記表参照)、患者さんの年齢?体力、 肝機能の状態、合併症の有無などから判断して治療法が選択されます。
このうち肝機能の状態はとても大切な判断材料になります。
肝臓は再生能力のとても高い臓器で、健康な肝臓は70%近くが切除されてもほぼ元通りの大きさに 戻るため切除しても機能的には問題がないと考えられています。
しかし、慢性肝炎や肝硬変を患っている場合には再生能力が低下してしまうため大きく切除してしまった場合に残った肝臓の機能が十分でなく命に関わる事態になることもあります。
基本的には外科手術によってがんを含む肝臓を切除する方法が取られるのですが、肝機能が低下しているなどの理由で切除する範囲が十分でない場合には移植や手術以外の方法が選択されることになります。肝切除はがんを含めて肝臓の一部を切り取る手術で、最大の利点はがんが治る可能性がもっとも高いということです。デメリットは合併症が起こる場合が少な
からずあり、1-2%ですが手術に起因する死亡があります。また入院期間が1-2ヶ月さらに退院してからの自宅療養が1-2ヶ月必要で長期に及ぶことがあげられます。
肝臓はひとかたまりの臓器ですが、肝臓内を走る血管の分布によっていくつかの区画に分けて考えられます。まず大きく左葉と右葉の二つに分かれます。左葉は外側区域と内側区域、
右葉は前区域と後区域に分かれます。さらに外側区域、前区域、後区域はさらに上下2つの亜区域に分かれ、これに内側区域と尾状葉(肝臓の後ろ側の小部分)を加えて合計8つの亜
区域に分かれます。
肝臓の切り取り方は、これら肝の区画の「どこ」を「どのくらい」切除するかによって表現
されます。がんが区域をまたいでいる場合には複数の区域を切除します。
肝機能が低下していて大きく切除できない場合には安全のために、亜区域切除や部分切除な
どより小さい取り方を選ぶのが普通です。がんでない肝臓をできるだけ残し、しかもがんを取り残さないのがよい手術ということになります。
残念ながら肝臓がんは再発の非常に多いがんであり、肝切除術により完全にがん細胞を切除したとしても3-5年後までに再発する確立は70%にも達してしまいます。しかし再発
た場合でも条件によっては再手術することもできますし、下記に記すように他にいくつかの治療法がありますので落ち着いてがんに対峙するようにしましょう。
日本人に肝臓がんが増えている要因は肝炎ウイルスの感染者の増加が主因といえます。
肝炎ウイルスのうちB型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルス、特にC型肝炎ウイルスに感染した人が肝臓がんになりやすく、肝臓がんを発病した患者さんのうち、これらのウイルスに感染している人は実に90%近くに達しています。
最新の全国調査(第11回全国原発性肝癌追跡調査報告、日本肝癌研究会)によると、肝臓がん患者の68.9%でHCV抗体が、17.8%でHBs抗原が陽性です。
いとされていますが、 日常的に酒量が多い人がウイルス性肝炎になり肝硬変になった場合には、かなり高い確率で肝臓がんが発生します。
したがって、肝炎ウイルスに感染しないことが肝臓がん予防にはとても大切であるといえます。
B型肝炎、C型肝炎ウイルスに感染している場合には定期的にチェックを受けることで、 仮に肝臓がんになっても初期の段階で癌を発見することができます。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているように、初期の肝臓がんには特有の症状は少なく、肝炎?肝硬変などによる肝臓の障害としての症状が主なものです。
肝硬変とは肝炎ウイルスなどにより肝細胞の破壊が進み、肝臓全体が萎縮してしまうことで肝機能が低下した状態をいいます。 多くの場合血小板の数値が10万程度と低くなっています。
肝硬変により肝機能が低下し、エネルギーの代謝や毒素の解毒といった肝臓の働きが悪くなってくることにより、 「食欲不振」や「全身の倦怠感」などの症状が現れてきます。
肝機能の低下がさらに進むと、血管やリンパ管から漏れ出した成分が腹部に溜まる「腹水」という状態が出てくることがあります。腹水は栄養成分であるためむやみやたらと抜くと体力の低下が起きますので慎重にすべきです。
肝臓がん(肝臓癌)が進行すると手足や顔、白目の部分が黄色くなる「黄疸」が現れることもあります。
さらに肝臓が腫れて血管を圧迫することで肝臓に送られる血液が胃や食道などの静脈に大量に流れるようになると静脈がこぶのように大きく膨らむ静脈瘤ができることがあります。静脈瘤が破裂すると「吐血」や「下血」を起こし、命を落とすことがあります。
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肝臓がん(肝臓癌)では血液が脾臓に流れ込むことで赤血球が壊され「貧血」になることもあります。貧血になるとめまいや冷や汗、脱力感などの症状が出ます。
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肝臓に血液を運ぶ血管のうち門脈が詰まると、小腸や大腸に血液が溜まり、腸がむくんでしまうことで「便秘や下痢」が続くことがあります。
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さらにがんが進行した状態では大きくなった肝がんが破裂して出血し「腹痛」を起こすこともあります。みぞおちあたりにグリグリとしたシコリが現れることもあります。
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肝臓は多少調子が悪くても症状が表に出にくく、気づいたときにはかなり進行していることが多いので、日頃から肝臓をいたわることが大切です。 肝臓の働きは主に、栄養の代謝と有
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肝臓をいたわるためには、良質なたんぱく質をしっかり取ること、ビタミン、ミネラルが多
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い 栄養バランスのとれた食事に心がけることです。そして、日頃から酒量の多い人はアルコールを控えること、 糖質や脂質の取りすぎには十分に注意すること、さらには化学薬品(合
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