2010年12月26日日曜日

肝臓炎症がん

細くなる、テネスムス(排便がなくてもたびたび便意を感じる症状)、腹痛などが主な症状ですが、かなりの進行がんになるまでまったく症状がない場合も少なくありません。
 直腸がんは痔核(じかく)と間違えられることも多く、腹部の膨満感(ぼうまんかん)が強くなったり、腸閉塞(ちょうへいそく)になり、やっと発見される場合も少なくありません。直腸がんは、専門家が診察すれば比較的簡単に診断がつくため、このような症状が認められたら、必ず大腸肛門科を受診することをすすめます。 集団検診では、大腸がんのスクリーニング法として便潜血(べんせんけつ)反応検査が行われています。便潜血反応検査は便の一部を採取し、そのなかのヒトヘモグロビンを検出する簡単な方法です。検診としてはよい方法で、無症状の大腸がんや早期大腸がんを発見するうえで有用です。検診受診者1000人に1?5人の割合で大腸がんが発見されています。
 しかし、大腸がんのすべてで便潜血反応が陽性になるのではなく、いろいろな検査のなかのひとつの方法と考えたほうがよいと思われます。実際、1回の便潜血反応検査では大腸がんの患者さんの20~40%が陰性であり、便潜血を2回、3回行って初めて陽性が100%近くになります。疑わしい場合には便潜血反応検査の意味はほとんどなく、注腸造影検査や内視鏡検査を行う必要があります。
 逆に、便潜血反応が陽性であってもそのほとんどが痔疾患などで、大腸がんは3~5%にすぎないので、すぐにがんの心配をすることはありません。
 実際に血便、便秘、便が細くなる、腹痛などの症状がある場合は、迷わず、大腸肛門科を受診することをすすめます。大腸肛門科では、直腸指診(ししん)、肛門鏡検査、硬性(こうせい)直腸鏡検査、注腸造影検査、大腸内視鏡検査などが行われます。直腸指診では肛門から約7cmの距離まで観察ができます。肛門鏡では約10cm、硬性直腸鏡では約25cmまで観察ができます。それ以上の観察には、注腸造影検査(バリウムを肛門から注入してX線撮影を行う)、大腸内視鏡検査(肛門から内視鏡を挿入して観察する)が必要になります。
 内視鏡検査は、現在ではほとんどが電子内視鏡になり、先端にテレビカメラがついていて、モニター(テレビ画面)を見ながら検査を行います。内視鏡は日進月歩で改良され、熟練した内視鏡医であれば、ほとんど苦痛なく、10~30分で検査が終わります。また内視鏡検査では、観察以外に切除などの治療も同時に行うことができます。ただし、1000~5000回に1回の割合で腸に孔(あな)があくため、孔の状態によっては緊急手術になることがある点を十分理解しておく必要があります。
 がんの進行度(壁外浸潤度(へきがいしんじゅんど))を診る検査で、よく行われるものに経肛門的超音波検査があります。これは、細い棒状の超音波装置または大腸内視鏡の先端についた超音波装置で、がんの粘膜下への広がりを観察する検査で、小さいがんで肛門に近い場合、部分切除が可能かどうかの判断に有用です。直腸がんでは経肛門的超音波検査装置(直腸用)のほかに、最近では内視鏡で超音波検査ができるものもよく使われています。進行がんでの壁外浸潤および遠隔転移を診るには、CTおよびMRIの画像診断が有用です。
 腫瘍マーカーは、がんの診断に使われていると思われがちですが、これは間違いです。大腸がんではCEA、CA19―9、ST439などの腫瘍マーカーがありますが、これは他の腫瘍や病気の場合でも上昇することがあり、また早期では上昇せず、診断には役立ちません。ただ術後の治療効果、再発のチェックには有用です。治療の方法  一般的には腫瘍の切除が必要になります。直腸では、がんの浸潤の程度と、肛門括約筋との位置関係が手術方法を決定するうえで重要です。
 小さい腫瘍の場合は、内視鏡的粘膜切除術(EMR)が行われます。
 腫瘍が大きく、進達度(粘膜下へのがんの広がり)が浅い場合は経肛門的切除が行われます。肛門から約8cmまでは経肛門的に切除できます。
 それ以上の場合は、経肛門的に内視鏡と腹腔鏡(ふくくうきょう)用の鉗子(かんし)を用いた手技(TEMUS、TESなど)での切除を選択できます。熟練した外科医が行えば肛門から20cmまでが対象になります(どの施設でもできるものではない)。
 それ以上の直腸がんで比較的進達度が浅い場合(早期)は、腹腔鏡補助下直腸切除術が行われます(これもどの施設でもできるものではない)。
 いずれの場合も、切除した標本におけるがんの病理検査(分化腺がんか低分化腺がんか)と壁浸潤度により根治性が決定されます。
 直腸の進行がんで部分切除では根治の可能がない場合、または部分切除で不十分であった場合は、一般的には開腹による直腸低位甲状腺がんは組織型により乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されますが、このいずれであるかによって病態や悪性度が大きく異なります。このうち、乳頭がんが全甲状腺がんの約80%を占め、ついで多いのは濾胞がんです。この両者(分化がんと総称します)は予後も良好です。髄様がんはリンパ節転移を起こしやすく約1/4が遺伝性です。髄様がんは分化がんに比べると悪性度は高いのですが、未分化がんほど悪性度は高くありません。一方、未分化がんはおそらくあらゆるがんのうちでも最も増殖スピードの速いもので、治療成績も大変悲惨なものです。未分化がんはこのように恐ろしいがんですが幸いその頻度は低く、もとからあった分化がんが長年のうちに変化したものと考えられます。
なお、本来リンパ系の腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできることもありますがここでは詳細に触れないことにします。
4.甲状腺がんの症状  
 甲状腺がんの症状は通常前頚部にしこりを触れるだけです。長年放置して大きなしこりとなると目でみただけでわかるサイズになりますし、また周囲臓器への圧迫症状を呈することもあります。ただ、前頚部のしこりで甲状腺の腫瘍と判明してもそのすべてががんではなく、良性のもの(腺腫、腺腫様甲状腺腫など)とがんとの比率は約5:1です。また、まれに声が嗄れたり、頚部のリンパ節転移などを契機に甲状腺がんが発見されることもあります。また、何らかの理由によりとった胸部CT検査で偶然甲状腺腫瘍が発見され、精査の結果がんがみつかることもありえます。
ただし、以上のことは甲状腺分化がんの場合であって、未分化がんでは急激な増大、痛み、息苦しさなど多彩な症状を呈します。
5.甲状腺がんの診断  
手で触る触診以外に超音波検査(エコー検査)、CT検査などが補助診断法として有用です。また、しこりに細い針をさしてがん細胞の有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。
 また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。
6.甲状腺がんの治療   甲状腺がんの手術
 乳頭がん、濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜全摘術)、左右いずれか半分を取る(片葉切除術)など切除範囲にバリエーションがあります。頚部のリンパ節は原則として切除(郭清)しますが、その範囲もがんの進み具合により判断されます。きわめて微小な分化がんではリンパ節郭清を省略しうる場合もあります。
遠隔臓器に転移をきたした分化がん(ことに濾胞がん)では甲状腺全摘後、ラジオアイソトープを投与が行われます。分化がんに対する有効な化学療法(抗がん剤治療)はありません。
 一方、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも放射線療法と化学療法が中心的な治療となります。
甲状腺がん手術の合併症
甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はまったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミンD3を服用する必要があります。
1.甲状腺がんの治療成績  
未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんにくらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療
成績はきわめて悪く今後の研究課題です。
甲状腺の場所と働き
査はこの出血を見つける検査です。
直腸指診?肛門直腸鏡検査
排便時の出血や便潜血反応検査の結果により、大腸がんの疑いがあれば、直腸指診と肛門直腸鏡検査が行なわれます。直腸がんの約80%は直腸指診によって見つかるといわれています。直腸がんだけでなく、膀胱や子宮、卵巣、前立腺の異常も調べられます。肛門直腸鏡検査は長さ約10センチの金属筒状の肛門鏡を挿入し、直腸内を直接観察するものです。
注腸X線検査
肛門からバリウム溶液と空気を入れて膨らませ、大腸にバリウムを付着させ、X線写真を撮る方法で、様々な大腸疾患の診断に役立っています。大腸の形、大きさ、内径、位置、粘膜の様子から大腸の全体像を診断できます。
正常な大腸はその輪郭が滑らかな曲線を描きます。これに対して、腫瘍があると腸管の壁が変形していたり、粘膜のひだや模様の異常を見つけることができます。注腸X線検査の欠点として、盲腸や直腸、S状結腸の病変で腸の重なりのある場合やバリウムがたまっていると病変を見逃す危険があります。
大腸内視鏡検査
内視鏡検査はファイバースコープや先端にCCD(固体撮影素子)を搭載した電子スコープを用いて、直接、消化器粘膜を観察する方法です。
内視鏡検査は病巣(びょうそう)部を直接観察できることが大きな特徴です。主病巣の位置や大きさだけでなく、病巣の拡がりや表面(高位)前方切除術またはマイルズ手術が選択されます(図2)。
 前方切除術は、直腸がんを切除後にS状結腸と直腸とをつなげる手術です。肛門から腫瘍を触れなければ、ほとんどの場合、人工肛門にはしません。しかし、病変の広がりや患者さんの全身状態により、人工肛門を選択する場合もあります。肛門は残しますが全身状態などから負担を少なくするために人工肛門にする場合は、ハルトマン手術といわれています。
 一方、マイルズ手術は、がんが肛門に近い場合やがんの浸潤により肛門括約筋を温存できない場合などに選択されます。一般的には肛門と直腸を切断後、左下腹部にS状結腸による人工肛門を造設します。
 直腸低位(高位)前方切除術またはマイルズ手術が行われた場合、手術後に機能的な問題として性機能障害、排尿障害、排便障害の問題が生じることがあります。最近では、より障害が少ない骨盤神経叢をなるべく温存する手術が選択されることが多くなってきています(どの病院でもできるものではない)。
 現在のところ、化学療法(抗がん薬)では術後の生存率を改善するのに有効な方法は確立されていません。しかし、フルオロウラシル(5―FU)を中心としたロイコボリン(LV)/5―FU療法や、イリノテカン(CPT―11)、オキシラプラチン(OHP)製剤などが有望視されています。
 放射線照射は、切除不可能なものを切除可能にするなど、ある程度の効果が認められてはいますが、生存率が向上したという報告はありません。病気に気づいたらどうする  この病
気は、血便などの症状があるにもかかわらず痔核などの痔疾患と間違えられて、進行がんになって初めて発見される場合がいまだに多くみられます。血便、排便異常、腹部の膨満など
の症状がある場合は、迷わず肛門科または大腸肛門病の専門外来のある病院を受診し、診察を受けることが必要です。
 手術が必要な場合、直腸がんの手術は熟練を要し、また術後の管理が必要になります。
 痔を含めた大腸疾患の専門外来のある病院、人工肛門の外来のある病院、ETと呼ばれる
人工肛門ケア専門看護師がいる病院を受診することをすすめます。前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性
機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。 年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患
者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺がんに次いで2位になると見られる。 読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参
考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率78%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧
にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモ

あります。さらに、粘膜下層への進行の深さを調べるため、大腸用超音波内視鏡が用いられることもあります。
CT検査?MRI検査?超音波検査
CT検査は身体にあらゆる角度からX線照射し、得られた情報をコンピューターで解析するものです。造影剤を使う場合と使わない場合がありますが、造影剤を用いる方法では病変がより鮮明に描き出され、検査したい臓器やその周辺をミリ単位の断層写真として観察できます。CT検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と総合的に判断することに役立っています。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)の効果の把握などにも用いられています。
MRI検査は磁気による核磁気共鳴現象を利用して画像に描き出すものです。患者さんが被爆しないこと、いろいろな断層面が撮影できるというメリットがありますが、血液の流れや呼吸、消化管の動きがノイズとなって影響し、画質が劣化する欠点もあります。
超音波検査は、手術前、手術後(再発)、がんの壁外への進展や肝臓への転移などの判定に役立つ検査法です。CT検査やMRI検査、超音波検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と複合して、総合的な診断を行うことができます。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)中に効果がどのくらいでているか、などの判断要素も得られ、その後の治療方針を選択するうえでの重要な情報をえられます。大腸がんにおいては、腹部の超音波検査、胸部?腹部のCT検査、あるいはMRI検査で肺転移、肝臓転移、がん性腹膜炎、リンパ節転移、卵巣転移、骨転移などについて調べます。大腸がんでは特に肝臓に転移する確率が高いので、治療後も注意深く経過観察していきます。
大腸癌(大腸ガン)の病期
大腸がんには、Dukes(デュークス)分類とステージ分類が使われます。がんの大きさではなく、大腸の壁の中にがんがどの程度深く入っているか、及びリンパ節転移、遠隔転移の有無によって進行度が規定されています。各病期の手術後の5年生存率を括弧内に記載しています。
早期発見の難し
肺がんは早期発見すれば高い確率で治るがんであるにもかかわらず、治りにくいがんの代表のようにいわれています。
それは、肺がんのなかでも約半分を占める腺がんには、ほとんど自覚症状がないため、早期発見が難
肺癌は、検診等で偶然撮影した、あるいは何か症状があって撮影した胸部レントゲン写真?CTで異常影が認められ、疑われることが多く、早期の段階での発見が難しいと言われています。また、かぜと症状が似ているために
放置してしまう場合がみられます。
手術できる割合が低い癌
大腸がんは結腸(けっちょう)がんと直腸がんとに分類されていますが、頻度、原因に大きな違いはありません。日本の新たな大腸がんの患者さんは年間約6万人で、男女比は5対4でやや男性に多くみられます。大腸がんの約3分の1が直腸がんです。
 大腸がんは、すべてのがんによる死亡率からみると、男性では肺がん、胃がん、肝がんに次いで4位であり、女性では胃がんに次いで2位になっています。しかし、がん死亡全体に占める割合は増え続けていて、10年後には年間10万人に達すると思われます。国際的には低いのですが、まだまだ増加が懸念されます。
 大腸がんが年々増えてきた最大の要因は食生活の変化であり、とくに動物性脂肪の摂取量の増加が大腸がんの増加をもたらした、と考えられています。
 直腸をさらに詳しく分類すると、直腸S状結腸部、上部直腸、下部直腸に分類されます。

肝臓炎症がん


肛門管は正確には直腸ではありません。直腸は結腸と違って骨盤内にあるため、骨盤内の手術を複雑なものにしています。男性では直腸の前方に膀胱(ぼうこう)、前立腺(ぜんりつせ


肝臓炎症がん


ん)、精嚢(せいのう)があり、女性では腟、子宮、卵巣、膀胱があります。結腸ではほとんど大腸の機能障害は認められませんが、直腸では骨盤内臓器の切除の問題、また肛門機能とし


肝臓炎症がん


ての肛門括約筋(こうもんかつやくきん)の温存の有無の問題があり、術後さまざまな機能障害をもたらします。 大腸がん、直腸がんの原因は、現在では動物性脂肪の摂取量の増加と

肝臓炎症がん


考えられていますが、決定的な原因はまだ見つかっていません。一方、予防因子としては以下のようなものが考えられています。




肝臓炎症がん

野菜、くだものに含まれる食物繊維は発がん物質を吸着する。


肝臓炎症がん


緑黄食野菜のなかのβ(ベータ)カロテンなどが発がんの原因である活性酸素を抑制し、発がんを抑える。
 
肝臓炎症がん


しかし、不飽和脂肪酸およびβカロテンを多くとれば、必ずがんの予防になるというものではなく、何よりもバランスのよい食事が重要


肝臓炎症がん

す。  
最も多いのは血便です。そのほかには排便に伴う症状が出やすいのが特徴で、便秘、便が


2010年12月14日火曜日

肝臓がん検査

排除されることが明らかになってきました。これらの研究成果をもとにして、がんの樹状細胞を用いた細胞療法の項を参照が試みられるようになってきました。 T細胞が抗原提示細胞の存在下にがん抗原を認識し、がん細胞を殺すメカニズムを模式的に表したものが右の図です。 この他に、免疫担当細胞PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影)の略で、ポジトロン(陽電子)を放出するアイソトープ(放射線同位元素)で標識された薬剤(PET製剤)を注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化する新しい診断法です。細胞の活動性を画像化するため、悪性腫瘍の性質(悪性度)診断や転移?再発巣の診断、あるいは治療効果判定に有用性が高い検査です。
検査はまず静脈注射をした後、薬剤が全身に分布するまで約1時間ほど待ちます。その後はPETカメラのベッドに寝ているだけです。カメラはCTの装置に似ていますが、大きな音もせず、狭くもありません。撮影時間は30~60分程度で、この間は安静にしていただきます。
血液
血液検査は、以下の項目を行います。その内容は、貧血などのための血液検査と、肝臓?膵臓、腎臓などの機能をみる生化学検査、肝炎、エイズ、梅毒の感染を調べる感染症検査に大別されます。これらの検査項目の判定は、画像診断とあわせて総合的な診断に用いられます。
血液白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数
生化学総蛋白、アルブミン、総ビリルビン、総コレステロール、トリグリセリド、血糖、尿素窒素、塩素、ナトリウム、カリウム、血清アミラーゼ、ALP、GOT(AST)、GPT(ALT)、γGTP、LDH、感染症
C型肝炎、B型肝炎、エイズ、梅毒
尿検査は、比重、pH、蛋白、糖、ウロビリノーゲン、ビリルビン、ケトン体です。これらの検査項目の判定は、画像診断とあわせて総合的な診断に用いられます。子宮頚がんは、子宮頚部の組織に悪性(がん)細胞が認められる病気です。子宮頚部は子宮(内部が空洞の洋梨のような形をした臓器で、胎児が発育する場所)の下方の狭い末端部にあります。子宮と腟(産道)は子宮頚部によってつながっています。
子宮頚がんは、通常、一定の時間をかけてゆっくりと増殖します。がんが子宮頚部に発見される以前の段階として、子宮頚部の組織に正常でない細胞が出現しますが、この変化を異形成といいます。その後、がん細胞が増えはじめ、子宮頚部の深いところまで達したり、周辺に拡がったりします。
小児の子宮頚がんはまれです。詳しい情報についてはPDQ要約の、「小児にまれながん」参照してください。
項目はがんinfo.の項目には含まれていません。 ヒトパピローマウィルス(HPV)感染が子宮頚がんの発生する主要なリスク因子です。子宮頚部へのヒトパピローマウィルス(HPV)感染は子宮頚がんで一番多くみられる原因です。しかし、HPVに感染した女性が必ずしも子宮頚がんを発症するわけではありません。子宮頚部にHPVまたは異常な細胞があるか調べるのが塗抹細胞診なので、これを定期的に行わない女性では子宮頚がんの発生するリスクが高くなります。
他に可能性のあるリスク因子には次のようなものがあります:
多産の女性。
セックスパートナーが複数の女性。
初交年齢が若い女性。
喫煙者。
経口避妊薬(ピル)服用者。
免疫系の低下している女性。
通常、早期の子宮頚がんには顕著な症状はみられませんが、毎年の定期検査で早期に発見できます。早期の子宮頚がんには顕著な症状や兆候がみられないことがあります。子宮頚部に異常な細胞がないか調べる目的で、塗抹細胞診を含む定期検査を毎年受けてください。がんが早期に発見された場合、予後(治癒の可能性)は良好です。 子宮頚がんを疑う症状としては、性器出血、下腹部の痛み、腰の痛みなどがあります。子宮頚がんにより以下の症状や他の症状がみられる場合があります。他の状況によっても同じ症状がみられます。次のような症状がひとつでもみられる場合には、必ず医師の診察を受けてください:
性器出血。
帯下(おりもの)異常。
下腹部および腰の痛み。
性交中の痛み。
子宮頚がんを発見し、診断するために子宮頚部の検査を行います。次のような方法が用いられます: 塗抹細胞診:子宮頚部および腟の表面から細胞を採取する方法です。綿棒、ブラシ、または小さな木製のヘラを使って子宮頚部および腟から細胞を優しくこすり取る目的で行います。異常箇所があるかを確認するために採取した細胞を顕微鏡下で調べます。この方法はパップテストとも呼ばれてIA2期では、がんの浸潤の深さは3mmを越え5mm以内で、拡がりは7mm以内です。
IB期:IB期では顕微鏡でみないと検出できない大きさで、深さは5mmを超え、拡がりは7mmを超えています。または肉眼でわかるほどの大きさです。肉眼でわかるほどのがんはIB1期とIB2期に分けられ、腫瘍の大きさによります。IB1期では、がんは肉眼でわかるほどの大きさで、4cm以内です。
IB2期では、がんは肉眼でわかるほどの大きさで、4cmを越えます。
II期II期では、がんは子宮頚部を越えて拡がっていますが、骨盤壁(腰の内部の一部を覆っている組織)、あるいは膣の下1/3までは拡がっていません。II期は、がんがどの程度まで拡がっているかによって、IIA期とIIB期に分けられます。 IIA期:がんは、子宮頚部を越えて腟の上2/3まで拡がっていますが、まだ子宮周辺の組織までは拡がっていません。 IIB期:がんは、子宮頚部を越えて腟の上2/3および子宮周辺の組織まで拡がっています。 III期III期では、がんは腟の下1/3まで拡がっており、骨盤壁まで拡がっている場合があります。また/あるいは腎が機能しなくなる場合もあります。III期は、がんがどの程度まで拡がっているかによりIIIA期とIIIB期に分けられます。 IIIA期:がん細胞は腟の下1/3まで拡がっていますが、骨盤壁までは拡がっていません。 IIIB期:がん細胞が骨盤壁まで拡がっており、さらに/または腫瘍が尿管(腎臓と膀胱をつなぐ管)を閉塞するほど大きくなっています。この閉塞により腎臓は拡大したり機能しなくなったりすることがあります。がん細胞は骨盤内のリンパ節にまで拡がっていることもあります。 IV期IV期では、がんは膀胱、直腸または体の他の部分にまで拡がっています。IV期はがんが認められる場所によって、IVA期とIVB期に分けられます。 IVA期:がんは膀胱や直腸壁まで拡がっており、骨盤内のリンパ節にまで拡がっている場合もありを活性化したり、それ自身でがん細胞を殺す作用のあるサイトカインを用いた治療法(項を参照してください)や、B細胞が産生する抗体を用いた治療法(項を参照してください)、免疫力を賦活(ふかつ)するような薬物を用いた治療法(参照してください)等が行われています。また、最近の遺伝子工学技術の発達に伴い、抗がん活性を増強するような遺伝子をがん細胞に導入したり、サイトカイン遺伝子を免疫担当細胞に導入したりする「免疫遺伝子療法」も試みられています。 図中用語の説明CD2、B7、CD40、CD40L等は、T細胞や樹状細胞などの抗原提示細胞の膜表面上にある補助刺激分子(項を参照してください)です。IL-2Rは、T細胞などのリンパ球表面上にあるIL-2に対する受容体です。IL-2は、この受容体を通してリンパ球の増殖、活性化刺激を伝えます。パーフォリンは、キラーT細胞やNK細胞などの細胞障害性リンパ球がつくるタンパク質です。これらのリンパ球ががん細胞などの標的細胞に接触するとリンパ球から放出され、標的細胞に穴が開き、標的細胞は破壊されます。2.細胞免疫療法1)非特異的免疫療法(1)リンフォカイン活性化キラー細胞(LAK)療法インターロイキン2(IL-2)は、1970年代にT細胞の増殖を促進する因子として見出されたサイトカイン(あるいはリンフォカイン)の一種です。IL-2は、T細胞のほかにも、がん細胞を殺傷する作用のあるナチュラルキラー(NK)細胞も活性化と増殖させる作用があります。1980年代前半に、患者さんのリンパ球を体外に取り出して高濃度のIL-2とともに培養すると、がん細胞をよく殺傷するようになることが報告されました。これをリンフォカイン活性化キラー細胞療法と名づけました。わが国でも、このLAK細胞を大量に培養し、増殖あるいは活性化させた後に生体内に戻す治療法がすでに試みられています。この方法は、一度リンパ球を体外に取り出し、培養増殖してから再び体内に戻すので、養子免疫療法とも呼ばれています。 [効果、副作用、問題点]LAK細胞を維持するために、患者さんの体内にLAK細胞を戻すと同時に、大量のIL-2を静脈注射することが行われました。しかしその結果、血管壁から血液が漏れ出たり、発熱、悪寒(おかん)、震え等IL-2によると思われる副作用が多くみられました。またその後の検討で、LAK細胞はがん内部への集積性が悪いことが明らかになりました。ばくだいな経費と人手がかかることや、期待されたほどの効果が確認されなかったため、広く普及するには至りませんでした。しかし、手技が比較的煩雑(はんざつ)ではないので、高度先進医療の一環として続けている施設があります。このような反省から、対象症例を絞って他の薬剤や治療法と併用したり、がん内部への高い集積性を期待して、次項に述べるような腫瘍組織浸潤リンパ球(しゅようそしきしんじゅんりんぱきゅう:Tumor-infiltrating Lymphocyte:TIL)を用いた養子免疫療法へと引き継がれていきました。 (2)腫瘍組織浸潤リンパ球(TIL)療法がんに対する特異性を高める(がんだけにより強く作用させる)ために、末梢(まっしょう)の血液ではなく、がん
組織そのものに集まっているリンパ球を採取します。それを、LAK療法と同じようにIL-2とともに数日間培養した後に、再び患者さんに投与する治療法です。LAK療法と比べ、がん細胞
をより特異的に認識して攻撃するのではないかと期待されました。実際の臨床での成績はまだはっきりしませんが、TILの中にはがんを特異的に攻撃するT細胞も実際に含まれていて、
これらの細胞の利用が、後のがん特異的抗原の発見に結びついた側面もあります。手技が比較的煩雑ですが、高度先進医療の一環として続けている施設があります。 [効果、副作用]R
senberg博士らは、悪性黒色腫20例中11例で有効であったと報告しています。乳がんの局所再発、がん性胸水、腹水の制御に有効であったとする報告や、肝細胞がん、大腸がん、非ホ
ジキンリンパ腫に有効とする報告もみられます。副作用はLAK療法と同様です。 [問題点]手術で取り出したがん組織からリンパ球を回収する方法が煩雑であり、長期間培養することで
がんへの集積性、抗腫瘍活性が低下してしまうことや、抗がん効果を逆に抑制してしまう細胞が出現するなどの問題が指摘されています。有効性を改善するために、種々の工夫がなさ
れています。TIL細胞を患者さんのがん細胞と一緒に培養したり、抗がん剤と併用したり、あるいはある種の抗体(例えば、がん細胞とリンパ球を同時に認識できる双特異性抗体)と併
用することによって、TIL細胞ががんにより強く集積するようにする方法が試みられています。また、サイトカイン遺伝子を導入する遺伝子治療との組み合わせも試
ん、胃がん、胆道がん等です。効果がほとんど期待できず、がんが小さくなりもしないというがんに、脳腫瘍、黒色腫、腎がん、膵がん、肝がん等があります。 ところで、治療を受ける前に抗がん剤が効くか効かないかを予想できれば理想的です。例えば感染症に対する抗生物質では、あらかじめその抗生剤が感染症の原因となっている病原菌に効くかどうかを検査したうえで、投与する場合があります。そのようなことが抗がん剤でできないのかという疑問が、当然出てきます。投与する前に行う「抗がん剤感受性テスト(がん細胞と抗がん剤を接触させ、増殖の抑制をみる検査)」というものがありますが、現在のところこの検査の有効性は不十分で、一般的には用いられていません。 化学療法で治癒が可能ながんと、化学療法の効果の特徴をあげてみましょう。1)小児急性リンパ性白血病5年生存率(治癒率)が70%以上という治療成績で、治癒可能ながんの筆頭にあげられます。2)成人の白血病急性白血病は、化学療法による治癒が期待されている代表的な疾患です。急性白血病の治療とは、化学療法によって、できるだけ白血病細胞を減少させることです。化学療法により体内の白血病細胞が一定の数以下に減少し、正常な造血能力が回復すると、貧血や白血球減少、血小板減少は解消され、すべての症状も消失します。この状態を完全寛解といい、そのために行う治療が寛解導入療法です。しかし、完全寛解の状態になっても白血病細胞は残っているので、寛解後療法、いわゆる「地固め療法」と呼ばれる化学療法を引き続き行い、さらに維持、強化療法を行って、白血病の再発予防、治癒を目指します。また、白血病の化学療法を行っている間は、病気それ自体および化学療法剤による薬物有害反応のため、出血や感染などの危険な合併症を起こす可能性があります。この合併症を防ぐ治療、つまり支持療法(補助療法)も重要です。 急性骨髄性白血病やリンパ性白血病の中心的抗がん剤は、塩酸ダウノルビシン、塩酸イダルビシン、シタラビン等です。寛解導入療法では、一般にこれらの薬剤の中から2種類を併用します。地固め療法後、さらに白血病細胞を減少させるために1~2ヵ月間隔で行われるのが、強化療法です。寛解導入療法、地固め療法と同等の強さの治療を行います。また、完全寛解後の最強の治療法として、骨髄移植や最近はミニ移植が行われています。従来の骨髄移植は、正常骨髄が回復できないくらい大量の薬剤投与と強力な放射線療法で、白血病細胞をほとんど消失させた後、白血球型(HLA型)の適合した骨髄提供者の末梢血幹細胞や骨髄液を点滴で移植する治療法です。ミニ移植では、移植幹細胞の生着を助けるため抗がん剤を用いますが、従来の骨髄移植ほど強力には抗がん剤を使用しません。移植細胞の免疫により、白血病細胞を攻撃し治療するのが目的です。急性白血病の治療の場合、出血および感染などの重い合併症を併発する危険が高いので、無菌室や無菌ベッドの使用が必要です。その中で、抗生物質や輸血等の支持療法が行われます。 急性白血病では、骨髄性でもリンパ性でも完全寛解率は70%以上です。現在、骨髄性の場合は、完全寛解した30%前後の方は5年以上再発せず治癒していると考えられていて、この成績は向上しています。 悪性リンパ腫は、分類されています。非ホジキンリンパ腫は、化学療法と放射線療法で治癒可能になりました。病理組織学的悪性度、病期(病気の進行度)、全身状態等によって治療法を選択します。多くの場合、抗がん剤の多剤併用化学療法を行います。抗がん剤は、塩酸ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)、CD20抗体(リツキシマブ)等を組み合わせて使用します。抗がん剤の種類抗がん剤は作用の仕方や由来等により、「細胞障害性抗がん剤」と「分子標的治療薬」に分類されます。「細胞障害性抗がん剤」はさらに、代謝拮抗剤(たいしゃきっこうざい)、アルキル化剤、抗がん性抗生物質、微小管阻害薬等に分類されます。アルキル化剤や抗がん性抗生物質はある一定の濃度に達すると、作用時間が短くても確実に効きます。しかし、正常細胞への攻撃も避けられません。そこで現在、薬をより効果的にがん病巣に到達させる研究が盛んに行われています。また最近は、がんに特異性の高い標的を探し出し、その標的に効率よく作用する薬(分子標的治療薬)の開発が積極的に行われ、すでに医療の現場で使われはじめています。より薬物有害反応が少なく、効果の高い薬の開発が期待されています。個々の抗がん剤については、参考にしてください。 強力な治療法ですが、専門病院での治療成績をみると、完全寛解率は50~80%、5年生存率は40~60%でかなりの患者さんが治癒する疾患といえます。 ホジキンリンパ腫のI、II期では放射線療法単独、もしくは放射線療法と化学療法との併用が、III、IV期では化学療法が選択されます。III、IV期症例に対する化学療法による成績は、5年生存率で40~80%と幅がみられますが、比較的多く治癒します。 成人のがんでは、化学療法が最高の治癒率を示すがんです。シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、70%以上にがん細胞の完全な消失が認められ、治癒率も60%以上と小児急性リンパ性白血病に匹敵します。 シスプラチンを主体とする多剤併用化学療法が、よく用いられます。化学療法を行った後、2回目、3回目の手術が行われることもあります。40%以上にがん細胞の完全消失が認められます。 ほぼ100%の治癒率を示します。メトトレキサートやアクチノマイシンD等の抗がん剤を中心とした化学療法を行い、その後は必要に応じて外科療法を併用します。以前は子宮摘出が主体でしたが、現在は抗がん剤による化学療法が改善され、治癒率も高くなっています。 化学療法を行った場合の薬物有害反応としては、口内炎、脱毛、悪心(おしん:吐き気)、嘔吐(おうと)、白血球減少等がみられます。小細胞肺がんでは抗がん剤は有効で、多くの場合がん細胞は縮小し、消失することもあります。 しかし再発する場合も多く、その場合の抗がん剤の投与については、まだ研究途中の段階です。エトポシド、シスプラチン、カルボプラチン、塩酸イリノテカン等の薬剤が主に使われています。現在、わが国で広く用いられている組み合わせは、以下のとおりです。1.シスプラチンと塩酸イリノテカンの2剤併用 2.PE療法:シスプラチン、エトポシドの2剤


肝臓がん検査

併用
これらの併用療法を、3~4週間隔で4~6回繰り返し行うのが標準的です。また、多数の


肝臓がん検査


抗がん剤を毎週使用する方法が検討されています。
代謝拮抗剤


肝臓がん検査


増殖の盛んながん細胞に多く含まれる酵素を利用して、増殖を抑え込もうとする薬です。代謝拮抗剤はプロドラッグと

肝臓がん検査


いって、本来の働きをする前の化学構造を持った薬として投与されます。これががん細胞の中にある酵素の働きを受けて活性化され、抗がん剤としての効果を発揮するようにつくられ


肝臓がん検査

ています。しかし、この酵素は正常細胞にも存在する
ので、ある程度の薬物有害反応は避けられないことになります。この薬はがん細胞が分裂す


肝臓がん検査

るときに効果を発揮するため、個々のがん細胞が分裂するときをねらって、長時間、持続的に薬を投与する必要があります。


肝臓がん検査

一方、宿主(患者さん)の免疫が、病原体と同じようにがん細胞を特異的に認識し、排除することができるのかどうかは不明でした。しかし1991年に、がん細胞に特異的な抗原が存在

肝臓がん検査


することが明らかになりました。それ以降、数十個のがん特異的抗原が同定されました。これらの発見により、がん細胞も病原体と同様に、宿主(患者さん)の免疫によって


2010年12月5日日曜日

兵庫県肝臓がん

どこにできるのですか
図のように、子宮の中で膣に近い部分が子宮頚部です。その中でも膣に接している部分が子宮膣部といいガンが発生しやすい部分です。この部分にできるガンを子宮頚ガンといいます 。
どれほど多いのですか?
日本の女性では、子宮ガンの発生は胃ガンについで多いのですが、ガンによる死亡の多い順番からみると、子宮ガンは乳ガンより少なく、第 6 位になっています。 子宮ガンの中でも、子宮頚ガンが約70-80%を占めています。
症状は
初期の子宮頸部ガンでは、全く症状がないのが普通です。あるとすれば月経の時以外に出(不正性器出血)と性交時出血(接触出血)がほとんどです。これ以外に茶色や褐色のおりものがあることがあります。 診断は
子宮頸ガンは非常にゆっくり増殖しますが、ガン細胞が子宮頸部に見つかる以前の初期に正常でない異型細胞が見つかります。これらのガン細胞やガンの前の異型細胞は正常細胞と違った形や染めた時の色合いが違います。子宮膣部からはがれたり、こすりとった細胞を染めて顕微鏡でがん細胞や異型細胞を見つけると診断することができるのです。これを細胞診というのです。さらに組織診といい、疑わしい部分から組織をとり、標本をつくって顕微鏡で診断する方法で確定します。子宮頸部の組織診の際は、ほとんど痛みもなく、出血もまもなく止まりますし外来にてできます。またガンと診断された次ぎは進行度を調べるためにMR検査、膀胱?直腸の検査などを行います。治療は
ガンの進行期によります。通常0期、 Ⅰ 期と Ⅱ 期は手術、 Ⅲ 期と Ⅳ 期は手術をせずに放射線や抗ガン剤による治療を行います。しかしそれぞれの患者さんの状態により治療方法が変わることがあります。
治る率は
これもガンの進行期や調査によります。日本産婦人科学会による全国的な調査(5年生存率)では、
子宮頚癌とヒトパピローマウイルス
ヒトパピローマウイルス(ヒト乳頭腫ウイルスは,ヒトの体にイボ(パピローマは乳頭状のできもの)をつくることで知られていたウイルスです.
ウイルスは,ウイルスだけの単独の力では増殖することができないので,増えて子孫を残していくためには生物の細胞に感染する必要があります.ウシパピローマウイルス,イヌパピローマウイルス,ウサギパピローマウイルスなどヒト以外の動物にイボをつくる種類のパピローマウイルスもいますが,このウイルスは住み分けがきちんとしていて,動物の種を越えて感染を起こすことはなく,ヒトにイボをつくるのはヒトパピローマウイルス,HPVだけです.
さらにHPVにはヒトでいえば人種にあたる多数の「型?タイプ」があり,現在では100種類以上の型のHPVが見つかり,見つかった順に番号が付けられ分類されています.興味深いことに,HPVには,これらの型ごとにも住み分けがあるのです.大きく分けると皮膚に感染する「皮膚型」と粘膜に感染する「粘膜型」に分けることができるのですが,皮膚あるいは粘膜にできているイボの形,性格が違えば,それに対応してそれぞれの病変の中から見つかるHPVの型も違います.1970年代後半,子宮頚癌の組織中にHPVの遺伝子が見つかったという研究結果から,HPVが子宮頚癌を引き起こす犯人ではないかと疑われ始めました.研究が進むと,子宮頚癌組織中に見つかるのは,ある特定の型のHPVが多いということがわかってきました.
一方でHPV研究が盛んになるずっと前から,子宮頚部の病変には細胞の形は正常と違っているが癌ほどではない異形成という段階があって,その異形成の異常の度合いが段々に強くなり癌になっていくのであろうと考えられていました.HPVから少し話がそれますが,子宮頚癌は組織型によって大きく2つに分類されます.扁平上皮癌と腺癌です.先に述べた異形成は,
正確にいえば扁平上皮異形成で,異形成から癌になるのではないかと考えられているのは,子宮頚癌の中でも扁平上皮癌についてのお話です.腺系異型という状態が腺癌の前駆病変ではないかと疑われていますが,腺癌の成り立ちに関する自然史はきちんとは分かっていません.
これから先のお話は子宮頚部扁平上皮異形成,扁平上皮癌についてと考えていただきたいと思います.子宮頚癌とHPVの関係の研究が進むに従い,子宮頚癌からだけではなく子宮頚部異形成からも高率にHPVが見つかることがわかってきました.検査方法の感度が上がるにつれ,子宮頚部の病変の中からHPVが見つかる率は限りなく100%に近づいてきて,現在ではHPVが子宮頚部に感染することによって異形成ができ,更には子宮頚癌へと増悪していくのだろうと考えられるようになっています.しかし異形成すべてが癌になるわけではありません.異形成が見つかったときの異常の程度,段階によっても違いますが,異形成から癌になるのはせいぜい5%ぐらいで,残りのほとんどは治療しなくても自然に消失,治ってしまいます.異形成が見つかってもすぐに治療する必要はなく,まず経過観察すべきだと考えられています.癌になったら,あるいは異形成の異常の程度が進んだら治療すればよいというわけです.では,異形成の運命の違いは何によって決まっているのでしょうか.ここで注目されるのは,病気の性格とHPVの型による住み分けです.顕微鏡で見たときの組織,細胞の形の異常の度合いによって,子宮頚部異形成を軽度異形成と高度異形成の2つに分けます.軽度異形成よりも
高度異形成のほうが高率に癌化します.軽度異形成,高度異形成そして子宮頚癌で,それぞれどのような型のHPVが見つかるかを調べてみると,病気の各段階によってどんな型のHPVが見つかりやすいか,見つかってくるHPVの割合が違うことがわかっています.子宮頚癌ではHPV16型,18型などが見つかる割合が高く,軽度異形成では,さまざまな型が見つかり一定の傾向がないと言われています.また,6型,11型のHPVはコンヂローマと呼ばれる外陰部,膣,子宮頚部の良性のイボから見つかることが多く,決して子宮頚癌から見つかることはないとされています.子宮頚癌組織から高率に見つかる型を high risk type (高危険型),軽度異形成やコンヂローマに見つかりやすく癌組織からは検出されない型を low risk type (低危険型)とグループ分けしています.これらの研究結果から,子宮頚部にHPVが感染することによって子宮頚部異形成が発生し,さらにその中で high risk typeのHPVに感染しているものが子宮頚癌へと増悪していくのだろうという仮説が生まれました.
HPVについて調べることの意味
子宮頚部に感染しているHPVの型が判れば異形成の経過,運命が100%正確に予測できるかというと,残念ながら現時点ではまだそうではありません.しかし,HPVを検出,型判定することは従来から用いられている検査方法の補助診断方法として役に立つと考えられています.
集団検診,あるいは病院で行われている子宮頚癌の検査は,細胞診,組織診という方法です.これらの検査方法は,共に細胞や組織の形の上での異常から病気を診断しようという方法です.形のおかしな細胞,組織は性格にも異常があるというわけです.顕微鏡で観察して形のおかしな細胞を見つけ出し,形の異常の程度によって性格の異常の程度を診断していきます.
しかし,形から性格を判断しようとする方法には限界があります.従来の診断方法で同程度の異形成と診断されても,癌になっていくものもあれば,自然に消えてしまうものもあるわけですが,この性格の違いは形の上からだけでは判別できません.
異形成と診断された場合には,皆さんに同じ割合,同じ回数で検診に来ていただき,同じやり方,同じ条件で念入りに経過観察を続けているのが現状です.ここにHPVの型の情報を取り入れることによって,従来と同じように念入りな検診が必要な患者さんと,病変消失の可能性が高く検診を間引いてもかまわない患者さんとに分けることができないだろうかというのが私たちの第1の狙いです.本来必要がないかもしれないの検査のために病院を受診する必要がなくなり,患者さんの負担が減るだろうと考えています.
また,こんな場合も考えられます.従来の検査方法で病変が消失していても,相変わらず高危険型のHPVが続けて見つかる場合,経過観察の手を緩めてはならないと判断できるかもしれません.HPV検査をすることによって,病気の潜伏的な進行増悪を見過ごしてしまうことを防ぐという第2の狙いです.
HPV検査の問題点
HPV6型,11型が見つかる病変は癌化しないということはほぼ間違いがないと考えられています.しかし,高危険型のHPVが見つかった場合,その異形成が確実に癌化するかというとそうではないのです.最も癌化の率が高いと考えられているHPV16型が見つかった場合でさえ,約20%にしか癌化は起こりません.HPV18型は欧米での研究から高危険型に分類されています.HPV18型は,先に述べました子宮頚部腺癌では約50%に見つかりますので,確かに高危険型のウイルスと言ってよいと思います.
しかし,病変の経過について研究がより進んでいる扁平上皮癌に限って言えば,お話は違ってきます.私たちの研究では,HPV18型が見つかった扁平上皮異形成で癌化したものは1例もなく,すべて無治療で自然消失,治癒しています.HPV52型,58型は欧米の報告では癌から見つかることが少ないとされ,あまり注目されていません.しかし,日本ではHPV52型,58型が癌組織から高率に見つかる傾向があり,私たちはこれらHPV52型,58型を高危険型HPVと考えています.
調査,研究がどこの国,どの地域で行われたかによって,高危険型に分類されるHPVの型が違ってきてしまう可能性があります.日本人にとっての高危険型HPVをきちんと見きわめるためには,日本人の患者さんについての日本独自の研究がまだまだ必要だということになります. のHPVに感染している異形成が子宮頚癌へと進んでいくという仮説


兵庫県肝臓がん

を証明するためには長期間にわたる経過観察による研究が必要です.
私たちは,10年以上前からこの命題に取り組み,HPV16型,33型,52型,58型が見


兵庫県肝臓がん

つかった軽度異形成は,それ以外の型のHPVが見つかった軽度異形成に比べて癌化の危険が数倍高いという結果を出しました.しかし,これら高危険型と考えられるHPVが見つかった異形

兵庫県肝臓がん


成でも癌化するのは6-7人に1人です.現在,同じ型のHPVを持っているのに癌化する病変と自然治癒する病変とがあるのは何故か,その違いを明らかにする研究に取り組んでいま


兵庫県肝臓がん

す.
現在のところHPV検査はその結果だけで治療方針が決定されるような検査ではありません.ま

兵庫県肝臓がん


た,現在広く行われている異形成の診断方法や,経過観察の方法を変えてしまう根拠になるものでもありません.高危険型HPVが見つかったからといって,それだけの理由で手術を行っ


兵庫県肝臓がん

てしまったとしたら,それは行き過ぎた治療といえます.HPV検査は従来の検査方法と組み合わせることによって有用性を発揮します.細胞診,組織診とHPV検査を組み合わせて行うこと


兵庫県肝臓がん

によって,経過観察のための検診をより効率的に行い,皆さんの定期検診に費やす負担を減らせるのではないかと考えています.子宮頚部異形成と診断された場合,従来の検査方法


兵庫県肝臓がん

の検診に加えて,HPV検査の結果を参考としながら適正な検診間隔を考えていくことが,現時点における最良の治療方針ではないでしょうか.


2010年12月4日土曜日

転移肝臓がん

発作に気づいたら、チョコレートなどを食べて、すぐに糖分を補給するようにすれば、特に不都合はありません。 
このような後遺症の起こってくる原因については、十分に納得のゆく説明はないのですが、基本的には ?胃が本来持っていた、食物を少しずつ腸に送り出す? という機能が失われたためだと考えられます。食後、一度に大量の食べ物が未消化のまま腸へ送り出されると、その結果として:
1.大量の膵液が一度に分泌されて、血糖値が必要以上に下がってしまう(ダンピング)
2.腸管表面の浸透圧が高くなり、血液成分のバランスがくずれる
3.術後の癒着などのため運動性の低下している腸管にさらに負担がかかる
ということのようです。基本的には、少量の食べ物をゆっくりと食べれば、食後も横になる必要はありませんが、その場合、食事の回数を増やさねばなりません。また、食事のための時間も長くかかります。普通に仕事をしていると、なかなかそういうわけにもゆきませんので、工夫が必要です。
下に、、私の食事のスケジュールを書いておきました。朝、出勤前に食事をとらないのは、食後の回復に時間がかかりすぎるためです。そのかわり、仕事をしながら、11時くらいまでに、少しずついろいろなものを食べて朝食のかわりにしています。今の職場は残業もほとんどなく、オフィスも個室なので助かっています。出張時は、やはりあまり食べられません。長く続くと体重を落としてしまいます。
食道癌は我が国の癌死亡の第6位に位置し、女性より男性に多く、比較的高齢の方に好発し、飲酒、喫煙や熱い飲食物の摂取などが誘因になると言われています。20年ほど前までは治療が困難で、5年生存率は10~20%でしたが、早期診断法の開発や、手術法、術後管理の発達により、最近では約半数の方が病気を克服できるようになっています。いろいろな癌の中では、食道癌は抗癌剤や放射線治療が効果を示しやすい癌であるという特徴もあります。
 一定の条件を満たした早期の食道癌の場合は内視鏡で治療を完了させることができます。しかし食道癌は一般にかなり早期の段階から、大もとの病変(原発巣)から上下に遠く離れた広い範囲でリンパ節転移を起こす可能性が高く、リンパ節の切除(郭清)を含めた広い範囲の食道切除が必要となります。また食道のまわりには気管、肺、大動脈などの大事な臓器が存在し、リンパ節もこれら周囲臓器と複雑に関連して存在しますので、手術が体に与える影響はどうしても大きくなりがちです。
最近ではある程度進行した食道癌の患者さんには手術の前に化学療法(抗癌剤)や、放射線療法で病気を小さくしてから手術を行う方法も行われています。一方、病気が進行していて、手術でも病気がとりきれない場合や、肝臓や、肺、骨などに転移を起こした患者さん、合併するほかの病気などのために手術が安全に施行できない患者さんなどでは、原則として、化学療法や放射線治療を行い治療します。切除可能な病変でも、患者さんとの十分なご相談の上で化学放射線療法などの手術以外の治療を試みる場合があります。
ⅰ)手術方法  
手術法は大きく2つに分類されます。すなわち開胸(胸を開いて手術を行う)術と鏡視下手術です。
開胸術では、右開胸?開腹下に胸部と腹部の食道と胃の上部を切除し、頸部?胸部?腹部の3つの領域のリンパ節を一緒に切除したのち、胸の中を通して胃を頸部まで持ち上げて、食道の代用とする手術が標準手術(これを3領域リンパ節郭清術といいます)となります。何らかの理由で胃を再建臓器として使用できない場合、(小腸の終わりの部分から)大腸を利用して食道の代わりとすることもあります。
創は食道を切除するために右の脇の下に約20~25cm、頸のリンパ節を切除し、残った食道と持ち上げた胃を吻合するために首に襟巻き状に約15cm 、腹部のリンパ節を切除し持ち上げる胃を準備するためにみぞおちからへそに向けて約15cmの3カ所となります。腹部の操作は条件によっては腹腔鏡を補助的に使って約7cmの縦の創と5mm~1cmの創1~2個で行うこともあります
胸腔鏡手術の場合には、5~10cm程度の小開胸創と、1cm程度までの創4~5個で手術をします。
病気が比較的早期であったり、患者さんの体に問題があって大きな手術が困難な場合、あるいは食道癌のできた場所が胃に近い場合などには前記の頸部のリンパ節切除を省略することもあり、この場合頸の傷は約5cmと小さくなります。(これを2領域リンパ節郭清術といいます。)
定型3領域郭清術、術創の図小開胸併用胸腔鏡手術(VATS)、用手補助腹腔鏡手術(HALS)の場合の術創切除範囲の図再建経路の図
これら2つの術式のほかに、「非開胸食道抜去術」といわれる手術もあります。これは、内視鏡的治療や化学放射線療法の進歩により、非常に限られた場合のみに行われる手術となりました。非開胸手術では、リンパ節郭清術を全く行わずに、食道のみを抜去する手術と、頸と腹部、場合により胸の一部のリンパ節を切除した上で食道を抜去する手術があります。いずれの場合でも胸を大きく開かずに食道を頸部と腹部から抜き取るような術式となります。この手術の場合も胃を用いて食道の代用とするのが通例です。創は頸部(場合により頸部に続く前胸部も)と腹部の2カ所となります。
鏡視下手術について
鏡視下手術は近年になって登場してきた新しい治療法で、胸やお腹の壁に小さな穴をいくつか開けて、小さなテレビカメラを胸腔や腹腔に持ち込んで術野を観察しながら、細長い手術道具でテレビモニターを見ながら手術を行なう方法です。これによる食道癌の手術は1990年代半ばすぎから一部で開始されましたが、「食道癌治療ガイドライン」では現在のところ「試みとしての治療」と位置づけられています。
胸腔鏡補助下(VATS)の食道癌手術については様々な見解があります。最近まで、私たちは多くの食道専門医と同様に、この方法で開胸手術と全く同等な精度の手術が可能であるとは考えておらず、上述のHALSのみを導入していました。しかしこの分野のパイオニアたちの手術が次第に完成度の高いものになってきたことを認識し、また自分たちでも実験動物での確認作業を行い、「通常開胸?胸腔鏡併用」という中間ステップを経て、2006年には、小開胸創併設の胸腔鏡下食道癌手術を開始しました。当然ながら鏡視下手術自体が自己目的ではありませんから、これまでの開胸食道癌手術の経験を踏まえて、開胸術に比べて遜色のない根治性を持った胸視下手術が可能であると考えられる場合にのみ、このような型式で手術を完了するようにしています。それでも厳密に言えば「本当に同等の手術か」と言うことは、長期成績を見てからでなければ断定できませんから、やはり依然として「試みとしての治療」という位置づけにはなろうかと思います。しかし開胸創の縮小は術後早期の創痛を軽減し、長期経過後の後遺症としての疼痛も軽減する可能性が高いですから、条件がそろい、何よりも同意の得られた患者さんには、慎重かつ積極的にこの手術を行ってゆこうと考えています。食道癌は我が国の癌死亡の第6位に位置し、女性より男性に多く、比較的高齢の方に好発し、飲酒、喫煙や熱い飲食物の摂取などが誘因になると言われています。20年ほど前までは治療が困難で、5年生存率は10~20%でしたが、早期診断法の開発や、手術法、術後管理の発達により、最近では約半数の方が病気を克服できるようになっています。いろいろな癌の中では、食道癌は抗癌剤や放射線治療が効果を示しやすい癌であるという特徴もあります。
 一定の条件を満たした早期の食道癌の場合は内視鏡で治療を完了させることができます。しかし食道癌は一般にかなり早期の段階から、大もとの病変(原発巣)から上下に遠く離れた広い範囲でリンパ節転移を起こす可能性が高く、リンパ節の切除(郭清)を含めた広い範囲の食道切除が必要となります。また食道のまわりには気管、肺、大動脈などの大事な臓器が存在し、リンパ節もこれら周囲臓器と複雑に関連して存在しますので、手術が体に与える影響はどうしても大きくなりがちです。
 最近ではある程度進行した食道癌の患者さんには手術の前に化学療法(抗癌剤)や、放射線療法で病気を小さくしてから手術を行う方法も行われています。一方、病気が進行していて、手術でも病気がとりきれない場合や、肝臓や、肺、骨などに転移を起こした患者さん、合併するほかの病気などのために手術が安全に施行できない患者さんなどでは、原則として、化学療法や放射線治療を行い治療します。切除可能な病変でも、患者さんとの十分なご相談の上で化学放射線療法などの手術以外の治療を試みる場合があります。
ⅰ)手術方法  
 手術法は大きく2つに分類されます。すなわち開胸(胸を開いて手術を行う)術と鏡視下手術です。
開胸術では、右開胸?開腹下に胸部と腹部の食道と胃の上部を切除し、頸部?胸部?腹部の3つの領域のリンパ節を一緒に切除したのち、胸の中を通して胃を頸部まで持ち上げて、食道の代用とする手術が標準手術(これを3領域リンパ節郭清術といいます)となります。何らかの理由で胃を再建臓器として使用できない場合、(小腸の終わりの部分から)大腸を利用して食道の代わりとすることもあります。
創は食道を切除するために右の脇の下に約20~25cm、頸のリンパ節を切除し、残った食道と持ち上げた胃を吻合するために首に襟巻き状に約15cm 、腹部のリンパ節を切除し持ち上げる胃を準備するためにみぞおちからへそに向けて約15cmの3カ所となります。腹部の操作は条件によっては腹腔鏡を補助的に使って約7cmの縦の創と5mm~1cmの創1~2個で行うこともあります
胸腔鏡手術の場合には、5~10cm程度の小開胸創と、1cm程度までの創4~5個で手術をします。
病気が比較的早期であったり、患者さんの体に問題があって大きな手術が困難な場合、あるいは食道癌のできた場所が胃に近い場合などには前記の頸部のリンパ節切除を省略することもあり、この場合頸の傷は約5cmと小さくなります。(これを2領域リンパ節郭清術といいます。)
定型3領域郭清術、術創の図
小開胸併用胸腔鏡手術(VATS)、用手補助腹腔鏡手術(HALS)の場合の術創
切除範囲の図再建経路の図
これら2つの術式のほかに、「非開胸食道抜去術」といわれる手術もあります。これは、内視鏡的治療や化学放射線療法の進歩により、非常に限られた場合のみに行われる手術となりました。非開胸手術では、リンパ節郭清術を全く行わずに、食道のみを抜去する手術と、頸と腹部、場合により胸の一部のリンパ節を切除した上で食道を抜去する手術があります。いずれの場合でも胸を大きく開かずに食道を頸部と腹部から抜き取るような術式となります。この手術の場合も胃を用いて食道の代用とするのが通例です。創は頸部(場合により頸部に続く前胸部も)と腹部の2カ所となります。
鏡視下手術について
鏡視下手術は近年になって登場してきた新しい治療法で、胸やお腹の壁に小さな穴をいくつ
か開けて、小さなテレビカメラを胸腔や腹腔に持ち込んで術野を観察しながら、細長い手術道具でテレビモニターを見ながら手術を行なう方法です。これによる食道癌の手術は1990年
代半ばすぎから一部で開始されましたが、「食道癌治療ガイドライン」では現在のところ「試みとしての治療」と位置づけられています。
胸腔鏡補助下(VATS)の食道癌手術については様々な見解があります。最近まで、私たちは多くの食道専門医と同様に、この方法で開胸手術と全く同等な精度の手術が可能であるとは
考えておらず、上述のHALSのみを導入していました。しかしこの分野のパイオニアたちの手術が次第に完成度の高いものになってきたことを認識し、また自分たちでも実験動物での確
認作業を行い、「通常開胸?胸腔鏡併用」という中間ステップを経て、2006年には、小開胸創併設の胸腔鏡下食道癌手術を開始しました。当然ながら鏡視下手術自体が自己目的ではあ
りませんから、これまでの開胸食道癌手術の経験を踏まえて、開胸術に比べて遜色のない根治性を持った胸視下手術が可能であると考えられる場合にのみ、このような型式で手術を完
了するようにしています。それでも厳密に言えば「本当に同等の手術か」と言うことは、長期成績を見てからでなければ断定できませんから、やはり依然として「試みとしての治療」
という位置づけにはなろうかと思います。しかし開胸創の縮小は術後早期の創痛を軽減し、長期経過後の後遺症としての疼痛も軽減する可能性が高いですから、条件がそろい、何より
も同意の得られた患者さんには、慎重かつ積極的にこの手術を行ってゆこうと考えています。
食道ガン手術後の後遺症/私の場合
1.食事の問題
食道上部の病巣の摘出に伴って声帯を失った場合などを除いては、食事にまつわる不都合が食道ガン手術後のもっとも大きな後遺症でしょう。私の場合を参考例としてご紹介したいと
思います。これは二回目の手術から三年後、2001年12月の状態ですが、術後ほぼ一年で現在の状態まで回復し、その後大きな変化はありません。まず、問題点を列挙してみまし
ょう。
1.少量の食事ですぐに満腹になるため、十分な量の食事が出来ない。食べられる量は、術
前の 半分程度
2.一回の食事の量が多すぎると、胸に吊り上げられた胃管が膨らみすぎて肺や心臓を圧迫
して苦しくなる
3.食後30分くらいすると、腹部が重苦しく、さらに全身がだるくなり、これは1時間か
ら二時間程度続く
4.食事の量、種類、体調によっては、食後すぐに下痢をする。下痢に伴う腹痛は、普通1
時間程度で軽快する
5.横になると(特に食後すぐ)胃の内容物が口の中へ逆流するため、休憩、就寝の際はや
や背を持ち上げた姿勢を維持しなければならない
6.時折、はっきりしたダンピング症状が出る(軽い低血糖発作)
さらにもう少し詳しく説明しましょう。
1.について: 私はもともと大食家でしたので、元の半分といっても、小食の普通の人
が食べる量くらいは一度に食べることが出来ます。普通の人と同じくらいの量を食べた場合、あとで説明する食後のショック症状が激しいので、必ず食後は横になって休む必要があります。ですから、外食をすることは困難です。仕事や旅行などで、やむをえない場合は、消化のよいものを半人前程度、ゆっくり食べるようにします。案外大丈夫なのが、居酒屋で一杯というやつ。この場合、自然と酒の肴を少しずつ、ゆっくり食べることになりますので、私には好都合です。
2.について: 食後の胸部の圧迫感は、手術直後に比べて、徐々に軽くなってきました。ただ、今でも油断をして食べ過ぎると、食後に胸骨の裏の痛むことがあります。
3.について: 健康な人の半人前以上の量の食事をした場合、食後しばらくすると腹部に鉛を飲み込んだような重苦しさを感じます。そして、全身がだるく、頭がボーッとしてきま


転移肝臓がん

す。我慢が出来ないほどの不快感ではありませんが、仕事にはなりません。読書も出来ません。テレビを見るのもつらいことが多いのです。このときに、無理をして動くと必ず下痢を


転移肝臓がん

します。この不快感は、横になって休んでいると通常1-2時間で軽快しますが、完全に空腹な状態になるまでは、本当に楽にはなりません。ですから、私にとってはおなかの空いてい


転移肝臓がん

るときが1番頭のすっきりして仕事の能率のあがるときなのです。
4.について: 食後には常に突然の下痢のリスクがあります。特に食べられないものとい

転移肝臓がん


うのはありませんが、脂っこいものは要注意です。特に揚げ油が古い場合は特に危ないようです。しかし、食べる量とスピードに注意すれば、とんかつやうなぎなども大丈夫です。た


転移肝臓がん

だ、疲労の溜まっているときは何を食べてもだめです。
5.について: 逆流を防ぐには、可動式のベッドを使うか、クッションを工夫するなどし


転移肝臓がん

て、寝るときの姿勢を調整してやる必要があります。私は、いろいろなサイズの枕を組み合わせて、背の角度が30度程度になるようにしています。


転移肝臓がん

6.について: 私の場合、食後にダンピングを起こすことは稀です。むしろ、空腹時に血糖値が下がりすぎてしまうことが多いようです。たいていの場合、まず手に力が入らなくな

転移肝臓がん


ってくるので ?おかしいな? と気づきます。しばらくほっておくと、次第に全身から冷や汗が出て、動けなくなってしまいます。意識がなくなるようなことはありません。


2010年12月1日水曜日

がん肝臓

どこにも扁平上皮は存在しない)から発生する癌。喫煙との関係が大きく、中枢側の気管支から生ずることが多い。喀痰細胞診では、パパニコロウ染色にて扁平上皮細胞から分泌されたケラチンがオレンジに染まることが特徴的である。
病理組織学的検査では、扁平上皮細胞の球から内側に分泌されたケラチンが纏まり真珠のように見られることがあり、癌真珠とよばれる。血液検査ではSCC、 シフラ (Cyfra) が腫瘍マーカーとなる。肺腺癌(はいせんがん、は、肺の腺細胞(気管支の線毛円柱上皮、肺胞上皮、気管支の外分泌腺など)から発生する癌。発生部位は肺末梢側に多い。喫煙とも関連するが、非喫煙者の女性に発生する肺癌は主にこの型である。病理組織
学的検査では、がん組織が腺腔構造(管腔構造)を作っていることが特徴的である。血液検査ではCEA(癌胎児性抗原)、SLX(シアリルルイスX抗原)などが腫瘍マーカーとなる。
手術によって失った肛門をもう1度作る手術です。
手術法に名前をつけるのは、開発者の特権と考えていますが、実は今も、この手術方に、決定的な名前をつけていません。(たぶん、手術法の名前を問うだけの無意味な試験問題に記憶力のなさで悩ませられ続けたの苦い思い出が、手術法に名前をつけることためらわせているのだと、私は自己分析しています。)
基礎研究が始まった、1990年代半ばには、?機能的会陰部人工肛門と呼んで発表していました。
その後、手術内容は異なるのですが、似た名前の手術法があったため、それと区別する必要から、「生理的直腸肛門再建術 と呼んで、専門誌に発表しました。
正確には、陰部神経を縫合して新しく作った肛門なので、近年では、手術方法を正しく表すためにその英語訳のの頭文字をとって、。
しかし、この手術はそれ以外の工夫も併用している手術法であるため、正確には、名は体を表す、という風には、なっていないのが現状です。
直腸癌は?癌(ガン)の中でも治りやすい癌です。当院のデーターを示します.下のグラフは、、前主任教授の金澤暁誉教授の退官を記念して出版したデータブックから引用した、1980年から1994年までの直腸癌(204例)の生存率のデータです。
グラフを説明します.
1番上のラインが Aという進行度の直腸癌の手術後の生存率を示しています.'Aとは、癌が壁を超えない大きさのものを意味します.術後10年目の生存率が、90%です.
2番目のラインが Bという進行度の直腸癌の手術後の生存率です.Dukes'Bは、既に壁を超えるぐらい大きくなってしまった癌ですが、5年生存率は、80%を超えます.
もっとも下のラインが Cという進行度で、既にリンパ節に転移が見られる程度に進行してしまった直腸癌の手術後の生存率です.このようにかなり進んだ直腸癌でも5年生存率で50%です.10年目のデータはなぜか悪いのですが、(統計上の理由に過ぎないと性腫瘍でが決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。
小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。
脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。
グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。
こどもに多い脳腫瘍
病理診断は、専門家以外の目に触れることはほとんどありませんが、脳腫瘍の治療において極めて重要な位置を占めます(図11)。手術中に採取した組織を凍らせて診断する、術中迅速診断と、永久標本を作製した後に、時間をかけて診断する方法の2種類有ります。外科医は、術中迅速診断に基づいて腫瘍の摘出範囲を決定しますし、最終診断を待って化学療法や放射線照射の要否を決定します。病理専門医は、集学的治療チームの中で極めて重要
な地位を占めています。 病理診断に必要な組織は、主として開頭による腫瘍摘出で得られますが、時に開頭手術が困難な部位に腫瘍が存在する場合があります。このような場合には、定位脳手術(ていいのうしゅじゅつ、図12)や内視鏡により腫瘍の一部を採取する生検(せいけん、バイオプシー)が行われます。
脳腫瘍という病気は、様々な種類の腫瘍の集まりであり、その種類によって治療法や予後が異なることから、理解の難しい腫瘍といえます。脳という精緻な臓器に発生するために、発生場所のわずかな違いにより全く異なった症状を呈することも理解を一層困難にしています。脳腫瘍についての全般的な知識を述べるとともに、今回のシンポジウムがどのように構成されているかの全体像を示し、「こどもの脳腫瘍」に関する理解を深めていただきます。
あきらかにすることができるかも知れません。下の図4に見られるように、色の変化を比べることで変化した遺伝子がわかります。どのような遺伝子ががん化に関係するのか、悪性度に関係するのかなど、激しい勢いで進む科学の進歩をうまく取り入れながら成果をだして行きたいと努力を続けています。
型小児白血病の発症機構解析
小児のリンパ性白血病で最も多い遺伝子異常は、融合遺伝子です。この融合遺伝子は、12番染色体と21番染色体の間の相互転座により形成されます。私
たちは、マウスの血液細胞にTEL-AML1融合遺伝子を導入することにより、が血液細胞にどのような異常をもたらすのか研究しています。さらに、TEL-以外にも遺伝子に異常がないか、アレイCGH法を用いて検索しています。このような研究を通して白血病のモデル動物を作成することで、白血病がどのようなメカニズムで発生するのかを知ることができ、治療法や予防法の開発にもつなげていくことができます。
図6:マウスの血液細胞に、レトロウイルス法でを発現させた。緑色蛍光たんぱく質(GFP)を目印として用いた。緑色に光る細胞(図左)のみがTEL-を発現している(図右)ことがわかる。
.染色体転座以外の遺伝子異常を調べる新たな検査法の研究
染色体転座は、悪性リンパ腫の診断にとって、とても大切な意味を持っていますが、悪性リンパ腫は染色体転座というひとつの遺伝子異常だけでは起こりません。染色体転座が詳しく研究されて明らかになったことは、染色体転座以外の遺伝子異常も重要な役割を果しているということです。これまでは、なかなか研究をすることが難しかったのですが、ヒトゲノム計画の完成により、がんのゲノム異常(遺伝子異常)を調べることができるようになりま
した。ヒトゲノム計画の情報を元に、私たちの研究室では、がんに存在する遺伝子異常を調べる方法として、(アレイCGH)法を確立しました(図7)。この方法はゲノム異常をより詳細に調べることができます。
図7.実際の
右上にの拡大図を示しています。a)はがん細胞由来のDNAを緑で標識しているので、各点が緑色に光って見えます。一方、b)は正常私たちが世界に先駆けてこの原因遺伝子を発見できた理由は、インターネットの発達のおかげでもあります。MALT1遺伝子のはたらきは世界中で調べられており、リンパ球の中で重要な役割を担っていることがわかってきました。私たちもが細胞の中で移動する特別なシステムがあることを報告しています。遺伝子は細胞を死ににくくする機能をもったAPI2という遺伝子とくっついて、腫瘍にしかないAPI2-MALT1融合遺伝子を作ることもあきらかにしました。(図3)  しかし、この融合遺伝子の機能はほとんどわかっていませんでした。私たちは、プロテオミクスと呼ばれる最新技術を利用して、このAPI2-MALT1に結合する分子を調べました。その結果、が細胞死に深く関わっていることが知られているTRAF2, Smac HtrA2などと結合することで、細胞が死ににくくなっていることを証明しました。さらに最近が巧妙なシステムで自分自身の量を増やすことも明らかにしました。このようにが細胞を癌化させる方法の一端が明らかになり、MALTリンパ腫を初めとする悪性リンパ腫の新たな診断、治療法の開発が期待できます。
び慢性リンパ腫とBCL6遺伝子異常
 B細胞リンパ腫のなかでは、約半数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫には、BCL6遺伝子が異常をきたしています。その異常を引き起こす遺伝子の一つにリンパ球をつくるときに大切な働きをするイカロスという遺伝子も関係していることを見つけました。このリンパ腫の原因であるBCL6遺伝子が活性化していることはわかっていますが、その結果、なぜ、がんになるのかもまったくわかっていません。この理由をあきらかにするために、ヒトゲノム計画の成果の一つである新しい研究方法、cDNAマイクロアレイ法を用いた解析
をはじめています。BCL6遺伝子が活性化したときとそうでないときを比べて、どのような遺伝子が変化しているかをしらべ、がんの原因を探ろうとするものです。この2つの状態を比べて、変化する遺伝子を丁寧に調べていけばがんに関係する直接の原因遺伝子を細胞由来のDNAを赤で標識しているので、各点が赤に光って見えます。これらは同じところに反応しているので、実際の反応は、両者がひとつに重ね合わせられた状態です(下図)。1つのスポット(丸い点)に着目すると、がん細胞由来のDNAで
は、点が緑に光っておらず、正常細胞由来のDNAでは赤く光っているスポットは、この2つを合成した下図では点は赤く光っていますので、これはがん細胞でDNAが欠失している(正常な
DNAが失われている)ことを意味します。また、同じように下の合成図で緑が濃くなっているところは、がん細胞でDNAが増幅している(一部のDNAが異常に増えている)ことを意味しま
す。
この研究は、がんの遺伝子異常を調べるという基礎的な研究だけにとどまらず、実際の診断
や治療法の選択に重要な意味を持つことが、徐々に明らかになりつつあります。これらの遺伝子異常は、がんの治療のための標的とし
ても大きな意味を持つことが予想されます。これからの5年以内には、さらにがんの遺伝子異常の解明が進み、臨床的な実用化を図ることを目標としています。
がんセンター研究所研修生を経て研究員として腫瘍免疫学を6年間学んだ。がんの発症機構を明らかにしなければ、根本的な解決につながらないと考え、米国がん研究所客員研究員およ
びワシンントン大学ハワードヒューズ医学研究所研究員として3年間、血液のがんを対象として分子生物学的研究を行い、がんセンターに再就職。血液のがんは、研究成果国際的な発生
頻度は欧米に比べると日本はまだ低い。アメリカの黒人と比べると10%程度(1985年)であるが、しかし近年は食?生活環境の欧米化に伴い、ハワイ在住の
あり、内部組織が均一ではありません。また、脳腫瘍という一つの腫瘍があるわけではなく、極めて多くの種類の腫瘍からなっており、それぞれの性質が異なります。
血液から脳への薬物移行を制限する血液?脳関門という特殊な性質があるために、血液中に投与した薬が脳腫瘍に十分に行き渡りません。
脳腫瘍の細胞自体が薬剤に抵抗性を有しています。
発達期にある脳が、治療手段である放射線や薬剤によって障害されやすいために、治療に制限があります。また、脳の解剖学的構造は複雑であり、外科的治療が困難です。
発達期の脳の特徴 脳腫瘍の治療を理解する上で、発達期の脳の特徴を理解することが重要です。こどもの脳は急速に発達しています。発達が著しいことは、頭の大きさを示す頭囲曲線の推移を見れば一目瞭然です(図1)。この間に、神経細胞は軸索を伸ばしたり、他の神経細胞との間にシナプスを形成したりして大きくなります。また、神経細胞から出る電線に相当する軸索の周囲を、ミエリンという物質が何重にも取り囲む、髄鞘化という過程が進行します。このような時期に放射線照射が行われると、将来様々な脳障害を生じる可能性が高くなることが知られています。一方、可塑性(脳障害からの回復力)が大きいという利点もあり、しばしば驚異的な神経機能の回復?発達を示します。
脳腫瘍の種類 脳腫瘍とは脳に出来た腫瘍の総称であり、一つの腫瘍を示すものではなく、脳に存在する様々な細胞から腫瘍が発生します。脳の中には、まず、神経細胞がありますが、分裂能を持たない細胞のため腫瘍が生じることは稀です。一方、神経細胞と神経細胞の間に膠(にかわ)のように存在する、神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)は、様々な刺激によって分裂する能力を持つこと、また数が多いことから、高頻度に腫瘍を形成します。神経膠細胞から生じる一群の腫瘍を神経膠腫(グリオーマ)と呼びます。グリオーマには、星状神経膠細胞、乏突起神経膠細胞などの種類があり、それぞれ異なった性質の腫瘍が発生します。また、それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医
日本人(40%程)並みには増加しているのではないかと考えられる。年齢的には50歳代までは少ないが、加齢に伴った男性ホルモン分泌減少により、60歳以降は急激に多くなっている。これは癌が臨床的に確認されるのがこの年代から多くなるということで、それ以前の症状のない時期(いわゆるラテント癌)は約10年間で、癌細胞の発育は非常にゆっくりしたものと考


がん肝臓

えられている。 現在、早期診断には血液検査での前立腺腫瘍マーカーPSAの測定が有効である。排尿異常などの症状がなくても、特異的に癌を推定することが可能である。 長い経過を

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もつ癌であるが、治療せずに放置しておけば、癌細胞は前立腺の被膜外まで浸潤発育し、骨盤内?傍大動脈リンパ節や骨への転移を起こすので、全ての癌の場合と同様に、早期発見?


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早期治療の基本概念は一番大切にしなければならないことである。 治療法には、内分泌(ホルモン)療法、手術切除、放射線照射、化学療法などがあるが、癌の進展状況(臨床病期)によ

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って適応方針は異なっている。例えば、早期癌のA1期(偶然発見された、片葉に少量だけ限局している高分化腺癌)では、そのまま定期観察を続けて、もし進行するようならその時に局所


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的治療を加えればよく、A2期(中?低分化腺癌)では、手術や照射の単独治療、B1期(片葉に限局)も同様、局所進展癌のB2期(両葉に限局)やC期(被膜外浸潤)では、所属リンパ節への転


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移の可能性が多くなるので、ホルモン併用の手術か照射、進行癌でリンパ節や骨への転移の明らかなD期では、ホルモン療法が中心となる。 ホルモン療法は男性があるものの、多

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くは再発するため予後はあまり良くない。しばしばランバート?イートン症候群などの傍腫瘍症候群を合併する。血液検査では、ProGRPや神経特異的エノラーゼ(NSE) が腫瘍マーカー

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となる。肺扁平上皮癌(はいへんぺいじょうひがん、は、気管支の(厳密には扁平上皮化生した細胞。生理的には、正常な肺の