2009年9月26日土曜日

肝臓がん治療方法

触れないごく早期の乳がん(非浸潤がんを含む)を石灰化で発見できるのが特徴です。閉経後や高齢者の乳房で特に診断しやすく、2000年から日本でも、50歳以上の検診ではこれを使うことがすすめられています。
超音波
 皮膚にゼリーを塗ってプローブ(探触子)をあてて内部を観察する検査で、腹部や婦人科の超音波と同様ですが、乳腺では、体の表面の浅いところを見る専用のプローブを使います。
ベッドサイドで手軽に検査でき、数ミリの小さなしこりをみつけたり、しこりの中が詳しくわかるのが特徴で、若い人では、マンモグラフィよりも診断しやすい場合があります。
細胞診:
しこりに細い針を刺して注射器で細胞を吸引して、細胞ががんか良性かを顕微鏡で調べます。
細胞が十分とれればかなり正確に診断がつきますが、細胞だけではがんかどうか微妙な場合や、細胞がうまくとれない場合は、次の組織診が必要になります。
しこりや石灰化の部分を針で細く採ったり(針生検)、メスで切り取ったり(外科的生検)して、顕微鏡で組織を観察して、最終的な診断をします。
いずれも通常、局所麻酔でできますが、の検査を十分行った上でやるべきで、もし、しこりを触れるからといって他の検査をせずにすぐ「切って調べましょう」といわれたら、病院をかえて検査をしっかりしてもらいましょう。また、外科的生検は、もしがんだった時のことを考えて、最終的な治療を受ける病院でやってもらう方がよいでしょう。
乳がんの治療
乳がんの治療法には、手術、放射線治療、薬物療法(化学療法やホルモン療法)があり、これらを適宜組み合わせて治すのが普通です。
このうち、最も基本となるのが手術で、よほど進んだがんで手術できない場合や手術しても意味がないような特殊な場合を除いては、必ず手術は必要です。ただし、進行度によっては、先に薬物療法等でがんを小さくしてから手術する場合もあります。
手術
主な術式
胸筋合併乳房切除術(ハルステッド法)
乳房、リンパ節、胸筋を一塊に切除する方法で、から行われた乳がん手術の基本ですが、今はほとんど行われなくなりました。
胸筋温存乳房切除術(ペイティ法、オーチンクロス法、児玉法など)
乳房とリンパ節を切除して胸筋を残します。現在の日本の乳がん手術の半分強を占め、通常「乳房切除」という時にはこの術式をさすのが普通です。
乳首のない平らな胸となりますが筋肉が残るので胸が大きくえぐれることはなく、下着で補正して服を着れば外からは全くわかりません。
乳房温存手術
乳房の一部とリンパ節をとり、乳房のふくらみや乳首を残す方法で扇状部分切除術と円状部分切除術とがあります。
術後、残った乳房に顕微鏡レベルのがんが残る可能性があるので放射線をあてるのが一般的です。(ただし、癌研を始めとして一部の施設では、病理(顕微鏡)の検査を細かく慎重に行って乳房にがんが残っていないと判断した時に限り、放射線をあてない場合もあります。)乳房温存ができる条件は、通常、しこりが1個だけで3cm以下、検査でがんが乳管の中を広がっていない、放射線があてられる、患者さん自身が温存を希望する、などです。早期のがんでも乳管の中のがんの広がりが広ければ、温存できない場合もあります。
術式の変還
乳がんの手術法の変遷をみてみましょう。表7に日本全体での、表8に癌研乳腺外科でのグラフを示します。
日本では、ハルステッド手術から胸筋温存術に切り替わったのは1986年から1987年にかけて、癌研では10年早く変化させました。
乳房温存手術の開始は欧米に遅れて、日本では1986年ころからで、癌研でも1986年から開始しています。現在日本全体では癌研では46.3%です。
リンパ節郭清の縮小化
リンパ節転移の有無は術前検査では正確に分からないため、乳がんの手術ではリンパ節を一塊に採る(郭清する)ことが標準的ですが そこでリンパ節を含む腸間膜を大腸とともに切除します。腸間膜とリンパ節の切除範囲の大きさとしてのように2群までの場合、および3群までの場合があります。がんの場合では2群まで、進行がんの場合では3群までとることが多いです。
しかし患者さんの年齢や併発症(患者さんが大腸がん以外にもっている病気、糖尿病、腎臓病[じんぞうびよう]、心臓病、呼吸器の病気など)がある場合は2群までの切除にとどめることもあります。
がんの口側と肛門側それぞれ5~10cm離れて大腸を切除しますが、リンパ節は動脈に沿って流れるので動脈の位置と流れの方向を考え、実際には10cm以上の大腸を切除することもしばしばあります。また大腸がんがより進行しているとき、およびリンパ節転移が進んでいるときは切除範囲も大きくなります。個々のがんの位置および進行程度により設定されます。
進行した直腸がんの手術
直腸がんと進行直腸がんの場合でも腸と腸間膜およびリンパ節の切除を行いますが、直腸ではがんより肛門側の腸および直腸間膜にはあまりがんが進んでこないので、がんから肛門側に離れて直腸を切る長さはでよいこととなっています。そこでがんから肛門側に離れて直腸を切ったときに肛門と肛門括約筋[こうもんかつやくきん]が残れば括約筋温存術ができることになります。しかし、がんまでの距離が3.0cmあってもがんそのものの大きさが非常に大きく約5.0cmにもなると、がんから離れた距離にも目に見えない小さながん細胞が散らばっている危険性から肛門もとる必要があるので直腸切除術+人工肛門造設術になります
胃癌ではじめに出現する症状は上腹部の不快感、膨満感などであることが多い。これらの症状は癌以外の消化器疾患、たとえば慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍でも認められ胃癌に特異的なものではない。これらの他の上部消化器疾患の症状に続いて、胃癌が進行すると腫瘍からの出血に伴う症状が出現する。便が黒色となったり、軟便傾向となる。さらに胃癌からの出血がつづき、貧血が進行すると、貧血による自覚症状、たとえば運動時の息切れ、易疲労感などの症状が現れる。さらに進行すると腫瘍の増大に伴い腹部にしこりを
触れたり、食物の通過障害、閉塞症状が現れることがある。このような症状を持つ人々は医師の診察を受けるべきである。日本では普通、消化器内科、消化器科の医師が専門的な診療にあたっている。
[編集] 診断
診断のために医師は患者の病歴を問診したり、身体所見をとり、画像診断や臨床検査を行う。次のようないくつかの検査が行われる。
胃癌の存在自体を確認するには胃内視鏡検査かバリウムによる上部消化管X線検査が必要である。便の検査や血液検査では早期胃癌の発見は難しい。X線検査で異常が発見されたときも確定診断のためには内視鏡検査が必要である。内視鏡検査で、異常とおもわれる部位を医師が発見すると、組織の一部を一種のピンセットで採取する生検(biopsy)が実施される。生検標本は病理医に送られ、ホルマリンで固定後に染料にて染色され顕微鏡下にて癌細胞の存在の有無が確認される。場合によっては癌抗原による免疫染色が施される場合もある。生検とそれに続く病理検査が癌細胞の存在を確定する唯一の手段である。
 上記の検査で胃癌であることが確定すると、医師は画像診断(内視鏡やX線検査)で胃癌が胃のどの範囲に広がるか、どの深さまで浸潤しているか、肝臓などの他の部位に転移していないかを調べる。胃癌は肝臓、膵臓など近傍臓器に浸潤?転移することがあり、胃の周辺リンパ節への転移は頻度が高いのでCTスキャンや腹部超音波診断でこれらの部位を検査する。肺にも転移するので、検査が必要である。これらを総合して病期(stage)の判定が行われる。これは治療方針決定に重要である。日本においては早期胃癌は大きさ、リンパ節転移に関係なく、深達度が粘膜内、粘膜下層にとどまるものと定義されている。
[編集] 病期
胃癌の進行度は、T:原発腫瘍の拡がり、N:リンパ節転移の拡がり、M:他臓器への転移の有無 の3つの指標で評価される。それらの組み合わせを生存率がほぼ等しくなるようにグループ分けしたのが病期(Stage)であり、数字が大きくなるほど進行した癌であることを表す。国際的にはUICC(International Union Against Cancer)のTNM分類が用いられるが、日本では胃癌取扱い規約による病期分類が広く使用されている。
たとえば胃癌取扱い規約(第13版)によると、胃の固有筋層まで浸潤する腫瘍で(T2)胃壁に接するリンパ節(1群)のみに転移があり(N1)他臓器への転移がない場合(M0)、StageIIとなる。ちなみに胃癌取扱い規約は日本胃癌学会から出版されており、書店で購入することができる。
最終的な病期診断(Final Stage)は手術後に確定する。外科医は主たる病変を切除するだけでなく、腹部の他の部位の組織サンプルや近傍リンパ節を郭清する。これらの全ての組織標本は病理医の癌細胞検査を受ける。最終的な診断はこの病理検査結果を根拠にして決定され、手術後の治療が必要かどうか判断される。
胃癌取り扱い規約によると肉眼的分類として
癌の浸潤が粘膜(M)または粘膜下層(SM)にとどまるもの。リンパ節転移の有無を問わず、早期胃癌といわれることが多い。粘膜筋板から0.5mm未満をSM1、それ以降をSM2と細分化することもある。
癌の浸潤が粘膜下組織を超えているが固有筋層(MP)または漿膜下組織(SS)にとどまるもの。
癌の浸潤が漿膜下組織を超えて漿膜に接しているか、またはこれを破って遊離腹腔に露出しているもの(SE)。
癌の浸潤が直接他臓器まで及ぶもの(SI)
癌の浸潤の深さが不明なもの。
その他のTNM分類としてはN:リンパ節、H:肝転移、P:腹膜転移、CY:腹腔細胞診、M:遠隔転移がある。
腹腔細胞診を行っていない。
遠隔転移の有無が不明である。
こういった分類をする意義としてはこららによってクリニカルステージが決定されクリニカルステージによって治療法が決定されるからである。基本的にN3やH1、P1、CY1、M1となれば無条件ステージⅣとなり予後は厳しいということになる。
手術でガンを取り除く方法が中心
その際には実際のガンより大きく、深く取り除くことが必要なので皮膚移植が行われることも少なくありません。
またレーザー照射治療や、放射線療法、化学療法なども行われます。
皮膚ガンは紫外線や放射線、外傷などによる誘発があるほか、傷、やけどの跡や色素性乾皮症から皮膚ガンを生じることもあります。
西欧人は紫外線に弱いタイプの皮膚を持つために皮膚ガンになりやすい傾向があります。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
皮膚は私たちの全身を温度や湿度の変化、紫外線、ほこりなど様々な外部の刺激から守っています。
皮膚の構造は上から表皮、真皮、皮下組織の3層から成り立っています。
大人の皮膚の総面積は約1.6平方mであり、厚さは表皮が約0.06~0.2mm、真皮を合わせると、0.4~1.4mmです。
日本では、年間1000人から1500人ほどの人が悪性黒色腫に罹っており、年々増加傾向にあります。
20歳代からやや多くなり、40歳代から急に増えてきます。60歳代がピークですが、最近は70歳代の方も多くなっています。
男女比では、女性の方が若干多くなっています。
(1) 平滑筋肉腫
平滑筋はいわゆる不随意筋に属するもので、消化管?子宮など臓器や血管に付随する筋肉です。従って全身いたるところに発生する可能性があります。
中年以降に多く、小児ではまれに発生します。化学療法の効果が余り期待できないため、切除手術が中心となります。
(2) 線維肉腫
線維組織ががん化するもので、中高年に多く発症します。
(3) 脂肪肉腫
中年以後に多い肉腫です。脂肪腫に似た外観のものは悪性度が低く、転移?再発の危険性が余りありません。その他のものは、切除した後化学療法を行います。
(4) 悪性線維性組織球種
軟部肉腫の中ではもっとも多い肉腫です。中年以降に多く、高齢者の軟部肉腫の大部分を占めます。この中でも悪性度の高いものから低いものがあります。
(5) 横紋筋肉腫
小児に多く発生する腫瘍で、リンパ節転移や肺転移の頻度も高い腫瘍です。
悪性度が高く、化学療法と切除手術を行います。特に小児では化学療法の効果が高いため、比較的長期にわたり化学療法を行ってから切除します。
(6) 悪性末梢神経鞘腫瘍
手術前より抗がん剤治療を行うのが標準的です。
(7) 滑膜肉腫
関節の近くに多く発生しますが、関節そのものには発生しません。悪性度は高く、早期治療が望ましいものです。
(8) 血管肉腫?血管外皮腫
血管から発生する腫瘍で、骨にも軟部組織にも発生します。悪性度が高く、化学療法は一般的にあまり効果がありませんが、放射線治療は有効な場合があります。手術は骨肉腫と同様です。
どうすればがんを克服することができるのか?
医療の進歩がうたわれている今日においてもこの難問への取り組みは、西洋医学、東洋医学を問わず、いまだに世界中で議論が続いています。
現状では「がん」に対して100%効果がある特効薬はまだみつかっていません
私たちはこれまで10年以上にわたり「東洋医学からのがんの治療法」を提唱し続けております。東洋医学のがんに対する治療法をひと言で言うとすれば、「病気ではなく病人に対する治療」ということになります。
「がん治療」
他にもガンの種類によって様々な「治療法」が有りますが、これらはどれもがん細胞を切除、消滅させることが、その目標です
ですから、がんという病気に侵されていない部位については基本的に無関心です。その意味で「病気に対しての治療法」といえるでしょう。
抗がん剤の目的はがん細胞を消すことが第一目的であり、強い副作用が幾つ出たとしても、延々と「熱が出たら解熱剤。痛みが出たら鎮痛剤…。」といった対症療法を繰り返す他はありません。
東洋医学による「がん治療」
東洋医学による「がん治療」は、東洋医学では上記の西洋医学に対して「病人の治療」を念頭に考えます。病人の体全体を、トータルにとらえるのです。
そしてまず体力があるかないか、食欲があるかどうかに注目し体力、食欲がない場合は第
一段階としてその回復にあたります。X線は、バリウム(造影剤)を注入してX線撮影を行う検査です。検査の前日に、大腸に食事同位元素)で標識された薬剤(PET製剤)を注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化する新しい診断法です。細胞の活動性を画像化するため、悪性腫瘍の性質(悪性度)診断や転移?再発巣の診断、あるいは治療効果判定に有用性が高い検査です。
検査はまず静脈注射をした後、薬剤が全身に分布するまで約1時間ほど待ちます。その後はPETカメラのベッドに寝ているだけです。カメラはCTの装置に似ていますが、大きな音もせず、狭くもありません。撮影時間は30~60分程度で、この間は安静にしていただきます。死亡率1位はガン???毎年、約31万人のガンの患者さんが亡くなっていると言われていますが、そのうちの約25万人はガンではなく「ガンの治療」で亡くなっているようです(ガン以前の問題です)まさかと思う方もいることでしょうが、残念なことに真実のようで


肝臓がん治療方法

す。これが日本のガン治療の現状のようです。なぜ、このようなことが起こるのでしょう
か? 抗がん剤は怖い?多くの皆さんがガンと診断されたら、まちがいなくガンの「三大療


肝臓がん治療方法

法」を行うとされています。その治療法は抗ガン剤、放射線、手術です。抗ガン剤は、その名のようにガンに抵抗してガンをやっつける薬と思うでしょう。しかし、抗ガン剤の別名は

肝臓がん治療方法


「細胞毒」といい「医薬品添付文書」には「細胞を殺す毒物」とはっきり明記されているようです。その意味は?体内の正常細胞も殺す?ということは???あなた自身を殺す、とい

肝臓がん治療方法


うことのようです。毒物投与ですから副作用が全身に襲いかかるのも予測がつきます。抗ガン剤以外に体にやさしい薬は開発できないものなのか???いつも思っています。 抗ガン


肝臓がん治療方法

剤は怖い2この猛毒(抗ガン剤)を体に入れるわけだから全身の細胞組織、臓器が悲鳴を上げるのも変な意味、納得です。この怖い副作用を知った後に抗ガン剤を使いたい、と思う人

肝臓がん治療方法


はどれだけいるだろうか。患者は「ガンが治るなら」と一途の望みで受け入れる。医者の立場になってみれば他に治療方法がないから???「しょうがない」といえば「しょうがな


肝臓がん治療方法

い」ですが、それでは済まされないと思うのですが???。 抗がん剤効果がない?がん書籍からの情報によると厚労省の専門技官が「抗ガン剤でガンを治せないのは常識です。抗ガ

肝臓がん治療方法


ン剤は保険で払う必要がない。なぜなら、いくら抗ガン剤使ってもがん効果がないから(2005年10月20日?医療経済フォーラムジャパンにて)」


2009年9月22日火曜日

肝臓炎症がん

●扁桃肥大の治療
 イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
 通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
 肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
 アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
 また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治

肝臓炎症がん

療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主

肝臓炎症がん

治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食

肝臓炎症がん

して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け

肝臓炎症がん

る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完

肝臓炎症がん

全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく

肝臓炎症がん

ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁

肝臓炎症がん

桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
 
肝臓炎症がん

扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の


2009年9月16日水曜日

肝臓がん患者数

しこりに細い針を刺して注射器で細胞を吸引して、細胞ががんか良性かを顕微鏡で調べます。
細胞が十分とれればかなり正確に診断がつきますが、細胞だけではがんかどうか微妙な場合や、細胞がうまくとれない場合は、次の組織診が必要になります。
しこりや石灰化の部分を針で細く採ったり(針生検)、メスで切り取ったり(外科的生検)して、顕微鏡で組織を観察して、最終的な診断をします。
いずれも通常、局所麻酔でできますが、の検査を十分行った上でやるべきで、もし、しこりを触れるからといって他の検査をせずにすぐ「切って調べましょう」といわれたら、病院をかえて検査をしっかりしてもらいましょう。また、外科的生検は、もしがんだった時のことを考えて、最終的な治療を受ける病院でやってもらう方がよいでしょう。
乳がんの治療
乳がんの治療法には、手術、放射線治療、薬物療法(化学療法やホルモン療法)があり、これらを適宜組み合わせて治すのが普通です。
このうち、最も基本となるのが手術で、よほど進んだがんで手術できない場合や手術しても意味がないような特殊な場合を除いては、必ず手術は必要です。ただし、進行度によっては、先に薬物療法等でがんを小さくしてから手術する場合もあります。
手術
主な術式
胸筋合併乳房切除術(ハルステッド法)
乳房、リンパ節、胸筋を一塊に切除する方法で、から行われた乳がん手術の基本ですが、今はほとんど行われなくなりました。
胸筋温存乳房切除術(ペイティ法、オーチンクロス法、児玉法など)
乳房とリンパ節を切除して胸筋を残します。現在の日本の乳がん手術の半分強を占め、通常「乳房切除」という時にはこの術式をさすのが普通です。
乳首のない平らな胸となりますが筋肉が残るので胸が大きくえぐれることはなく、下着で補正して服を着れば外からは全くわかりません。
乳房温存手術
乳房の一部とリンパ節をとり、乳房のふくらみや乳首を残す方法で扇状部分切除術と円状部分切除術とがあります。
術後、残った乳房に顕微鏡レベルのがんが残る可能性があるので放射線をあてるのが一般的です。(ただし、癌研を始めとして一部の施設では、病理(顕微鏡)の検査を細かく慎重に行って乳房にがんが残っていないと判断した時に限り、放射線をあてない場合もあります。)乳房温存ができる条件は、通常、しこりが1個だけで3cm以下、検査でがんが乳管の中を広がっていない、放射線があてられる、患者さん自身が温存を希望する、などです。早期のがんでも乳管の中のがんの広がりが広ければ、温存できない場合もあります。
術式の変還
乳がんの手術法の変遷をみてみましょう。表7に日本全体での、表8に癌研乳腺外科でのグラフを示します。
日本では、ハルステッド手術から胸筋温存術に切り替わったのは1986年から1987年にかけて、癌研では10年早く変化させました。
乳房温存手術の開始は欧米に遅れて、日本では1986年ころからで、癌研でも1986年から開始しています。現在日本全体では癌研では46.3%です。
そこで日本でも、2000年から、「50歳以上の女性に対し、2年に1回のマンモグラフィと視触診による検診を行う」という
乳房や乳首を絞るようにして乳首から分泌物が出ないかチェックしす。
腕を高く上げて、ひきつれ、くぼみ、乳輪の変換がないか、乳頭のへこみ、湿疹がないか確認します。また、両腕を腰に当ててしこりやくぼみがないか観察します。
まず関心をもって!
どんなにすばらしい診断法や治療法があっても、女性が自分の乳房に関心をもって検診や医療機関を受診しなければ、検査は始まりません。
乳がんの啓蒙活動が盛んで、女性の多くが乳がんをごく身近なものと考えているアメリカでは、40歳以上の女性の6~7割以上が乳がん検診を受診し、乳がんによる死亡はすでに減少傾向に転じています。それに対して日本では、検診や自己触診を実践している女性は、身近な人ががんになった、職場でたまたま検診があったなど、ごく限られた数にすぎず、検診の受診率も10%台にすぎません。
多くの人は、乳がんなんて全く人ごとと考えて、乳房の話題といえば、バス
トアップの下着や芸能人の豊胸術、たまに有名人が乳がんになってもたまたま不運な人の闘病記として読むだけ。これでは、欧米から、乳がんになりやすい食生活やライフスタイルといういわばマイナス面ばかりを取り入れ、自分の健康に関心を持つという良い面は学んでいないことになります。
「乳がんに関心をもつことが、自分の命ばかりでなく、大切な乳房を守ることにもつながる」ということを、日本女性の誰もが、ファッションやショッピングや旅行の話題と同じようにあたりまえに考え、話し合えるようになることを、心から願っています。
担子菌(たんしきん)カワラタケ(サルノコシカケ)の菌糸体より抽出精製した物質(タンパク多糖複合体)です。内服で用いられます。副作用がほとんどない反面、作用は弱いのが特徴です。適応は胃がん(手術例)、治癒切除例の結腸直腸がんへの化学療法との併用に限定されています。 (4)Lentinan(レンチナン)シイタケより抽出されたものです。キラーT細胞、マクロファージ、NK細胞等を誘導、活性化すると考えられています。がん患者さんの悪液質やQOL(クォリティ?オブ?ライフ:生活の質)を改善するという報告がありますが、適応は手術不能または再発胃がんにおけるテガフール(抗がん剤の1つ)との併用に限定されています。 (5)Bestatin(ベスタチン)細菌(放線菌)由来です。適応は成人非リンパ性白血病に対する完全寛解導入後の維持、強化で、化学療法剤と併用されます。 (6)Sizofiran(SPG:シゾフィラン)スエヒロタケより抽出されました。適応は、子宮頸部がんにおける放射線療法との併用に限定されています。 (7)Levamisole(レバミゾール)本来、駆虫薬として開発された物質(イミダゾール化合物)で、免疫増強効果があることが判明しました。肺がんや大腸がんの術後において、フルオロウラシル(抗がん剤の1つ)との併用で延命効果が得られたとの報告がありますが、臨床効果は確立されていません。 [効果]上記のとおりで、一部のがんで有効性が認められています。 [副作用]一部のBRM療法で発熱や白血球増多が認められますが、重篤な副作用は報告されていません。 [問題点]特定の免疫担当細胞にのみ作用するわけではないので、作用機序が必ずしも明確でありません。作用機序の科学的な解明や、評価法の見直しが必要と考えられます。6.抗体療法抗体とは、抗原に対して特異的に結合できるタンパク質で免疫グロブリンと呼ばれ、B細胞が産生します。多種多様の抗原に対して、特異的な抗体が存在します。ある抗原に対して特異的な単一の抗体を、モノクローナル抗体と呼びます。近年、モノクローナル抗体を作製する方法が確立され、この技術は医学や生物学の分野で多大な貢献をもたらしました。がんに特異的な抗原に対するモノクローナル抗体なども多数つくられ、がんの研究、治療に広く用いられてきています。 抗体は一般に、補体(抗体の反応を補って、殺菌や溶血反応を起こす血清中の因子)を介して抗体が結合した細胞や細菌等を破壊したり、マクロファージやキラー細胞による細胞の破壊を助けるなどの働きがあります。モノクローナル抗体は、ある特定のがん細胞にだけそうした作用を及ぼすわけです。また、がん細胞のモノクローナル抗体を用いた治療としては、増殖を抑える働きのあるモノクローナル抗体も存在します。 がん細胞に特異的なモノクローナル抗体に細胞毒、抗がん剤あるいはアイソトープを結合させ、がん細胞を殺してしまおうという治療(ミサイル療法)が試みられています。また、ある種の白血病や乳がんに対する抗体療法も行われています。さらにがん組織にがん細胞を殺す作用のあるT細胞やNK細胞を集結させるため、T細胞やNK細胞とがん細胞の両方に対する抗体(双特異性抗体)なども開発されています。 [効果]造血系がんである白血病に対し、細胞表面抗原に対する抗体療法が行われています。その中の報告で、成人T細胞白血病において、IL-2レセプターα鎖に対する抗体療法によって、一部の症例が完全寛解したなどの種類があり、年々新しい薬が開発されています。
化学療法:
いくつかの薬を組み合わせて、ある程度決まった投与量や間隔で使うことが多い。ほとんどが点滴で投与されます。
[主な薬剤]
療法…C(シクロフォスファミド)M(メソトレキセート)F(フルオロウラシル)の3剤を組み合わせる方法で、以前から行われていた術後の補助療法です。現在は主に、リンパ節転移のない場合に選択されます。
F療法…C(同上)A(アドリアマイシン)またはE(エピルビシン)F(同上)の組み合わせで、Fを抜かした2剤が用いられることもあります。リンパ節転移のある場合の術後補助療法や、再発の治療として最も標準的な治療法です。
? タキサン系の薬剤…比較的新しい薬で、ドセタキセル(タキソテール、パクリタキセル(タキソール(R))があります。アドリアマイシン(R)など他の薬と組み合わせて使われることも。
抗体療法
特定の遺伝子が異常に働いている乳がんに対して、その遺伝子の抗体を薬として点滴で投与する治療で、ハーセプチン(R)という薬が、日本でも2001年から使えるようになりました。切除したがんを検査することで、効果が期待できるがんとそうでないがんがわかるのが特徴で、「がんの個性に応じて、効果が期待できる薬を選んで使う」という、いわばオーダーメイドの治療として注目されています。
乳がん検診
日本では、1987年に乳がん検診が開始されましたが、ずっと視触診のみの時代が続いていました。
一方、欧米では早くからマンモグラフィを併用した検診が一般的でした。これは、視触診のみの検診では、検診をうけた人と普通に外来を受診して乳がんをみつけた人とで、死亡率が変わらないという結果が出たからです。検診の触診は、必ずしも乳がんの触診に慣れてはいない医師が、千差万別の多数の女性の乳房を短時間に診るため、微妙な病変や小さなしこりを漏れなく見つけるには十分な精度とはいえませんし、しこりとして触れない0期の乳がんを見つけることはできません。これらを補うのがマンモグラフィで、特に石灰化でみつかる非浸潤がんの発見は、100%の治癒につながります。
せよ、乳がんの家族や親戚に乳がんの人が多い場合は、特に若いうちから自分の乳房に注意して、乳がん検診も積極的にうけておいた方が良いでしょう。
乳腺の解剖と乳がんの発育
乳腺は図1のように、小葉という主にミルクを作る組織と、乳管というミルクを乳頭まで運ぶ管とから成り立っており、小葉と乳管は腺葉というちょうどブドウの房のような単位を作って一つの腺葉から1本の主乳管が乳頭に開口しています。このような腺葉が
乳がんの診断
乳がんの症状
乳がんの初発症状(発見のきっかけ)は、が乳房のしこりであり、他に乳房の疼痛がほど、さらに全体からみると少数ですが、乳頭分泌(乳首から液体とくに血液などがでる)、腋窩腫瘤(わきの下のリンパ節を触れる)、(パジェット=乳首のただれなど)もあります。マンモグラフィや超音波による検診で発見された患者は昨年でもわずか7%でした。マンモグラフィを使った検診の普及による早期発見がぜひ必要です。
乳がんの検査
乳腺の主な検査法を表6に示します。この中で、視触診、マンモグラフィ、超音波(エコー)、細胞診は、乳がんの診断に必須の、いわば「4本柱」とも言うべきもので、乳房にしこりを触れる場合、視触診→マンモグラフィと超音波→細胞診の順にこれら4つを全て行うことが原則です。これら4つで診断がつかない場合や互いに矛盾する結果が出る場合には、生検(組織診)が必要となります。
どんなベテランの医師でも、触っただけでがんか良性かの診断を正確につけることはできないので、触診だけで「大丈夫」といわれても、安心してはいけません。また、視触診だけではみつからない乳がんもあるため、異常なしと思っても、マンモグラフィまたは超音波で確認しておくことが望ましいといえましょう。
進行中です。 [副作用、問題点]モノクローナル抗体は、全身投与すると肝臓などの臓器に集積し、がん組織への特異的な集積の低下が認められています。また、モノクローナル抗体はマウスなどの動物を使って作製されるので、これを患者さんに投与すると、異種由来のモノクローナル抗体に対する患者さん自身の抗体(ヒト抗マウス抗体)が産生されてしまいます。ウイルスに感染した細胞が産生する物質で、ウイルス増殖抑制因子として発見されました。IFNにはα、β、γの3種類があります。IFNの作用には、直接がんに作用する場合と、免疫担当細胞を介した間接作用があります。IFN-αの効果については、特に慢性骨髄性白血病に対して有効だという結果が得られ、その治療薬として注目されています。 慢性骨髄性白血病に関しては上記のとおりです。また、これまで腎がんや悪性黒色腫を対象に多くの治験が行われてきていますが、効果は弱く、化学療法との併用が検討されています。現在では、慢性骨髄性白血病に対するほどの効果は期待されていない状況です。 IFN治療による副作用として、発熱、感冒様症状があります。このほかに無気力、抑うつなどの精神障害などが認められる場合があります。IFNは慢性骨髄性白血病に対する効果が高いのですが、その作用機序については明らかになっていません。今後の検討課題です。 2回目以降の投与ではモノクローナル抗体が体内から除去されやすくなるために効果が激減したり、アナフィラキシーショック(異種のタンパクを投与することによるショック症状)が起こる可能性がある等の問題点があります。そこで、ヒト型抗体の作製などの試みがなされています。 近年、遺伝子治療が難治性疾患に対する新たな治療法として、注目を浴びてきています。 免疫療法の分野でも、抗がん免疫にかかわる遺伝子を用いて抗がん免疫を誘導、増強することを目的とした研究が盛んに行われ、欧米ではすでに臨床応用も開始されています。ここでは、欧米における免疫遺伝子治療の現状を紹介します。 現在までに、研究および臨床に応用されている免疫遺伝子治療は、大きく2つに分けられます。1つは、抗がん活性を持つリンパ球に、その効果を高める遺伝子を導入して生体内に戻す受動免疫強化療法です。 もう1つは、がん細胞にサイトカインなどの遺伝子を導入したり、がん特異的抗原の遺伝子を正常細胞に導入し


肝臓がん患者数

て、がん抗原特異的な免疫を誘導するワクチン療法です。1)受動免疫強化療法 リンパ球からがんに特異的リンパ球(TILなど)を取り出して増やし、そこに抗がん効果を増強する遺伝


肝臓がん患者数

子を導入して患者さんの体内に戻すことによって、抗がん免疫の効果を増強する試みがなされています。 現在までに、TILにTNFやIL-2等の遺伝子を導入した後に患者さんに戻すとい


肝臓がん患者数

う遺伝子治療が行われてますが、現時点では臨床的に意義のある治療効果は得られていません。 がん細胞に、免疫反応を増強するような遺伝子を導入してそれを接種する腫瘍ワクチ

肝臓がん患者数


ン療法と、がん特異的抗原の遺伝子を直接、体内に接種するDNA(RNA)ワクチン療法に分けられます。日本では、乳がんが急激に増加しています。現在日本人の女性のがんの中で患者


肝臓がん患者数

数が多いものは、胃、大腸についで乳がんは昨年が乳がんにかかったと推定されます。
死亡数では、胃、大腸、肝臓、肺についで乳がんは5位ですが、1年間の死亡者数は1万人弱に


肝臓がん患者数

及び、特に、30歳から65歳の壮年女性層に限ると1位になっています。この様に、乳がんは、日本女性の最も注意しなければならないがんになっているのです。


肝臓がん患者数

それでも、乳がんの多い欧米に比べると、ただし欧米では、乳がんの患者数は依然として増加しているものの、死亡率は1990年代に入って減少しはじめているのです。このことは、私

肝臓がん患者数


たちの見習わなければならない点ですが、これは、マンモグラフィなどによる早期発見が増えているからです。


2009年9月11日金曜日

肝臓がん血液検査

肺がんの検査
確定診断
がんであることの確定診断はがん細胞を確認することです。
喀痰の中のがん細胞を確認する場合(喀痰細胞診)、気管支経由で細胞を採取する器具を病変に挿入する場合(気管支鏡検査)と、体外から針を刺して病変から細胞を採取する方法(経皮的肺穿刺法)の3種類があります。これで診断がつかない時には、手術により診断をつける場合(開胸生検)があります。喀痰細胞診
喀痰細胞診は血痰、継続する咳、痰などの呼吸器症状を訴える患者に対して、必須の検査です。
特に、太い気管支に発生した肺門部早期肺がんでは、胸部?線写真に異常がないことが多く、喀痰細胞診が発見手段となります。喀痰細胞診の陽性率は、回数を重ねるとともに向上するので最低3日間の検査が必要です。
気管支鏡検査:
気管支鏡で病巣を観察しながらブラシなどで目的の部位を擦過する病巣擦過法、あるいは病巣を針で穿刺する経気管支的穿刺吸引細胞診を行います。気管支鏡の可視範囲外の末梢病巣に対しては、X線透視下にブラシや針を誘導?病巣から細胞を採取します。
よく気管支鏡検査は非常に苦しいといわれますが、決してそんなことはありません。喉に局所麻酔剤をよく効かせて検査を行いますので、胃カメラ検査よりも楽に検査ができます。
経皮的肺穿刺法:
経気管支的に検索が困難な末梢病巣には、穿刺針を用いて細胞を採取します。
線透視下に病巣を確認しながら、皮膚を通して目的の部位まで穿刺針を挿入し、腫瘤に到達したら注射器で吸引します。
線透視で確認できない微小病変では、CTガイド下に穿刺をします。経皮針生検の場合は肺を覆っている胸膜に外から穴をあけることになりますので、そこから空気が漏れて、気胸という合併症をおこす可能性が10%ほどあります。
これに対応できるように、基本的には短期の入院が必要な検査です。
開胸生検:
手術により直接腫瘍から組織をとり診断する方法です。近年は胸腔鏡という技術ができて、負担の少ない手術で診断がつくようになりました。
病期(ステージ)診断
がんは発生した部位で大きくなるのみではなく、リンパ節やいろいろな臓器に転移をおこす可能性があります。その程度によって適切な治療方法が異なります。すなわち肺がんの進行の程度を示す病期を決める検査です。これらを調べるために胸部のみならず、いろいろな臓器のCT、MR、超音波、アイソトープの検査などが目的に応じて行われます。詳しくは「Ch病期(ステージ)」を参照して下さい。
耐術能検査
肺は生命の維持に必須の臓器であり、切除の限界は、肺機能の正常な人で左右の肺のどちらか一方を全部切除するところまでです。肺や胸膜の病気により肺活量が減少したり、肺気腫などの肺の疾患で肺から血液に酸素を取り入れる効率の低下したりしている時には、片方の肺全部を切除すると残りの肺では生きてゆくことが困難な場合もあります。
そこで、がんを治すために必要十分な切除の範囲を決定し、予定手術の術後にどれだけの肺機能になるかを正確に予測すること、また予定以上に進行していた場合には、どこまで手術を拡大できるかを把握しておくことは非常に重要なのです。
このために、通常の肺機能検査のほかに、肺血流シンチや肺換気シンチなどが行なわれます。
病期(ステージ)
がんの拡がりぐあいで治療方法が変わります。
肺がんが診断されると、がんが肺から他の臓器に拡がっているかどうか、病期診断の検査が必要になります。通常行われる検査は、脳MRI、胸部CT、腹部のCTあるいは超音波検査、骨シンチグラフィーなどです。
病期分類
がん細胞の拡がり具合で病気の進行を1~4期の病期に分類します。
1~3期は、さらにその病期の中で軽いものをA、重いものをBともう一段階細分化します。
がんが肺の中にとどまっており、リンパ節や他の臓器に転移を認めない段階。
原発巣のがんは肺内にとどまっており、同側の肺門リンパ節には転移を認めるが、他の臓器には転移を認めない段階。
原発巣のがんが肺を越えて隣接臓器に浸潤しているか、縦隔リンパ節に転移を認めるが、他の臓器には転移を認めない段階。両方あっても?期です。
原発巣の他に、肺、脳、肝臓、骨、副腎などの臓器に転移(遠隔転移)がある場合。
小細胞肺がんでの進行度分類
小細胞がんでは手術の適応の時期を逸した進行がんで発見される症例が多いことから、限局型、進展型に大別する進行度分類も使われています。
限局型がんが1側の肺と近くのリンパ節に存在する場合。
進展型がんが肺の外に拡がり、遠隔転移のある場合。
手術を考慮している時には、1)の病期分類を使います。
肺がんの治療
治療法は原則的には病期により決定されます。
それに、がんの部位、組織型、年齢、既往歴、合併症、臓器の機能や一般的な健康状態に基づいて、慎重に治療の方法を選択します。肺がんの治療法には、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法、免疫療法、痛みや他の苦痛に対する症状緩和を目的とした治療(緩和治療)などがあります。
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること)とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行していると1側肺の全摘にることもあり、隣接臓器を合併切除する場合もあります。非小細胞がんの場合、通常、I期から3A期が手術の対象となります。肺は切り取っても生えてくる臓器ではありませんので、残る予定の肺機能が悪いと手術ができないこともあります。術後の5年生存率は、術後病期で見てI期:80%、2期:60%、3期:40%、IV期:10%未満です。
小細胞がんでは抗がん剤の効果が大きいので、手術を行う場合でも、手術前あるいは手術後に抗がん剤による治療を行うのが原則です。
放射線療法 X線や他の高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺すものです。
非小細胞がんの場合手術できないI期、2期、胸水を認めない3期が対象です。小細胞がんの場合には限局型が対象となります。
肺がんの場合、通常、体外から肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的には1日1回週5回照射し、5週間から6週間の治療期間が必要です。最近では、1日2回週10回照射する多分割照射も試みられています。症例によっては、副作用を軽減できて、十分な量の放射線照射の出来る3次元照射が出来る場合もあります。
化学療法
外科療法?放射線療法が局所治療であるのに対し、抗がん剤による化学療法は全身治療です。
小細胞がんには抗がん剤の効果が著しいことから、化学療法は小細胞がんに対するもっとも一般的な治療です。非小細胞がんに対する化学療法の対象は、原則的には手術適応がない3期とIV期の症例です。抗がん剤は通常、2種類以上を使用します。治療期間は、通常3~4週を1コースとして複数回繰り返します。毎週抗がん剤を投与する治療も行われています。
一方、非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
抗がん剤による治療は化学単独で行うこともありますが、最近は、手術や放射線治療に化学療法を組み合わせる治療も積極的に行なわれるようになって来ました。このようにいろいろな治療法を組み合わせて行う治療を集学的治療と呼びますが、進行した肺がんの多くには集学的治療が必要です。
内視鏡治療(レーザー治療)
気管支鏡の可視範囲内の早期がんにはレーザー光線を照射して治療できるものがあります。
肺門型肺がんはヘビースモーカーのがんですので、高齢者や肺機能の悪い人が多く、また多発することも多く、手術ができない場合があり、レーザーを用いた「光線力学的療法」が開発されました。
光線力学的療法」とは、がん組織に取り込まれやすく光に反応しやすい化学薬品を投与後、レーザー光線を照射し、肺門部の早期肺がんを選択的に治療する方法です。
腫瘍に集まりやすい光感受性物質(ヘマトポルフィリン誘導体)を静脈注射してから腫瘍にレーザー光を照射することにより、腫瘍細胞が選択的に破壊するという治療です。レーザー照射後は、壊死組織の器質化による気道の閉塞を防止するため、翌日より2~3日は連日、その後1カ月間は1週間に1回、気管支鏡による壊死物質の除去が必要です。
免疫療法
免疫は外敵(細菌やウイルス等)の排除に活躍していますが、体の中にできるがんに対しても作用します。
この体に備わった免疫力を強化してがんを克服しようとするのが免疫療法です。体の免疫機能を高めるとか、がん細胞を特異的に殺す免疫担当細胞を点滴するなどの種々の免疫療法が試みられています。しかし、いずれも実験段階であり、現状では肺がんに有効な免疫療法はありません。
副作用と対策
がんに対する積極的な治療で苦痛や副作用を伴わない治療はありません。肺がんも同様です。
しかし、それをなるべく少なく、安全にという努力は日夜なされています。治療法ごとの副作用や苦痛、危険性などを列挙します。
外科療法
手術に際しての一番の苦痛は、術後の痛みです。しかし今は疼痛対策が非常に進歩していますので、かつてのような激しい痛みはほとんど感じることはなくなりました。硬膜外麻酔という仕掛けを手術直前に麻酔医が背中から行います。その他の鎮痛剤も非常に良いものが出来ています。
手術にはリスクがつきもので、100%安全な手術はありません。しかし、この手術も非常に安全になってきました。現在の一般的な手術関連死亡率は1~2%です。
手術中の事故はまずないのですが、怖いのは術後の合併症(余病)が生命の危険を伴うことがあることです。この中で最も怖いのは肺炎で、喫煙者は明らかに多くなります。手術を受けるなら、禁煙は絶対にしなければ命にかかわると思って下さい。
退院後は、息ぎれや、術後6ヶ月程度は傷の痛みを伴うことがあります。息ぎれがひどくライフスタイルの変更が必要になる場合がありますが、術前に予測不能でこのようになることはほとんどありません。
放射線療法
主な副作用は、放射線による食道炎、皮膚炎、肺臓炎です。
食道炎、皮膚炎は放射線治療の中ごろから終わりごろに出てきます。食道炎は食事をするとしみたり、痛みを感じたりします。皮膚炎は皮膚に痒みや軽い痛みが出ます。肺臓炎は放射線終了後に二カ月位の間に出ることがあります。
初期症状は咳、微熱、息ぎれです。強い反応が出た場合は、ステロイドホルモンを投与して治療する必要があります。強い肺臓炎にはならなくても、放射線のかかった範囲の肺は放射線肺線維症という状態になり、肺としての機能はなくなります。
化学療法
主な副作用は、骨髄毒性(貧血、白血球減少による感染、血小板減少による出血傾向など)、吐き気?嘔吐、食欲不振、下痢、末梢神経障害(手足のしびれ)、肝機能障害、腎障害、脱毛、疲労感などです。
用いる抗がん剤の種類や個人差もあります。その他予期せぬ副作用も認められることがあります。強い白血球減少に対しては感染を防ぐため、白血球増殖因子(G-CSF)を用います。吐き気に対しても良い薬剤が開発されずいぶん楽になりました。
内視鏡治療(レーザー治療) 副作用として重篤なものはありません。
しかし、ヘマトポルフィリンは正常組織にも1~2カ月はわずかに残りますので、直射日光との反応で光過敏性皮膚炎を起こします。その防止のため、約4週間直射光より遮断する必要があります。
治療成績非小細胞がん
病期と全身状態により異なります。外科療法の場合、術後の5年生存率は、1期:80%、2期:60%、3期:40%、4期:10%未満です。
放射線療法の場合には、手術が出来ない身体的な条件があることが多く、これよりかなり悪くなります。手術の出来ない3期とIV期では長期生存する方は稀です。化学療法でも、それが有効な方は生存期間が延長します。
小細胞がん
やはり進行度により異なります。
限局型の場合、3年間無再発は20%前後ですが、進展型の場合、3年間再発しないことは少ないと言わざるを得ません。
肺がんの予防
一次予防と二次予防
がんの予防には一次予防と二次予防があります。
一次予防とはがんにならないように工夫することをいい、二次予防とは検診によって早期発見、早期治療をして、がんで命を落さないようにすることをいいます。
一次予防なんといっても禁煙です。
タバコが存在しなければ、理論的には男で70%、女で26%(男女合計で58%)の肺がんがが減少すると考えられています。
一方、喫煙者が禁煙した後の肺がん発生のリスクは、喫煙を継続している人のリスクを1とすると、禁煙後5年以内では0.9倍、5年以上経過して半分に、20年を経過して約3分の1になります。
このように、禁煙の効果はすぐにでるものではありません。一方、喫煙の年数が長いほど肺がん発生のリスクは高いので、一次予防の面からはなるべく早く禁煙をして下さい。
肺がんの他にもタバコによって罹りやすくなるがんは多く、非喫煙者に比し、毎日喫煙する人では30倍以上も喉頭がんになりやすくなります。食道がんで2倍です。しかし、5年の禁煙
で食道がんは50%減らすことができ、膀胱がんでは2年の禁煙で50%減少の効果が出ます。今からでも遅くありません。禁煙に心がけましょう。

肝臓がん血液検査

二次予防
二次予防としての検診を受けていただきたいものです。

肝臓がん血液検査


一般外来で発見された肺がんと、検診で発見された肺がんを比較するすと、検診で見つかった人は手術を受けられる率が高く、またその病期も治癒率の高い1期の割合が高くなっていま


肝臓がん血液検査

す。
肺がん検診は、胸部レントゲン撮影と喀痰細胞診により行います。


肝臓がん血液検査

肺門型肺がんは喫煙との関係が強く、早期にはレントゲン写真無所見が多いのですが、喀痰細胞診で発見することができます。特に50歳以上のヘビースモーカーは、肺門部肺がんに罹

肝臓がん血液検査


る率が高いので定期的に喀痰細胞診を行う必要があります。
肺野型肺がんは早期には無症状でレントゲン写真でしか発見されません。40歳以上では少な

肝臓がん血液検査


くとも年1回は検査が望ましいのです。この利点はX線の被曝線量がごく少なく、時間も短時間で、費用も安いことです。欠点として、がんが1cm以下ではなかなか見つからないこと、肺


肝臓がん血液検査

の全体が写るわけではなく死角があることです。
最近では死角のないヘリカルCTが検診にも応用されれるようになり、普通のレントゲン写真


肝臓がん血液検査

では見つけにくい部位のものや、治る確立のより高い、より小さな肺がんも発見されるようになっています。欠点は被曝線量が多くなること、人手がかかり費用も高いことです。


2009年9月8日火曜日

肝臓がん治療

内部の液状変性は認められない。
食道癌術後転移?再発を発見しこれを治療する場合には,その目的を明確にしなければならない。根治をめざすのか,根治を断念してQOL改善をめざすかである。現実には食道癌術後に転移や再発を発見しても根治的再手術が施行可能な場合は少ない。食道癌では悪性度が高いために再発や転移をきたした場合はすでにsystemic diseaseとなっていることがほとんどであるからである。再手術可能な数少ない場合として,以下のような場合がある。
1)頸部リンパ節再発の再切除
2領域リンパ節郭清手術後に頸部にリンパ節転移を発見した場合は,早期に発見できれば頸部リンパ節郭清を行うことができる。しかし食道癌の転移の増殖速度は非常に速いため必ずしも手術で根治的郭清が可能ではなく,sm以深の食道癌では初回手術時に頸部リンパ節郭清を行っておいたほうがよいと考えている。
2)遠隔臓器転移?再発の再切除
遠隔臓器転移は食道癌においては通常根治不能であることを意味する。とくに術後1年以内に転移?再発をきたす症例は悪性度が高く,転移?再発巣が単発であることはきわめてまれである。しかし根治的な遠隔臓器転移?再発の切除例は皆無ではなく,これまでわれわれが経験し,長期生存が得られている再切除例は大動脈周囲リンパ節転移,腎,胸壁転移などであり,わずかでも根治の可能性がある場合は積極的に再手術に臨む姿勢を失ってはならない。
一方,根治が望めなくても再発や転移によってQOLが損なわれる場合には,QOL改善のためのが必要となる。食道癌では骨転移の頻度が高いため,骨転移の痛みに対するcは積極的に行わなければならない。フォローアップ中に痛みが発生した場合は骨転移の検索を行い,骨転移が明らかであれば放射線治療やビスフォスフォネート製剤による治療を行う。また脊椎転移により四肢麻痺を起こすこともあり,発症から短時間であれば椎弓切除術の対象となることもある。図1に転移?再発に対する治療のフローチャートを示す。
異時性多発癌?重複癌の早期発見
食道癌では食道内多発癌の頻度が自験例では約23%あり,この頻度は胃癌の約10%,大腸癌の約5%と比べ非常に高率である。したがって術後フォローアップにおいて残存頸部食道の検索は重要であり,とくに食道のヨード染色検査でいわゆる「まだら不染」(図2)と呼ばれる食道では多発食道癌の頻度が高いことが知られており厳重なフォローアップが必要である。一方,他臓器重複癌の頻度は2001年までに経験した食道癌切除252例中37例あり,約15%に上る。食道癌ではとくに「挙上胃癌」や「咽喉頭癌」の頻度が高い(図3)。食道癌手術では再建臓器として標準的に胃が用いられるため,挙上胃のフォローアップは非常に重要である。近年,胸腔内吻合や後縦隔経路で再建される頻度が多くなっているようであるが,われわれは挙上胃癌再手術の可能性まで考えて再建経路は「胸骨後」を第一選択としている。胸骨後再建の場合には開胸することなく胸骨縦切開により挙上胃にアプローチできるからである。しかし食道癌術後挙上胃癌に対するもっとも理想的な治療法は,内視鏡的粘膜切除で治療を完了することである。手術後の状態であるために挙上胃癌を早期のうちにバリウム検査で発見することは困難であり,フォローアップでは内視鏡検査を行って早期発見に努め,早期のうちに内視鏡治療を行うことが望ましい。 いま一つ注意しなければならないのは,食道癌術後の「咽喉頭領域の重複癌」の発生頻度の高さである。咽喉頭領域は通常の内視鏡検査では見落としがちであり,また技術的にも難しい。術後の内視鏡検査ではルーチンに声帯や梨状窩を確認する習慣をつけ,咽喉頭癌を見落とさないようにしなければならない(図4)。咽喉頭癌は早期のうちに発見できれば放射線治療で根治が期待できるからである。また咽喉頭癌の頸部リンパ節転移の分布は胸部食道癌の転移領域と異なることを知っていれば,頸部超音波検査のフォローアップから咽喉頭癌を逆に発見できることもある。胸部食道癌の頸部リンパ節転移の好発部位は101および104であるが,咽喉頭癌ではより外側,より頭側のリンパ節に転移を起こす特徴があるからである(図5)。
C食道癌術後フォローアップのスケジュール
われわれの行っている胸部食道癌術後フォローアップのスケジュールを図6に,その留意点を表1に示す。根治的手術が行えた場合には定期的なフォローアップの検査はSCCやCEA,CYFRAなどの腫瘍マーカーを含めて血液検査は1~3カ月に一度,頸部?腹部超音波検査,胸部CT検査は半年に一度,内視鏡検査は1年に一度でよいと考えている。この間隔よりも短期間のうちに再発?転移する場合は,根治的な治療は困難であるsystemic diseaseであると考えられる。また,食道癌において血清Ca値は一種の腫瘍マーカーであり,高Ca血症は転移や再発がかなり進行していることを意味しており血液検査時には必ず加えなければならない。
術後に転移や再発が認められた場合,食道癌ではその時点で根治性が失われたことを意味することがほとんどである。しかし早期のうちに転移や再発巣が発見できれば再切除の可能性もあり,また根治性がない場合でも愁訴緩和のための治療は必要となる。一方,異時性多発?重複癌に対するフォローアップは食道癌術後ではとくに重要であり,食道癌手術で得られた根治性を損なわないよう,早期のうちにこれを発見して治療を完了していただきたい。食道は口から胃まで食物を送り込む、長さ約25cm、幅2cmの筒状の消化管で頚(くび)から胸の中を通りお腹の中で胃に通じています。飲み込んだ食べ物は食道の蠕動運動により胃へと流れていきます。
頚部?胸部?腹部食道と3部に区分され、胸部食道はさらに上部?中部?下部と分かれます。
胸の中では肺と気管や心臓、大動脈といった重要な臓器に囲まれて存在します。
筒になっている壁(食道壁)は内側から外側へそれぞれ粘膜、粘膜下層、固有筋層、外膜と呼ばれる層に分かれます。
食道癌の発生悪性新生物による死亡原因として、食道癌の死亡率は男性では第6位、女性では第13位とそれほど高くありませんが、徐々に増加しています。
食道癌の発生に関してはこれまでに非常に多くの研究がなされてきていますが、癌発生のメカニズムは複雑であり決定的な答えは得られていません。現時点では、遺伝的因子も重要ですが、環境的因子の影響がより大きいのではないかと考えられています。特にアルコールとタバコは食道癌の危険因子です。
食道癌の症状早期のものは無症状で、健診などで発見されることが多いです。進行した癌では食事のつまり感や、飲み込みにくいといった症状が出現します。胸痛、吐き気や食欲不振、体重減少などもあります。頚部のリンパ節腫脹や嗄声(声がかれること)を契機で見つかることもあります。これは「反回神経」と呼ばれる発声を司る神経が、その神経に近いリンパ節転移の影響で麻痺することによります。
食道癌の診断1:上部消化管内視鏡
胃カメラと呼ばれるものです。食道は胃へつながる食べ物の通り道ですので、カメラが胃へ行くまでに食道の観察ができます。
食道の検査には「ルゴール」と呼ばれる特殊な液をまきます。正常な食道粘膜は茶色く染まりますが、癌などの病変があると染まりません(これを不染帯と呼びます)。染まらなかった病変部位から「生検」といって組織をほんのひとかけらつまんできて、顕微鏡の検査で悪性か否かを判定します。
2:上部消化管透視
造影剤を飲む検査です。癌が食道のどの位置にあって、どの程度の狭さになっているのか評価します。
3:CT、MRI
癌がどのくらい進行しているか、他の臓器(気管?大動脈?心臓など)への浸潤はないか、肝臓?肺などに転移はないかを調べます。
当院では浸潤の有無をより性格に判定するため、MRIの際に水を飲んでいただき、食道の蠕動波(動き)をみて、浅いものか深いものかを判定する、シネMRI(動画撮影)も同時に行っています。
4:頚部?腹部超音波検査
リンパ節や肝臓への転移がないかを調べます。レントゲンの検査でないので、すべての方に安全に受けていただけます。
5:FDG-PET
癌の全身検索のために行います。CT?MRI?超音波では同定できない病変の検出に有効です。腫瘍など細胞の増殖が盛んな細胞は糖の取り込みが活発なことを利用しています。そのほかに超音波のついた内視鏡で正確な進達度を測る超音波内視鏡、食道癌が気管に浸潤している可能性のある方に行う気管支鏡などを行うこともあります。
これらの検査で病気の進み具合(病期あるいはステージ)を定め、治療方法を決定します。
食道癌の進行度、病期(ステージ)食道癌は食道の粘膜から発生し、はじめは粘膜内にとどまっていますが、進行するに伴って次第に粘膜下層、筋層、外膜へと達します。また、進行する過程で一部の癌細胞は血管やリンパ管に入り込んでリンパ節に飛んだり(リンパ節転移)、肝臓や肺などの離れた臓器に飛んだりします(遠隔転移)。
どのくらいの深さまで食道癌が達しているか(壁深達度)と転移の状況から食道癌の進み具合がきまり、それにより治療方法も異なってきますので、先に述べたような十分な検査により進み具合を把握することが重要になります。
壁深達度
食道癌はその深さによって下図のようにTis(上皮内癌)、T1a(粘膜筋板まで)、T1b(粘膜下層まで)、T2(筋層まで)、T3(外膜まで)、T4(周囲臓器に浸潤)に分類されます。
胃癌や大腸癌は粘膜下層までの浅い癌(T1)を「早期癌」、筋層あるいはそれ以上に深くまで広がっているものを(T2-T4)「進行癌」としています。
しかし食道癌はたとえT1b程度に浅くても早くからリンパ節転移を起こすことが稀ではないのでT1のものは「表在癌」とよび、
食道は先にも述べましたように3つの部位に分かれます。それぞれの部位で手術術式が変わります。
頚部に癌がある場合、声帯がすぐそばにあるので、声帯を一緒に切除することが多くなります。切除した場所にはおなかから小腸を持ってきて、のどと残った食道につないで食べ物の通過経路をつくります。小腸はおなかから切り離しているので、小腸の栄養血管と、のどの血管をつなぐ血管吻合が必要です。
胸の中にある食道の場合、両横は肺、前は気管または心臓、後は背骨や大動脈に囲まれています。したがってこれを取り出すには右の胸をあけて(開胸といいます)右の肺をしぼめ、真ん中にある食道に到達するのが一般的な方法です。そうして食道の病巣と転移の可能性のある食道周囲と胃周囲のリンパ節を切除します。頸部以外の食道全てと胃の1/3が切除されることになります。
食道をとったあとの食べ物の通り道は、一般的に残った胃を細長く管状にのばして(これを胃管といいます)持ち上げ、くびの食道とつなぎます(下の図をご参照ください)。したがって開胸だけでなく、お腹もあけて(開腹といいます)、くびも少しあけて手術をすることになります。以前に胃を切除する手術を受けている方は大腸を使うこともあります。持ち上げた胃管や大腸の血流が心配な場合はそれらの内臓の血管と首に近いほかの血管をつないで、持ち上げた内臓の血流をよくする場合もあります。
お腹の食道の場合は開腹して胃をすべて取る手術をします。胸の中の食道近くまでとらなければならない場合は、少し横隔膜をきって胸の中に入ることもあります。
術式によって多少異なりますが、術後1週間から10日ぐらいで水を飲んだり食事ができたりするようになります。順調なら術後3~4週間で退院できます。あとに述べる低侵襲な内視鏡下手術(胸腔鏡および腹腔鏡手術)だと2週間ぐらいで退院できる方も出てきました。
癌が食道の粘膜内までのものではリンパ節転移がほとんどないため、内視鏡的治療の適応と考えられています。カメラをのんで粘膜だけを取ってきます。
3:放射線治療
粘膜癌など比較的早期のものや逆に周囲臓器に浸潤のあるもの、遠隔のリンパ節に転移のあるものに適応となります。通常、次に述べる化学療法を併用します。
4:化学療法
抗癌剤治療のことです。通常シスプラチンと5FUという薬を使います。遠隔転移があるステージⅣaに対して、あるいは放射線治療と併用して行われます。
当診療科の食道癌治療方針現在、食道癌の診療ガイドラインでは、手術療法と放射線化学療法が多くの領域で同等の治療成績という位置づけになっています。当診療科では、食道癌の外科治療成績を踏まえて、独自の治療プランを患者さんに提示しています。
放射線化学療法を受けて完全治癒となった後に再発を認めた方や、完全治癒が得られなかった方を合計すると、放射線化学療法を受けた半数前後の方は、癌の再発や遺残を認めます。その場合に、もともと食道癌があった場所を中心に癌が局所にとどまっていると考えられる患者さんに、追加で食道癌切除を行うのがサルベージ手術です。
高線量による根治的放射線化学療法後は、照射部位に放射線の影響が強く残り、手術後の合併症の発生率が高く、非常に危険度の高い手術です。
サルベージ手術を希望される場合は、危険度が高いことを十分ご理解いただく必要があります。また、明らかに根治性がない場合や、手術による危険度が非常に高いと判断した場合に
は、当診療科では手術適応なしと判断することもあります。
以下に当診療科を受診される患者さんにお勧めしている食道癌の進行度別の治療法を紹介し
ます。
昔は食道癌の手術というと大手術で、成功するかどうかが問題となっていましたが、最近
は、食道癌は、かなり安全にできる手術でなおせる時代になりました。さらに医学の進歩により、より低侵襲で患者さんの負担を少なくする手術が開発されました。
当科ではカメラを挿入して(胸で使うときは胸腔鏡、お腹で使うときは腹腔鏡と呼びます)モニターに映し出しながら鉗子(かんし)と呼ばれる器具などを用いて、開胸や開腹をせず
に行ういわゆる「内視鏡下手術」を実施しています。術後の回復も早く、負担も少なくなり、退院も早くなります。
全員の方にできるわけではありませんので、担当医より可能かどうか説明させていただきます。
食道癌手術後のフォローアップには二つの目的がある。一つは原疾患の再発や転移を早期発見することであり,今一つは残存食道の異時性多発癌や,食道以外の臓器における異時性重複癌の早期発見?早期治療である。食道癌は他の消化器癌に比べて癌の生物学的悪性度が非常に高いために,手術後のフォローアップの目的や意義が他の癌とは異なる側面がある。また転移,再発のパターンや異時性重複癌の発生臓器も他の消化器癌とは異なる特徴をもつことから,術後フォローアップにおいてはこのような食道癌の臨床的特徴をよく理解しておくことが重要である。本稿では食道癌の生物学的,臨床的特徴を示した上で,われわれが行っている術後フォローアップの方法と留意点について解説したい。


肝臓がん治療

食道癌術後転移?再発のフォローアップ
A. 食道癌術後再発?転移の臨床的特徴


肝臓がん治療


食道癌手術では施設によって手術におけるリンパ節郭清の範囲や程度が異なるため,術後のフォローアップではどのような初回手術が行われたかの情報が重要となる。リンパ節郭清を

肝臓がん治療


行ったフィールドに新たにリンパ節が出現した場合はリンパ節再発を強く疑わなければならない。3領域リンパ節郭清手術を行った後の頸部に新たにリンパ節が出現した場合は転移を疑

肝臓がん治療


って頻回にフォローアップを行い,必要があれば再切除や放射線治療などの追加治療を行う。一方,2領域リンパ節郭清手術後に頸部にリンパ節が認められたとしても,明らかに画像


肝臓がん治療

診断上転移と診断される場合を除いて直ちにリンパ節転移と診断することは難しく厳重なフォローアップが必要である。

肝臓がん治療


また食道癌の高悪性度の特徴の一つとして,血行性転移をきたす頻度が高いことがあげられる。肝,肺,骨,脳,副腎などは血行性転移の好発部位であるため,これらの臓器をフォロ

肝臓がん治療


ーアップ対象臓器として念頭においておく必要がある。食道扁平上皮癌の転移巣では内部が液状変性しやすい特徴がある。したがってCTや超音波検査で肝転移やリンパ節転移の内部が


肝臓がん治療

液状にみえることがあり,これを嚢胞と見誤ってはならない。胃癌や大腸癌など腺癌の転移では通常,転移巣は超音波検査ではhighe choicに描出され,このような転移巣


2009年9月3日木曜日

肝臓がん痛み

な地位を占めています。 病理診断に必要な組織は、主として開頭による腫瘍摘出で得られますが、時に開頭手術が困難な部位に腫瘍が存在する場合があります。このような場合には、定位脳手術(ていいのうしゅじゅつ、図12)や内視鏡により腫瘍の一部を採取する生検(せいけん、バイオプシー)が行われます。
【直腸癌、大腸癌の解説】
わたしたちは、肛門として自然な働きをする、 「新しい肛門を再生する手術(新肛門手術)」を1995年から行なっています。
直腸癌(直腸がん、直腸ガン)に対する手術は、治癒を目指した、しっかりした手術を行ないます。いままで行なわれていた手術法と比べて?何ら?切除する範囲に手心を加えることはありません。つまり、直腸癌の治る可能性を損なうことはありません。(2003年6月6日札幌で開催された日本外科学会総会で発表済み.内容は後日発表しますが、その要約は、2002年までに新肛門の手術をされた19名と同時期にぎりぎり肛門側から切除し肛門を残した19名との比較で、新肛門には切除部位近くの再発は1例もなかったのに比較し、ぎりぎりで肛門を残した19例中5例で局所再発が見られたというものです.これは、統計学的にも意味のある差(偶然の差ではないという意味です.)でした。)
そのうえで?自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を有する陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り?肛門のあった部位に新たに肛門を作ります。
この手術法は国内外の学会や学術誌で情報公開していますが、現在のところ、われわれだけが行いうる手術法です。(欧米の教科書でも紹介されています)
直腸癌の切除に関して?医師も患者も、悩みながら手術法を決定します。なぜでしょうか。
それは、直腸が大切な働きをしているためです。
大腸癌や直腸癌を治すためには、癌(ガン)をふくめて周囲の組織をいっしょにとる必要があります。大腸癌細胞?直腸癌細胞が目に見えない形で、周りに散らばっていることが、いくつもの研究で明らかになっているからです。つまり、治すためには、癌(ガン)だけくりぬくようなことはできません。
しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。
[注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、 でしょうか。)が、とても便利な日本語です。]
では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので?便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは?人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。
多くの方は、ストーマにビニール袋をつけて便をためます。近年は、装具[袋や皮膚保護剤]の発達が目覚しく、ストーマをつけた人々の生活は格段に改善されました。しかし、それでも、肛門を失うのは辛いことです。それが証拠に?直腸癌の手術方法は術後の排便機能が悪くなる危険をおかしても?出来る限り肛門を残す方向で発達してきました。出来るだけ肛門の近くで腸を吻合し、人工肛門にならないように、手術術式と手術器械が発達してきたのです。
しかし、それらの発達にもかかわらず、今でも、肛門を切除しなければならないような直腸癌の患者さんがいることは、事実です。そして、あなたが、その患者さんの、ひとりになるかもしれないと、主治医にいわれたのなら、手術によってお尻を失う可能性は高いでしょう。(かつて、そして今でも、医者は、患者さんに控えめに言うことが多いものです。)
もし、あなたもそういう方のひとりであるのなら?以下の手術方法は、あなたが選ぶ手術法の1つの選択肢となります。
つまり、手術によって失った肛門をもう1度作る手術です。
手術法に名前をつけるのは、開発者の特権と考えていますが、実は今も、この手術方に、決定的な名前をつけていません。(たぶん、手術法の名前を問うだけの無意味な試験問題に記憶力のなさで悩ませられ続けたの苦い思い出が、手術法に名前をつけることためらわせているのだと、私は自己分析しています。)
咽頭?口腔(声道といい、成人で約17cmある)で共鳴し音になります。人間は、舌や口唇を動かすことにより、声道の形を変化させて、咽頭原音を様々に変え、言葉を作っています。したがって、舌の働きが悪くなると、言葉の明瞭度が悪くなるという障害が起こります。
3.味覚 舌の表面にある舌乳頭の壁には、味蕾と呼ばれる味覚を感じるセンサーが無数に埋まっています。味蕾の内部には、味細胞と呼ばれる味物質に対する受容体をもつ細胞が並んでいます。味細胞が味物質を感じ取ると、そこにつながっている神経線維が、脳に味情報を伝えます。人間はこうして味覚を感じることができます。なお、味覚は舌だけでなく、口腔内の広範囲で感じることができます。
舌癌の罹患率
舌癌の罹患率は、人口10万人あたり男性が2.2人で、女性が0.84人と男性に多い癌です。発症は40歳以降から徐々に増えてきて、60歳前後がピークとなります。喉頭?咽頭癌より少し年齢層は低いという感じです。
圧倒的に60歳以上の男性に多い癌
食道がんは、60歳以上の高齢者や長年にわたる喫煙、飲酒経験者に発症頻度が高いとされています。食道への刺激や炎症が引き金になっているからです。
早期がんで発見されても、転移、浸潤が早い癌
食道は、頸から腹部までの、25cm程の管。周辺部には多くの血管やリンパ節、また気管支、肺、胃の噴門部がありますので、それだけ早期から転移、浸潤が早いのです。
嚥下(飲み込み)時の疼痛や嚥下困難、声のかすれ、体重減少などがある方はすぐ検査をお勧めいたします。
早期と進行がんでは5年生存率の格差が大きい
1期では80%の生存率でも、2期、3期前半になると40%弱となってしまいます。
転移、浸潤が早く、また治療による副作用や後遺症で、飲食の摂取量が少なくなり、体力低下、感染症を引き起こしやすいためです。
早期発見、早期治療がきわめて重要です。
治療法
単独での治療成果が期待できない癌
現状の西洋医学の治療法は、手術、抗がん剤、科学放射線(抗がん剤と放射線の併用)がありますが、初期と後期については、単独治療が標準治療となっています。
しかし中期の治療については、生存率を上げるため、術後に抗がん剤治療を行います。
科学放射線治療の長短
科学放射線は、抗がん剤と放射線(3次元照射)を同時に併用していく治療法です。
低容量ピルの服用をやめれば、いつでも妊娠可能な状態にもどります。
結構、魅力的な薬ですよね。
第二回 最近多いおりものが臭いやつ
細菌性膣症について
正常な膣内の環境は、膣にいるという細菌により、酸性の状態にし、他の細菌の侵入を防いでいます。
何らかの原因でこれが破綻し、複数の細菌に置き換わった状態が細菌性膣症です。な生臭い悪臭があるおりものがある時もあります。しかし、さらっとした帯下のためには放置されています。なぜ膣炎でなく膣症かというと、膣の中は、真っ赤っかにもならず、はっきりとした炎症所見がないためです。
性交との関連は大きく、性交で膣内がアルカリ化が起こり、悪化します。精液が強アルカリのため、性交時は、骨盤内感染症や妊婦さんは、流早産の原因になります。
治療は、抗生剤の膣錠や抗菌剤の内服で治ります。
第一回 最近とても多い性行為感染症(性病)
トラコマチスは、約20年前のベトナム戦争ごろに流行し、日本に上陸した病原菌です。ベトナムなどのジャングルにすむ鳥の口中から発見されたとされています。クラミジアは、0.3ミクロン程度の大きさで、細菌とウイルスとの中間的な病原体(細菌の一種)です。クラミジアは現在3種類ありますが、性行為感染症の原因として問題になるのは、クラミジア?トラコマチスという種類です。
世界的に増加している性病、性行為感染症とも言います)で、世界中で今一番多い性病です。19歳以下の女性では、に感染があるというデータがあります。
ほぼ4人に1人ということです。あまり症状がでないため、どんどん広がっていきます。特に男性はあまり症状がでず、次から次の女の子に移します。女性も子宮の出口にいるときは、あまり症状がひどくなく、少しおりものが増
えたぐらいのことが多いようです。それが、子宮頚管、子宮内腔、卵管を通って卵管炎や、
骨盤内の炎症を起こすとお腹が痛くなります。ひどくなれば、入院したり、手術になるこ
ゆえに、効果が見られた場合、継続的に治療が続けられます。仮に 完全治癒に至らなくても、がんを慢性病ととらえて、QOL(生活の質)の高い生活を続けられる可能性があります。
3.手術、放射線による治療は局部治療ですが、NK細胞療法は点滴による全身治療です。つまり、遠隔転移、または潜伏がん(画像上現れないごく小さながん細胞)にも効果を発揮する可能性があります。
治療効果
免疫治療の効果を示す上で、一般的には以下のような基準が考えられています。
完全寛解(CR)画像上、腫瘍消失が4週間以上にわたって見られる。
部分寛解(PR)腫瘍の断面積が1/2以下に縮小した場合。
長期不変(SD)増大も縮小もしない期間が6ヶ月以上継続した場合。
上記の3つのケースを加えたパーセンテージを有効率とする基準が一般的です。
クリニックと同様の、NK細胞療法を行っている施設においては、22%~30%の有効率が報告されています。
全身転移にいたっている末期がんの患者様を含め標準治療の治療限界を超えてしまった患者様も多く含まれている中での有効率です。
海外における臨床データを見ても、だいたい30%内外の報告がなされています。また、確率は別として、余命宣告を受けた末期がんの患者様が、完全寛解(CR)をとげた例も報告されています。
クリニックと同様の自律神経免疫療法を行っている複数の施設においては、60%~70%の有効率が報告されています。三大療法との併用例も含まれているとはいえ、驚くべき成果が上がっています。
上記の2つの療法を併用することにより、より高い治療効果の実現を目指します。
新免疫の特徴
NK細胞療法は、近年急速に広がってきた西洋医学の先端治療法ですが、クリニックではさらに自律神経免疫療法との併用によってより高い治療効果を目指しています。
自律神経免疫療法によって、患者様の身体を副交感神経優位の状態にもって行きます。
その状態のほうが、より免疫細胞療法の効果を引き出せると考えられるからです。
進行がん、再発転移がんに限らず、標準治療に加えてもう一つ、力強い治療を受けたいと お考えの患者様に有力なご提案をしていきます。
胃がん患者様とともに…
胃がんに関しては、他にも新しい治療法、治療薬、それらの併用療法が次々と
開発されています。クリニックでは前述の「複合免疫療法」以外にも、新しい治療法に
取り組み、患者様とともに明るい未来を築いていきたいと熱望しています。
日本では、乳がんが急激に増加しています。現在日本人の女性のがんの中で患者数が多いものは、胃、大腸についで乳がんは昨年が乳がんにかかったと推定されます。
死亡数では、胃、大腸、肝臓、肺についで乳がんは5位ですが、1年間の死亡者数は1万人弱に及び、特に、30歳から65歳の壮年女性層に限ると1位になっています。この様に、乳がんは、日本女性の最も注意しなければならないがんになっているのです。
それでも、乳がんの多い欧米に比べると、ただし欧米では、乳がんの患者数は依然として増加しているものの、死亡率は1990年代に入って減少しはじめているのです。このことは、私たちの見習わなければならない点ですが、これは、マンモグラフィなどによる早期発見が増えているからです。
癌研乳腺外科入院手術数も年々増加し、昨年は外来手術例を加えると年間700例に達しており、1945年からこれまでの手術数は。
患者さんの年齢分布は40歳台が一番多く、次いで50歳台、60歳台、30歳台、70歳台と続き、平均年齢は約50歳です。年齢の推移は、徐々に40歳台が減少して50歳以上の人が増加しています。閉経との関係でみても、閉経後より多かった閉経前の患者が減少し、閉経後が増加しています。
乳がんのハイ?リスクグループ
乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、初産年齢が遅いまたは高齢で未産、など、エストロゲンにさらされる期間が長いことが乳がんにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られているからです。
もともと欧米に多かった乳がんが日本で増えているのは、女性の社会進出などのライフスタイルや食生活の欧米化が、大きく影響しているからだと考えられます。また、血のつながった家族や親戚に乳がんにかかった人がいる場合も要注意といわれています。ただし、本当の意味での遺伝性の乳がん(乳がんにかかりやすい特定の遺伝子が親から子へ引き継がれる)はごくわずかで、多くは、体質や食生活などが似ている影響かと思われます。
いずれにせよ、乳がんの家族や親戚に乳がんの人が多い場合は、特に若いうちから自分の乳房に注意して、乳がん検診も積極的にうけておいた方が良いでしょう。
乳腺の解剖と乳がんの発育
乳腺は図1のように、小葉という主にミルクを作る組織と、乳管というミルクを乳頭まで運ぶ管とから成り立っており、小葉と乳管は腺葉というちょうどブドウの房のような単位を作って一つの腺葉から1本の主乳管が乳頭に開口しています。このような腺葉が15~20個集まって一つの乳腺となっており、前からみるとひとつひとつの腺葉は乳頭を中心とした扇状に分布しています。
ほとんどの乳がんは乳管の壁から発生し、乳管の中を広がる「乳管内進展」と、乳管の壁を破って乳管の外に広がる「浸潤」という、2パターンの発育をします。乳管内進展は腺葉に沿って進むので、扇形に広がることが多くなります。
浸潤の部分は腫瘤として触れやすいのですが、乳管内の部分は触診では全く触れない(非触知)かぼんやり硬くふれるだけのことが多く、マンモグラフィや超音波などの画像検査が重要となります 。
乳がんの種類
乳がんは、非浸潤がん、浸潤がん、パジェット病の大きく3つに分けられますが、普通のしこりを触れる乳がんのほとんどは浸潤がん(前述の「浸潤」が一部にでもあるがん)で、硬がん、乳頭腺管がん、充実腺管がんなどの一般的ながんと、粘液がんなどの特殊型とがあります。
非浸潤がんは、前述の「乳管内」の部分のみから成り立っているがんで、しこりを触れない段階で乳頭分泌や画像検査で見つかったがんが多く含まれます。非浸潤がんは転移をおこさないごく早期のがんですが、日本ではとても少なく、1997年の全国統計で5%程度、癌研ではかなり多い方ですが2000年で13%です。マンモグラフィでの検診が進んだ欧米ではこの非浸潤がんが20数%をしめており、このようなごく早期の発見が増えることをめざしています。
パジェット病は、乳頭のびらんでみつかり多くはしこりを触れない早期のがんで、全乳がんの1%未満の稀なものです。
Chapter.2: 乳がんの進行度と生存率
乳がんの進行度(病期分類)
乳がんの進行度は主に腫瘤の大きさとリンパ節転移の有無で0~4期に分けられます。0期と1期が「早期乳がん」と呼ばれますが、0期は100%、1期なら90%の生存率が期待でき、早期発見がきわめて重要と言えましょう。
[2000年からの新しい病期分類]

肝臓がん痛み


期 リンパ節転移が進んでいる場合、しこりが5cmをこえてリンパ節転移もある場合、しこりが皮膚や胸壁に及ぶ場合、炎症性乳がん(乳房全体が赤くなる、特殊な乳がん)、などが含


肝臓がん痛み


まれる(さらに細かく、とに分かれる)
期 鎖骨の上のリンパ節に転移があるか、他の臓器(肺、骨、肝臓などが多い)に転移があ

肝臓がん痛み



進行度の変還

肝臓がん痛み


表1は、10年ごとにみた、癌研での乳がん手術時の触診径(しこりの大きさで表す)別の変遷を示します。


肝臓がん痛み

早期発見のめやすとなるT0(しこりを触れない)、T1(しこりが2cm以下)例は、残念ながら60年代以降ほとんど増加しておらず、が多いのが分かります。

肝臓がん痛み


手術後、組織検査によって診断されたリンパ節転移(n)別の年代別変遷を表2に示します。転移のなかったn0例は、70年90年とわずかに増えてはいるものの、大きな変化はみられませ

肝臓がん痛み


ん。
このように、情報のな東京にある癌研病院でも、乳がんの早期発見があまり増えているとは

肝臓がん痛み


いえないのが現状で、日本の女性の乳がんに対する意識はまだまだ足りないと感じられます。


2009年9月1日火曜日

肝臓がん余命

とその具体的な「対策」について紹介します。 また、「日常生活における注意点」も参考にして、より安全に、安心して抗がん剤治療を受けることに役立てていただければ幸いです。 内容は簡単にまとめてあるため、ここに書かれていないこともあります。 疑問や質問がありましたら、どうぞ遠慮なく医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフにお尋ねください。 副作用には自覚症状の無いものもあります。抗がん剤治療を行っている間は、尿や血液などの定期検査を実施して、目に見えない副作用の早期発見に努めます。 あらかじめ予想される副作用を知り、対策をたてておくことで、心の準備ができ、過剰な不安を取り除けます。 また副作用の予防ができますし、実際に副作用が起こったときにも、早く適切に対処できるので症状が重くなるのを防げます。 副作用の予防については、患者さん自身が生活上注意したり工夫したりすることで、十分に効果を上げられるものも多くあります。また、抗がん剤の特徴にあわせ、副作用を少なくするための薬がいろいろと研究?開発され、実際の診療で用いられています。ワンポイントアドバイス 医師に伝え忘れたことはありませんか?次のような方は医師にあらかじめ伝えておきましょう。薬や食べ物に対してアレルギーのある方 妊娠中、授乳中の方 これから子供をつくろうと思っている方(女性も男性も) すでに薬を使っている方(他の診療科や病院でもらった薬、薬局で買った薬を飲んでいる方 民間療法や健康食品を利用されている方 今までに薬による副作用を経験したことのある方 今までに放射線治療や化学療法を受けたことのある方 3)抗がん剤治療の副作用と発現時期抗がん剤による主な副作用の発現時期がんについて正常な細胞は一定の規律をもって成長し、死んでいきます。ところががん細胞は異常で、分裂をいつまでも続け、まったく無秩序にどんどん増え続けます。甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そして、そのホルモンレベルは脳にある下垂体という臓器の指令により調節されています。なお、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する米粒大の臓器が左右上下計4個存在し、血清中のカルシウム値を一定に保つ役割を担っています。
甲状腺の病気としては、バセドウ病、甲状腺腫瘍(良性?悪性)、慢性甲状腺炎など多彩なものが含まれますが、ここでは悪性の甲状腺腫瘍、すなわち甲状腺がんについて解説します。
2.甲状腺がんの特徴  
がんは、遺伝子に傷がついて起こる病気であるということがわかってきました。正常な細胞には増殖をコントロールする遺伝子があって、無制限に増殖しないようにブレーキをかけるのですが、何らかの原因で遺伝子に傷がついて、細胞の増殖をコントロールできなくなると、細胞は無秩序に増え続けるようになります。これががん細胞の特徴です。 がんは、体のさまざまな臓器や組織に発生します。がんの多くはかたまりをつくって大きくなっていきますが、造血器がん(血液がん)のようにかたまりをつくらないものもあります。体のどこかにがんが発生して、それが周囲にしみ出るように広がる「浸潤(しんじゅん))や、体のあちこちに飛び火する「転移)など、次から次へと新しいがん組織をつくることもがん細胞の特徴です。 がんの治療をして治ったようでも、そのときは残ったがん細胞がおとなしくしていただけで、時間が経って再びがん細胞が増殖してくる「再発」もあります。 また、がん組織はどんどん増殖しているので、他の正常な組織のための栄養をどんどん奪ってしまい、体は必要な栄養がとれず、衰弱してしまいます。 がん治療では、がんの種類や大きさ、部位、かたまりなのかそうでないのかなどによって、手術、抗がん剤、放射線などを単独で、もしくは組み合わせて行います。 がんの種類や進行の度合いにもよりますが、抗がん剤治療は次のような目的で行われます。 がんを治癒させるため がんが転移?再発するのを防ぐため がんの成長を遅らせるため 体のほかの部分へと転移しているかもしれないがん細胞を殺すため がんによって起こっている症状を和らげるため 3.抗がん剤について1)抗がん剤治療とは抗がん剤治療は、内服や注射によって全身にくまなく抗がん剤を行き渡らせることにより、全身に広がる可能性のあるがん細胞や、すでに他の場所へ転移していたり、全身に広がっていると考えられるがん細胞を治療するものです。がんの種類によっては、第一選択の治療法として抗がん剤治療を行うことがあります。また、手術や放射線と組み合わせて補助的に抗がん剤治療を行うことや、がんを小さくするために手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。2)抗がん剤の種類「抗がん剤」は、その作用の仕方、作用する部位などによって、いろいろな種類に分類されます。いわゆる「抗がん剤」とは、がん細胞の細胞分裂過程に働き、がん細胞の増殖を妨げたり、細胞が成長するのに必要な物質を作らせない、あるいは過剰に産生させてがん細胞の死滅を促す「化学療法」のことをいう場合が多いです。この他にも、ある特徴を持ったがん細胞を攻撃する「分子標的薬」や、体内のホルモンの影響を受けて増殖するがんに対しては、そのホルモンを調節することによりがん細胞の増殖を抑える「ホルモン療法」なども、抗がん剤 甲状腺がんには他のがんと比べていくつかの特徴があげられます。
まず、性別ですが男女比が1:5と圧倒的に女性に多いのが特徴です。次に、年齢層ですが、若年者から高齢者まで広い年齢層に分布し、20歳台やあるいはもっと若年者でもさほど珍しくありません。また、後述する未分化がんを除き、一般に進行が遅く治りやすいがんであるのも大きな特徴でしょう。特に若年者のがん(乳頭がんというタイプが多い)でたちがいいのも一般のがんの常識とかけはなれています。
乳がんなど多くのがんではリンパ節転移の程度などがんの進行程度により治癒率が大きく左右されますが、甲状腺がんの場合後述する組織型(顕微鏡検査での分類)が最も運命を左右する因子です。
甲状腺がんのうち1%程度を占める髄様がんというタイプのがんは遺伝性のことがあり、また副腎や副甲状腺の病気を伴うことがありますので治療にあたって特別な配慮が必要になります。
3.甲状腺がんの種類  
甲状腺がんは組織型により乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されますが、このいずれであるかによって病態や悪性度が大きく異なります。このうち、乳頭がんが全甲状腺がんの約80%を占め、ついで多いのは濾胞がんです。この両者(分化がんと総称します)は予後も良好です。髄様がんはリンパ節転移を起こしやすく約1/4が遺伝性です。髄様がんは分化がんに比べると悪性度は高いのですが、未分化がんほど悪性度は高くありません。一方、未分化がんはおそらくあらゆるがんのうちでも最も増殖スピードの速いもので、治療成績も大変悲惨なものです。未分化がんはこのように恐ろしいがんですが幸いその頻度は低く、もとからあった分化がんが長年のうちに変化したものと考えられます。
なお、本来リンパ系の腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできることもありますがここでは詳細に触れないことにします。
4.甲状腺がんの症状  
甲状腺がんの症状は通常前頚部にしこりを触れるだけです。長年放置して大きなしこりとなると目でみただけでわかるサイズに
甲状腺がん手術の合併症
甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はまったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミンD3を服用する必要があります。
ネルリンパ節転移陰性乳がんの予後の検討と腋窩温存後の後遺症について注意深く経過観察を続けています?不必要な外科的侵襲を避けて患者さんに優しい医療の実践を目指し、乳がん治療の個別化に結びつく臨床研究を進めていくつもりです?
乳癌(乳ガン)とは?日本女性では乳がんにかかっている人は胃がんに次いで多く、今世紀には、女性にのがん死亡原因のとして、乳がんが最も多くなると予測されます。
世界的に見ても乳がんになる人は増加しており、女性が最もかかりやすいがんの第1位です。
乳がんは必ずしも女性だけがかかる病気ではありません。
男性も乳がんになります。しかし、その割合は全体の0.5~1%にすぎません、割合からいえば圧倒的に女性に多い病気です。
乳腺組織に発生するがんは大きく2つに分ける事ができます。
一つは母乳を作り出す腺房から発生するがんで少葉がんと呼ばれるのもです。
もう一つは、母乳を乳口まで運ぶ乳管から発生する乳管がんです。
乳がんの約90%は後者の乳管内がんで、残りの10パーセントは少葉がんと特殊型と呼ばれる稀ながんで占めています。
浸潤がんと非浸潤がん
がんが少葉や乳管の中に限られていて、周囲に広がっていない状態を「非浸潤がん」と呼びます。非浸潤がんは乳がん全体の約10パーセントほどですが 転移もなく手術により100%治りますので、予後(治療により治る可能性や生存率)の良い乳がんです。
これに対して、乳管の中で増えたがん細胞が、周囲の組織との境(基底膜)を破壊して広がって行くものを「浸潤がん」と呼び、乳がんの90%がこれに属します。 下記の通り、このタイプは3種類の通常型浸潤がんと、稀な特殊型浸潤がんに
分けられますが、これらのどの型かで治療後の予後も違ってきます。
非浸潤性乳がん 浸潤性乳がん 乳管内がん 少葉がん 嚢胞内がん ページェット病
通常型浸潤がん乳頭腺管がん充実腺管がん硬がん特殊型浸潤がん
粘液がん 髄様がん 浸潤性少葉がん 再発と遠隔転移
乳がんを放置しておくと、脇の下のリンパ節に転移し「がん細胞」が血液やリンパの流れに乗って、骨?肺?肝臓?脳など遠くの臓器に転移してしまいます。これを遠隔転移といいます。
肺に転移が認められた場合は「乳がんの肺転移」または 「転移性肺がん」と呼び、「肺がん」ではありません。初回の手術で、最も適した手術法が取られても、残念ながら再発する場合があります。これを「再発乳がん」と呼びます。
がん剤治療中に他の薬を使うと、薬によっては抗がん剤の効果や副作用に影響することがあります。以下に当てはまる場合には、医師またはその他の医療スタッフにお伝えください。 現在服用している薬がある。 健康食品や民間療法を行っている。 4)抗がん剤投与中の注意点抗がん剤の点滴は、腕の静脈や中心静脈という大きな血管に、プラスチック製の軟らかい針や、カテーテルと呼ばれる細いチューブを挿入して行います。この軟らかい針やカテーテルに、点滴用の管をつなげて点滴をはじめます。 点滴は、無理のないリラックスした体勢で治療を受けることができます。点滴の間、体や腕をまったく動かさずにいる必要はありませんが、腕の静脈に針を挿入している場合、体や腕の動きで点滴の針が抜けやすくなることがあります。点滴の管が引っ張られたり、体のどこかでふんでしまったりしないように気をつけましょう。 点滴を受けながら体勢を変えたり、歩いたりすることもできますが、不自由な点も多いので、点滴の前にはトイレをすませておいたほうが良いでしょう。腕の静脈から点滴する場合 針は、血管外に漏れにくい静脈留置針を使っておりますので、腕を動かしても簡単に針が抜けてしまったり、点滴が漏れることはほとんどありません。しかし、血管がとても細くて針が入りにくいときや、血管壁がもろくて弱いようなときには漏れることもあります。 抗がん剤の種類によっては、血管の外側に漏れてしまうと皮膚に障害をきたす可能性がありますので、針が入っている部分を安静に保つよう心掛けてください。 以下のような症状があるときには、針が抜けていたり、点滴が漏れていたりする可能性がありますので、すくに看護師を呼んでください。 入っているところに痛みがあるとき皮下組織に漏れてしまった場合、抗がん剤の種類によっては処置を行う必要があります。 点滴の針を抜いた後は決してもまないで、しっかりと押さえてください。押さえ方が不十分なときには、内出血を起こすことがあります。針を抜いた後、5分間を目安に、指で押さえて止血を行うようにしてください。 点滴が終わって針を抜いたときには問題がなくても、2~3日後、針が入っていた部分に赤み、痛みや腫れなどが生じる場合があります。針を抜いた後も、数日間は変化がないか観察するようにしてください。 自宅に帰ってから、針が入っていた部分の痛みや腫れが現れてきた場合には、患部を冷たい水や湿布で冷やし、病院へ連絡してください。 中心静脈に挿入したカテーテルから点滴する場合 患者さんによっては、腕からの乳癌(乳ガン)の原因がんにかかりやすい人をハイリクスファクチャーといいます。
母親や姉妹にがんになった人が居る人はハイリスファクチャーといえます。
また、食生活と栄養においても乳がんの発生?増加の因子があります。
特に近年、日本も食生活の欧米化で、バターやチーズ等の乳製品を多く摂取するようになり、乳脂肪中のコレステロールが卵胞ホルモンの過剰分泌を促し、がんを誘引しているのではないかと考えられています。
さらに、肥満と深く関係があり、特に閉経期以降の肥満は乳がんの促進因子となります。乳がんになりやすい因子(リスクファクター)として以下の様なものがあげられます。
40代以上の未婚者 初潮の時期が早く閉経年齢が55歳以上


肝臓がん余命

初産年齢が30歳以上 標準体重よりプラス20%以上の肥満
乳がんや良性乳腺疾患の既往がある


肝臓がん余命

家族に乳がんになった人がいる 当方の治療法は
乳癌(乳ガン)の症状乳がんは早期の発見につとめ、ダメージの少ない手術を受ける事ができ


肝臓がん余命

れば、 ほとんど障害を残さずに救命可能な、がんです。
乳がんになりやすい因子をたくさん持っている人(ハイリスクファクチャー)は 予防を心が


肝臓がん余命


け、残念な事に「がん」になったとしても、その初期症状を見逃さないようにすることで
す。 以下は主な症状です。


肝臓がん余命

乳房にしこりがある
乳がんに見られる最も重要な症状は乳房のしこりで、90%以上の人に認められます。しこり


肝臓がん余命

が5mm~10mmぐらいの大きさになると、注意深く触るとわかります。 乳房に痛みの無いしこりを認めたら、乳がんを疑って専門医を受診しましょう。ただし、しこりがある


肝臓がん余命

片方の乳頭で1個または2~3個の近い乳管口からだけクリーム状や透きとおった液体が出てくる場合には注意いてください。 特に血の混じったような液体が出てくる場合には、しこりを

肝臓がん余命


作らないタイプの早期乳がん(非浸潤性)の唯一の症状であることもありますから、注意してください。